だだ争論

だだの日記

2002年10月31日(木) 恋という名の麻薬

傷つけないようにしているつもりで、
それが逆に傷つけてるのかもしれない。

最近の行動にやや反省。

相手の何がだめかというと、別にそういうとこはまったくなく、
だからといって相手のいいところを見るのは避けている。

最近少し、そういうのに臆病になってるんです。
深みにはまりやすいタイプのようで。

いったん好きになったらずるずる溺れていきそうで。
そうなるのを未然に防ごうと心に壁を作ってるようです。
自己分析するとね。

今は勉強も仕事も充実してるし、ささやかながら目標もある。
それにむかってがんばることですごく生活がまわってる。
だから、下手に色恋沙汰に巻き込まれたくないというのがある。

いったん気持ちが傾いたら、すべてをほっぽりだしてしまいそうで。
自分のことを大事にしたい時期なのに、それが恐いんです。
だってやっぱり、そっちのほうが楽しそうだから。

あるいは、人の気持ちが心変わりするのを感じるのが恐いんです。
うまくいっててもそのうちどちらかの気持ちが離れていくかもしれない。
しょうがないことだとは思うんだけど、
できればそういう事態に側面したくないというのが本音です。
だから今の段階から避けてしまってるのかもしれない。

なんか今のままだと相手の気持ちを利用してるだけのよう。


優柔不断でからっきしな男です。



* * *

『沖縄式風力発言』(池澤夏樹、ボーダーインク、★★★☆☆)
沖縄で行なわれた講演集。
テーマは沖縄の言葉、北海道、戦争の起源、ハワイイ、ジャック・マイヨールなど。
話としては、だいたい池澤さんのエッセイなんかで読むような内容だったので
特に新鮮なおもしろさはない(だからといってつまらないわけではない)。

1回、生で講演聴いてみたいなーって思った。


【200時間ヒアリングマラソン】
・THE ADVENTURE OF A QUARTER (20min)
・映画「シャンパーニュ」 (0min)
  トーキーだと思ってたらサイレントだった。
・英会話レッツスピーク 10/30,10/31 (30min)
  ハロウィンパーティーでは水の中のリンゴを口だけで取るらしい。
  初めて知った。

Today 0.9h
Total/Target 48.1/50.0h (−1.9h)



2002年10月30日(水) 長年の懸念事項→解決へ

おたふくかぜ。
小さい頃に誰もがかかってるような病気だが、
幸か不幸か、僕は未だに経験したことがない。
しかし、大人になってから罹るとかなりひどくなるという。
小学生くらいからその予防注射を打つ話をしてたのだが、
なかなか実現には至らなかった。

今日やっと念願が叶う。
一週間前から予約して市立病院に行く。
周りは小学生くらいのお子様でいっぱい。
泣きわめく子供たちを見て、かなり痛いのではないかとおじけづく。

しかし、そこは24歳の成人男性。
注射をさされてもグッと我慢する。

いたくなーい。

20年近く、いつも心の片隅に気にかけてたことが
今日ようやく解決した。
けっこうあっけない。が、感慨深いものがある。
これで、心置きなくシャバの空気が吸える。

* * *

その他表題の事項。
電話をかけたり、かけられたり。
いずれもいいこと。


【200時間ヒアリングマラソン】
・THE CHASE (20min)
・英会話レッツスピーク 10/29 (15min)
・ビジネス英会話 10/28 (15min)

Today 0.9h
Total/Target 47.2/47.5h (−0.3h)



2002年10月29日(火) 探してます(画像付き)

あれから一週間が過ぎた。
警察からは、(予想通りというか)連絡は未だない。
期待するほうが間違っている。

まさか自分がバイク盗まれるとは思わなかった。
少し油断してたことは否めない。
近所の道端にはバイクが何台も停まってる。
うちのバイクはガレージの奥のほう。
盗む奴がいるならそちらを盗むだろうと思ってた。
目をつけられていたとしか考えられない。
出来心で盗んだというわけではなさそうだ。
計画的、あるいは組織的な犯行か。

家の目の前が交番ということも油断に拍車をかけた。
なかなか根性のある奴だ。

それにしても、あのバイク誰が乗るんだろう。
柄の大きなバイクなので、身長175cmくらいないとなかなか扱いにくい。
まさか東南アジアにでも売り飛ばされてしまうのだろうか。
異国の地を走るという夢を、相棒(バイク)だけが叶えてしまうのか。

街でオフ車を見るとついつい反応してしまう。
その瞬間が、一番悲しい。



浅間山を遠景に望む


風車とともに


ツーリング前


もし仮に盗難者が傷害事故をおこしたとしたら、
21歳以上であれば僕の保険が有効である。
5000万円の請求を彼が受けたとしたらどうするだろうか。
まさか僕に泣きついてくるということはあるまい。
しかし、破産のほうがよほど恐ろしくも感じる。
彼が僕にすがってきたら、僕は果たしてどうするだろうか。

とまあ、いろいろ想像が膨らんでおもしろかったりするのだが、
それがまた虚しかったりする(-_-;)

* * *

『魔の国アンヌピウカ』(久間十義、新潮社、★★★☆☆)
同じ作者の『オニビシ』が抜群におもしろかったのでついつい期待してしまうが
まあまあだった。

あらすじはちょっと説明しにくい。
UFO騒動、ダム建設に、アイヌの聖地・アンヌピウカが絡んでくる。

僕がこの作品で興味を持ったのが、アイヌの今日的な生き方。
アイヌが長い間保ってきた伝統的な生活はもはや成り立たない。
生活経済に組み込まれ、お金が生活の重要な要素になってくる。
それが悪いことだとはさすがに思わないが、ちょっと寂しいとは思う。
では、どういうのが理想かと言えば、なんとも答えにくい。
もうちょっと考えをまとめてみたい。

そもそも僕が思ってるようには、アイヌの血をひく人々は
そんなこと考えていないのかもしれない。
そこのところがよくわからない。


【200時間ヒアリングマラソン】
・英会話レッツスピーク 10/26,10/28,(8月号) (70min)
・ビジネス英会話 10/28 (15min)
・TOEICテスト リスニング練習問題300問(桐原書店) (10min)
・エクテン講座 (180min)

Today 4.6h
Total/Target 46.3/45.0h (+1.3h)

2週間振りに借金生活脱出。
長い道のりだったぜ。



2002年10月28日(月) 清貧の時代

8月に手持ちの金を使い果たしてから、せっせと働いては貯蓄にまわしてきた。
この調子で行くと、1月中旬には25万くらいは貯められそうだ。
人間やればできる。
目標金額が大きすぎたかなと思ってたがそうでもなさそうだ。

こつこつと地道に働く。
土日も平日もない。働いてない日はひたすら勉強している。
それができる環境にあることにまず感謝している。
ほとんど遊びらしい遊びもしてないが、
人生においてはこういう時期もあってもいいかなとも思う。
がむしゃらにがんばる。
それでも毎日が楽しい。
1日1日を楽しむことの延長に来年がある。
こつこつがんばることは案外楽しいことなのかもしれない、と思い始めた。
それに加え、何か目標があるのは励みになる。

今は僕にとって清貧の時代。
出来る限り贅沢を慎む。
とはいっても好きなことにはお金をつぎ込む。
他人からはあまり理解できないようなことに対しても。
でも、今月は書籍の購入は控えてきたと思う。
せいぜい5千円くらいだろうか。我ながらよくやってる。


とりあえず、今の予定では1月くらいからイギリスに行きたいと思ってる。
今はまだ"先立つ物"の準備しかしていない。
というのもイギリスに行くためのハードルがまだ残ってる。
行かない可能性もあるかもしれない。
でもまあ、それはそれ。
そのときまた、方向性を考える。

英語を勉強しようと思う。
今英語を勉強してるのは"目的"だと思ってるが、
その時の勉強はおそらく"手段"になると思う。
西語でも独語でもよいのだと思うし、それもおもしろそうだが、
ここではとりあえず英語。"手段"としての英語になると思う。


