皇帝の日記
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2009年05月15日(金) サミュエル

たまたまエレベーターに同乗した人とかに、イサムさんの名前を聞かれると、100%聞き返されるので、「彼の名前はサムです」と答えている。

さてイサムさん、左目が先天性鼻涙管閉塞という、漢字にするとえらい大げさな病気(?)にかかっていた。
目頭から鼻に抜ける、涙の通り道が塞がったまま産まれてきてしまったので、左目だけいつも涙が流れずに溜まって、うるうるしていたのだ。
放っておいても、成長すると勝手に貫通したりするので、目頭マッサージなんかしながら様子を見ていたのだが、ちょうど父が来ている時に、指先に「ぶち」という確かな手応えを感じ、それ以後涙目は治った。

別に涙が溜まっても問題は無いのだが、毎朝捨て猫並みに、目の回りに目やにが溜まってしまうので、感染症にならないように母乳で洗ったり、お尻拭きで拭わないといけないので、面倒くさいな〜と思っていた。

新しい小児科医に変わる時に、いつも「この子左目がいつも泣いてるんですけど」と聞いてみて、英語がへっぽこな皇帝にも、わかりやすく説明できる人なのかどうか、指標にしていた。

それにしても、赤ちゃんの病気の本を読んでいると「男児は女児に比べて倍の確率で発症する」とか「80%は男児」とか、しょっちゅう書いてある。
男の子が育てにくいって皆言うのは、ただの伝説なのかと思っていたが、確かに育てにくいようだ。

そういえば、お手伝いさんの妹にも、女の子が生まれたのだが。
陣痛が始まって一時間くらいでぽろりと産まれ。
産まれた時からイサムさんの倍の体重が有り。
産まれてすぐカンガルーケアでお母さんの胸に乗せられたら、目も開いてないのに自力でずりずりとずっていって、おっぱいを見つけて。
お腹いっぱい母乳を飲んだらしい。
信じられない事に、お母さんは初産だとか。

そういう強い子がいるというのに、イサムさんはなんだ。
自然に産まれて来れないし。
唯一の食べ物である筈の母乳は飲めないし。
病気になるし。
19世紀に産まれていたら、生き残れなかったのではないか。
もっとわんぱくでたくましく育って欲しいものだ。

ところでなんでイサム「さん」なのかというと、「蛍の墓」で、回想の中のお母さんが、「せいたさーん」(だったけか?)と、自分の子供を「さん」付けで呼んでいたので。
面白いなーと思って。


皇帝