★ 夏海の日記 ★

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2001年09月29日(土) しがみついて離さない

昨日の続きです。

昨日は、ダイエットしようにも、体の栄養が足りなかったら、体が「何で離さないといけない?!」って踏ん張って、脂肪分とかを離さないって話でした。

さて、本題その2とは
これって、心にも言えない?ってことです。

私の好きな精神科医の先生の本に書いてあったんですが、
人は泣きながら生まれてくるのだそうです。
その理由は、『寂しいから』だそうです。
大好きな母親を独り占めし、温かい羊水で守られ、餓えもなく、静かだけど安心できる心音を聞いて...。
そこから無理矢理うるさくて、寒くて、まぶしくて、苦しい世界へ 引きずり出される。
母親と別々にされる孤独。
人間は、生まれたときから孤独で寂しいのだそうです。

だから、子供はどん欲で、自分を一番に見て欲しいって、ガンガン甘えてきますよね?絶えず、誰に対しても、1対1を求めるの。加減を知らない。
でも、浴びるほど(でも過剰ではない)愛情を与えられると、心に安心感が蓄えられます。
『離れても、自分を見てくれる』
『自分を愛していてくれる人がいる』
そこで、ちょっと冒険してみるんです。
そして、不安になると、泣いてしがみつく。
それを繰り返して、この世界も悪くはないか〜って思って、自分の世界ができたり、他人と自分の違いも分かり、失敗したり、ケンカしたり仲直りしたりして、大人になっていくんです。


じゃぁ、私のように、『自分を愛されていない』と思って育った人は?
つまり、そういうことなんです。
『しがみついて離さない』
自分の心に、自分が必要とする分量だけの愛情を持っていないと、
人は、他の人へ与えることなんて、できないんです。
私は、いつも欲しかった。
もっと!もっと!って、それはどん欲に愛情を欲しがったの。
親に求められなかったから、先生に認めて貰う為に頑張ったり、恋人にも愛される為の努力をしたり。
でも、それは『無償の愛』じゃなく、『私が努力して作ったもの』と思っていたので、ちっとも心は満たされなかった。
しかも、私が努力しないと愛情は与えられないと思っていたし、無償の愛情なんて、信用していなかった。求めていたのに、矛盾してるね。

誰かに優しくするのも、自分がそうされたいから。
だから、自分が欲しい程度の見返りがないと、「これだけしているのに、あなたは分かってくれない」なんてバカなことを言ったりして。
冷静になって分かる。その優しさや情熱は、『あなたの為』にしたのではなく、『私の為』にだった。
だから、どれだけ愛情をかけられたとしても、心の貯金箱は減るばかりで、寂しさがなくなることはなかった。

そうして、大人になってしまった。
子供の頃から今までの何十年も蓄積された『寂しさ』を埋められるような愛情を持った人は、この世にいる?
親に甘えさせて貰わなかったから、こうなったのだから、親を頼るのは、無理。
夫の両親なんて、何の足しにもならない。
夫さえ、私じゃないのだから、『私の』欲しいだけのものを与えることはできない。(そう言えば、結婚する前に、夫の中に入りたいって切望したな...。私が溶けて、夫の中に入れれば、寂しくなくなるって思ってたっけ。)


不幸なことに、子供のまま、大人になってしまったの。
じゃぁ、この寂しさを どうする?

私は気が付いたの。昔の私に、私がして欲しかったことをしてあげるの。
これは、『孤独な子供』みんなに『合う』やりかたでは、ない かもしれない。
でもね、
例えば、私は孤独だったから、甥っ子の孤独が分かる。だから、私がして欲しかったようにしてあげられるし、私が欲しかった言葉を与えることができる。
甥っ子の為?
違うの!
それは、私の中の『孤独な子供』の為に。私の 為に。
してあげたり、言葉を与えたりするのは、甥っ子へ だけれど、
本当にそうしてるのは、『幼い孤独な私に』なの。
誰にも貰えなかったことを、私が、私に 与えてるの。


私が鬱で辛かった時に、周りにその苦しさが解る人がいなかった。
アドバイスが私を追い込んだり、傷つけたりした。
欲しい言葉は、そんなんじゃなかったのに!

だからね、その苦しいときの傷ついた私に、今メッセージを書いたり、励ましたりしています。
HPを通じて お友達になった人に、メッセージを貰ったりすると、私にありがとうって言ってくれたりする。でも本当は、私がありがとうって言いたいの。だって、私に優しくするチャンスを与えてくれたんだから。私がみんなから優しさや慈しみを貰ってるいるから。

私はとっても辛かったから言えるけれど、
まずは『自分が』幸せな気分になれなかったら、人を幸せな気分になんてできない。
自分が満たされていなかったら、人には与えられない。

私の年だと、子供が居る人が多いけれど、
孤独を知ってるあなただから、子供の孤独を払う方法をちゃんと『知って』いますね?
『孤独な子供』のあなたを癒せるチャンスがある あなたは、幸せかもしれません。

自分に似て腹が立つことがあるかもしれません。
でも反対に、『子供の頃の自分』に、未来から手助けして挙げられるんです!


鬱で辛い人へ
まずは、お薬がちゃんと効くまで、自分が心地良いことだけを考えて下さい。
行動や思考の判断を、『心地良いかどうか』で決めて下さい。
そうして落ち着いた時、思い出しましょう
あなたは、何をして欲しかったですか?


2001年09月28日(金) ダイエット考 〜 しがみついて離さない

3ヶ月前に、初めて『まるかん』のお店に立ち寄りました。
どうしても痩せたくて、10日分のダイエット用サプリメント『スリムドカン』を1000円で購入したの。
私は食べ物に関して、私なりの哲学を持っていて、
食べものを食べる = その食べ物の命やパワーを貰う
って思っているので、食べたことを無かったことにするっていうダイエットは、その主義に反するので手を出さなかったんです。
でも、今回は腰痛時に太ってしまった5kgをどうにかしたい!それも短期間で!と、言うことで、『スリムドカン』に走ってしまいました。

飲み始めたころ、知り合いの『ダイエットしたい仲間』にそのことを教えたら、速攻『まるかん』へ出掛け、彼女も始めました。
そして1ヶ月後...
彼女は3kg痩せ、私はビタ1g痩せませんでした。

1ヶ月前に同じ『まるかん』を扱っている別のお店に変え、そこで腰痛の為の『ひざこし元気』を買って飲み始めたんですが、その時に『痩せない』ことへの答えを頂きました。

痩せない理由
体に過剰なストレスが溜まると、栄養を体が吸収しなくなる。
栄養を吸収しない = 栄養不足
「オイラは栄養不足なのに、ダイエットだって?!冗談じゃない!!」って体が思って、どれだけダイエットしても体が脂肪を手放さない

のだそうです。

私は栄養士の勉強をしたのと、太っちょの母が『栄養失調』で倒れ、救急車で運ばれたことがあるので、
太っている = 栄養が足りている という訳ではないことは知っていましたが、まさか自分がそうだとは思ってもいませんでした。

まさか私が?!って思う理由は、実は私はサプリメント&健康オタクで、その上ストレスに効く栄養素や、ストレスによって失う栄養素を勉強し、サプリメントによって補っていたからです。
その私が栄養失調?!

だから今、体質改善を始めて、栄養を体に吸収するような『体』を作っている途中です。

さて、ここまでは前ふりで、ここからが本題です
本題その1
私の腰痛の原因は、腰に負担を掛けたこと、それによって、椎間板の水分が無くなったために、痛みが出たのだそうです。
私は腰痛の原因は、無理矢理私の限界以上の仕事をしていたせいだと思っていたんですけど、上記のことを考えると、腰に負担を掛けたことはもちろんだけれども、栄養が足りない、サプリメントを摂っていても、栄養を体が補給しないから、起こったことなんじゃないかと思うんです。

私が摂っていたサプリメントは
* 肩凝りの緩和、血管の掃除、冷え性の緩和・・・ビタミンE
* ストレスで大量に消費される   ・・・ビタミンC(水溶性の為、食べ物から摂りにくい)
* ストレスに負けない丈夫な脳を作る   ・・・DHA
* ストレスで大量に消費される      ...カルシウム
* ビタミンBを摂るために        ・・・ニンニク卵黄
* 女性ホルモンの味方     ・・・ローヤルゼリー(自律神経を正常にしてくれるらしい)
* 目に良い               ・・・ブルーベリーエキス
* 緊張を緩和する            ・・・リラックスの素
* 鬱状態の緩和             ・・・セントジョーンズワート
こうやって文字にすると、自分が如何に疲れていたかが判るね。
棚には瓶がいっぱいです。
毎日これだけ飲んでいた、にも関わらず、私ったら栄養失調なのだ。


今、『まるかん』の『栄養を補給するため』のサプリメントを飲んでいる。それを『普通の人』は10日間3粒飲むと体が楽になるそうだ。(夫は5日で効果てき面でした!!)私はそれを飲み始める前に『まるかん』の『ドリンク剤』を1週間飲んでいるから、合計で2週間以上『体に栄養を補給し続けて』いた計算になる。
確かに、『病的な』シャレにならない程の『物忘れ』が減った。
でも、私は楽にならず、カプセルが無くなって買い足そうとしたときに、商品がお店で切れていたために1週間飲めなかったら、物忘れが戻ってきた。
そうお店の人に伝えたら、「あなたは、もう10日間3粒で続けて下さい」と言われた。
私は、長年のストレスと、鬱の時のお薬のせいと、腰痛のせいなど、体のストレスと心のストレスのせいで、栄養を吸収しにくい体になっているので、人より多く摂取し、効果が出るまで人より長くかかるそうだ。

私ね、結婚するまで体温が35.5℃程度だったの。血圧も上が90台だったし。
それが現在微熱が続いてて、ここ数年は、37℃を余裕で越してるし、血圧も120位なの。これって、凄くない?