その前に、もうじきトルコ語のテストがあるんだった(^-^)


【200時間ヒアリングマラソン】
・THE CHASE(ch.3,4) (40min)
・英会話レッツスピーク(8月号) (60min)
  英語の音読だけでなく、日本語の音読の重要性を説いている。
  いわんとするところはわかる。
  今度やってみるのもいいかもしれない。
  朗読って最近注目を浴びてるよね。
・映画「13デイズ(THIRTEEN DAYS)」 (145min)
  (睡眠不足から)眠くて集中力が落ちていた。
  字幕で筋を追いかけるのに終始してしまった。
  英語にかまってられなかった。
  やはり映画を楽しむのに一番遠いところから削除されるらしい。
  やや、反省。

Today 4.1h
Total/Target 41.7/42.5h (-0.8h)



2002年10月27日(日) こんな接客もあります

仕事で蹴上に行くことがあるのだが、
いつも昼食に難儀していた。
ちょうどいい定食屋がない。
今日はいつもよりちょっとだけ足を伸ばしてみた。

ラーメン屋を見つけた。
値段はとにかく安いのだが、客は誰もいない。
この値段、この時間で客が一人もいないということは、
味がまずいのではないかという疑念が起こる。
ためらったが、まあいいやと思って入ることにした。

店内には店長と、中国人留学生と思われる女性の2人。
こういう料理屋ではありがちな組み合わせ。
席に座って女性が水を運んできた。

「アンタ、ギオンデ ミタコトアルヨ」
間髪いれず、いきなりこうきた。
なんなんだ、この言葉使いと馴れ馴れしさは。
初対面の客になかなか強気な接客だ。
第一、僕は祇園なんかにはほとんど行かない。
そのように説明しても全然納得してくれない。
そもそも僕の日本語を理解してくれているのかどうかもよくわからない。
なぜか僕までカタコトになってしまう。

ご飯を食べ終わって、ペーパーバックを読んでいた。
女性がさげにきた。僕が読んでる本を覗き込んで言う。
「アンタ、エイゴデキルノ?スゴイネ。ナンノホン?」
こらっ、客の読んでる本を覗き見るなと思いつつ、
「い、いや。べ、勉強してるとこなんです」と、しどろもどろに答える。

僕が蹴上に来るのは、某Mホテル(ウェスティンホテル系)内で働くため。
ここは京都市内でもけっこう格式があるホテル。
それだけに従業員の接客態度はしっかりしている。
そういうきっちりした態度は気持ちいいが、
逆にこの店の適当な接客が新鮮にうつる。

ファミレスのようにマニュアル化された接客ではない。
むしろ、言葉はぶっきらぼうだ。
ホテルに比べると失礼極まりない。

でも、それが気持ちいい。


ほかにも中国人はいろいろタメ口で話し掛けてきた。
それにひとつひとつ丁寧に答える僕。

そして最後に一言。

「マタキテネ」

おいしいラーメンではなかった。
しかし、また来たくなる店であった。


【200時間ヒアリングマラソン】
・THE CHASE(ch.3,4) (30min)
・英会話レッツスピーク (8月号) (30min)
  CDを使ってるのだが、ラジオに比べるとちょっとせっかち。

Today 1.0h
Total/Target 37.6/40.0h (-2.4h)



2002年10月26日(土) キヨマー

観劇。
劇中、野球中継を見ている場面があった。

巨人戦。
解説はデーブ大久保(たぶん)。

内容が聞こえてきた。

「今ジャイアンツファンが見ている清原は、本物の清原なんですねー」

この一言で今日から日本シリーズであったことを思い出した。
雑念が入る(もうじきプレーボールだな)。

この演出はよくない。
巨人ファンの僕的によくない。

落とし穴は思わぬところに潜んでいる。


巨人ファンにとって西武ライオンズはトラウマだ。
イメージトレーニングでも、勝つことは容易ではない。
特に、90年の日本シリーズ対西武戦4連敗は記憶から抹殺されている。
なかったことになっている。
それだけにっくき相手なのだ。負けるわけにはいかない。


家に帰ってテレビをつけると巨人が勝っている。
清原がホームランを打ったようだ。
さすがだ。
清原、お前はオトコだ!


【200時間ヒアリングマラソン】
・エクテン講座 (180min)
・THE CHASE(ch.3,4) (30min)
・英会話レッツスピーク 10/24,10/25 (30min)
・TOEICテスト リスニング練習問題300問(桐原書店) (10min)

Today 4.2h
Total/Target 36.6/37.5h (-0.9h)



2002年10月25日(金) 「むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが…」

金曜日は朝から胃が痛い(というか落ち着かない)。
今日も精神的に疲れぐったり。
一週間の疲れが一気に来る感じ。


■今日おもしろかった話(メモ)
<国民国家形成時における桃太郎の役割>
福沢諭吉が桃太郎のことを「ひれつせんばんなり」と評していたのは
『母なる自然のおっぱい』を読んで知っていたが、
それを今日みんなに紹介したら、もう一歩踏み込んだ話をして頂いた。

「今日、桃太郎の話と言えば誰もが共通の認識を持っている。
しかし、もともと桃太郎のように口承で伝えられるものには
語りのなかに揺らぎがあり、地方によって複数のエピソードがあった。
例えばある地方では、桃太郎がぶらぶらしていて家から追い出され、
しょうがなく鬼退治に出かけたというものもある。

しかし、今日知られるのはほぼ同じエピソードであり、
その画一化の背景には、
国民国家形成における教育的利用が挙げられることは否定できない。
桃太郎が鬼退治に出かけ、彼らを征服し、宝を略奪して戻る。
この話を読んだ時、読んだ者は自分達が桃太郎であることを疑わない。
これを読んだ子供は、けっして鬼の側には姿を重ねない。

このような国民教育に利用されたフォークロアの例は日本だけに限らない。

しかし、この読みが可能なのは内地に住む人々だけであって、
北海道や朝鮮の人たちは侵略者こそが桃太郎とも読めるだろうし、
南洋諸島の人たちは侵略者を浦島太郎が来たと認識するかもしれない。

しかし、国民統合が完成されたら桃太郎の読みは一つ。
日本の場合はその途上であった。」


「其鬼心邪にして我皇神の皇化に従はず、…世にも憎くき奴に御座りますれば、
私只今より出陣致し…」
この巌谷小波の『日本昔噺』が書かれたのは日清戦争の直前である。

「明治以後は、小波が過度にまで児童文学的修飾を加えたために、
かえって侵略の趣は倍加された。それがまた明治政府の政策に沿ったのは
皮肉なことであった」(野村純一『新・桃太郎の登場』)

* * *

福沢諭吉『ひゞのおしへ』(メモ)
「もゝたろふが、おにがしまにゆきしは、たからをとりにゆくといへり。
けしからぬことにならずや。たからは、おにのだいじにして、しまいおきしものにて、
たからのぬしはおになり。ぬしあるたからを、わけもなく、とりにゆくとは、
もゝたろふは、ぬすびとゝもいふべき、わるものなり。
もしまたそのおにが、いつたいわろきものにて、よのなかのさまたげを
なせしことあらば、もゝたろふのゆうきにて、これをこらしむるは、はなはだよきことなれども、
たからをとりてうちにかへり、おぢいさんとおばゝさんにあげたとは、
たゞよくのためのしごとにて、ひれつせんばんなり」


■昨日おもしろかった出来事
ネットで調べ物してたら読書系サイトに行き着いた。
ちょこっと覗いてみたら池澤夏樹を絶賛してた。
どんな人だろうと思ってプロフィール見たら翻訳業の方だった。
ゲストブックも覗いてみたら、よく拝見する人の名前を見つけた。
ネットっておもしろい。


