皇帝の日記
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電話番号。 なんか、民家に大量にFAXを勝手に送りつけている業者とうちの電話番号が似ているらしく、抗議の電話がかかってくる。 二件ほどかかってきたが、両名とも相当怒りまくっていて、何を言っているのか良く分からなかった。 話を繋ぎ合わせると、そういう理由が浮かび上がってくるのです。 ってか、関西弁を使って講義してきた方、明らかに自分ちじゃなくて、友達にすごんでくれと頼まれて代わりにかけてるっぽいんですが。 そして、自分が迷惑電話している方だと気付くと、なんだか謝ってんだかないんだか、曖昧な返事をして電話を切る。 ちと、礼儀をわきまえんかい。
さて、ナスカ。 ナスカへ行くにはまずリマからバスで3、4時間のところに有る小さなオアシス都市を経由して、そこからミニバンみたいのに乗り継いで山を越え谷を越え。 リマからズーッと砂漠で、オアシスを過ぎたらこれまた不毛の大地が続く。
ここらの人々は、元々地面に何か書くのが好きなようで、行く途中の道路わきにも、大きな字や絵が一杯書かれていた。 DNAがそうさせるのだろうか。
インカ帝国がかなり有力な一派だったと聞いて、何がこんな山奥の住みにくいところに拠点構えてて有力よ〜、と思っていたが、よくよくペルーの地図を見てみれば、海沿いはほとんど砂漠。 斜面とはいえ、木も有れば作物も取れるアンデスに土地を確保していたというのは、やはり相当な武力があったのでしょう。
さて、今回のガイドはかなり英語が達者で、知識も有る。 色々質問をして、突っ込んだことを尋ねてもちゃんと返してくれる。
このナスカ・ツアーで同席になった日本人学生軍団四名は英語が苦手なようで、ガイドを無視して会話に打ち興じているのだが、女の子の一人は「マジ?」と「うんうん」しか口にしていなかった。 この人と話しているくらいなら、話のすれ違う中国人の元クラスメートの方が百倍くらいましだと思った。 あと、ずっと口が半開きだと思った。 思っただけ。
地上絵は、地面の砂をチョチョッと掻き分けただけの、簡単な線で構成されている。 よくもまあ砂漠の砂にかき消されないもんだな、と思うが、強風がいつも溝を綺麗にしてくれるので、今まで埋もれなかったんだということ。 でも、ちょっと足でゴシゴシやれば消えちゃいます。 文化遺産の保存という点で、大きな問題を抱えているのは確か。 絵の上にジープの跡がガンガンついていて、痛ましい。
さて、ナスカに着いたら飛ぶ。 上空からしか見えないんだから、飛ぶしかない。 ちっこい四人乗りセスナに乗って飛ぶことに。 高所恐怖症の母に、これはまた大きな難題。 本人は「怖くないもん。高いところに行くと体が震えるだけだもん」と、その恐怖を説明しております。 はいはい、怖くないんですね。 上空に上がると、窓から絵が見れるように、飛行機は大きく旋回して、しかも上下に揺れる。 右の席からも左の席からも見えるように、一度右に傾いて通過した後、今度は左に傾いてお披露目。 母うつろな眼差しで、天井から垂れている紐を握り締めている。 絵よりも母が気になります。
絵に関しては、皆様もご存知の通り。
シンメトリーの鳥の羽が不思議といえば不思議ですが、宇宙人が書かなきゃならない規模ではないです。やはり。 測量技術があれば、ヒモ一本で正確に大きな絵を描くことが出来ますし。 根気の問題ですね。 ただ、何を考えて描いてたのかなーと考えると、楽しいです。 あと、ちょっとヘタクソな人が描いた絵と、上手な人が描いた絵に差があって面白い。 これ、書いた後確認できないもんね。 下手な人も上手い人も、同じ給料(扱い)かしら、とか。
その日は遅いのでリマに帰ることは出来ない。 パルカスという新興リゾートに泊まる。 では明日はパルカスに。
皇帝

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