皇帝の日記
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こないだ、子供用教材の会社に行った。 面接の待合室に、積み木とかおもちゃが沢山展示してあった。 そんな魅惑の部屋にいながら、学生たちはみな緊張の面持ちで気をつけして待っている。 皇帝は年寄りなので、立っているのが辛くなり、その辺に座り込んでディスプレイ用の積み木で遊び始めた。
僕はもう大人だから、積み木でも相当上手に遊べます。 巨大なお城を作ったり、恐竜や宇宙船を作って、童心に帰って遊んだ。 いや、童心というより、本気で熱中してた。 遊びなんかじゃない。 真剣だ。 スーツも邪魔だと言わんばかりに。
そのうちに受付のお姉さんがやってきて、「今度は何作るんですかー?」とか聞きに来たり。 散々色んなものを床一杯作り倒した挙句、名前を呼ばれたので、片付けずに面接に直行。 帰りに片付けようと思っていたのに、出口は違うところから出されて、結局まんま帰った。 ・・・完成させたかった・・・月のお城・・・。
それにしても、山ほど人がいたのに、遊んでるのは皇帝だけ。 なんで皆遊ばなかったんだろう。 あのおもちゃたちは、暇つぶしに置かれていたんじゃなかったんだろうか。 まあ、他の子が積み木に手を出したら、僕は本気で怒って追い返しただろうけど。
受かりましたが。 何か。
皇帝

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