白馬鹿日記

2019年12月19日(木) Sutliff・Balkan Sobranie 759 Match

というワケで開封。
相も変わらず貧乏暇無し金も無し。という日々でありますが飛び込み的にいただいたお仕事も何とか先が見えてまいりました。見えてしまえば要はただのファイル編集&結合なのでありますが何しろ仕様書が分かりにくいのであります。Excelファイルなのはまだ我慢出来ますが全容を見るのに30回も横スクロールせにゃならんという、なるべく理解出来ない様に作ってみましたと言わんばかりのシロモノ。ちゃんと書いてあったらペラ1枚で工数5日という作業に2週間掛かって漸く先が見えはじめた程度と言う実にストレスフルなお仕事なのであります。

というワケで頻繁に気分転換が必要になったりいたします。拡張されたStardew Valleyを起動。むう。石切り場の脇に洞窟が。入って見たれ。わあ強い何じゃこいつら。瀕死の状態で逃げ出せましたが気を抜いたら瞬殺ですよワシみたいな鈍いジジイでは。ほのぼの牧場経営ゲームにぬるめの戦闘という事でワシでも楽しめているワケでありますればここには当分立ち入らない方が良さそうであります。やれやれ。

更に溜まったストレスを軽減すべく一服いたします。モノは759 Matchでありまして当然ながらこちらもホンモノの味は知りません。薄茶と黒が半々くらいのリボン・カットはOriginal Matchよりはラタキアが効いていそうな香りがいたします。それでも強くはありません。やや乾燥気味かなと思いつつもそのままボウルに。点火一発。うん。割とフツー。

ねっとり感の少ないややドライなラタキア系であります。甘味もあり中々のお味。ワシ的に懸案だったケンタッキーは知らなかったら気付かなかったかもという程度であります。Original同様の独特な香りもありますが控え目と言って良いかと。ラタキアも決して強いワケではありませんし重い夕食の後にはちと物足りないかも知れません。吸い口は程好いミディアム・ライト。美味しいですがフツーに美味しいとしか言えませんですねワシの貧相なボキャブラリでは。早春か晩秋の薄暮時の飲み物のお共に、とでも申しましょうか。ンな優雅な時間がいつ取れるんだか分かりませんけどねワシみたいな貧乏人が。と言うワケですっきりした上品なラタキア系をお探しの方にはオススメであります。



2019年12月07日(土) Sutliff・Balkan Sobranie Original Match

というワケで開封。
年の瀬も近い今頃になって新しいお仕事がはじまりました。仕様がやや曖昧な上にけっこう複雑そうなのでもうひとつ気が乗らない部分もあったりはいたしますが食う為には仕方がありません。貧乏人に選択権はあまり無いのであります。まあ生活の場を路上に移すという道は選択可能でありますけどね。寒いですからね今は。ワシは寒いの嫌いだし。

冷たい雨が降っているので土曜日も働く事にいたします。やっとかないと年末年始というモノが無くなってしまいますからね。複雑な割に内容の無い仕様書を読み解きつつ一服いたします。モノはBS Matchでありましてオリジナルのブレンドを目指したモノの様であります。ニワカのワシは当然ながらオリジナルなんぞ吸うどころかパッケージを実際に見た事すら無いワケでありますがレビュー・サイトに拠ると中々良く再現されている様でありますので楽しみであります。

ジップロック・バッグを開けて出て来たのはリボン・カットかねぇこれ。ワシ的には粗めのコース・カットと呼びたいところでありますがリボンとされておりますれば意地を張っても仕方がありません。やや乾燥気味かなとも思える葉っぱからはターキッシュらしい香りが。もっとラタキアまみれかと妄想しておりましたが考えてみると名前からしてバルカンですからね。かなり控え目のラタキアの薫香と僅かに甘さを感じさせる香りも混ざったりしております。着香はしていないでしょうからね。もしかしたらオリエントにこういう香りの品種があるのかも知れません。