だからね、体に一度栄養を浴びるほど与えないと、私は痩せない体なんだって。
これを読んで、どきっとする人、いませんか?
体の飢餓状態がなくなって、体がホッとした状態にならないと痩せられないなんて、人の体って外見からは想像もつかないことになっているのね。

そしてね、何が一番言いたかったかって言うと、
今、鬱とかストレスが溜まってる人は、『普通』の人より沢山の栄養素(カロリーには気を付けてね!!)を体に入れてあげることを心がけて下さい。
特に、ビタミンCとカルシウムは、ストレス(タバコもだけど)によって、余分に消費されて体の外に出てしまいます。老後の為にも、カルシウムはガンガン摂りましょう。
そして、これは要注意!!
最近はコンビニでも市販されている『栄養ドリンク』は、肝臓で分解されるので、肝臓にとっても負担が掛かるそうです。疲れたからと常用すると、肝硬変になる恐れが高いのだそうですよ。あの『栄養ドリンク』は、体を元気にしてくれるんじゃなくて、疲れた体にムチを打って、疲れた体を無理矢理起こすだけなので、その効果が切れると、疲れは倍増するのです。だからまずは、たっぷりの栄養と、睡眠を心がけて下さい。

まぁ、鬱になると、味を感じなくなるので食欲も無くなるし、眠れないのは、私も経験済みで、できないってことは解ってるんですけどね...。難しいですが、『心がける』だけでも してみて下さい。
【注意】
人それぞれ、どれだけ栄養素が必要で、どれだけ足りないかは判らないので、薬剤師の人、栄養士の人、漢方などの『専門家』に相談されることをお勧めします。

長くなってしまったので、
『本題その2』は、また 明日ね(*^_^*)


2001年09月27日(木) 鏡を見ると

今朝、どきっとした。
鏡を見て、不愉快になる。
そこには母が映っていた。
母の実家の周辺で、伯父の漁師仲間に会うと、
誰もが笑って、私が母にそっくりだと言う。
確かにそうなんだろうけれど、若い時には自分では そう思わなかった。

月曜日に荷物を届けに母の会社へ行った。
会社に到着後、「外に着いた」と、携帯に連絡したら、母は家にいて、会社を休んだんだと言った。
母以外にも、母の仕事仲間にも用事があったので、彼女を呼んで貰い、用事を済ませ、母のご機嫌伺いにと、実家まで顔を見に行った。
案の定、サボったらしい。

ここ数ヶ月、人間関係でトラブっていて、部署を変わらされたり、母だけ連絡されなかったり、むしゃくしゃすることが多い上に、家に帰っても妹や孫の世話で気が休まる状況ではなく、連休で妹が夫の実家へ行っているすきに、骨休めをしていた。

母も妹も甥も、私の訪問を待ち望んでいる。
同じメンバーでの生活で、閉塞感があるらしく、私のもたらす新しい話題や、自分のストレスを『外部』の私に話してストレス解消をしたいらしい。
実家へ行くと、みんなが小学1年生の甥と同じレベルで私を取り合い、
愚痴や寂しさのはけ口にされたりして、かえって疲れる。

案の定言われた。
「ずいぶん長い間、構ってくれへんかったやんか〜!」
この言葉を聞きたくなくて、どんどん実家への足が遠のくのを、母は知らない。

結婚するまでの私たちって、そんなに仲良かったっけ?
一緒にどこかへ出掛けるなんて、なかったでしょ?
父も妹も母を労らない家庭で、唯一母を旅行や食事に連れだして、深呼吸させる、私の存在を心待ちにしている母を、私は知っているので、思いを全部飲み込んで、母のはけ口になってやる。

最近できたばかりのフランス料理のお店で、ランチを食べた。
美味しい料理を、ゆったりしたテンポで食べながら、母はどんどん毒を吐く。

最近の あまりの生活の疲れの為に、顔が醜くなってきている。
解消できないストレスと疲れのせいで、眉間にしわを寄せたままで眠る母。
そして、私を独り占めできた嬉しさで、童女のように笑う。

母が大変な人生を歩んできて、
最愛の息子を事故で亡くして
母に、幸せな時間をあげたいと、私は思っている。
その思いは、強迫観念のように、ずっしりと重い。

夫には内緒にしているが、『何か』の時(回忌や妹の出産や入院、母の病気で会社を休んだとき等)に母にまとまったお金を渡している。ロクデナシの父が、家にお金を入れないから、生活が苦しいのを知っているから。
その時の為に、毎月お金を別の口座で貯金している。
お小遣いを貰ったと、素直に喜ぶ母を見て、心がもやもやする。
そのお金を大切に使わず、あるだけ気前よく使うのを見て、(あげた以上、そのお金は私のお金ではないのだけれど)ストレスが溜まる。
イベントがあると(孫の初節句やら)カードで高価な買い物をする。
お金があったら、豪快に使い、無くても別に辛くない。それは、それで良い。
ただ、後先考えずにカードで買い物をするのは....。

どうやらそのしわ寄せが来て、今 苦しいらしい。
それを話されて、私はどうすれば良いの?
お金の無心をしているんだろうか?
ただ、愚痴として話をしているんだろうか?
誰に話すことも、相談することも出来ず、私のもやもやは消えない。

親子としての『普通』というのが解らないから
『普通』に接する加減が、よく解らない。

鏡を見ると、母が映っている。
避けたいのに、避けられない。
それは親子だから


2001年09月26日(水) 思考の癖...弱音を吐かせてね

最近、とっても緊張している。
何だかドキドキして、手が冷たくなって...。
秋だから、落ち込みがちなのは判るけど、どうも思考がブルーな方へ行こうとする。

昔、嫁ぎ先の家業の手伝いをしていたとき、
小さい部品の入った箱をもったまま、ころんだことがあった。
鉄の部品が入った箱で、重さは30kgくらいかなぁ...
足が滑ったときに、思考がスローモーションになって、
「このまま部品をバラまいて、自分を守ろうか」
「いや、後で拾うのが大変だぞ」
と正反対のことが頭に浮かび、部品を守ることを選択してしまった。

あまりに見事な着地だったため、部品は箱の中からこぼれなくて、
あまりに見事な着地だったため、ひざに擦り傷を作っただけで、外傷がない状態で、
あまりに見事な着地だったため、私の体がどういう状態だったのか、誰も気が付かなかった。

筋肉痛になっても、こけたせいだと誰もが思った。

私は、自分で体の緊張を解くことができないことに気が付いて、病院へ行ったら、
『体にイレギュラーな負担を掛けすぎたために、体が火事場のバカぢからを出したまま固まってしまって、緊張を自分で解くことが出来ない状態』
だと言われた。
お薬をもらって、その薬の力で緊張をほぐすということを経験した。
(でも、すぐに ほぐせた訳ではなく、結構長くかかったんだけど)

イレギュラーなことに対して、心や体が対応しきれないときに、
体や心が元の状態に戻るのには時間がかかる。
自分の体の緊張でさえ、自分で解くことができない無力さ。

今回のイレギュラーなことは、旅行の日程をダブルブッキングしてしまったことで、
心が固まってしまって、友達に嫌われてしまうかもっていう恐怖がすごかった。
それが解決した今でも、恐怖が消えない。

彼女は、私のことを嫌ったりしない、
それは理解している。
問題も、ちゃんと解決して、お金も支払って、あとは旅行に出掛けるだけ
先週あった彼女のお誕生日会では、私の最悪な失敗を笑い話で終わったし。
ちゃんと頭では解ってる。

でも

私はずっと『嫌われる』ってことを怖がっていて、
行動の全てが『嫌われないように』ということに集中していた。
今、笑っている。でも、『本当は』どうなんだろうって、いつも思っていた。
心の癖、思考の癖
その癖こそが、私が鬱病になった原因の一つだったりする。

旅行中、何かしでかしそうで、不安でビクビクしている。

彼女は、私のことを嫌ったりしない。
いつになったら、意識しないでそう思えるようになるんだろう。


2001年09月25日(火) 秋に思うこと

セミの声も、もうなくなって、暑さが続いたのに、彼岸花はちゃんとお彼岸に咲くんですね。今年は近所の竹藪に群生しているのを見付けて、どうして去年まで気が付かなかったんだろうって不思議でした。

蝉の声を聞いた夏の始め、この蝉は、7年前に生まれて、土の下で暮らしていた蝉で、7年前、私は何をしていたんだろうって思ったの。
この蝉が生まれた時、うちの裏はまだ林や畑でした。
その後、そこの土地の持ち主が、欲と息子への偏った愛情の為に、息子の為にアパートを建てようと画策(その土地は息子と娘の共同名義だったので、娘の許可なしでは触れないはずだった)し、狡猾なヤクザに土地を取られ、事情をしらない人に売られ、今何件かの家が建っています。
その経緯を知っていて、土地の持ち主だった独り暮らしのばあちゃんの家に黒塗りの車が何度も来ていたのも知っていて、土地を盗られ、その後、ばあちゃんはお正月に独りぼっちで亡くなり、翌日になって発見されたこととか色んなことを思い出して
その蝉の声を聞いていました。
この蝉は、まさか成虫になった時に、止まる木が無くなっているなんて思いもしなかっただろう。家の下やアスファルトの下で埋まったまま、死んでしまった仲間がいっぱい いるのかもしれない。

時が流れるのは残酷なことで、でも私たちは生きていかなくちゃいけません。
今年生まれた蝉が成虫になって鳴く頃、戦争も内戦も飢餓もない世の中になっていれば良いなぁって思います。憎むべきテロがあった。でも戦争にならずに平和的な解決ができ、テロがこの世からなくなった記念すべき年だったと懐古できれば。


子供の頃から、秋は嫌いです。
もしかしたら、夏休みの間中、母の実家やパパママの家でずーっと過ごして、自分の家に帰らなくてはいけないのが嫌だったのかもしれないし、夏が好きなので、夏が終わるのが嫌だったのかもしれません。(宿題ができていないプレッシャーが原因なのかも ^^;)

弟を事故で亡くしたのも秋でした。

奇跡的に回復しつつあった伯父が、(起こしていては看護婦さんの手が掛かるから?)再び睡眠薬で眠らされるようになったそうです。
もう「手の尽くしようがない」っていうのがその理由だそうですが、納得できない。
もし、介護できる看護婦さんを自分で雇える程の財力があったなら、伯父は眠らされずに回復しているかもしれない。私は伯父より遠くにして、直接看護してくれている看護婦さんではないので、文句の言いようがないのですが、納得できないでいます。

もうすぐ弟が死んだ10月がきます。
夏を乗り切った伯父が、この世からいなくなりそうで...。


2001年09月24日(月) 身近な人との死別〜悲嘆の人に心のケアを

例の如く、新聞からです。何か参考になるでしょうか...。

【本文】
家族を不慮の事故や病気、自殺などで亡くした人の悲しみは深い。ショックでふさぎ込み、病気になったり、社会から孤立したりする死別体験者も少なくないが、日本では、こうした人の心のケアは立ち遅れている。そんな中、精神科医や自殺防止に尽力するボランティアグループ『グリーフケア(悲嘆援助)・サポートプラザ』を結成した。