■一昨日のざんねんな出来事
神戸松蔭女子学院大学に電話。
予想していた時間よりも早く上映されることがわかった。
ざんねん。


【200時間ヒアリングマラソン】
・映画「マーシャル・ロー(THE SIEGE)」 (120min)
  緊迫感が伝わってきておもしろかった。
  デンゼル・ワシントンがかっこいい。
  英語も聞き取りやすかー。
・映画「リッチ・アンド・ストレンジ(RICH AND STRANGE)」 (90min)
  やっつけ仕事の感が出てきた。
  前半はヒッチコックとしては異色の雰囲気を出していたが、
  後半はお決まりのパターンだった。

見た洋画を時間に加えているが、上映時間ほどには英語を聞いてない。
字幕に頼ることのほうが多い。ずるいと言われそう。
でも、そこは英語圏の文化、背景に触れて英語理解を助けるという拡大解釈を適用して(^^;)

Today 3.0h
Total/Target 32.4/35.0h (-2.6h)



2002年10月24日(木) 最近の不満

今日も普段と変わらない1日。
そのことにまず感謝。

お仕事に、お勉強に、リスニングに。
本読みの時間がなかったのがちょい寂しい。
明日からは一気に読むぜ。

最近の生活に不満を挙げるとすれば、我が家のMDコンポの音が飛ぶくらい。
この不満はかなり高い。
というのも購入してから3年ほど経つが、もうすでに3回も修理に出しているからだ。
ちょっと多すぎ。
ここ1年音が飛ぶなんてことはなかったので安心したのだが、
久しぶりに音が飛んだときは泣きそうになった。

以前使ってたP社(松下ではない)は6年使ったが調子が悪いなんて事は1回もなかった。
音も最上級によかった。
MD機能が欲しくて買い換えたのだが(お古は姉に売った)、
今のK社製はちょっとだめ。
購入して半年持たずに飛ぶようになった。
一曲目か二曲目は必ずと言っていいほど飛んでしまう。
その間、気になる曲をレンタルすることさえできない。
音が飛ばないか凝視してる。この状況はかなり胃が痛い。

音が飛ぶのはCDだけで、修理に出せたら出したいのだが、
その間ラジオもMDも使えなくなるのでお勉強に支障が出てくる。
だいたい3週間はかかるが、
どうしたらいいものかなかなか結論を出せずにいる。


【200時間ヒアリングマラソン】
・The Chase(ch.3,4) (70min)
  堅苦しくなく、流せる感じで聞ける教材。
  通勤、通学時によく聞いてる。
  第3章に入って俄然おもしろくなってきた。
・LONGMAN TOEIC (80min)
  pt2を繰り返しやってた。
  何回も問いた問題集なのに、あまり正答率が芳しくなかった。
  学習能力ないなー。

Today 2.5h
Total/Target 29.4/32.5h (-3.1h)



2002年10月23日(水) 施政方針演説みたいなお願い

なんか気付いたらこのweb日記、
1日20件のアクセスは手堅いサイトになってしまいました(自分を除いて)!
誰が見てるのかよくわかりませんけど、
こんな閉鎖的な日記を見にきてくれてありがとうございます。

こちらからURLを教えた人はせいぜい5人くらいしかいないし、
メールとかもらって、見てるらしいことがわかってる人も若干名。
リンクを貼ってもらったことも2回しかないので
どんな人が見てるのかさっぱりわかりません。
基本的に、誰が読んでもわかる日記ではなく、僕にしかわからない日記を目指してるので
引き続きそれでも読んでみたいと思った人だけお越しください。

逆に、僕のプライベート的なものに興味があって見てる人はどうか見ないでください。
たまにそういうことを書くときがありますが、必要があって書いてるだけで、
見せ物にしたいわけではけっしてありません。
読書とか英語の勉強とか、見てる人の興味が僕の日記にひっかかった人だけ
見てくれると嬉しいです。
何かを検索しててたまたま見つけてしまったという人がいたら一番嬉しいです。
(マイエンピツで見てくださる人もすっごく嬉しいです)

自分のサイトで日記を書くのを止めてエンピツで書くようにしたのは、
webで日記を書くことで日常生活に不都合を生じさせたくないと思ったからで、
僕の日記読んでよくわからないからといって、
誰かほかの人に聞いたりするのはやめてください。
口伝えでここの存在を教えるのもやめてください(身の周りの人限定)。
エンピツで書くというのは以前の日記で明言していますので。

よくわからないのがもどかしい、不満だと思うのなら
僕の日記を見るのをやめればすむだけの話です。
見てくださいとお願いしてるわけでもありません。
自分ひとりの責任において、それを承知で読んでる人だけが楽しんでもらえれば
それだけで充分です。
だから、話が抽象的でよくわからん、もったいぶった話をするな、
というような苦情はいっさい受け付けません(^^;)
以前みたいに普段の生活に不都合が出てきたら、そのときは止めるだけです。


というような、僕の好き勝手な放言が嫌いでないという方だけ遊びにきてください(笑)
毎日更新してるわけではないけど、毎日分は更新していくつもりです。
どうぞよろしく!


【200時間ヒアリングマラソン】
・映画「ルームメイト(SINGLE WHITE FEMALE )」 (120min)
  主人公2人の性格がすっきりしなくて好きじゃない。
・TOEICテスト リスニング練習問題300問(桐原書店) (10min)
  苦手のpt2対策として、徹底的に問題にあたることにした。
  本屋で探したところ、この本が一番パートごとに多くの問題をこなせそう。
  この一週間の重点課題。
・The Chase(ch.1,2) (50min)

Today 3.0h
Total/Target 26.9/30.0h (-3.1h)



2002年10月22日(火) イヤなことがありました。

びっくりしすぎて憤りも悲しみも何も感じません。
ただただ、びっくりしています。
奇術を見せられているようで、事態を正確に認識することができません。
まだ自分でもよくわかっていません。

なにがなんだかわからないけど、それを具体的に書くことは
事実を認めてしまう気がしてなんだか恐いのです。


あなたは不幸な人間です。
いくつかの選択肢があるのに一番非道な方法を選びましたね。
そうすることでしか自分を満足させることができないのですか。
あなたはそれで幸せになったつもりなのですか。

世の中にはそんなことしなくても、いいこと楽しいことがいっぱいあるはずです。
そういう方法でしか喜びを感じられないのなら、
あなたは可哀想な人間だと思います。

僕はあなたに同情します。


【200時間ヒアリングマラソン】
・The chase(ch.1) (75min)
・エクテン講座 (180min)
  今日は苦手なpt2をやった。
  扱っているテキストがadvancedなやつなので
  選択肢がまぎらわしい。まったく歯が立たなかった。
  周りについていくことすらできない。
  ちょっとへこんだ。

  pt2が苦手なのは問題文と選択肢を読む間隔が短くて、
  考えてる間を与えてくれないということ。
  問題文の意味を考えてる間に選択肢が読まれていく。
  各文は聞き取れないことはないのだが、
  頭の中で租借しないと理解できない。
  つまり、英文を一回和訳しないと理解できないということ。
  理想的なのは英文をそのまま理解することだが、そこまでの実力はまだない。
  
  もっとTOEIC用のリスニング教材を使って、徹底的に体に染み込ませることが必要。
  そう簡単に脱落するわけにはいかない。

Today 4.3h
Total/Target 23.9/27.5h (-3.6h)



2002年10月21日(月) 挑発的な女の子の態度にかちんときた日

CDの売上が落ちていて、その原因に携帯電話の支出が挙げられるという話はよく聞くが、
本当にそうらしいということが今日女子高生への聞き取り調査で明らかになった。


【200時間ヒアリングマラソン】
・The chase(ch.1) (45min)
  オーソン・ウェルズは好きです。
・英会話レッツスピーク 10/19,10/21 (30min)
  中肉中背→medium-sized
  おさげ→pigtails  
   (おさげの意味がいまいちわかってない)
・ビジネス英会話 (15min)
・NHK News,(10/16) (30min)

Today 2.0h
Total/Target 19.6/25.0h (-5.4h)



2002年10月20日(日) ループ

一週間ほど前、『寝ながら学べる構造主義』という本を読んだ。
構造主義の入門書として理解しやすく、おもしろいと思ったとこが多々あった。
とはいえ、よくわからないところも多くそういう部分はほったらかしにしていた。
しかし、今日唐突にその一部を理解できてしまった。


