皇帝の日記
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2007年03月02日(金) 田舎の治安

昔、近所にあった飲み屋か何かの看板に「花くれんぼう」(かくれんぼう)というのがあって、「はなくれんぼう」と読んでいた。
暴れん坊の仲間だと思っていた。
「はなくれん坊将軍〜第14話・杉花粉に御用心」とか考えていた。

と、ポップな小話ではじめてみたが、今回は人が死んだりするので、悲しい思いをしたくない人は、パスしてください。

結婚式のあったオクラホマ。
ジャバさんの故郷だ。
今回結婚した新婦は、皇帝の友達と言うより、ジャバさんの親友なのである。
そんなわけで、空港に到着したら、レンタカーを借りて、ジャバさんの友達を街中からピックアップして、式場に搬送するところから始まった。
車内はプチ同窓会の雰囲気なので、皇帝はその模様を静かに聞いていた。

「Aはどうした?」
「Aは××公園で、強盗に撃たれて亡くなったよ。50ドル盗られたらしい」
「Bはどうした?」
「Bは、弟が近所の子と遊んでいるときに、友達のお母さんの銃が暴発して、亡くなったんだ。そしたら、その日のうちに父親が失踪して。去年母親とBは夜逃げをしたんだ」
「Cはどうした?」
「Cは××レストランにいたとき、ジャンキーが入って来て、ライフルで皆殺しをしたのに、巻き込まれちゃったんだ」

というような話でした。
アメリカ人、何から何を守るために銃を持っているんだ。
悲しかったのは、お金持ちを事故で殺してしまった女の子が、裁判で負けて2億ドル賠償請求されて、それ以来誰も行方を知らないと言う話。

悲しい国だ。
ジャバさんの友達の生存率はどのくらいなんだろう、と思った。

大半の悲しい話に、銃か薬が関係しているのも特徴的。
銃は、たとえ隣の人が持っていても、持ってはいけない。
麻薬も、手を出してはいけない。

ジャンキーの人は、基本的に常に薬の足りない状態に置かれているので(売り手が、そうなるようにコントロールしているので)、薬を買うために、手段を選ばなくなるのだ。
つまりお金を手に入れるために、何でもするようになる。
そうすると、もう別人になってしまう。

麻薬類の蔓延しているところは、犯罪発生率も高くなるわけですね。
それでも、飛び道具がないと、なかなか人一人殺すのも大仕事なのだが、銃があれば、簡単楽々犯罪ができてしまう。

ここ数十年、この国は同じ問題の上を、ぐるぐる回っているように思う。
ぐるぐる。


皇帝