 『グリーフ』とは、悲嘆や悲哀を意味する英語。家族を亡くす「喪失体験」をした人が直面する悲しみだ。家族が精神障害などの病気になった場合も、同様の悲しみに遭遇することがある。
 その悲しみには、プロセス(経過)があるという。
 最初はショック状態。そして、死や病に直面した事実を否認、回避しようとする。「この時期は茫然自失して涙を流すこともできない。第三者の介入は困難で危険、そっとしておく必要があります」(精神科医師:平山さん)続いて、深い怒りや恨みの感情が現れる。「対応が悪かった」など、怒りは医師などの他者への攻撃に変わることもある。
 最後は「何で自分はこんな目に」といった、自分にタイする責めや怒りに変わる。「この時、慰めや説教は裏目に出ることがある。『悲しみ、怒って当然』と、共に泣く姿勢で接することが大切で、この怒りの感情の処置を誤ると、鬱状態など、心身の変調をもたらす」と平山さん。更に、怒りの時期が収まると、引きこもりの状態に。深い悲哀感や虚無感に襲われ、「あの時こうしていれば...」という罪責感の繰り返しに悩む。そうした課程を行きつ戻りつして「新しい自分」への再生に向かう。
 では、どうしたら立ち直ることができるのか。
 平山さんはまず、悲しみを前向きにとらえることを提唱する。悲しみは、人を哲学者=考える人にする。健康な人、強い人には分からない優しさや共感能力も得られる。「それは人間として尊いことです」
 また、
◎死や病気が発した「生きるとは」等のメッセージを真摯に受け止める
◎過去に縛られるのではなく、思考を未来に向ける
◎今、心はどうなっていて、何をすべきか、自分の状況を洞察する
◎死ぬことは苦しいことだが、本人にとっては休養かもしれないと発想を転換する
なども大切という。


            問い合わせはファックスで 03−5775−3871
【本文終わり】

私が家族と死別したのは、23才の時です。
朝、私の単車を押し掛けしてエンジンを掛けてくれた弟が、夜中にトラックにぶつかり、もう2度と生きては会えなくなりました。私は外泊していたので、家に帰った時は、弟はもう冷たくなって寝かされていました。

その丁度49日目。母の母親、つまり祖母が急死しました。
母は狂うと思った。
でも、本当に悲しくショックな出来事があると、感情は動かなくなるの。

友達の彼氏が亡くなった時には、弟の彼女になりかけだった女の子がいたことを思いだし、だぶりました。
亡くなった彼氏は、私の上司で、会社で仲良しなグループの一員でもあったので、私も彼女と一緒に泣いて、でも私よりもっと辛いのは彼女なので、彼女に思う存分泣かせてあげるようにしました。彼女を思う存分泣かせることに集中しました。感情を吐き出せるように、悲しいと言えるように。

彼女の母親は、彼女にこう言ったそうです。
「悲しみのあまり、彼を引き留めちゃいけない。彼は自分が死んだことに慣れていなくて、でも、辛いけれども彼に「あなたは死んだのだ」と教えてあげないといけない」って。
「彼は、新しい世界の住人になったのだから、あなたが この世の足かせになってはいけない。彼の邪魔をしてはいけない」って。

その時には知らなかったんですが、彼女の父親が余命数ヶ月の宣告を受けていて、その上での、彼女の母親の血を吐くような言葉だったのです。(後でそれを知って、何て凄い母親なんだろうと尊敬しました。)

その後、父方の祖母が亡くなったり、友達が亡くなったり、夫の友達が去年亡くなったり
人がこの世からいなくなってしまうことは、とっても辛く、精神的に重く言葉で言い表せないほど疲れます。体の疲れなんて問題にならないほどの心の疲れに襲われます。それが身内だと、昨日まで一緒に暮らしていた人なら、なおさらのことです。

そういう時に、私は慰めの言葉なんてないと知っています。
ただ側にいて、泣くのを静かに見守っているしかないんです。
熱にうなされて夜中に目を覚ました時のように、
泣き疲れて顔を上げたときに、側にいて抱きしめてあげられる私でいたいと思います。


2001年09月23日(日) 鬱病って、なに? その2

昨日の続きです。

お薬で辛い症状が緩和されると、第一の最重要注意点、これは周りの人が細心の注意を払って守ってあげて下さい。

鬱病の人は、本当に何をやるのも面倒臭いんです。息をするのも面倒臭い、生きているのも面倒臭い。『その1』に、そう書きましたよね?
つまり、自分で自分の命を絶つ気力もないんです。
お薬の効果が現れて、少し元気になってくる。
と、困ったことに自殺する元気さえ出て来るんです。
自分が生きる価値のない人間だって思っている人がなる『心の病』なので、この自殺の危険を細心の注意を払って回避させて下さい。
ちょっと元気が出たと安心してはならないんです。

さて、もっと調子が良くなって、冷静に自分を見つめることができるようになった時から、本当の戦いが始まります。
本当の戦い...つまり、もう2度と辛い思いをしなくても良いように、です。

本当に辛いことは、心がシャットアウトしてしまって、心の奥に沈んだまま、記憶として残っていないものなんです。でも、潜在記憶として残っている。
自分が何かあったときの対応のしかた、それについての考え方、それは、子供時代に培った『潜在記憶』に従って、表面に現れるのですが、でも、『覚えていない』ので、なぜそういう風に考えるか、行動してしまうか、が自覚できない。
それを『早く』思い出すために、カウンセリングで心を引きだしてもらうんです。
(私の場合、カウンセリングをしなかったので、自分で考えたため、ずいぶん時間が掛かってしまいました。)

それは、身内にとって、ほんのちょっとの出来事で、あまりに日常的なあまり、身内は、覚えていないのが殆どです。でも、当人にとって重大な傷となっていたりするんです。(例えば、私の8月26日の日記『大雨が怖い理由』のように、大人には笑い事でも、私は死の恐怖を感じたようなものです)

例えば、私の友達は、3人姉弟の長女で、初めての子で可愛がられていたあまり、『お前は、何もできない子だ』と育てられて、意識が外に向かないように育てられたのだそうです。20才を過ぎて会社に就職するまで、彼女は自分は何も出来ないお荷物な存在だと思って育ち、「入社して初めて、私には出来ることがあるってことを知って、嬉しくて」って言っていました。
彼女の妹と弟は、正反対に10代の頃に留学を体験して、自立することを学んだのに、私って一体なに?!って言っていました。
親は、彼女が可愛くて仕方がなくて、自分が何をしたのか理解していないのでしょうが、重い過剰な愛情は、罪です。でも、ただ彼女は『親の愛情』を知っているので、人を信用すること、愛することが出来るのは、幸せなことだと思います。

そんな些細なことを思い出す作業を時間を掛けて地道にこなして、自分が何に傷ついたのかを自覚すると、潜在意識が やっと体の外に出て、『過去の出来事』に変わるんです。
だから、本人だけの問題ではないので、親との関係、兄弟姉妹との関係を、本当は一緒にカウンセリングに行って思い出すのが一番の近道だと思うんですけど...

私の日記にもよく出てくるママ(伯母)は、私にトラウマを植え付けたなんて、思ってもいません。ただ私を大好きだっただけで、愛しただけで、育てただけなんですよね。ママには猫っ可愛がりされた訳でもなく、怒られたり『普通』に育てられたけれど、
ただ、「家が忙しくて預けられた子だ」と言い続けただけなんです。当然全然悪気はなく。でも、それを聞いて私は『実親を信頼できない』、『私は見捨てられた子だ』と思い込みました。
そんなことになっていると知らない13才しか離れていない叔父に、「川から拾ってきた子」って言われて、(子供の頃に良くあるジョークですよね)それは私にとって冗談ではなく、「ああ、だからか...」って妙に納得したりして。


もし愛情を掛けられて、大切に育てられ、平和な家庭で育って、でも病気になってしまった人は、
誰が悪いんではなく、たぶん、お互いの思いが空回りしちゃった、どこかでボタンが掛け違っただけだと思います。
だから、そこまで戻って、そこから新しい人生を見つめ直せば良いんです。

ロクデナシの親に育てられてしまった人は、
飯島愛さんの『プラトニックセックス』を読んでも思ったんだけど、
親に反発して『自分を傷つける』なんて、勿体ないよ。
親は私たちよりも早く死んじゃうんだし、
あなたの人生は、親のものじゃなくて、あなたのものです。
ロクデナシの親は放っておいて、
自分の人生を 自分だけの人生を 自分の力で歩き始めてね


これから まだまだ良いことが いっぱいあって、幸せなことも、楽しいことも、ケンカしたり、でもまた仲直りしたり、色んなことが一杯あります。

私は人生に絶望していましたが、
鬱になって良かったかもしれない。
私は今、生まれたばかりのヒナで、
まだ羽毛も生えそろっていない不格好なままだけど、
生きていても良いかな〜って息をするのが楽になりました。

今は生きることだけに頑張れば良いよ。
一緒に生きようね。
新しい空気を一杯吸って、古い空気を体から出して
1秒1秒新しく生まれ変わってるんだから。


2001年09月22日(土) 鬱って、なに? その1

鬱ってなに?
どんなの?
どういう風になるの?
どういう風にしてのしいの?

私の体験談を、お話しましょう。
鬱を本当の意味で治す為には、まずはお薬の力と周りの人の力が必要で、
少し落ち着いて冷静に考えることのできる状態になったら、『どうして自分はこんな風に思うんだろう』という思考回路の原点を探らないといけない辛い作業が待っています。
鬱などの精神的疾患に人が身近にいる人は、どうか、焦らせないで、ゆっくりゆっくり未来に向かって歩けるようにサポートしてあげて下さい。
だって、発病するまでの長い間を掛けてゆっくりと蓄積していったストレスの爆発が、たった1ヶ月や1年で治るなら、慢性肝炎などの慢性疾患なんてこの世にないでしょ?

