皇帝の日記
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車の電球を取り替えに行ったのだが、生憎修理屋が白電球の替えを切らしていた。 修理のおっさん、黄色と青の電球を持ってきて、何やら考え込んでいる。 と、黄色の電球を付けはじめる。 「元々黄色く点灯するところだから黄色くていいだろう」 ぶつぶつと呟くおっさん。 え? 黄色いのはガラスの部分で、電球は白でしょうが。 案の定、黄色い電球を黄色いガラスごしにみると、なんとも目に鮮やかな真黄色。 車からやや離れて吟味するおっさん。 一目で異様な状態だとわかると思うのだが。 ちらりとこちらを伺うおっさん。 同意を示せと言うのか? 眉間に皺を寄せて否定を表すと、おっさんは残念そうに黄色い電球を取り外した。 「駄目か・・・」 駄目ですよ。
皇帝

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