思想史的にみたら今は「ポスト構造主義」の時代だ。
そのことは知っていた。
僕はそれを、「人間というものを軽視しすぎた"構造主義"の反動として、
人間に再び重きを置く"ポスト構造主義"が生まれた
(こうして、"構造主義"は終わった)」のだとずっと思ってた
(「構造主義」は人間それ自体を重視しすぎた「実存主義」に対する批判から生まれた)。

だから、なんでこの本はそんな一昔前の「構造主義」について語っているんだろう?
(今の「ポスト構造主義」について書いたらいいのに)と思ってた。

そのことについて著者は、
「"ポスト構造主義"とは構造主義が支配的な、
あるいは有効な思考形式である時代は終わったという意味ではない」と、
僕のような認識を否定して、
「"ポスト構造主義"とは、"構造主義"の思考方法があまりに深く私たちのものの考え方や
感じ方に浸透してしまったために、あらためて構造主義者の本を読んだり、
その思想を勉強したりしなくても、その発想そのものが私たちにとって"自明なもの"に
なってしまった時代」と定義している。
そして、「構造主義を批判するには構造主義という概念を使う以外に選択肢がない」
と書いている。

この部分が今までわかったようなわかってないような気分であったのだが、
それが今日、急にわかるようになってしまった。
わざわざ「ポスト"構造主義"」と名付けている意味が。


今は「ポスト構造主義」だけど、その「ポスト構造主義」を支配してるのは
「構造主義」的な概念である。

例えば(この本でも取り上げてるけど)、
「テロはいけない。しかし、テロが生まれた背景にも目を向けなくてはいけない」
「アメリカの人々の気持ちはよくわかる。でも、アフガンの人々の気持ちも考えなければ」
という意見がある。

この一年、こういう意見が大勢を占めていて、
なおかつ、この意見はすごくもっともな気がする。
違和感の感じる意見ではない。
テレビとかでこうコメントする人がいると、当たり前じゃんとしか思わない。

しかし、こうした意見は「構造主義」的な考え方がもとになっていて、
その意見を可能にしているのも、今が「構造主義」に支配されてる時代だからである。
逆に言えば、今は「構造主義」が「常識」となっている時代だから、
それ以外のことが言えない時代ということなのかもしれない。

「いや、こんな当たり前の意見、私は50年前でも言ってたよ」という人がいたとしても、
それはほとんどありえないだろう。
なぜならその当時は「構造主義」に支配されてなかったから。
できるとしても「構造主義」という概念を生み出すことができるようなほんの一握りの人間。

「世界の見え方は、視点が違えば違う。だから、ある視点にとどまったままで
『私には、他の人よりも正しく世界が見えている』と主張することは
論理的には基礎づけられない。
私たちはいまではそう考えるようになっています。
このような考え方の批評的な有効性を私たちに教えてくれたのは構造主義であり、
それが『常識』に登録されたのは40年ほど前、1960年代のことです」


やがて「ポスト構造主義」の時代が終わった時、
前述した意見はあまりにおかしくて違和感のある意見ということになるのかもしれない。
(どういった意見が主流になるのかは、
「ポスト構造主義」が終わらないことには何も言えません)


「私たちは、自分が思ってるほどには主体的、自律的ではない」
「私たちはつねにある時代、ある地域、ある社会集団に属しており、
その条件が私たちのものの見方、感じ方、考え方を基本的なところで決定している」
「だから、私たちは、ほとんどの場合、自分の属する社会集団が受け入れたものだけを
選択的に「見せられ」「感じさせられ」「考えさせられている」。
そして自分の属する社会集団が無意識的に排除してしまったものは、
そもそも私たちの視界に入ることがなく、
それゆえ、私たちの感受性に触れることも、私たちの思索の主題となることもない」
「その事実を徹底的に掘り下げたことが構造主義という方法の功績なのです」


そして、僕がこうした文章を書けるのも、
今が構造主義的な考え方の時代だからなせる技なのかもしれません。
(というのも「私が語ることば」はすべて「他人のことば」であるということを
構造主義者であるラカンが言っているから)


この文章を読んで、「そんなことないよ、こういう考えもあるじゃないか、
こういう視点が欠けているじゃないか」と思う人がいたとしたら、
そういう人こそが「構造主義」に支配されていると言えるのではないか。
なぜなら、「構造主義を批判するには
構造主義という概念を使う以外に選択肢がない」からである。
(ということなのでしょうか?もうよくわかりません)


【200時間ヒアリングマラソン】
ちょっと今日はいろんな意味で力尽きました。
本を読むことさえできなかった。

Today 0.0h
Total/Target 17.6/22.5h (-4.9h)



2002年10月19日(土) 現実と、幻想と。

「一緒に写真撮ってください」

さっきからその女の子の僕への視線が気になっていたが、
案の定、こういう展開になってしまった。

断る理由もないので、笑顔で要求に応えてしまうのだが、
相手の子はこんなんでよかったのかなといつも思う。

ここに来るとなぜかもてる。
ここは本当に非日常だ。異空間だ。
日常とのギャップには笑うしかない。

性別を問わず初対面の人に対する人当たりはいいほうだと自分でも思う。
それが年下であるならばなおさら倍増する。
もともと、人に気をつかうのが好きなタイプだ。
自分が気をつかうことで相手に居心地よく感じてもらえると本当に嬉しい。
相手は年上の僕に対して恐縮しているわけだから、
僕の態度次第で楽しくもつまらなくもなる可能性がある。
だからついついがんばってしまうのだと思う。
(年上相手だとそういうのがないのでちょっと苦手。
相手の出かたをうかがってしまいがちになる)


写真の件。
僕にとっては多数の一人に過ぎないのだが、
相手にとっては一つの思い出。
あっさり記憶から飛んでしまうこともあるかもだけど、
それはそれでいいと思う。

* * *

『オニビシ』(久間十義、講談社、★★★★★)
 ・シロカニ月の季節に
 ・APRES LE DELUGE
 ・心臓が二つある河
 ・トミサンベツ夜想曲
 ・北のエルドラド
 ・姉妹ー『カンナカムイの翼』異聞
 ・富産別源氏
 ・オニビシーエピローグにかえて

この人がどういう小説を書くのか全然予備知識がなく、
読み始めは手探りな感じだったのだが、思いのほかおもしろくてびっくりした。
今までの100冊本のなかで一番の掘り出し物だった。
100冊に入ってなかったら絶対に読まなかっただろうと思う。

アイヌの狩猟人オニビシの周りで起こる不思議な物語。
一章ごとに設定が異なる連作短編集。

とにかく、こういう作品は好きです。大好き!もろツボ。
現実と幻想の境界線がわからなくて、物語の幅がどこまでも広がる感じだった。
舞台となった「富産別町」が実際に存在するのかと思って、
何度も何度も地図帳を取り出した。
史実との区別がつかず、最後まで事実だと信じ込ませるフィクション。
こういうのをマジック・リアリズムというのでしょうか。
なんか、その魅力がやっとわかったような気がします。

一番好きな章は「心臓が二つある河」
こういうのが最後まで続いたらなおよかった。
(ちょっと後半は物足りなかった。それでもかなりよかった)

この本ではいくつかのアイヌ語が登場する。
その多くを日本語訳を見なくてもわかってしまう自分に気付いて
思わず笑ってしまった。
(こういうのも「100冊」の効用の一つなんですね☆ さて、お次は…(^^;))


【200時間ヒアリングマラソン】
・エクテン講座 (180min)
  エクテンの3時間は密度が濃い。
  その間ずっと集中力を保つのは思いのほかきつく、終わった時はへとへとになる。
  でも、そのぶん身についてるのが分かるし、かなりの充実度が得られて楽しい。
  