私の場合の症状は、眠れない、根気がない、食べ物の味がしない、息をするのも面倒臭い、何も理由がないのに突然緊張する、ドキドキする、理由もないのに涙が出る、必要以上に自分が必要のない人間だと思ってしまう、等です。

『なんとかって言う分泌物が脳内に人よりも多く出て』って言うのも聞きました。
それは、つまり胃液などの消化酵素が出過ぎて胃潰瘍になったり、ホルモンのバランスが崩れて病気になるとか、リンパ液が出過ぎて(出なさすぎて)病気になる、みたいなことが、脳内で起こるのと同じことだと思います。ただ体に症状がでないので厄介なんですけど。
体が病気で心は健康なのは心配されて、脳が病気で体は健康なのは、『我が儘』だと言われてしまう。まぁ、目に見えないからねぇ...(^^;)同じ病気なのに、心の病気だと『怠け癖』とか、『甘えてる』とか言われちゃう。本当は違うのに。本人が『やらない』んではなく、『できない』が本当なのに。

ただ、何もやる気になれない、息をするのも面倒臭いのが、その症状だから、(う〜ん...40℃の高熱が出ている状態を想像してみて下さい。そんな状態なんです。)部屋が汚くても大目に見てね。料理ができるなんて、奇跡です。本当に、息をするのも生きているのも面倒臭いんですよ〜。ダラダラしたいわけじゃなくて、本当に何も出来ないんです。例えばコゴロゴと寝ていたとしても、眠れている訳じゃないんです。


精神疾患の人は、心がもう外に向かって全開の状態で傷つきやすい傾向にあります。(だから、外出したくないの。傷つくから。)妙に耳が良くなったり、臭いに敏感になって、(妊婦さんのつわり状態?)食品売場が臭くて、よく吐きそうになったなぁ...。人の体臭や家の臭いにも敏感になるし。そして心も無防備だから、TVとかのニュースみても、自分に起こったかのようなショックを受けたり、人の言葉に必要以上に敏感になって傷つきます。これも、たぶん体内の何かが多く出ていてとか、少なくしか出ていなくて...っていう類が原因のものですので、精神疾患が軽減されると、それも治っていきます。
私は『急性すい炎』になったことがあるのですが、すい液で胃が自己消化されてボロボロなのに、痛いのは『胃』じゃなくて、背中だった。そのようなものでしょうか?(例えが、ヘン?)
脳の中に何かが起こって、でも、その症状が、精神的なものとして現れるってことだと思います。

そう理解すると、それさえお薬で抑えてしまえば、まずは楽になれるでしょ?
だからまず、お医者さんの処方したお薬をちゃんと飲んで、まずは辛い症状を抑えることに集中して下さい。
注意点ですが、私の場合は、まず内科でお薬を処方してもらったんですけど、それがホルモンのバランスを崩すお薬だったので、生理を止めてしまい、余計に酷くなったので、紹介状を書いて貰って、精神科に通い始めました。(ほら!餅は餅屋っていうでしょ?)
人に色んな性格があるように、お医者さんや薬にも、『相性』があるので、(鎮痛剤にしても。『バファリン』が合う人や、『ナロンエース』が合う人それぞれですよね?)違和感がある時には、我慢しないでチェンジしたいと言いましょう。本当に面倒臭いですが、自分のお薬を他人まかせにしてしまわないことが大切です。

また、お薬の常用性と副作用ですが、こちらの症状をちゃんと伝えれば、私のようなホルモンのバランスを崩すものは変えて貰えるし、最近のお薬は常用性は、ありません。だって、私は、もう飲んでないもん。(睡眠薬を大量に服用しても、死なないって聞いた時に、がっかりしたもんだわ...^^;)

そして、これも大切なことですが、(お薬で、どういう仕組みだか、心を楽にしてくれる作用は)補正下着で脂肪を矯正するようなもんなので、心がちゃんと大丈夫な状態になるまで、お医者さんの指示通りに服用しないと、ぶり返します。(知り合いの人で、自分で勝手に判断して飲んだり止めてしまったりしているために、結果として長い間お薬と離れられない人がいます。)
毎日毎食後だったお薬が、その量が減り、朝夜の2回になり、朝又は夜だけになり、2日に1回の服用で良くなり....って段階を踏めば、お薬からも離れられます。安心してね♪

長くなったので、明日続きを書きますね。


2001年09月21日(金) 『引きこもり』について

『引きこもり』について

例によって、家が取っている新聞からです。(東京都精神医学総合研究所:高橋祥友)
私は引きこもりって解らないんだけど、(だって、引きこもれる場所『ホーム』がなかったんだもん。)『家に引きこもる』か、『心の中に引きこもる』か、の違いなのかなぁって、うっすらと思います。

【本文】
引きこもりの悩みを抱えて、多くの場合は、まず、お母さんが受診してきます。

 第1段階では、お母さんの不安を受け止めていくことが大切です。その不安が和らいでいくと、本人への対応も変わってきて、本人も受診してみようと思い始めます。

 さて、いよいよ本人が病院へやって来ます。しかし、お母さんの説明から想像していたイメージとはかなり違います。
 引きこもりの若者の多くは、自分の殻に閉じこもって誰とも関係をもたず一生暮らしたいと思っているわけではありません。むしろ、確実に受け入れてくれるならば、皆の輪に入りたいと強く願っています。
 なお、鬱病や精神分裂病といった一般の精神料診断に当てはまらない人も多いのです。それだけ対応が難しいとも言えます。
 幼い頃はむしろ活発で、皆の人気者で、成績も良かったという傾向もあります。しかし、そのような時期でさえ、自信のなさをうすうす感じていました。だからこそ「〜でなければいけない」といった皆からの期待されている役割に自分自身を押し込めて生きてきたのです。
 そして、周囲から期待された役割に応じきれなくなる時が十代後半にやってきます。

 彼らの第一の特徴は、「極端に低い自己評価」です。取るに足らないと信じている自分が周囲の人々の目に明らかになってしまうのではないかと、戦々恐々としています。
 第二の特徴は、極端なほどの「完全主義的な傾向」です。「100点か 0点か」といった二者択一的な思考にがんじがらめになっていて、何かをするのならば、完璧にしなければいけないと固く信じています。少しでも失敗が予想されるような場面では、強い不安が沸き上がります。
 第三の特徴は「他人からの評価に過敏」である点です。自信のない自分、周りの人のように自然に振る舞えない自分を、他人からどのように見られているか、とても敏感です。
 さらに、第四の特徴として、「醜形恐怖」を呈することもあります。自分の容姿について「ほくろが多い」「顔にあざがある」「一重まぶた」「まゆ毛が濃すぎる」などという欠点を挙げるのです。
 このために他人に不快な思いをさせてしまい、仲間外れにされてしまうと固く信じています。しかし、客観的には、私などよりはるかに美男美女です。このような引きこもりという幻想も現代社会に特徴的な問題の一つの現れです。

 単に薬を出せば済むというわけにもいかず、腰を据えて心理療法を進めていかなければなりません。

********************************************************************

だそうです。
何も解決策は書いてなかったんですけど、『引きこもり』を理解するヒントはいくつかありました。

そう言えば、精神科で知り合った女の子が、自分は『醜い』って言っていました。『ブス』ではなく、『醜い』です。だから、他の人を不愉快にさせるって。
彼女は、色白で、目もぱっちりしている美人だったんですけど、お世辞ではなく、本当に美人だったんですけど、自分で『醜い』って...。
彼女は育児ノイローゼ(なのかな?)で、赤ちゃんが泣くのは、自分の醜い顔のせいだって言っていました。本人がそう思いこんでいるうちは、誰が美人だって説得しても、彼女にとっては、ただのお世辞で、彼女が『醜い』から、それを慰めるために言ってる言葉にしか聞こえないみたいでした。

私は、もともと自分の鼻が嫌いでした。
鬱病になると、鏡を見るわけではなく、普通にしていても、自分の鼻が視界に入ってきて邪魔でした、とっても不快でした。(今でも視界には入るのですが、そう言えば、邪魔だとは思わなくなっています。)
 そういう心理状態になると、自分の欠点が、クローズアップされて、「〜であらねばならない」ことから外れて他人を不愉快にさせると思うのでしょうか?
不都合なことを容姿のせいにしたいのかもしれませんね。
 親が彼氏が彼女が暴力を振るうのは、暴言を吐くのは、私の顔が不愉快に醜いせいだ、とか、赤ちゃんが泣くのは、泣くほど醜い顔をしているせいだ、とか。
 そこまで追いつめられたてしまった心の傷や孤独感を想像すると、心が痛くなります。

また、特徴に挙げられている「完全主義的な傾向」(失敗が予想されることに強い不安を感じる)は、甥っ子がまさしく今そういう傾向なので、『失敗するのは楽しい』って、今の内に ちゃんと教えてあげなくちゃって思いました。
 期待されるのは良い。自分をちゃんと評価してくれているっていうことだから。
 でも、失敗しても、期待はずれな結果に終わっても、自分を自分として包み込んでくれる環境を与えられない(と思って)で成長していったら、きっと失敗することに恐怖を感じるのでしょう。そして失敗しないためには、家から出なければ良い。人と会わなければ良いって結論に(心が)達したんでしょうね。
 で、怖くて家から出ていけない。

怖いって表現、解ります?

『怖い』のに、怖い原因の外に連れ出そうとする人がいる。
パニクって、最悪 暴れても、それは仕方がないような気までして来ます。
それが、たぶん家庭内暴力の始まりです。
(ごめんなさい。私なりの解釈です。)

親としては、子供を追い込んでいるとは気が付かないで、自分を否定されたみたいなショックを感じ、(だって、『なぜ』なのかが、理解できないから)怠け者だと責めたりして...
ああ...最悪だ〜

親は(私の親もですが)自分の子育てが悪いとは思っていないものです。
1人の人間を育てるんだから、半端な根性ではないと思います。
(私たち姉弟は母に「人様を傷つけたら(犯罪という意味で)、殺してやる」って言われて育ちました。私にとって、それは冗談じゃなくて、本気で殺されるだろうと恐怖でしたが。)
でも親も人間である以上、間違いを犯したり、子供を傷つけたりします。
でも、それに気が付かないとか、なぜ傷ついたのか『理解できない(これが一番厄介です)』時、カウンセリングに行くべきだと思います。

心の病がそこにある場合、その本人だけが問題ではなく、その周囲の人全部に問題があるんです。
自分は完璧なのに、出来が悪い子供を持って...って思いから離れられない親を持ってしまった あなたへ

自分の性格に合う(本音が言える)カウンセリングの先生を捜し当てて、一刻も早く親から離れられるように力を蓄えて下さい。
自分の人生をそんなロクデナシの親のせいで潰してしまっては勿体ないよ!
取り合えず、自分の頭で考えて、自分が生活できる程度のお金をもうけることが出来るまで育てて貰ってありがとう程度の感謝も持って、
早くその檻から出ましょう!
あなたには、その力が、生まれた時から ちゃ〜んとあるんです。
周囲の誰も言ってくれないなら、私が宣言しちゃう!
あなたには、生きる力がちゃんとあるよ!
あなたは、生きる為の力を、ちゃんと持っています。
心配しないで!
あなたの未来は、あなたのためにあります。
安心してね。慌てないでね。
まずは、最初の一歩。欲しいのは勇気。


2001年09月20日(木) 辛くは、ないの?

