だだ争論

だだの日記

2008年01月26日(土) 憂鬱な出来事

強盗で乳児が殺された母親が自殺した。

数日前、強盗犯に生後数日の赤ちゃんが殺されるニュースを聞いた時、
赤ちゃんが生まれた幸せから
一気に絶望の底に突き落とされたご両親の気持ちを想像し、
もしかしたら、という危惧を感じていたが、
まさかその通りになるとは。。。

やるせない気持ちというか、なにもできない自分の無力感を感じた。
普段、あまり人に対して感情移入をしないのだが、
この時ばかりは、ひどくふさぎ込んだ気持ちになってしまった。

もしかしたら、池澤さんの「静かな大地」とダブらせていたのかもしれない。


僕自身、最近、死についてよく考える。
年をとったのかな。
著名人の方でも僕ぐらいの年で死ぬ人は少なくないし、
死が身近なことのように思われる。

そこで、同じく池澤さんの「真昼のプリニウス」の一節が思い起こされる。

「キツネに追われて、その牙に捕まった瞬間にも、
 ウサギはしまったとか、やれやれこれで終わりかとかは思っても
 その運命を不当だとは思わないのではないのではないか。
 それを自分の生の中断ではなく突然の完成として受けとめ、 
 満足感を感じるのではないか」


自分自身、あまり「生」には固執していない。
こんな性格だから、なかなか社会とはなじめないし。
どうせ死ぬのなら、いつ死んだって構わないと思っている。
この小説に出てくるウサギのように、
志半ばというより突然の生の完成と思うことだろう。
ただ、生きている限りは、よりよく生きたいと強く願う。


司馬遼太郎の「竜馬がゆく」に出てたエピソードだったと思うが、
外国人から見れば、”切腹”とはおよそ信じられない野蛮な行為。
しかし、”切腹”という行為や概念、思想によって、
サムライは”死”を恐れるものではなくコントロールできるものだと捉えられていたらしい。
それを読んだ時(知った時)は新鮮な驚きを感じたが、
結局、自分自身もそんな心境、心構えなのかもしれない。



2008年01月14日(月) リベンジ武奈ヶ岳

昨年と同様、成人式の日に武奈ヶ岳に登ってきた。
前回はふもとで雪上キャンプをしてキムチ鍋をしたが、
天候の関係で翌朝そのまま帰っただけに、リベンジ登山。
なので、今回にかける気合いは充分!


でも、予定日の数日前より天候がよくなく不安材料多数。
スノーシューじゃなくて大丈夫かなとか思ってたけど、杞憂に終わった。

けっこう雪が踏み固められていて、普通にアイゼン(10爪)だけでいけた。
むしろアイゼン!
スノーシューやワカンを持ってる人もいたけど、使う場所がなかったようだ。


天気自体はそんなによくなくて、曇り空(時々、粉雪)に雪の道に樹氷と、
見渡す限り白ないしグレーという、モノクロームの世界。
ところが、琵琶湖上空は晴れてたようで、
山頂に近付いて視界が開けた時、
琵琶湖の青色など色のついた世界が広がっていた。

モノクロと彩りの両極端の世界が尾根を境にしていて、印象的な光景だった。


京都側だとバスの時間が限られているので
予定を変更して滋賀側へ降り、温泉に浸かって帰った。

今後も少しずつ雪山・冬山への経験値を増やしていきたい。


(上)
ウィックロンのロンT
インナーフリース    (以上、登り前半)
白いシャツ       (以上、登り後半)
フリース        (以上、下りの一部)

ダウンジャケットやトレーナーも持ってたけど、不要

(下)
ズボン
ブレスサーモ
カッパ

京都市内   舞鶴市内   敦賀市内
最高 5    最高5      最高 6
最低 1    最低 1     最低 2



2008年01月11日(金) 気付いてしまった!

今年のカレンダーを見ていたのだが、
実は2008年の年末年始も9連休なんちゃうん!?
もしそうなったら…と、今からいろいろ考えてしまう。


【本命】小笠原諸島
今年行かなかったこと、実はちょっと気にしてました。
ここは何度でも行きたい!


【対抗】沖縄離島
やっぱりこの時期に旅するなら亜熱帯がいい。
今年の「沖縄本島」はとても勉強になったので、
次に行くなら離島がいいな。
好きな作家である池上さんの作品舞台にもなってるし。
気になるところがいろいろある。


【大穴】台湾ツーリング
内地では冬にキャンプするのはちとつらいので、
この時期行くとしたらもうこういったところしか選択肢が…。
久しぶりの海外ツーリング。肩ならしは近場から。


北海道も沖縄と並んで自分としては取り組みたいテーマなのだが、
行ってみたい資料館などが年末年始に休みなのではと心配。


一方で、GWは最悪の場合、3日しかなさそう。
密かに屋久島行きたいんだよなー。宮之浦岳に。

お盆は多分、北アルプス。
第一希望は、今さらと言われようが槍・穂高。
でも山頂すごい混んでそう。
雲ノ平、立山・剱も候補です。


今から楽しみなことがいっぱい。
みなさんの予定はもうお決まりですか??



2008年01月02日(水) 沖縄の花となれ、風となれ

年末年始の休みを利用して、
沖縄キャンプツーリング。

今回は社会人になってから最長の9日間ということで、
フライパンや調味料を持ってきて
地元食材を使っての自炊を満喫しております。
やっぱ、旅先のスーパーって楽しい!

しかし、昨日までの4日間は曇り時々小雨。
かつ強風のため、自転車を前に進ませるのがやっとな状態。
今日になってようやく太陽が少し顔を覗かせたけど、
やんばる地方のアップダウンに悪戦苦闘。
正直言って、キツいのも事実
(キャンプ適地が少ないし、浴場・銭湯はまずないし)。

そんな時、車からのチビッコやおっちゃんの声援が励みになります。
信号を無視してまで抜け道を教えにきたお巡りさん、
ソーミンチャンプルーの作り方を丁寧に教えてくれたスーパーのおばちゃん、
話しかけてくれても、方言がきつくて何言ってるのか分からないおじいちゃん。
みんな、ありがとう!
ウチナーンチュのみなさんのおかげで旅ができていることを
実感しています。


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