  土曜日はリーディングの時間。
  リスニングの時は周りの英会話能力に圧倒されたが、
  文法に関してはそこそこついていけそうだ。
  さすが前期まじめにがんばりつづけただけのことはある。
  ミニテストとかやってもクラスのなかでは真ん中の位置ぐらいかも。
  僕の正答率のよさに、留学経験豊富な友人はびっくりしていた。
  「だだに負けんようにがんばるわ」
  まさか留学経験者(英語ペラペラ)にそんなこと言われるとは思わなかった。
  たぶん彼のほうが基礎学力があるので、少し勉強したらすぐに追い抜かれると思う。
  だからといってそうやすやすと負けるわけにもいかず、僕もがんばるのみ。  
  文法力は努力次第でどうにでもなる。

  今日、先生が興味深いことを言っていた。
  英検準一級で英語が話せない人は多いけど、
  TOEICで900点以上の人で話せない人はいない、と。
  TOEICはコミュニケーション能力が問われているとはよく言われるが、
  問題慣れしていればそれなりに点数は伸びる。
  だから、その点に関して疑問に思ってた。

  でも、先生が言うには、アメリカ文化の知識やら背景などに関する
  トータルの英語能力がなければ満点に近い点は取れないと言う。
  今まで何人もの生徒を見てきたわけだから、なるほどそうなのかもしれない。
  そういうことを思ったことがなかったので興味深かった。
  (TOEIC対策以外のアプローチも重要という意味か)
  
Today 3.0h
Total/Target 17.6/20.0h (-2.4h)



2002年10月18日(金) セルフ・プロデュース

人の意見を聞く。
同じ素材なのに人によって感じ方はさまざま。
参考になる。

それに比べると、自分の意見は薄っぺらい。
人に言われるまで気付かないことが多い。
人に言われても同意できないことならまだ救いがあるが、
その通りだと思うことの方が多い。
それをいつも繰り返してる。
甘い、ひたすら甘すぎる。

物事にはいろんなアプローチの仕方がある。
そのことがわかってるのに、使いこなせてない。
情けない。
先日引退した星野投手(神、オ)は速球が120キロしか出ない。
プロでは致命的。
でも80キロのスローボールを使い分けて勝ち星を積み上げる。
緩急の使い方がうまい。120キロを150キロに見せる技術。
まさに"遅球"征服。
155キロのストレートが投げられても、それだけだったら打たれる。

自分の意見を持つことは大事。
でも、自分の価値観に縛られない(しがみつかない)。
他人の意見は聞く。でも、私は私ではちょっと困ります。
私はあなたと意見が違いますから、とつっぱねてみてもそれ以上のものは生まれない。
わかったつもりでいてわかってない。
認めているつもりで、認めてない。
他人の意見は自分の説を強めるための道具ではない。

ただひたすら省察。

話がそれてしまったけど、今日の体験はおもしろかった。
絡み合うことがないと思ってた自分の内の2つのものが、
トンネルが開通したかのように行き来できるようになった。
それを可能にしたのが他人の意見。
なんで自分でそれができなかったんだろう。悔しい。
本来なら自分で掘り進められるくらいでないと困る。
それくらいの技術は持ってるはずなんだから。


肝心な時にピッタリのものが出せない。
出てくるのはガラクタばかり。
僕はドラえもんのポケットではない。

* * *

この一週間で読んだ短編。
「猫の事務所」
「グスコーブドリの伝記」
「グスコンブドリの伝記」

読んだ日付をメモっておいたらよかった。
今となってはわからない。
このサイトを続ける意義は
読んだ本の日付がわかるところにある。
とってつけたような感想を記すことにはない。
日付の方が、なぜか重要な気がする。


【200時間ヒアリングマラソン】
・英会話レッツスピーク 10/17,10/18 (30min)
  レッツスピークは今の僕には少し簡単。
  スピーキングとしての教材にはちょうどいいけど、
  リスニングとしては物足りない。
  来月からビジネス英語もやろうと思う。
・ビジネス英会話 (15min)
  そこそこ聞き取れる。よしっ!
・NHK News,(10/16) (30min)
  拉致問題。
  拉致を"abduct"と訳してる。
  漠然と"kidnap"使うのかと思ってた。
  "abduct"という単語だと、どうしてもエイリアン誘拐をイメージしちゃうんだよね。
  だから、僕の中で金正日=宇宙人という図式ができちゃったんだよね。
  
多聴の教材が不足してる。
AFN(旧FEN)とか聞いてみたいんだけど、ここでも聞けるんだろか?

Today 1.3h
Total/Target 14.6/17.5h (-2.9h)



2002年10月17日(木) メタ

例えばメタ言語という概念がある。

「私はうそつきである」と言った人をどう認識したらいいかという問いに、
それを言う人(メタ言語)は、
「私はうそつき」という"対象言語"の支配を受けないことになる。
つまり、考察される対象となる言語と、
考察するものの言語とは次元が異なるのである。
(メタを説明することに意味があるわけではないので、
 わかんなかったら自分で調べてください)

メタにはいろいろある。
メタ小説、メタ映画、メタフィクション。。。


例えば劇中劇。

改めて見て、あのお芝居はおもしろかった。

* * *

今日も日野啓三さんの話題を書こうと思ったけど、
まあなんとなくやめときます。
今まで3冊しか読んだことのない、不精な括弧付きのファンという感じですし。
それよか宮部みゆきとか宮本輝とか辻仁成さんらのほうがよっぽど読んでますね。
(でもその人らのファンだとはあまり思わない。不思議なところです)


【200時間ヒアリングマラソン】
・英会話レッツスピーク 10/15,10/16 (30min)
  後期に入ってから評判が悪かったが、
  やっとコンセプトがわかった。
  まじめにやりさえすれば力はつく。きっと。。。

リスニングには多聴と精聴が必要だと思うが、
精聴用の教材として、レッツスピーク8月号(テキスト及びCD)を買ってきた。
(8月は旅行等のためまったく聞いてなかったので)
これから繰り返し使っていく予定。

Today 0.5h
Total/Target 13.3/15.0h (-1.7h)



2002年10月16日(水) 意識の深層

日野啓三の訃報を伝えるニュースで、毎日新聞は彼をこう評していた。
「現代人の意識の深層を明快で硬質な文体でとらえた作家」

あるいは、読売新聞。
「科学文明と人間存在の深層を見つめ続けた」

僕が日野さんに対して持ってる印象はまさにこれだ。
初めて著書を読んだ時の感動は忘れられない。
掛け値なしにおもしろかった。

池澤さんのデビュー作を読んだ時とほとんど同じ読後感。
強烈な印象だった。
だから、僕は一冊読んだだけでこの作家は好きだろうなと感じてしまった。
果たしてその通りであった。

彼を語るキーワードで、「文明批判」とか「都市幻想」もあるみたいだが、
そちらはピンとこない。僕が読んだのは後期の作品だけ。
腫瘍の手術をさかいに作風が少し違うのかもしれない。
そこのところはもうちょっと読んでみないとわからない。

昨日の夕刊を各紙読み比べてみたが、やはり読売の扱いが一番いい。
池澤さんの追悼文まであるところはさすがです。
(それにしてもやけに対応が早過ぎ。確か今フランスだよね?)
それに比べ、朝日の記事はいまいちだった。

以前、新潮社の編集者と話す機会があった時、好きな作家として挙げたら、
「若いのに渋いねー、周りにそんな人いないんじゃない?」
と言われたことを思い出しました。
渋いかどうかは知らないけど、確かにそのとおりです。
読んだことがあるという人なんか聞いたこともありません。
ちょっと寂しいです。

* * *

『ポストコロニアル』(小森陽一、岩波書店、★★☆☆☆)
この本の主題を要約すると、
「日本が欧米列強なみに「近代化」することができた国家的政策としての
「文明開化」の過程を、「自己植民地化」の過程として、とらえなおす」

ということなのでしょうか。

基本的に何が言いたいのかわかりませんでした。
一節ごとの話は読めるんだけど、
それが全体としてどうまとまっているのかさっぱりです。
点と点が線にならない。

ちょっと難しかった。いや、だいぶ難しかった。
(ところどころおもしろかった)