こう問いかけられました。

『自分のそういう経験を、ことばでつづる、ということは、辛いものではないですか?それとももっと冷静なキモチでいられるものなんでしょうか』

それに対して、私はこう答えました。
これは、私の『リハビリ』なんです。

今、鬱病で辛い毎日を過ごしている人には、ちょっとショックかもしれませんが、
私が鬱病を発病してから(それは劇的な発病の仕方をしました)、来年の1月で丸6年が経ちます。
それぞれ、その人の心の傷つき方の違い、周りの人の対応の違い、お医者さんへの信頼とか、その他の要因によって、治るのに要する月日は人それぞれなので、気を落とさないで下さいね。

私の鬱の原因が、祖母の終焉への介護のストレスや、同居のストレス、阪神大震災の時の精神的苦しみや、流産のショックなど、『今、現在』が原因だと思っていました。
精神科の先生に、こうなった経緯を説明したとき、先生がが私に こう言いました。
 「こうなった理由なんてないんだよ。だから、深く詮索しないようにね。」
今なら、その言葉の本当の意味がよく解ります。でも、怖くて辛くて、その状態から早く抜け出したい私は、今までの生き方の中で学んだ『原因があって、結果がある』ということから抜け出せずに、色んなことを調べて、原因を探そうと焦りました。
でも、先生の言うことも聞いて(だって、藁にもすがりたいんだもん)、『理由はないんだ』って思いこもうとも していました。

薬が効いてきて、恐怖がなくなってから、少し冷静になれた時に、自分が本当は『何』に傷ついて生きてきたか、成長するのに必要なものを与えられないで(と思って)成長してきたかということが、次から次へと出てきました。こんなに冷静に過去の自分と向き合ったのは、生まれて初めてのことでした。(それは現在でも続いていますが...)

私は今まで自分の心を誰にも言わずに『嫌われないように』耐えてきて、耐えきれなくなったら寝込むか、その人との関係を切るかして来たんですけど、だから、心の中は言いたいことが一杯溜まって、それを吐き出す術を知らなかったんです。

で、こうなって気が付きました。
心の思いを吐き出すと、それは『過去に変わる』んです。
『気が付いた過去の辛い傷ついた出来事』は、気が付くまで体の中の奥深くに溜まっていて、膿でジュクジュクの状態だったんですけど、その傷に気が付いて、そして言葉に出せる程度に癒されて、言葉に出して初めてそれが過去に変わる。
だから、私はこのHPをまず『誰かの為に』ではなく、『私の為に』立ち上げました。
言葉に出して心の傷を過去にして、過去をリセットして、新しく生まれ変わる為に。

そして、傷ついた私が、誰にも教えて貰えなかったことや、言って貰えなかったことを、私の知ってる限りを全部書いて、
今辛い思いで毎日耐えて生きている『少し前の私』に、出口が見付かるヒントになればなぁって思っています。

『傷ついてることに気が付かない』って、恐ろしいことだよ!
それが『普通』のこととして、日常をすごして、長い間にその傷は膿になって、ある日ガスとして吐き出される。爆発する。またはその同じ傷を自分より弱い人にぶつけるの。(鬱の軌跡にも書いたけど、『殴られる』ことを肯定してはダメだよ!)

「ああ!私と一緒だ!」って気が付いたら、自分は『何』に傷ついてるのか、『何』に傷つけられたのか に気付けたら、傷にかさぶたができて、以前よりも丈夫なものが生まれます。

私は本当に辛い、怖い毎日を過ごしました。
病気になってしまった人は、その期間を短くできるように、
そうでない傷ついた人は、病気になる前に、自分の過去と対峙できるヒントになって貰えれば、嬉しいです。

今私はこういう状態にまでなれたの。
何度も何度も心ない人にかさぶたを引っかかれて、自分でも引っ掻いて、何度も何度も血をにじませて、でもここまでこれました。
焦らないでね。
心の病気だけじゃなくて、全ての病気は3歩進んで2歩下がるの。
でも確実に前に1歩進んでるんだから。

辛いことは、辛いと、ちゃんと言葉に出しましょう!
ちゃんと心の外に吐き出して、『過去』にしてしまいましょう。
その思いを心の中に留まらせてはだめだよ。

他の誰が、その辛さを耐えることができても、
あなたが耐えられない、傷ついているなら、辛いと言っても良いんだよ!

他の誰でもない
私は 私で
あなたは あなた
他の誰かが問題じゃなくて、
あなたが辛いかどうか、傷ついてるかどうか、耐えられるかどうか

他の誰でもなく、
その傷は、あなたの傷
あなただけの傷です
その傷を本当の意味で癒せるのは、あなた自身です。

私は、私が知っていることしか知らないけど、
体験したことしか お話できないけど、
何もできないけれど
掲示板に辛い思いを全部吐き出して、
気持ちをリセットして帰って行ってね


昨日は、10月に行く旅行のことで、私のミスから日程の変更をするはめになってしまって、大好きな友達に嫌われるかと思ってとっても恐怖を感じました。
イレギュラーの出来事に、それが私のせいだけに
誰にもこの恐怖を言えず、パニックになり、血が冷たくなるの感じ、手も震えていました。
その問題が解決しても、一日中そのパニック状態から抜け出せず、ずーとドキドキして手も震えっぱなしで、血も冷たい感じのままのとき、ネットで知り合った友達からチャットの誘いがあって、チャットで全部吐き出したら、やっとパニックから抜け出すことができました。
彼女にはとっても感謝しています。
彼女と知り合えて、とっても幸せだと思います。
(ひゃー 日記に出てきて、彼女はびっくりしてるでしょうね 笑)


2001年09月19日(水) テロについて ***新しい情報***

『駐在員の妻たち』というメルマガを取っています。
(HPはこちらからどうぞ)
それを読んで、新しい情報を仕入れましたので、お教えします。

今回のテロに対する心ののケア(特に子供)の為のHPを紹介します。
(海外出産・子育て情報ネット)

また、私が間違っていた見解を、正してくれる内容のものがありましたので、そのままコピーします。

このレポートを読んで、今、アフガニスタンがとんでもない状況だということが分かりました。そして、出口が見えないことも...戦争は、起きるのでしょうか?それ以外に解決方法は、ないのでしょうか?


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★【勝者のない戦争 by Tamim Ansary】 
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アフガニスタン出身でサンフランシスコ在住の作家・コラムニスト、タミム・ア
ンサリー氏のコラムがメール上で共感を得ているそうです。出所は不明であるた
め、筆者の許可なく転載します。翻訳はHideo Nさんです。
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多くの人たちが、「アフガニスタンを爆撃して石器時代にまで戻してやれ」と語
っているのを私は耳にしてきている。ロン・オーウェンは今日のKGOトークラ
ジオで、これは無辜の人々、今回の残虐行為に何の関係もない人々を殺害するこ
とになる、ということを認めた。だが、「われわれは戦争中なんだ。

付随的な被害はしようがない。ほかに何ができるというんだ?」 その数分後、
テレビによく出るある先生が、問題は、われわれが「しなければならないことを
するだけの腹があるかどうかだ」と議論しているのを聞いた。

 そして私は、アフガニスタン出身なので、とくに厳しい形で提起されているこ
れらの問題を考えてみた。私はアメリカ合衆国に35年間住んでいるが、アフガ
ニスタンで起こっていることをたえず注視してきた。

そこで私は、聞く耳を持つすべての人々に、私の立場からはすべてがどのように
見えるかということをお話ししたいと思う。私はタリバンとオサマ・ビン・ラデ
ィンを憎む者として語る。この連中がニューヨークの惨劇の責任者だということ
は、私の心の中ではまったく疑いないところである。

かの怪物連中に対して何かがなされなければならないということに私は同意する
しかし、タリバンとビン・ラディンはアフガニスタンではない。彼らはアフガニ
スタン政府でさえない。

タリバンは、1997年にアフガニスタンを支配した、無知蒙昧な精神異常者た
ちのカルトである。ビン・ラディンはある計画を持っている政治的犯罪者である

タリバンというのはナチだと思ってもらいたい。ビン・ラディンはヒトラーであ
る。そしてアフガニスタン国民は強制収容所のユダヤ人だと思ってもらいたい。
こんなことを言うのは、アフガン国民が今回の残虐行為と無関係だから、という
だけではない。

彼らは加害者による最初の犠牲者だったからである。誰かがアフガニスタンにや
ってきて、タリバンを連れ出し、彼らの国に作られた国際的暴力団の巣窟を一掃
してくれたら、彼らは大喜びするだろう。

アフガン人はなぜ決起してタリバンを倒さないのか、と言う人々がいる。その答
えは、彼らが飢え、疲労困憊し、傷つき、無力で、苦しんでいるから、というも
のだ。数年前、国連はアフガニスタンには50万人の身体障害の孤児がいると推
定した。この国には経済はない、食糧がない。何百万人という未亡人がいる。

そしてタリバンは、これらの未亡人を生きたまま巨大墓地に埋葬している。大地
のあちこちには地雷が埋設されている。農場はソビエト軍によってすべて破壊さ
れた。これらが、アフガン人がタリバンを倒さなかったいくつかの理由である。

アフガニスタンを爆撃して石器時代に戻してやれ、という議題に戻ろう。困った
ことは、そんなことはもうとっくになされてしまっていることだ。ソビエト軍が
すでにやってくれた。

アフガン人を苦しめてやれ? 彼らはもう苦しんでいる。
彼らの家を平らにつぶしてやれ? もうそうなっている。
彼らの学校を瓦礫の山にしてやれ? もうそうなっている。
彼らの病院を根こそぎ破壊しろ? もうそうなっている。
インフラを破壊しろ? 医療と保健衛生から切り離してやれ? もう遅すぎる。
だって、ほかの誰かがもうそういうことすべてをやってしまったのだから。

新しい爆弾は、以前の爆弾が作った瓦礫の山をかき回すだけだろう。それは少な
くともタリバンに当たるだろうか? そんなことはありそうもない。今日のアフ
ガニスタンでは、タリバンだけが食糧を持っていて、タリバンだけが交通手段を
持っている。彼らはずらかって、どこかに身を隠すだろう。

爆弾はおそらく身体障害の孤児たちに当たるだろう。彼らは速く移動できないし
、車椅子さえ持っていない。しかし、カブールを空爆することは、この恐ろしい
事件をしでかした犯罪人たちへの真の打撃にはならない。実際にはそういう行為
は、タリバンと共同戦線を組むだけのことだ――この間ずっとタリバンがレイプ
してきた人々をもう一度レイプするということになる。

では、ほかに何がある? 何ができる? 真のおそれとおののきでもって、こう
語ることを許してもらいたい。ビン・ラディンをつかまえる唯一の方法は、地上
軍でアフガニスタンに侵攻することだ。「する必要があることをするだけの腹が
あるかどうか」と人々が話しているとき、彼らが考えているのは、必要なだけの
大勢の人間を殺す腹があるかどうか、ということだ。

無辜の人々を殺すことの良心の咎めを克服するだけの腹があるかどうか、という
ことだ。砂の中に隠しているわれわれの頭を引っ張り出そうではないか。

実際に議論されているのは、何人のアメリカ人が死ぬかということだ。アメリカ
人が死ぬのは、ビン・ラディンの隠れ家に向かう途中の戦闘だけではない。死者
はそういう人々よりもはるかに多くなる。アフガニスタンに部隊を送り込むため
には、パキスタンを通らなければならない。彼らはわれわれを通してくれるだろ
うか?

