皇帝の日記
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2005年02月13日(日) スペイン1・マドリッド

そんなわけで、皇帝最後の放浪記録。

同行者は、韓国短期留学中に同じクラスで勉強していたハル女史。
ハルちゃんは中高を女子校で過ごし、大学では中国語をはじめとするアジア言語に興味を持ち、留学と言う、皇帝と似たような境遇を持った少女で、二歳年下(まあね)。
大学も同じ。
美術館がすき、ブランド物にはあまり興味がないなど、行動パターンにも一致が見られるため、旅のお供として最適な人材だった。

二人とも、卒業前にヨーロッパを見ておきたいという思いで挑んだわけで、今後とも、あんまり彼の地と関係はなさそうな感じではある。

さて、初日は移動。
成田→ミュンヘン→フランクフルト→マドリッド、という二回乗り継ぎ。
のっけから、結構ハードだ。
乗継が重なったため、目的地に着いた時には40名のツアー客中三名がロスト・バゲッジ。
皇帝一行はセーフ。
ミュンヘン空港ではドイツの精巧なおもちゃなどを仕入れ、早くも荷物が増えている。
到着日は、そのままホテルで寝るだけ。

明くる2月12日。
マドリッド市内観光から軽く始める。
プラド美術館に入る。
美術館の品揃えは、ネットで調べていただけるが、すごい。
量もすごいけど、描いてる人々も、スペインの巨匠を中心にすばらしい顔ぶれ。
さりげないどうでもいい所に、巨匠の作品が並んでいたりするので、細心の注意が必要だ。
だが今回この都市は自由行動ではないので、二時間程度で美術館を後にする。
もうちょっと見たかった。

ベラスケスを見ていると、麗子像を思い出すのは何故だろう。
などと思いながら、スペイン広場、グランビア通りなどを見る。

バスの中で再三、スリに気をつけるように注意される。
ホテルでも、日本人を狙った首絞め強盗に気をつけるように、冊子が配られていた。
そんなに日本人が狙われるとわかっているなら、日本人を使っておとり捜査をしたらどうかと思う。
しかも実際には、韓国人や中国人のお金持ち旅行者などが、東洋系のかなり部分を占めているのだが、彼らは日本人と間違われて狙われないのだろうか。
というか、ぼんやりして良いように標的になっている日本人観光客に間違われて、困っているのかもしれない。

日本人旅行者は貧乏学生が多いが、韓国人中国人でヨーロッパに遊びに来るのは、ほとんど本物の金持ちだろうから、私だったら確実に盗れる方を狙うが。
その辺、スペインの強盗的にはどうなのだろう。
見分けはつくのだろうか。

特に狙われることなく、午後は自由行動。
王立ソフィア現代美術館へ。
地下鉄アトーチャ駅で下車。
地下鉄は危ないから使うな、といわれているが、残念ながらタクシーを拾う金はなく、貧乏な日本人は地下鉄を利用せざるをえないのである。
そんなよれよれの学生を狙う奴は、鬼だね。
狙われなかったけど。
その辺は、漂う貧乏臭さでカバーだ。

王立ソフィア美術館には、ダリとかがあったりする。
あと、有名なのはピカソのゲルニカ。
あれがあるのだ。
あったあった。
でーんと。
その周りにも、小さな額縁のピカソがずらり。
これ一枚でも、きっと日本で数千の客が呼べる、というような、逸品ぞろい。
でも客の視線はゲルニカに集中。
やっぱ、存在感は大きさを刺しぬいても、かなりある。
堪能して、美術館周辺の軽食屋でチュロスを食べる。
チュロスのレシピはこちら→http://www.recipe.nestle.co.jp/recipe/700_799/00738.htm?st=r

スペイン人は、一日に五回食事をする。
朝軽く食べて、その後仕事の合間に軽食。昼を重く、一二時間かけて食べて、シエスタ(昼寝)して、夕方軽食。夜を軽く済ませる。
いつ仕事しているのか、よくわからない。
が、シエスタ中は商店やレストラン、全て休んでしまう。
しかも夕飯屋は八時、九時にならないとオープンしないのだ。
これが日本人にはちょっとつらい。
だがともかく、ぼんやりしていると、レストランが閉まってしまったりして、夜まで食べられなかったりするのだから、スペイン時間に合わせるしかないのである。

この国が何故EUなのか不思議だ。
トルコもEU加盟にアプローチしていたが、もうEUが何なのかよくわからない。

ホテルの近くのスーパーで、2ユーロ(300円くらい)の赤ワインを購入して、フロントで開けてもらい、飲む。
うまかったです。


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