もうちょっと「ポストコロニアル」な話題について、
わかりやすい本が読みたいです。


【200時間ヒアリングマラソン】
・映画「巌窟の野獣(JAMAICA INN)」 (100min)
  一般的に駄作の部類に入るらしいが、
  ストーリーに関して言えば、思ったよりおもしろかった。
・映画「ラスト・オブ・モヒカン(THE LAST OF THE MOHICANS)」 (110min)
  イメージしてたものとは違っていたが、かなりよかった。
  ↑のヒッチ作品と比べると、音楽も映像も実に雄大で気持ちいい。
  でも、時代背景と人間関係がなかなかわかりずらかった
  (最後まで主人公はモヒカン族だと思ってた。
   米大陸で英仏が戦争してたこと知らなかった)。
  (イメージしてたもの→「ゴーストダンス」(『楽しい終末』より))
・ENGLISH JOURNAL 11月号 (30min)
  図書館で借りれる。安上がり。
  じっくり読むと有益な雑誌かもしれない。
・NHK News(15min)
  MDに録音したので明日繰り返し聞こうと思う。

Today 4.3h
Total/Target 12.8/12.5h (+0.3h)



2002年10月15日(火) ご冥福をお祈りいたします

最近お気に入りに追加したweb日記を見て、
昨日、日野啓三さんが亡くなられたことを思いがけず知った。

パソコンの前で長いことうなだれてしまった。

ここ数年間、つねに病と闘っていて
いつこの日がきてもおかしくないと思っていたが、
実際目の当たりにするとかなりつらい。

闘病生活のなか精力的にお仕事されてたので、
心のどこかでまだ大丈夫、と期待しているところもあった。

今日一日このことが頭から離れなかった。
つらい一日だった。
この現実はちゃんと受け止めなければならない。

残された僕らにできることは、彼の作品を楽しむこと。
精一杯楽しませてもらおう。


心からご冥福をお祈りいたします。


【200時間ヒアリングマラソン】
・エクテンTOEIC講座 (180min)
  エクテン(エクステンション)って例えばこんなの
  週に2回、3時間ほど受講する。
  無謀にも860点コースに申し込んでしまったのでかなりハード。
  周りには留学経験者がいっぱいで、授業中も英語で質問が飛び交う。
  ひえー。
  でも、それで逆にやる気がわいてきた。負けねーぜ!
  受講者の8割が女性のかたで、教室に入ったときやや面食らった。
・NHK News、その他 (30min)
  そんなに難しくない。
  日本の話題なので聞き取りやすい。
  時事英語にも強くなりそう。

Today 3.5h
Total/Target 8.5/10.0h (-1.5h)



2002年10月14日(月) 京都市図書館事情

京都の図書館は非常に不満。
他の都市がどうなっているのかわからないが、
少なくとも私の生まれ育った浜松市のものと比べるとぜんぜんダメ。

まず、図書の所有が各図書館扱いになっている点。
これだと図書の移動が非常に困難。
例えば、中央図書館の「ノルウェイの森」に貸し出し希望者が5人現れたとする。
本が一冊しかなかったとしたら5人で順番待ちをしなければならない。
たとえ他の図書館(山科図書館とか)の「ノルウェイの森」が貸し出し可だとしても。。。
効率悪すぎ。

浜松市は違うぞ。
空いてる図書館からすぐに回してくれる。


それと、びっくりしちゃうのが各図書館を利用する時には
各図書館カードが必要だったということ。
つまり、中央図書館で発行されたカードを持ってても
右京図書館では利用できないということ。右京図書館のカードを持ってないといけない。
これって不便じゃない?
京都の図書館を利用するためには何枚のカードを持てばいいっていうの?
(10/9からこの点は改善されてますが)

浜松市では一枚のカードで充分です。
小さい頃からそうでした。当たり前でしょ?


あと、中央図書館と称するところは一番蔵書が多いらしいが、
とにかく狭すぎ。学生向けの勉強スペースなんていらないけど、せめて
閲覧スペースだけは確保してほしい。狭い。
「中央」の名が泣く。

京都市は百数十万人の人口がいるらしいが、それに比べて蔵書が少なすぎ。
政令指定都市のくせに、聞いてあきれるぜ。

中央図書館のカウンターはいつも混んでる。

せっかくオンライン化(10/9から)したんだったら、
ネットから予約とかもできるようにしてほしかった。
浜松市はできます!


とまあ、いろいろ言いたいことはありますが、
京都市には税金納めてないのでこれ以上大きなことは言えません(爆)

* * *

『明治の人物誌』(星新一、新潮文庫、★★★☆☆)
SFのショートショートで有名な星新一の父、星一(はじめ)の生涯に
ゆかりのある人物を集めた伝記集。
僕は星一のことを知らなかったのだが、著名人らしく、いろんな人と交流があったようだ。
野口英世、伊藤博文、新渡戸稲造などなど、挙げてもきりがないくらい。
この本ではそれら有名、無名の人たちの生涯を追いながら星一の人生や、
明治という近代国家形成の物語が語られていく。
時代自体が若々しさに溢れていて、その時流にのって幅広く活躍する人たちがいて、
明治という時代はつくづくおもしろい。


『明治・父・アメリカ』(星新一、新潮文庫、★★★★★)
こちらは星一の前半生だけを描いた伝記。

最初半生だけだとは思わず、半分読みすすめても20歳くらいだったので、
大丈夫かなー、終わるのかなーと思いながら読んでた。
前半生だけだと気付いたときはちょっと拍子が抜けた。
事業家としての星製薬興亡の話を知りたかったのだ(星製薬について全然知らんので)。
続きのエピソード本は今日さっそく予約した。

でも、この本は予想以上におもしろかった。
福島の田舎から東京へ行き、アメリカへ行って学問を修める。
前途多難な道のりをアグレッシブに貪欲にすすんでいくところは読んでて気持ちいい。
今いる場所に甘えていないで、未知の領域に挑戦していく姿勢には胸を打たれる。
やる気さえあればなんでもできる。時代が後押ししてくれる。
アメリカで、東京で、いろんな人に出会い、支えられ人間的に成長していく。
後日こうやって足跡をたどるのは簡単で、実際の彼の苦労はなかなか想像しにくい。
わかったつもりでいてわかってない。
でも、それをわかっていながらも読んでて力づけられる。

この本を読んでる間、「立志」という言葉が頭から離れなかった。
若いっていいねっ。
ようし、やる気がわいてきた。


100冊マラソンとかいいつつ、あと107冊。
読む楽しみは広がりつつも、先がながーいよー。



【200時間ヒアリングマラソン】
・CNN (15min)
  天気予報聞いてた。
  明日一番気温が高いのはカラチの41度。
・英会話レッツスピーク 10/14 (15min)

今日は30分。。。こんな日もある。
明日はNHK Newsを聞く予定。

Today 0.5h
Total/Target 5.0/7.5h (-2.5h)



2002年10月13日(日) てーげー主義

京都のラーメン界では老舗中の老舗、「夜鳴きや」に行ってきた。
20分ほどの行列のあと食べたのだが、あんまりおいしくなかった。
今、流行りのしょうゆとんこつ系のスープに飽きてる。

最近あんまりおいしいラーメンを食べてない。
「並んででもここのラーメン食べたい」という人がいることに困惑している。

それよりも、実は僕はラーメンが好きじゃないんじゃないかという気がしてきた。

* * *

烏丸御池の交差点で、地図見ながら右往左往している外国人夫婦を発見。
思わず声をかけた。「May I help you?」

東西南北を教え、通りの名前を指し示し、京都市役所あっちだよって教えてあげた。

声をかけたとき、女性の方がにっこりしてくれた。
こっちもにっこり o(^o^)o

人助け。楽しい。


【200時間ヒアリングマラソン】
・英会話レッツスピーク 10/11,10/12 (30min)
・映画「ホワット ライズ ビニース(WHAT LIES BENEATH)」 (120min)

