天上天下唯我独尊

2020年05月01日(金) アガサ・クリスティ著「鏡は横にひび割れて」

推薦図書のご紹介。
自粛要請中にも拘らずパチンコに行っちゃう人は勿論、帰省して友達とBBQやっちゃう人や、「まさか自分が罹るとは思わなかった」と言っている有名人の皆さん、政府や自治体の要請に従って辛抱してお家に閉じ籠もっている善良な人々にも是非読んで頂きたい。
アガサ・クリスティと言えばミステリーの女王、これも殺人事件の真相にミス・マープルが迫る推理小説だが、実は公衆衛生に関する名著である。
殺された被害者は、熱があるのにバスツアーに出かけちゃうアクティブババアや、スポーツジムに通っちゃうアクティブジジイに通ずるものがある。
アクティブな馬鹿が他人にとってどれだけ迷惑な存在か、この小説は教えてくれる。
読書が好きでない人にはBBCドラマ版がある。
字幕だけれど、名シリーズと名高いヒクソン版が、今ならアマゾンプライム会員は無料で観られるので是非!

クリスティの何がいいって、愚鈍な人間に容赦ない所。ほんと好き。
教育現場では差別を避けるべく「人を見かけで判断してはいけません」という方針で、私も学校ではそう言われて育ったけれど、結構人って見かけ通りだなと、この年になってつくづく思う。
ミス・マープルも結構他人をそれでカテゴライズしていて、それが功を奏している。
という訳で若い人達には言いたい。
見かけが全てではないが、判断材料としては有効だよと。



2020年04月23日(木) 首相のマスク

仕事柄というか役割柄、配布するマスクの宣伝をしなきゃならないから仕方ないのだろうが、給食マスクの安倍首相をテレビで見るたび、気の毒に思ってしまう。
朝日の記者に対して、高級マスク通販の件で切り返していたのは実に素晴らしかったけれど。(想定問答集が用意されていたのなら、スタッフが物凄く優秀なのだと思う)
旅行とか行ってる暇があるんなら、昭恵夫人はご主人にマスク作ってあげて!

我が家の使い捨てマスクの残りが20枚を切った辺りから、私も布マスクを作るようになった。
使用済みマスクから鼻ワイヤーと耳ゴムを取って、使い捨てマスクと同じサイズに作った本体に付けるのだが、我ながら素晴らしい出来である。
この手順で縫えば手間が省けるとか、ここにミシンかけとけばアイロンかけるのが楽になるとか、色々と考えながら作るのほんと楽しい!
主人の評判も上々で、市販のマスクより付け心地がいいって言われた!やったー!
でも柄が可愛過ぎるって……仕方無いのよ、ネット通販で探してみたけどガーゼは軒並み売り切れ(本当)、無地のポプリンも入手困難で(嘘)リラックマ柄の布しか買えなかったんだもの(大嘘)。

という訳でマスクは足りているので、給付金より布マスクを希望配布制にして欲しいと切に願うのである。
受け取り拒否とか、送り返すとか出来ないのかなー。
送り返すと言えば首相夫人、あの人、ご主人の足を引っ張っているように見えるのだけれど、大丈夫なのかな。
普通あそこまで亭主に迷惑かけたら、実家が出荷責任取って引き取るべきだと思うのだけれど。特にちゃんとした家柄なら尚更。
製造者責任を取って親が頭を下げて回収すべきだし、親が死んで代替わりしているなら、兄弟がやるべきだと思う。
それにしても、女性が輝く社会に!とか言ってた首相が、一番身近な女性である妻に背後から撃たれっ放しなのは如何なものか。
彼女を見ていると、よっぽど優秀な女性なら兎も角、やはり女は社会なんかに出て来ないで家庭で大人しくしているのが一番なのでは……と思わざるを得ない。


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