カットが大きめなのでやや大きめのパイプを選んでボウルに詰めます。乾燥気味なのもあってけっこう強気で詰め込んでみたり。点火一発。ふむ。中々に甘みがありますな。ターキッシュというのかオリエントと呼ぶべきかは分かりませんがそちら方面の味と香りもいたしますが特有の舌当たりはありません。ラタキアは常時存在しつつも控え目と言って良いかと。フローラルと言われたら成程と答えたくなる独特の香りと甘みが良い意味で気になる味わいであります。これが再現性を高めているのでありましょうか。ホンモノ未経験のワシには憶測するしかありません。吸い口はやや軽め〜程好い辺りのミディアム・ライト−。オリエント好きの方なら気に入る方も多いのではないでしょうか。ワシは気に入りましたです。リピート銘柄になりそうでありますよ。

中曽根元総理が亡くなられたそうであります。賛否のある方ではありましたがワシは優れた政治家でいらしたと思っております。防衛費1%枠を破った時にはナチ曽根だの軍靴の音が聞こえるだのと叩かれておりましたが30年以上経った今でも軍の隊列は現れておりませんしどこにも攻め込んだりしてはいないワケであります。尤も今でも聞こえている方もいらっしゃる様でありますけどね。30年も同じ音が聞こえ続けているというのは大変な事でありましてワシだったら耳鼻科か心療内科にでも相談いたしますが付ける薬がありませんと言われてしまうかも知れませんですな。大切なのはむしろこっちがどこからも攻め込まれていないという事でありますよ。先の見える方が冷戦時代にいらした事は日本にとって幸運だったと思う次第であります。享年101歳。お疲れ様でした。1分間黙祷。



2019年11月21日(木) 中華イヤホン2号

というワケで1111セールの罠。
テストが迫る中、突然の仕様追加に追われる今日この頃であります。てか今頃言うなよ。もう1週間もねえんだぞ。まあテストと言っても内輪のテストでありますれば出来ない理由をいくつか並べて逃げる事も可能なのではありますが見栄っ張りのワシといたしましては中々そうも行かなかったりいたします。でもねえ、せめて仕様をちゃんと固めてから追加して欲しいですよねえ。流動的過ぎて対応しきれませんですよワシなんか元々馬鹿なんだから。やれやれ。困ったモンだ。

などと困りつつもアリババのセールにはしっかり参戦。何でも今年は開始から1時間で1兆円を超えたそうでありますればお調子者はワシだけでも無い様であります。実を言うとバイク方面で色々とトラブっておりましてエンジン開けて下さいと言ってしまったという事情もあり本来なら節約モード全開でないとイカンのであります。困ったりイカンかったりしつつも色々と買ってしまいましたがまあどれも必要なモノばかりでありますれば安く買うのが節約、という事になるワケであります。多分。

で、本日その中のイヤホンが到着。セールの時期は毎年配送が遅いのでありますが今年は大丈夫な模様。中国のロジスティックもそれなりの準備をしたのかも知れません。モノはKZのZS5でありまして詳しい人が聞いたら何で今頃と言われてしまいそうな古いモデルなのでありますが評判は良いですしお値段もこなれてますからね。それがセールの御利益で替ケーブル付きで$18台でありました。早速、開封。むう。ワシ的には中々にゴツいです。ンなでっかいモノを耳の穴で支えられるのかしらん。などと思いましたがこれがけっこう大丈夫な事が数時間後に判明いたしました。

外出用に使っているEDR1を含めて聴き比べをいたします。EDR1は$2台でありましたが国産の2000円以下のモノとなら充分比較できる音では無いかとオーテクの安いのを使って来たワシ的には思えます。ふむふむ。まあフツーだよね。次はZS5+付属のケーブル。をを。確かに分離が全然ちゃうわ。低音もしっかりしてるし高音もキンキンしてないし。更にアップグレードと呼ばれるらしい替ケーブルで。ううむ。更にクリアな気はしますな。但しクリア過ぎて音源を選びそうな。ちょろいプレーヤーとかビットレートの低いMP3とかだとスカスカで聴き苦しいかも知れません。ワシ的には付属ケーブルの音の方が好みかも知れませんが質感的には替ケーブルの方がしなやかで使い易そうであります。尤もワシくらいでは聴き比べないと差が分からないでしょうからね。どっちでもええですわ。でもこれで$18台なら文句無しでありますよ。