そんなことはありそうもないことである。まずパキスタンを征服しなければなら
ないだろう。ほかのイスラム諸国が拱手傍観するだろうか? 私の議論の方向が
おわかりだろう。われわれはイスラムと西欧の間の世界戦争を弄んでいる。そし
て、よく考えてもらいたい。それこそがビン・ラディンの計画なのだ。それこそ
、彼がまさに望んでいることなのだ。

それが彼がこの惨劇を仕組んだ理由だ。彼の演説や声明文を読んでみるがいい。
すべてのことはそこに書かれている。彼は、イスラムが西欧をうち負かすだろう
と本気で信じている。それは滑稽に見えるかもしれないが、彼は、世界をイスラ
ムと西欧の二極に分解できれば、10億もの兵士を手に入れられる、と考えてい
る。もし西欧がそれらの国々でホロコーストを行なえば、そこには失うべきもの
を何も持たない10億の民が生まれる。

ビン・ラディンの視点からは、それはよりよいことなのだ。彼は多分間違ってい
る。最終的には西欧が勝つだろう。勝利ということが、たとえ何を意味するにせ
よ。しかし、戦争は何年も続くだろう。そして何百万人もが死ぬだろう。彼らだ
けではない。われわれもだ。そんな腹を持っているのは誰だ?

 ビン・ラディンだ。

 ほかには誰が持っている?

(これは、海外から送られてきた文章です。翻訳、Hideo N.)

 英文は http://www.yorozubp.com/0109/010919.htm

■萬晩報 お江戸のデスク日記■ より転載→ http://www.yorozubp.com/
               2001年09月19日(水) 萬晩報主宰 伴 武澄




2001年09月18日(火) 自殺する植物

遺伝子組み替え作物が話題になっていますね。
その問題点は、安全とか、そうじゃないとかっていうのが、『今』判らないってこともあります。

飛行機が開発されて、そらを飛び始めて、何年の年が経ったでしょうか。
そろそろその歪みが出てくる頃だろうと思っていたら、世紀の変わり目にどんどん飛行機の墜落事故が発生しました。人間とプログラムの引っ張り合いをした結果に墜落してしまったものもあります。そういう場合は、どちらを優先するかを想定していなかった為に、飛行機は墜落するしかなかったんですよね。

夢の高速飛行を可能にした『コンコルド』も、人間の器械への慢心と想像力の限界、コスト、耐久年数のせいで、墜落しました。

最初に 飛行機を例に挙げたのは、開発された『その時』ではなく、何年も経ってから、その歪みが出て、悲惨な結末になるという例だからです。

人間の体で言うと、この夏にうっかり日焼けをしてしまったのは、10年後20年後30年後のシワや染みの原因になる(恐ろしや〜)って言うと分かりやすいかな。(笑)

さて、題にある『自殺する植物』です

植物は、自分の子孫を残す為に、花を咲かし、実を付け、種を残しますよね。
遺伝子組み替えで、『害虫が近寄らない』種(しゅ)を開発したとします。(実際開発されているようなんですけど。虫が食べないようなものを、人間が食べて大丈夫なんだろうか...)
その開発にかかる費用は、莫大でしょう。

その苗を売ります。
農家は苗を大切に育て、収穫を待ちます。

さて、ここで問題です。
植物は、木も草も全て『種(たね)を残し、子孫を残す』のが自然の法則です。
子孫が残される → 次の年には、その種(種)から同じものを作ることが、当然可能です。

開発に莫大な資金が掛かった。そのもとを回収するためには、売らないといけない。なのに、一度売るとその植物は子孫を残す。当然次の年には買って貰えない。

開発者は、考えます。
なら、種(たね)ができないものを開発すれば良いんだ!
苗からしか育たないものを作れば良いんだ!
(その植物にとっての)1シーズンが経ったら、子孫を残さずに、枯れるようにプログラミングされている、『自殺する植物』は、つまりそういう発想から開発されたものなんです。

人間は、口から摂取するもので作られています。
何億という細胞は、そのエネルギーを貰って作られていて、その食べ物から健康を与えられています。
それが子孫を残さないようにプログラミングされている『自殺する種(種)』を体の中に入れて、果たして安全なのでしょうか?
恐ろしいのは、それが『危険だ』と判るまで、何年かかるか判らないことと、嘘つきな日本政府が、遺伝子組み替えされたものと違うものを ちゃんと正確に正直に情報を与えてくれるかってことなんです。


今、狂牛病が日本でも騒がしくなって来ています。
狂牛病に感染している牛の骨髄と脳を摂取しなければ、狂牛病に感染することはないそうなんですが、ならなぜ狂牛病に『牛』が感染するのか?
牛の成長の促進の為に、牛の骨粉(もちろん骨髄入りです)を混ぜて子牛に与えているからなのだそうです。

あるフレーズが目に飛び込んできました。

『狂牛病は、共食いをさせられた牛たちの 怨念だ』

共食いさせられた.....
人間って、利己的で恐ろしい。


2001年09月17日(月) 私は『子供』だ・・・

まずは、ここを読んでみて下さい。
★災害後の子供の精神的ショックを軽減するための手引き★ (← ここをクリックしてね)

読んでいて、涙が出ました。
精神を病んでいたとき(今でもですが)、惨劇や震災や、裏の家の火事も『まるで自分が体験したように』ショックを受けます。
私はそれが判っているので、TVのニュースと同化しないように、心を平常に保つ為に集中します。
上記の冒頭の文章を読んで思い知りました。
私は『子供のまま』なんです。

親は、大人は、先生は、頼りにならない。当てにできない。自分の身は、自分でしか守れない。誰も助けてくれないんだ。
そう悟った時に、私の子供時代は終わったと思っています。
自分が大人でいなければ、自分の頭で考えて自分を助けなければ、誰も助けてくれない。『いじめ』も、親に言っても、先生に言っても、何も解決しないことを知っていました。

でも、それは『大人』になった訳じゃなくて、心の底から安心する『守られた存在』になれない私が、殻の中に閉じこもっただけだったみたいなんです。

精神を病むと、心が無防備になります。
誰も自分を助けてくれない、でも、助けて欲しい。誰かに、何かに、すがりつきたい。
小さな声がクリアに聞こえたり、物音に敏感になったり、においに敏感になったり、味覚はなくなったけど、外から与えられる刺激にとっても敏感になります。(事故などの時に、スローモーションに見えるように、たぶん『異常』な状態に体が反応して感覚が敏感になるんでしょうか...)

心が無防備に開放された時に、私の子供の部分が出てきたんでしょうね。
私の心は、安定した、安心できる部屋にいなかった。
心から安心できる安全な場所はなく、
心が安定した状態のままでいられる保証は、どこにもなかった。
だから、傷ついた人を見ると、みんな私と同じみ見え、同情し、同化した。
あの映像の人は、傷ついた私だ。
あのがれきの下で、炎の中で、苦しんでるのは、私だ。


私は、私が同化してしまうことを知っているので、同化しないことに集中し、あれは自分じゃないことを認識し続けて平常心を心がけることができている。
だから心配です。
昔の私のように、少し前の私のように、心を病んだ無防備な人が、TVニュースと同化して傷ついたりしていないか。


全てを許されて、自分が完全に守られていて、何の心配もなく子供時代を過ごしたからこそ、自分と他人の『違い』に寛容になれるし、自分と他人は違う人だとちゃんと認識ができるんだと思う。

他人と自分の区別がつかない、人と自分を同化してしまう私は、
独りぼっちで 寂しくて 助けを求めて泣いている まだ子供なんだと思った。


2001年09月16日(日) 本当に戦争になっちゃうの?

昨日は、眠くてハイになっていたので、あの文章になってしまいました。
実際、考えれば考えるほど、何がなんだか判らなくなって来ます。
キリスト教の旧約聖書を少し知っていますが、(日本の神話や、ギリシャ神話、クルド神話など、神話が好きなんです。)神は、気に入らないと皆殺しにします。ソドムとゴモラも一夜で全滅するし、ノアの箱船もノア一家以外は全滅だし、バベルの塔を建てたせいで、言語がバラバラになったり。
イエスはイエスで、自分を産んで育てた母(聖母マリア)を「ただ産んだだけの存在だ」と言ってのけるんですよ!神がイエスを使わした時、神はマリアにだけ教えて命を助け、同じ時期に生まれた子供達は皆殺しに合います。選ばれた者以外は、死んでもオッケーなのでしょうか?

仏教徒の多い中国やインドなどを見ると、争いを自ら好んで仕掛けたりしませんよね?どうもキリスト教徒は、戦争好きな宗教のような気がするのは私だけでしょうか。

アメリカなど、キリスト教の、『ボランティア精神』や、『寄付の心』や、持っている者が持っていない者に与えるという『助け合いの精神』は、素晴らしいと思います。そういう習慣がない日本人としては、尊敬に値すると思います。
でも、ならなぜ犯罪がなくならないのでしょうか?人種差別がなくならないんでしょうか?

過去に世界貿易センターが爆弾テロにあった時に、報復として爆撃したのは誤りの場所でした。
今回は「自分じゃない」と言ってる人が主犯だと、報復しようとし、近隣国に援助を求めています。
本当の本当は、どうなのか。
かくまう国も敵とみなして攻撃するって言ってるけど、もし相手が間違いだったらどうするの?

昔 流行った『ノストラダムスの大予言』では、中東の争いが第3次世界大戦に広がるって言ってたので、湾岸戦争にはヒヤヒヤしました。(もしかして今度がそうなの?心配だわ...)

