皇帝の日記
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2004年09月21日(火) チェコ、プラハ

プラハの春。

さて、母は結局出発直前にキャンセルで、私一人で出国と相成りました。
母子の親睦を深めようという、当初の目的はこうして早くも挫折したのだった。
皇帝ヨーロッパ初体験。
はやくも波乱の様相。

で、ミュンヘンを経由してプラハにつく。
プラハはEUに加盟したばかりで、ユーロの使用可能率がけっこう低い。
それだけで緊張気味なのに、持ち金はUSドルだったために、成田で外貨(ドル)→外貨(ユーロ)の換金ができずに、ほぼ無一文で到着。
まあ、今回はツアーに入ってるから、万が一でも大丈夫だろう、という根拠のないのんびりさかげん。
この暢気さが、いつか命取りになるんじゃないかと思いますよ。はい。

ミュンヘン→プラハ便機内では、母がいなかったので、単独で着席。
すると、隣の席に赤子が。
本当に赤子。
七ヶ月くらいの。
母はチェコ人、父はトルコ人の、可愛らしい赤子のなのだが、涎のみっちりついた手でアタックしてくるので危険。

攻撃をやり過ごしつつ、むしろ後半は諦め、涎まみれないなりながらプラハの夜に到着なので、そのままホテルへ。
時差があるので、皆様不眠に苦しんだようですが、皇帝は普段から一人時差の生活をしているので、なんら普段の睡眠スケジュールと変わることなく、日本時間の朝四時ごろに寝て、昼間に起きてきたといったかんじでしょうか。

で、二日目はプラハ観光。
ボヘミアの古城観光と称し、現在80何歳のおじいさんが住んでいるというお城を見てきた。
外観は普通の四角い建物と変わらない、シュテンベルクのお城(だったかな)。
中身はいろんな、歴代城主のプライベートなコレクションなんかで埋まっている。
全体的に小ぶりな感じの、可愛らしいお城。
ツアーだから、交通ルートを自分で考えなくてすみ、その意味でとっても楽。

それからバスでプラハ城へ。
これはでかい城。
かわいげとかない。
プラハ城というのは、規模は違うけれどベルサイユと同じで、ちょっとした町のようなもので、城壁の中には教会もあるし、貴族の家なんかもある。
城内のでっかい教会が、聖ビート教会。
カトリック系で、何世代にも渡って改築増築修復が繰り返された結果、建物の中にゴシックもルネッサンスもと、いろんな様式が混在している。
見所はやはり、アールヌーボーの巨匠、ミューシャ作のステンドグラス。
これがでかい。
何が何でも全部でかい。
かわいくない。
人を圧倒する建物でした。
宗教と言うのは、人を威圧して信者を獲得するものです。はい。

プラハのシンボルのような、カレル橋を渡る。
この時点で、旧市街広場にあるからくり時計が、四時に動くのを見たいので、皆早足で橋を通り過ぎる。
ツアーでなかったら、適当に五時とかにずらせるのに。
ツアーは一長一短。

カレル橋には、日本でも有名な人の像がある。
ザビエルさんの像。
やっぱり禿げてる。

さて、からくり時計にようやく間に合ったが、時計自体はなんともいえない。
かわいげがあるというか、お粗末と言うか・・・(ぼそ)

これから夕食まで、自由行動。
買い物をしたり、カフェでコーヒーをいただいたり。
一人なので、スリに気をつけなきゃな、と思う半面、盗ろうと思って盗る奴からは逃げられないよな、という逆説的な意見にまとまり(皇帝脳内会議)、結局リラックスしながらブラブラ買い物。
それを遠くから見ていたツアーの他の客曰く、長期滞在の留学生のように見えた(つまり、観光客には見えなかった)とのこと。
留学生活が長かったせいか。
これでスリの心配はあまり要らないと言う事がわかった(貧乏くさく見えていたと言う事でしょうか)。
ボヘミアグラスと、名産のガーネットのアクセサリを買う。
職人の技はさすがの一言。
細かい。

夕飯はビアレストラン。
ビールをもりもり飲んで、その日もプラハに宿泊。
今回のツアーは、疲れないように各国連泊のものを選んだのだ。

翌朝はバスに乗って、ウイーンへ向かう。
向かう途中で、チェスキー・クルムロフという、舌を噛みそうな名前の旧城下町と城を見学。
この町は人口2000人程度だとか。
観光客が多い。
英語を話せる学生アルバイターみたいなのが案内してくれた。
まあ大体観光地しか回ってないので、ここまで大体英語が話せる。
プラハのミニ版というのが、この町の売りなのだが、残念ながらたった今オリジナルを見てきたばかりなのだ。
そうしてみると、ちいさな町の城と言うのは、庶民が近くにある分えげつないというかなんというか。
黄金の馬車とかですねー。
ソリとかですねー。
贅を凝らした作りに、眩暈がいたしました。
イタリアからわざわざ建築家を連れてきて作った、ルネッサンス風のお城からして、もう。

さて、こっからはオーストリア、ウイーン入り。
明日ウイーン編を思い出して書くことにする。

ここまではチェコ。
人種は美しいスラブ系。
オリンピックの女子新体操では、スラブ人ばっかり残っていたのが記憶に新しい。
言語はチェコ語。
ちょっと前まで共産主義で、今は資本主義。
観光事業が盛ん。
古い町並みをかなりの割合で残している。
道路は石畳なので、歩くと疲れる。
ビールがうまい。
中年になると太る。


皇帝