気分良くMollyちゃんなどを聴きつつ一服いたします。モノはSutliffのLord Nelsonであります。ややゴワついた感じのリボンカットをしっかり解してからボウルへ。実はもう何度か吸ってみたのでありますがバーレイが少々口内に当たるモンで。この辺は好みの問題でありますれば仕方がありません。点火一発。ラタキア系でありますがラタキアは控え目であります。解して丸められたバーレイにバージニアと思われる自然な甘みが仄かに絡みます。解さないとワシにはこの甘みがあんまり感じられないのでありますが感じられると悪く無いなと思えたり。解し具合で味を調整するのも面白いかも知れません。吸い口は程好いミディアム・ライト−。アメリカン・イングリッシュ(この言葉、嫌いじゃ)のお好きな方にはお試しいただいても良いかと思います。



2019年11月13日(水) Newminster・English Luxus

というワケで開封。
部屋着がフリースばかりになり家がホコリっぽい今日この頃であります。今月の仕事はぼちぼちくらい。丁度良いですよこのくらいが。最近は確実にケアレス・ミスが増えておりますれば年寄りに急いで作業させても全然捗らないのであります。まあその分収入もぼちぼちになってしまうワケではありますがその辺は節約すれば何とでも。なるのかなホントに。先日もアリババのセールでパンツをまとめ買いしたりしたワケでありますが中国直輸入も徐々にお値段が上がっている気がいたします。前は12枚で$10少々で買えたのに今は4枚で$9くらいしていたり。しかも「これ誰が履くのよ」という強烈なデザインのモノが多数を占めていて探すのに苦労いたしましたです。これも世の流れなのでありましょうか。だとすると仮にワシが今ハタチだったりするとをを真っ赤なスケスケTバックええじゃんポチッなどとしてしまったりするのでありますかね。あ〜恐いを〜怖い。

不気味な妄想を頭から追い払うべく一服いたします。モノはEnglish Luxusでありまして久しぶりの未経験ブレンドであります。最近はどうも安定志向というか冒険しなくなったというかハズレが嫌というかそういった理由でいくつかのブレンドをローテーションするばかりでありました。前に某野毛のタバコ屋にお邪魔した時にオバいや経験豊富な女性店長さんから私にゃもうマズい葉巻を吸ってる時間は無いのよと言われた事がありましたがその心境が少しばかり実感できるお年頃になってきたという事でありましょう。とは言え好奇心はまだまだありますからね。興味が湧いたら試してみませんと。

ジップロック・バッグを開いて出て来たのは黒6茶4くらいのリボン・カットであります。と思ったらレビューサイトではコース・カットとなっておりました。申し訳ありません。何が違うんじゃッ!ラタキアの薫香は仄かと言って良いくらいで甘みを感じさせる香りも同じくらいいたします。黒い葉っぱはブラキャベの比率が高いのかも知れません。べたつきこそありませんが着香特有の手触りが。Non−aromaticとなっておりますがワシは信用せんぞ。と言うワケでラタキア用としてはやや大きめのパイプを選びボウルに詰めます。点火一発。うん。甘いよ。

真っ先に思い浮かんだのはBlack Seaでありましたがラタキア風味はこちらの方が弱い気がいたします。ラタキアと着香の所謂クロスオーバーでは無いかと。とは言えしっかりバージニアらしいタバコ感もありますし甘さも控えめでありますればクロスオーバーとしていただくなら美味しいブレンドと言えそうであります。イングリッシュと思うのはワシ的には少々無理があるかもです。吸い口は軽めのライト+。最近はすっかり着香モノからご無沙汰しているのでありますが甘さが欲しい時にこれをいただくというのはアリかなと思ったりもいたします。味の変化はあまりありませんが飽きずに吸える美味しさであります。中々イケますよ。やはり興味が湧いたら試してみないとイケマセンですね。これがオネーチャン方面だと興味が湧いても身体がついて行かなかったりいたしますがタバコなら。ばばばばば馬鹿を言うでないワシはまだ若。スケスケTバック買っちゃうぞこら。真っ赤なパンツで還暦祝いってまだまだ先じゃ馬鹿たれッ!