結局今日も何が言いたいのか分からなくなってきています。
戦争反対!
それだけを祈っているんだけど。


こんなHPを見付けましたので、紹介します。
『イスラーム世界がよくわかるQ&A100』


2001年09月15日(土) パレスチナ問題

私が購読しているMMに、結構詳しく『パレスチナ問題』が載っていたので、参照して頂けると、難しい背景が解って頂けると思います。
『ドイツ の田舎暮らし』 ←こちらを どうぞ
(彼女のMMは、とっても楽しい内容です(*^_^*))

聖地エルサレム・・・
私は、幼稚園がキリスト教系だったので、イエスの誕生や迫害について、幼稚園レベルで教えられました。(派は、よく判らないんですが、『新教』は、確かです。プロテスタントだったのかなぁ?)

新教(新訳聖書を信仰)と旧教(旧約聖書を信仰)の違いは、イエスが生まれる前か、後かってことなんです。
イエスが生まれる前は、神様は唯一1人の存在で、イエスが生まれた後は、イエス・キリスト(イエスという名の『救世主』)という神に使わされた救世主の『ご神託』や奇蹟が、メインになってしまいます。


エルサレムには、イスラム教・キリスト教・ユダヤ教の3つの聖地があります。
日本は、八百万の神様という、全てに神が宿るという多神信仰ですよね?
イスラム教・キリスト教・ユダヤ教は、同じ神様の『唯一絶対神』がいます。
(言語によって、呼び名が変わるっていうのは、今回初めてしりましたが、ゴッドとアッラーは、同じ名前なのだそうです。)

イスラム教の教えは、モーゼの十戒など、旧約聖書に基づいていますが、預言者のモハメッドにより、神の言葉『コーラン』を授けられ、神の意志に沿うように生活の全てに約束事があります。
また、ユダヤ教は、禁欲的でストイックです。彼らは『神に愛される為』に、規律を守って正直に生きて来ました。
そこへ『イエス』の登場です。
「私たち人類は、すでに『神に愛されている存在』だ。規律はナンセンスだ」と言ってしまいました。
それがキリスト教の始まりです。急に現れた新興宗教に、今まで抑圧されて不満だった人がこぞって宗旨変えをしてしまいます。
イエスは、『キリスト』を騙る悪魔の存在だということで、対立し、処刑してしまいました。
神の子イエスが、復活したりして伝説になり、『キリスト教』が定着しました。

大航海時代、キリスト教の宣教師たちは、植民地に派遣され、先住民の宗教的植民地化に力を注ぎ、領土拡張に協力していました。

その歴史的背景があって、さて、そこでエルサレムです。
アメリカに独立戦争があったように、民族独立運動を中東がしました。
そこに軍事介入したのが、キリスト教圏の国々で、聖地エルサレムをどこが管理するか にも介入してきました。
湾岸戦争に、どうしてアメリカが参戦したのかが、私にはイマイチ判らないのです。軍に関係ない民間の施設が数多く破壊されたのも、見せしめでしかないような気がするし。

その戦争で、自分の国を追い出されてしまったパレスチナ難民が、テロ活動の首謀者です。

さて、分離しても、同じ民族としての意識がある『アラブ人』が、同じ神を信仰する隣人を、見殺しにするでしょうか?

つまり、宗教戦争だと言ったのは、そういうことなんです。
自分の神を信仰するあまり、自分を正当化して、相手を敵とみなして攻撃している。
指導者が、安全圏にいて、罪のない人が大勢殺されてしまう。
報復の報復の報復の報復の・・・・・
終わりは、いつくるの?

アメリカ国民の90%が報復の戦争を求めているって新聞に載ってたけど、そのニュースソースは、日本の『○○スポーツ』のようなゴシップ紙だと言う話です。
情報操作に惑わされないで欲しいです。
私たち日本人は、戦争を放棄して、軍隊を持たないって憲法でも宣言している国なのに、アメリカが報復の戦争を始めたら、協力する為に『敵視』するように情報操作しているような気がしてなりません。

テロは憎むべき行為です。
でも、戦争も同じ人殺しです。大量殺人です。
宣言したから爆弾を落としても良い、していないからテロで悪?
違いますよね?

昔、戦争があった。
『昔』という言葉で永遠に語れるように、
『戦争』が永遠に過去の出来事であるように、
色んな方向から物事を見て、冷静に判断できる頭を持ちたいです。
戦いがない世界になれるように、私が今できることは、冷静でいることと、耳をよく澄ますこと。
それ以外に、何をすれば良いんでしょうか...。


2001年09月13日(木) 宗教考...? その2

眠れないので 日記を書いています。
今、朝の4時29分です。

9月11日の日本時間の10時頃
アメリカのワールドセンタービルが、テロにハイジャックされた民間の飛行機に突っ込まれ、崩壊しました。あまりにみごとに崩壊したので、ビルに爆弾を仕掛けたのかと思うほどです。
ビルの解体で爆弾を仕掛けるのは、とても難しいのだそうです。用意周到に準備して、それでも失敗があると言うのに、あのみごとな崩壊のさまを見ていると、飛行機だけではないのではないかという恐ろしさが私には感じられます。
そう思っていたら、崩壊したのが、2機の民間機に突っ込まれたツインビルだけではなく、その隣のビルもだそうです。これが、どうも爆弾による爆破解体のようだとTVで言っていました。ペンタゴンの攻撃(やはり民間機の突入)へも同時に行い、こんなに用意周到で大規模なテロリスト達に憤りを感じます。
大勢の何の罪のない人達が、一瞬にしてテロリストの餌食になりました。
心よりご冥福をお祈りします。

イスラム教を信奉している人達が、そのニュースを聞いて喜んでいました。TVカメラが回っているせいもあるのでしょうが、まるでお祭り騒ぎのようです。
今回のテロは、イスラム教を信奉しているテロリスト集団の仕業でしょうか?
イスラム教は、人を殺しても良いって アッラーは、説いているんですか?
キリスト教は?仏教は?その他の宗教は?

我がグランパスのピクシーの故郷のユーゴスラビアが空爆にあったのは、ほんの少し前です。
私たちには解りにくいことですが、ユーゴスラビアは、キリスト教の中の少数派の宗派を多くの人が信奉している国なんだそうです。
なので、同じキリスト教の多数派には、目の上のこぶというか、目障りな存在で、空爆は、宗教弾圧にも等しかったのだそうです。(だから、軍や政府と関係のない民間の建物が、数多く破壊されたのです)
つい先週のニュースでも、プロセスタントとカソリックの、同じキリスト教徒なのに小学生の登校でさえ脅し、邪魔をし、生命を脅かしました。

『隣人を愛しなさい』『右の頬を打たれたら、左の頬を差し出しなさい』
誰の教えですか?キリスト教では、脅せ、奪え、殺せって教えてるの?

昔、アダムの骨から神がイブを作った。
なら、人類は全部アダムの子孫でしょ?全員が親戚でしょ?

昔、水が発生して、1匹のアメーバーが発生して、どんどん進化して人間が生まれた。
なら、人類は、この世の全てが1匹のアメーバーの子孫で、全てが親戚でしょ?

宗教は、人を愛するために生まれたのではないの?
対立を産むため?
仏陀は、争いのない世界を作りたかったんじゃないの?
神は?イエスキリストは?

イスラムの聖地と、キリスト教の聖地が同じ土地にあります。
その土地をめぐって、イスラム対キリスト教国が
お互いに自分の土地にしようとする争いが未だに絶えません。

お願い!
誰も殺さないで!
殺し合わないで!
人がそれぞれ違い、お互いを尊重し合うということを知っている人達が、
宗教がそれぞれ違っていて、それをどうして尊重できないんですか?

祈る言葉を知っている人は、祈って下さい。
『なむあぶだぶつ』でも、『アーメン』でも『般若心経』でも何でも良いです。
恐ろしいテロの犠牲になられた、罪のない人に。
宗教対立の犠牲になられた 罪のない人に。
未来が断たれてしまった 罪のない人に。
合掌
黙祷を捧げます。


2001年09月12日(水) 私が女の子になると...

初めてショックを受けたのが、関西淡路大震災の時。
体調が悪くて夕方に起きて、TVを見たら地獄絵図だった。

次が地下鉄サリン事件
やっぱり体調が悪くて夕方起きたら、報道特別番組が組まれていて
何が何だか分からないまま、オロオロした。

そして

今回も、体調が最悪だ。
頭痛と吐き気、肩凝り
いつものように寝込む程ではないものの、最悪な体調だ。

来月は?再来月は?
どうか戦争が起こりませんように。


2001年09月11日(火) 私の結婚観 その2

今、結婚して 夫の両親と同居しています。
感覚としては、『好きな人と一緒に暮らして、たまたまこそに親が一緒に住んでる』って感じかな。

私は母のように我慢しないって決めていたの。
だから、結婚当初から『いざって言うときの為』に、貯金もしています。

でも、小さい頃から身に染み付いていた『好かれる努力』を無意識に頑張ってやってたみたい。私さえ我慢すればとか、今までこのペースでやってきたんだから、私がペースを崩すわけにはいかない!とか思って、すごい すごい 頑張って、
頑張りすぎて、壊れちゃいました。

精神的に安定しはじめた去年、私は産まれて初めて『好かれる努力』をするのをやめて、産まれて初めて戦いを始めました。

私は、他人の中でただ1人暮らしている。もし、あなたが全面的に私の味方でないのなら、私がこの家にいる意味は、なに?
私は、自分の親と別れてあなたと結婚しました。私と親とを比べて自分の親を取るなら、どうして結婚なんてしたの?
うちは自営なので、嫁は働いて当然って感覚を義父母は持っているけれど、あなたの選んだ私は、体力的に無理です。もし、そういう人が理想なら、私は諦めるから、他の人を捜して下さい。
そう口に出して言っちゃいました。

他の自営の人の奥さんは、当然のように手伝いをしている。だから、私も...って頑張ったんだけど、
その人は私じゃない。
私は、私。
もし、それを期待しているなら、それは『私』じゃくて、他の人だから、その人を捜して下さい。って

もう離婚覚悟だったし、家を出ていく勢いだったので、頭の中に『ホタルの光』が流れていて、義父母が何を言っても、「あら〜可哀想に。私が出ていったら、全部自分がやなくちゃいけないねぇ〜」なんて、余裕で聞き流せたりして(笑)
よく考えたら、出ていって困るのは、まだ若くて働ける私じゃなくて、年老いた義父母なんだって思ったら、心に余裕が出てきました。
あなた達の老後は、私が握ってるのよってね(笑)

