皇帝の日記
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2004年06月26日(土) やんごとない

「クレーヴの奥方」というフランス映画を見た。
17世紀の恋愛小説を元に、現代風に作り直したものだ。
最近そういうの多い。
古典を現代風に直すの。

もう新しく物語を考えるのが面倒くさいのだろうか。
それともやることはやり尽くしたのだろうか。

さて、別に面白いことは何一つないこの映画。
やんごとないご家庭で執り行われる、静かな恋愛物語だ。

マニアックに見所があるとすれば、まず主演女優が、こないだ「ロバの皮」でロバの皮を被っていた、カトリーヌ・ドヌーヴの娘だ。
「気品に溢れる美しさ」とパッケージの解説には書いてあるが、終始エラとギョロ眼に心奪われて、美しいかどうか見極め損ねました。

あと、フランソワの死に様があまりにも見事。
唐突過ぎて、死んだことに気がついてあげられなかった。
え?死んだの?という空気。

悲劇の中心はクレーヴの奥方かもしれないが、個人的にはフランソワの死だけが悲劇だった。
フォーエヴァー、フランソワ。


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