  ひたすら恐かった(汗)恐いのはきらい。
  ラスト10分でも、もう見るのやめようか迷ってた。
  前半はヒッチコックの「裏窓」をモチーフにしてるよね。

  字幕で話の筋を追いかけようとすると、耳がおろそかになる。
  注意が必要。

まだ2日。1日2.5時間は思ったより難しい。
先はまだ長し。
気張らず、てーげーにいきましょう。

Today 2.5h
Total/Target 4.5/5.0h (-0.5h)



2002年10月12日(土) あと80日

TOEIC受けた。
但し、IP(団体受験)のほう。
前回受けたのが3ヶ月前で、
それ以来TOEIC向けの勉強はしてなかったので、
どの程度学力を維持できているのか気になるところ。

以下、雑感。
pt.1 まあまあ聞き取れた。
   でも、生まれて初めてマークミスというのを犯してしまい、
   修正しながら聞き取っていたので後半ぼろぼろだった。
pt.2  受験者が一番苦手としてるのはpt.2だという話を聞いたことがある。
   僕も苦手。やや苦戦。
pt.3 可もなく不可もなく。
pt.4 リスニングしながら英文を読むとどちらも理解が中途半端になる。
   目をつぶって聞くくらいがいいのだが、そのこと忘れてた。中途半端な結果に。
   生まれて2度目のマークミス(ちょっと泣きそう)

リーディングは時間配分を決めてやってる。
前回それが好結果に結びついたので、その時間配分でやってみた。

pt.5 21分。まあこんなもんかな程度。
pt.6 14分。pt6.は問題慣れしてると簡単に感じる。
pt.7 40分。一応全部解けた。ちょっと易しかったような気がする。

とにかくこれから、これから。

* * *

『寝ながら学べる構造主義』(内田樹、文春新書、★★★★☆)
仕事でひたすら雑誌を読みつづけてた時期があって、
そのときに「ミーツ」という雑誌におもしろいコラムが連載されてるのを見つけた。
タイトルは「街場の現代思想」
若者的な視点から現代思想を解説しててとにかくわかりやすいしおもしろかった。
いっぺんこの人の著書を読んでみようと思ってた。

「構造主義」についてはなんとなく知ってたけど、
この本読んで、もうちょっとだけ詳しくなった。
現代思想の入門書にはちょうどいい。
身近な話題を具体例に持ってくるから理解しやすいし、
文章もやわらかくわかりやすく心がけているのがわかる。
多少難しいところもあるけど、そういうところはさらっと読み流せば問題ない。


【200時間ヒアリングマラソン】
・英会話レッツスピーク 10/10 (15min)
・TOEIC リスニング (45min)
・CNN (30min)


Today 2.0h
Total/Target 2.0/2.5h (-0.5h)



2002年10月11日(金) これでいい<これがいい

大型書店、ブックオフ、市図書館と巡回。
いろいろ仕入れてきた。にんまり。

ブックオフで物色中、意外な本があった。
「この本も置いてあるんだー」

冷静に考えたら、かつて自分が売った本だった。

* * *

今自分がやってることは完全に趣味の領域。
お金にならない。人の役に立つわけでもない。
手を抜いたところで(自分を含め)誰にも迷惑はかからない。

でも、一旦やると決めた以上とことんがんばりたいと思ってる。

極めようと思ったらきりがない。
これはどうか、あれはどうかと言い出したらきりがない。
無難にまとめたらすっごく楽。

でもね、それじゃおもしろくならないんだ。
可能性を広げられないんだ。

ほこり一つない金メダルよりも、
手垢まみれの銀メダルがいい。

これでいい、よりも これがいい。



2002年10月10日(木) 演劇人

昨日に引き続き観劇。

ここの劇団は非常にレベルが高い。
お気に入り。
チョイ役の人でもしっかりしている。
長いこと観てきたが、全体的に底上げされてきているのがわかる。
いいんじゃないでしょうか。


時々、自分もお芝居をやっていたら…と思うことがある。
どうなってただろうか。それもまた楽しいだろうね。

「今」に対する後悔の気持ちではなく、それを想像することの楽しさ。
結局そういうのはないものねだりだってわかってるから。
芝居をやっていたら逆に、今手に入れているものを欲しがるよ、きっと。

こういうのに興味を持ったのはせいぜい1、2年の話。
こういう世界に関心を向けられるようになったそのことをありがたがらなくっちゃ。

(よくある例え話だけど、)ボトル半分入ったウィスキーを見て、
もう半分しかないと思うか、まだ半分もあると思うか。
この意識のちがい。


まあ、本当にしたくなったら始めるだけ。
始めたときが始まりさっ♪



2002年10月09日(水) びわこ・くさつなC

朝、「とくダネ」見てたら(<ヒマだね)、ノーベル賞受賞の小柴さんの話してた。
カミオカンデ、ニュートリノ、素粒子。。。
「ニュートリノが水の電子と衝突して出す弱い光」、、、ってチェレンコフ光のこと?
なんだか朝から嬉しくなる。


今日は滋賀県草津市にある某大学に遊びに行った。
シャトルバスに揺られること1時間。
たまげた。

土地を使いたい放題。施設が充実。
特に図書館の充実度には目を見張るものがある。
すばらしい。こんな大学だったら勉強したくなる。

ssな学部も移転した方がいいんじゃないか?


夕方帰ろうとしたらお芝居のチラシが目に付いた。
脚本:成井豊って、確か。。。

開場と同時に一番前の席を陣取る。
見終わって、久しぶりに自分のなかで手応えを感じた一作であった。
本もよかったし(途中で寝たのでよく覚えてないけど)、
主役2人の演技がうまかったのでそうでない人も多かったものの
最後まで安心して見ることができた。

帰りのバスが心地いい。



2002年10月08日(火) 研究者はえらい!

最近、電車のなかでは音楽を聞く。
本も一応常備してるけど、とても開く気になれない。
何も考えずに音楽を聞く。

同じのばっかり聞いててもあれなので、
思い切って「宇多田ヒカル」借りてきた。
「DEEP RIVER」
思ったよりヒット!でも、僕のテーマソングにするには至らない。

* * *

『熊から王へ』(中沢新一、講談社選書メチエ、★★★★★)
はっきりいっておもしろすぎです。感動しました。

人間と動物。「文化」と「自然」。
かつてこれらの対称性が保たれていた時代があった。
今はその関係が崩れてしまった「圧倒的な非対称」の社会。
どうしてこのような社会が生まれてしまったのか。
著者は世界の神話をもとに明らかにしていく。

そのプロセスというか、論理の導き方が圧巻。
僕たちはこの対称性が過去のものであることを知っている。
その事実は変えようがない。
だから読んでて心苦しい。この美しい社会が崩れていくのがわかっている。

まるで「スターウォーズ」でアナキンがダークサイドに転落する様を見ているよう(^^;)

やがて「共同体」から「クニ」が生まれ、「王」が登場する。
「王」が生まれた結果、「文化」は「自然」を支配し始め、「野蛮」が生じる。
この「野蛮」を土台に「国家」は「文明」を築き上げていくわけだが。。。

大学の講義録だから僕らでもわかるような言葉で語られている。
すごくわかりやすいのに書いてある内容は深い。まさに目から鱗。

シリーズ前作『人類最古の哲学』もおもしろかったけど、
今回はそれをさらにいくおもしろさ。
こういうことを研究してる人がいるってのが感動ものです。


それに引き換えこちらは難しすぎた。

『森のゲリラ 宮沢賢治』(西成彦、岩波書店、★★☆☆☆、読了は翌日)
宮沢賢治を軸にコロニアリズムとかクレオール文学とかを論じた論文集。
論文集だけに内容が難しすぎ。一般向けではけっしてない(よね?)。

一応コロニアリズムとかクレオールのことなら多少なら知ってるし
ところどころ話がわかって、おもしろいかもとか思うのだけど、
それでも何を論じてるのか???
もっと自分のなかの基本知識の水準を上げていかねば。

てか、宮沢賢治読んだことないし。

でもね、実はこの著者とは一緒にお酒を飲んだこともありまして。

エロチックな文学にはまってフランス文学専攻したとかおっしゃってました。
だからってそれで東大に入っちゃうことはないだろう(笑)