2019年11月02日(土) エンコの巻

というワケで「自動車等が故障して動かなくなること。座ることからの比喩(『広辞苑』より)、あるいは俗に「エンジン故障」の略とも」。
寒くなってまいりましたがまだバイクが快適なレベルであります。尤も苦行でも乗らないと買い出しに行けませんけどねワシの場合。自転車では積載量的にキビシい場面があったりするのであります。
まずは横浜のラフロへ。ヘルメットの内装がどうやっても入手不可と判断したのと実は買い替え時期がとうに過ぎていたりする都合もあったりいたしますので最近のラインナップを拝見させていただこうかな、と。R16〜環2を通って無事到着。ううむ。お客さんが少ない。なんか寂しいですな。それでも品揃えは流石でありましてシステムタイプをいくつか試着させていただけました。ずっとSHOEIだったから今回もと思いつつも5万超は貧乏人には縁を感じさせてくれない数字でありますので高嶺の花を眺めるだけにいたします。ZENITHですかね。YJ19。中身は無いけどガワだけ膨れているワシの風船頭にはXLで丁度でありました。Lだとアッチョンブリケで口を閉じられません。ほっぺの内側を噛みますね段差とかで。実はXLでもチークがパツパツなのでありますがこれはまあ使っているうちにフィットして来る事でありましょう。次期装備品はこれに決定しそうであります。

ついでに上大岡の業務スーパーで買い物。ナップザックに詰め込めるだけ買いR16をサクサクと自宅に向かいます。1時間程で無事到着。しねぇんだよこれがよぉ。追浜の手前で急な車線変更をして来た馬鹿車を避けるべくフルブレーキを掛けつつギアを一気にローまで落としてアクセルをひと捻りしてからクラッチをポン。アクセルは決して威嚇の意味では無く回転を合わせるためであります。多分。追突15cm前くらいでどうにか充分に減速してくれましたがその瞬間に何故かエンスト。ここは慌てずクラッチを切ってセルを回すと実に嫌な音がするばかりで息を吹き返す気配がありません。何じゃこりゃ。

走り去る馬鹿車に飛び石で傷がつきます様にと祈りつつ手近な脇道にバイクを押し込みます。軽い下りになっていたので押し掛けも試してみましたが反応無し。ううむ。まずい。なるべく邪魔にならなそうな場所に止め、とりあえず油温が下がるのを待つ事にいたします。あんまり熱いとセルが回り難いのでありますよ。じっとしてると寒いですなあやっぱり。お腹も空いて来たのでオヤツに買った菓子パンとジュースを道端で貪ります。実に情けなくも見苦しい姿でありますが他にできる事もありません。50℃まで落ちたのを確認し、通行人の好奇の視線に耐えつつセルを回すも掛かる気配は全く無し。とてもまずい。仕方が無いので馴染のメカさんを煩わすべく電話をいたします。考えてみると携帯買ってから3年目にして初めて電話器として使うワケでありましてやはり初めての相手は可愛いオネーチャンが良かったなあなどという感慨も無くも無かったりはいたしますがンな事を言っていると追浜の名も無い小道の脇に骨を埋める事にもなりかねません。HPで番号を調べてさっさと電話をいたします。

「お店を片付けたら行きます」という頼もしくも有り難いお返事をいただきましたが考えてみるとお店を閉めるワケで迷惑千万な事であります。済みませんすみません馬鹿なのでお許しください。アドバイスをいただいたので待っている間にプラグを外してチェック。予想外に綺麗。キャップを嵌めてエンジンに押し付けてセルを回すと火花が。えっ。何で出ないのよ。1番4番共沈黙であります。2番3番は面倒臭いので止めておく事にいたしましたがまあ同じでありましょう。そうですかそうですか点火系に来ましたか。もうそういうお年頃ですもんね君も。車検も近いしキッチリ整備していただきましょうね。

お迎えは1時間程で到着。地獄に仏の気分であります。亡者と化して症状と泣き言を仏様に訴えつつバイクの積み込みの邪魔をいたします。いやちゃんと押しましたけどね。ハァ、助かった。ホっとして泣きそうになっているところに更に「家まで送りますよ」というお言葉をいただき危うくパンツを脱いでしまうところでありました。まあ脱いだら電車で帰る事になったのでありましょうが。道中、お店を閉めさせた罪悪感から前にいた若い人の消息などを聞くと「もういないです」「やっぱ、旧車の整備はできる人とできない人がいますね」との事。今や業界でも貴重な人の仕事の手を止めてしまったワケでありまして罪悪感さらに倍。であります。あああああ辛いッ!などと思いつつもしっかり家まで送っていただいてしまいました。いやもう、有り難いとしか言葉がありませんです。良きメカさんにお付き合いいただける幸運にあらためて感謝であります。


 < 過去  もくじ  未来 >


うるま [MAIL]

My追加