「若いコ」と慣用はしているものの、「年寄り」と自称はしているものの、新入生を見るにつけ何となく自分に残された時間が少ないことを思ってしまう。焦っても嘆いてもどうにもならない、それは承知。新しいコトが始まる瞬間はいつも、うれしくて、不安で、少しだけ淋しい。自分にできることをできる限りやること。足手まといにはなりたくないし、迷惑だとは思われたくない。かといって犠牲にもなりたくない。どこに立っていられるか、その見極めを。