2002年10月07日(月) 戒め

いろいろチケット手配。
11月はイベント目白押し!
楽しみなのだ。


* * *

人の気持ちなんて所詮わかりようもないこと。
相手がどれだけ苦しんでいようが悩んでいようが、
本当の苦しみは絶対にわかるはずがない。
だって他人なんだから。

だからといって、どうせわかんないじゃーんって最初から放棄してはいけない。
わかんないことを前提として、少しでもわかろうとする努力が必要。
相手を想像する努力。それを続ける努力。

相手の立場も知らずに(考えずに)、むやみやたらと批判してはいけない。
一般論としてのはなし(個別のはなしではなく)。



2002年10月06日(日) つらつらきまま

夕方から雨が降る予報だったので、
日中にバイクに乗ろうと思ってた。
とりあえず、目的地を決める。

「いのししラーメン キャプテン」

京都から山を越えて…というか山の中にあるラーメン屋。
チャリチャリで店の前を通ることはよくあるのだがいつも素通り。
店の前にはいつも車やバイクが並んでていっぺん食べてみたかった。
(雑誌にもよく載る有名店)

いのししラーメン(¥1200)を食べる。
まずスープをすする。あっさりしてておいしい。
最近、いわゆる「しょうゆとんこつ系」ばかり食べてたから、
こういう純粋しょうゆ味がうまく感じる。
いのししの肉は当初思っていたようなクセがなく、
とろけるような食感だった。うまいというか、こういう味って感じ。
そして、麺がいまいちだった。

総合評価すると、一食の価値はあるけど二食の価値はない。

久しぶりにダートを走ろうかと思ってたけど、通行止めになってた。なんで??


* * *

映画「ウォーターボーイズ」★★★★☆
単純明快、こういう映画は本当に好き。
小難しい理屈なしで何も考えずに見られる。
いろいろ難を挙げればきりがないけど、
そういうのを無視できるくらいの勢いがある映画。
最後のシンクロもよかったけど、イルカさんのショーもよかった。
あれ見に行きたいぞ。


『ジョン・レノン ラスト・インタビュー』(中公文庫)★★☆☆☆
ジョンが死ぬ二日前に行なわれたインタビュー録。
ちょっとこのインタビュー、編集してほしい。
内容の半分はちんぷんかんぷんだった。
話に出てくる人物名が多すぎ。有名人らしいけど、僕には誰だかわかりません。
話の内容もちょっとマニアック。ついていけない。

訳者あとがきが一番おもしろかったと言ったらちょっと顰蹙ですか?



2002年10月05日(土) ライバル

チャリチャリでびわこ一周。
220kmを10時間くらい。よくやりました。

* * *

「友達とか恋人である以上にライバルである」
「友達でも恋人でもないけどライバルである」
どちらも真実(or真実であった)。

今でも時々考える。否、考えない日はない。
しかし、それは後ろ向きな話ではなく、前向きな屈折した考えとして。

『北へ遷りゆく時』で、「私」は同じ留学帰りのムスタファーに翻弄され
彼の死後も幻影にとらわれ続けた。
「世界は突然逆転してしまった。愛だろうか。
いや愛はこんなことはしでかさぬはずだ。これは憎しみなのだ。
私は憎しみに駆られて復讐を求めているのである。私の敵は内部にいた。
しかし、私は彼と対決しなければならない」

その結果、「私」は訣別を果たし、ナイルの流れに身を委ねながら決意する。
「私はこれまで一度として選択し、決定したことがなかった。
しかし今私はまさに決定し、生を選ぶのだ。私は生きるであろう」


私は生きるのだ。
それを選択した今、負けるわけにはいかない。

* * *

あなたのライバルは今のところいないようです。
今日そのことを感じました。

あなたが何を望んでいるのか私にはわかりませんが、
煮るなり焼くなりあなたの好きなようにしてください。
私は逃げも隠れもしません。卑怯なだまし討ちもしません。
真っ向から臨むつもりです。

* * *

びわこ一周サイクリング。
膝に不調を抱えていたのでまさか完走できるとは思わなかった。
京都市内に入ってようやく確信が得られた。
ここからなら這ってでもゴールにたどり着ける、と。

自分の持ってるエネルギー(体力)をオールアウトした状態。
水分のみ体が要求していた。

そして予想通り、夜中に腹痛に襲われる。



2002年10月04日(金) あの人

久しぶりにあの人に会う。
とても緊張した。話すだけでドキドキする。
何が私にそうさせるのか。

あの人はとても厳しい。
だからこちらが話してるとき、
ついつい相手の反応をうかがってしまう。

厳しいけど、理不尽ではない。
言い訳には手厳しい。
でも、厳しいなかに優しさが垣間見られる。
メリハリがあってとてもよい。

時々冗談を言ってきたりするのだが、緊張しっぱなしなので
笑うに笑えない。やや苦笑い状態。

帰り際、同じエレベーターに乗り込んだのだが、
最後まで恐縮しっぱなし。何を話したらいいのか。
あの密室の緊張感がたまらない(←おもしろいという意味で)。


とにかく自分の勉強不足。
自分が思ってたより忙しい生活がしばらく続く。
特にこの一週間は重要!


街中の大型書店に寄った帰り道、スタバが目に入った。
我が家のマグカップがひとつ水が漏れるようになったので、
そこで新しいのを買いがてらそのままコーヒーを飲んでいく。
マイカップでコーヒーを飲むのもいいものだ。

コーヒーをすすりながら少し勉強をしていく。
土日は図書館が5時で閉まるので非常に不満に思っていた。
ここなら家よりかはやる気が出てくる。
これからちょくちょく来るかもしれない。
ボトルキープならぬ、カップキープでもしたいところ。



2002年10月03日(木) チャリ屋

今度、チャリチャリで琵琶湖のあたりを走るので
行きつけのチャリ屋さんに整備しに行った。

「行きつけ」とか言いつつ、実は11ヶ月ぶりなのだが。。。

前輪の回転が悪かったので、シャフトを外してグリスアップ!
久しぶりにばらしたけど、我ながらよくできました。(まる)

その後、勢いに駆られ大原まで。
京都市街を少し離れただけで空気が冷たい。
当日の服装に気をつける。


久しぶりのチャリ屋さんは、懐かしい匂いがした。
油の匂い、大学の記憶。
あんなことやこんなことを思い出していた。



2002年10月02日(水) オリエンタルな関係

最近の遍歴

■映画「オセロ」

■映画「エム・バタフライ」

■映画「愛人(ラマン)」

■ハキーム『オリエントからの小鳥』

■ターレフ『北へ遷りゆく時』


以上、共通項は異人種の男女の愛。
そして、その不幸の物語。

西洋と東洋の歪み。植民地主義という歴史が生んだ産物。
サイードの『オリエンタリズム』くらいは読んでおこうとは思うのだが…。



2002年10月01日(火) 神在月

今日から10月ということだが、
特に期するところも思うところもない。
一日一日をいかに楽しく過ごすかだけ。
それ以上でもそれ以下でもない。

とはいえ、世間ではいろいろ新しいものが始まった。

■英会話レッツスピーク
新講師・小野田榮氏は若干ぎこちない。
ちょっと棒読み過ぎないか?喋りが固め。
てか、今思えばこれまでの岩村圭南氏ってノリがよかったなぁ(^^;)
シャドーイングやディクテーションのコーナーがなくなったのは寂しい。
あれってけっこう力つくよなぁ。

■朝の連続テレビ小説「まんてん」
今のところ特に期待するものはない。
しばらくは様子見。
昨日唯一反応したのが屋久島のフェリーのりば。
ちょっと見覚えがあって嬉しかった。


世間的に今月は神無月だが、出雲では逆に神が集まるので神在月というのは
よく知られた話。今まで島根県には足を踏み入れたことがないので、
出雲というか松江に旅行するのも悪くないかもしれない。
そうなるとまだ行ったことがないのは沖縄県だけになって
沖縄に行く楽しみが増える(^^;)


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