私は、ストレスで心を壊して、すっごく辛い思いをしましたが、壊れたお陰で小さい頃から仕込まれた『好かれる努力をする』っていう習慣を捨てることができました。

私は、私です。
○○さんより 私は幸せ。って、もう思わない。
○○さんは、耐えられるかもしれない。でも、それは私じゃないの。
私は、私のオリジナルだから
、誰とも比較しない。
私の心を守れるのは、世界で私だけなんだから、これからもう無理をさせて2度と壊れないように大切に守ろうと思います。
そして、私の痛みや心を翻訳できるのは、私以外にいないから、ちゃんと相手に伝える努力も惜しまないように頑張ります。
これからの私のために。


2001年09月10日(月) 私の結婚観 その1

私、結婚観が変わってるみたいなの。
それは、
冷たい結婚生活をしている両親と、
仲良しの結婚生活をしているパパとママ(伯父叔母)と、
仲良しのまま一生を終えた祖父母の
3つの家庭で育てられたせいだと思うんだけど。

実の両親を見ていると、結婚って、しない方が楽だわ〜って思う。
実際、「好きなら同棲すれば良い。結婚すると、別れるときに面倒だから」って父に言われて育てられたし。
これからの時代、女も男に頼らないで1人ででも生きて行かなくちゃいけない。その為に、手に職を持たないといけない。って育てられました。
ロクデナシの父は、母なしでは生活できないくせに、母との結婚は間違いだったって思っています。
母も、この結婚は失敗だった。手に職を持っていたら、もっと自由に生きられたのにって思っていたので、ピアノを習わせ(自宅でピアノの先生ができるからら)父は弁護士になれと勉強を強いました。
それは、私の将来の為というより、結婚なんていう面倒臭いものは、しない方が幸せだと思っている自分の夢を私に託したような感じでした。

同じように育てられた妹は、誰にも預けられずに育ったので、普通の感覚で『専業主婦』に憧れて、実際に専業主婦を満喫しています。
私は親に愛されるために親の言うことを聞く『聞き分けの良い子供』だったので、その結婚観をまともに聞いて育ちました。

だから、結婚に憧れなんて持ってなかったし、子供も欲しくなかった。
でもね。仲良しの夫婦(パパママや祖父母)の間でも育ってるから、仲良しの夫婦にも憧れはあったんだけど。
母の苦労は知ってた。ロクデナシの父の『一筋縄ではいかない母親』と同居の苦労も見ていた。
父が自分の欲望の為に祖母を捨てて、母を無理矢理連れて隣の県で住み込みで働きだしたことがあった。その時には、祖母と孫の私が嫁姑の関係になってしまって 、私が精神的に参ってしまって、祖母を親戚に引き取りに来てもらう経験もした。
その時には、引き取りに来てくれる親戚がいた。でも、結婚は『私』が、メインなんだから、誰も引き取ったりしてくれないって怖さが残ったの。

その経験を経て、私の結婚観が固まった。


2001年09月09日(日) 睡眠導入剤について

私の家が取っている新聞に、週に2回精神科の先生のコラムが載っています。
今日の朝刊に睡眠導入剤についてのお話が載っていたので、
お知らせと、私の体験談を書きます。

(中日新聞9月9日朝刊より) ヨーコ先生の『精神科入門』(斉藤 陽子)
睡眠の話<6> 睡眠導入剤について

 睡眠障害の治療で、既に投薬を受けている方もおられるでしょう。不眠に対して処方される『睡眠導入剤』、いわゆる睡眠薬について簡単に説明しましょう。
 薬は作用時間により、4つに分類されます。大まかにいうと、
入眠困難には、     超短時間型・短時間型を
中途覚醒、早朝覚醒には、中間型・長時間型を という具合です。
 服用に際しては、注意事項が説明されます。
 ◎ 効果が増強されて危険なので、アルコールは避けること
 ◎ 筋弛緩作用があるので、、夜間トイレに起きる際は、店頭に注意すること
 ◎ 長時間の長芋のは、効果が日中に持ち越しされることがあるので、車の運転など自己に繋がる作業は避けること などです。

 睡眠導入剤は、中枢神経、つまり脳に直接作用します。用法を守らなかったり、医師の処方なしに服用したりするのは危険です。

 かといって、服用を勝手に止めるのも問題です。リバウンドによる一過性の不眠を招いてしまいます。持っている薬を一度に服用して救急車で運ばれる──しばしば遭遇するケースです。


 常に、正確に正直に、症状を医師に伝え、納得いくまで説明を求める姿勢を持って下さい。良好な治療関係を築くことは重要です。その中で量の増減、薬剤の変更は行われるのですから。医師に相談のない自己判断は、結果的に症状を長引かせることになります。

 現在行われている睡眠導入剤は、依存性もほとんどなく、大量に服用しても死に至ることのない、比較的安全性の高いものです。少しでも不安があるのなら、医師に質問を。十分な説明を受ける権利が、皆さんにはあるのですから。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

私の経験から...


私が、『鬱病』をしていたとき、不眠ももちろんあったので、睡眠導入剤(略して『眠剤』)を服用していました。
最終的に行き着いた病院まで、3つの病院に通い、各病院で処方された『眠剤』は、それぞれ別のもので、どれも私には相性が良くなかったらしく、効かなくて眠れない夜が続きました。(最後に行き着いた病院の処方の『眠剤』が、ちょっと効き目があったので、これで助かった〜ってホッとしたのを覚えています)

考えて見て下さい。例えば、頭痛薬は、みんなが同じお薬を飲んでいますか?
うちでは、私が効くお薬と 夫が効く頭痛薬(いずれも市販薬)は、それぞれ別のモノで、夫のものを私が飲んでも効かないし、夫が私のモノを飲んでも効き目がイマイチです。
頭痛薬でもそうなんですから、『眠剤』の効き目がなくても、不安に思ったりしないで、『合うお薬』に変えて貰えるように、お医者さんに相談して下さい。

今朝の新聞で初めて知ったのですが、不眠症には、『寝付きが悪いタイプ』『夜中に起きるタイプ』『朝早く目覚めすぎるタイプ』に別れるそうです。効き目が悪いのは、処方された薬の効果とは、タイプが違うのかも知れませんね。

新聞の内容の中でも、私の注意を一番引いたのは、『服用を勝手に止めたら、リバウンドして一過性の不眠症を招く』っていうことです。(そういうことは、早く教えてよ!知ってました?)
でも、よく考えると、精神安定剤も、抗鬱剤も、段階を経て、徐々に手を離していかないと、リバウンドして状態が不安定に戻るってことは知っていたので、同じく精神に作用する『眠剤』も同じなのだと思えば、なるほどーって思うんですけど。
『医師に相談のない自己判断は、結果的に症状長引かせることに』も、なるほど!と思います。

私は本当に真面目にお薬を飲んで、先生の言うとおりに段階を経て、徐々にお薬から離れていったんですけど、知り合いの人は、それは それは自己判断で飲んだり飲まなかったりしたため、未だに不安定なままで、ちょっと良くなってはぶり返して..を繰り返しています。
(精神が安定して来たら、お薬からの手の離し方や、リバウンドの危険性をちゃんと説明すべきですよねぇ!!)

『くせにならないように』って、お薬を飲まないと、余計にくせになるって思って下さい。現在のお薬は、『依存症』も殆どないので、風邪薬のように、症状が治ったら、ちゃんと手放せるのですよ!だから、治るまでお医者さんの説明通りに 頑張ってちゃんと飲んで、早くお薬から手を離せるようにしましょ♪


2001年09月07日(金) 千と千尋の神隠し

とうとう見に行きました!
スタジオジブリ作『千と千尋の神隠し』
昨日から(だったっけ?)日曜日まで女性のみ1,000円で見ることができます。(いつもは毎週金曜日だけ『女性サービスデー(1,000円)なので、私は金曜に見に行きます。)


最初は生きる力がなかった、『扶養家族』でしかなかった、『親の保護下』にいた千尋が、自分の足で立ち、自分の頭で考え、自分のお尻を自分でちゃんと拭けて、礼儀や優しさや 人の好意を受けた時に、それを当然と受け止めるんじゃなくて『有り難い』と感じる心を覚え、どんど逞しくなって行く様子を見ていると、苦労は買ってでも するもんだと思います。(ああ、そうとも!私はオバチャンや!!)

自分の足で立つ、自立するように育つってことは、学習能力がないとダメな気がします。失敗はどんどんすべきだし、道にもどんどん迷えばいい。同じ失敗をしなければ、プラスマイナスゼロでしょ?迷った道は、次回の糧になるでしょ?

カーナビが当たり前に装備された車が主流になりそうな勢いだけど、私はカーナビって『つまらない』と思うの。
だって、迷う道も楽しいじゃない!
カーナビに連れていって貰うって便利だけど、現地に着くまでの道は、おまけでしかなくて、
ドキドキして、道を探しながら走るって、その道を走ってる課程も『旅行』になるでしょ?
迷ってとんでもない道に入っちゃって...って走った道は、想い出になるけど、
カーナビに連れて行って貰ったら、その道は ただの道で、想い出にならないんじゃないかって思うの。
知らないって、ワクワクしない?
迷って、見知らぬ道に入っちゃったら、不安とワクワクで、ちょっと嬉しい(*^_^*)

失敗も楽しい。人を傷つけるなど、取り返しの付かないもの以外は、失敗って、後々楽しい思いでに変わるでしょ?

こう思えるようになったのは、心が壊れてからの ここ何年か からなのですが、そう思えるようになって良かった(*^_^*) そう思えるようになって、私は幸せです。(だって、失敗も迷いも 恐れなくて良いんだもん)

甥っ子は、失敗が怖くて新しいことに挑戦するのが嫌いです。
少しずつ、少しずつ、失敗は面白いんだってことを 教え込みたいと思っています。
(でも、『失敗は許される』っていう心のゆるみや 甘えが出てこないように教えるのは、ちょっと難しいかも ^^;)

夫には内緒で暴露すると、ハクが名前を思い出す場面で夫は泣いちゃったそうです(^^
私は、大笑いしたり、泣いたり、とっても楽しみました(*^_^*)
(映画を地で楽しめるようになったのも、心が壊れてからで、だから映画を見るのも楽しい♪ あ...周りのお客さんには ウルサイかも −−;)


2001年09月06日(木) 私は、私  あなたは、あなた

誰も教えてくれなかったこと。
『私は 私』だってこと。

昨日、友達と話をしていて、改めて思ったの。

今、『鬱病』で、『自律神経失調症』で苦しんでる人へ

あなたは、あなたの人生を生きてきましたか?

私は 人の為に生きてきました。私の為に、ではなく、
他人の頭で考え、
他人が私にやって欲しいこと を先に読んで、汲んで
自分の為ではなく、人の為に 行動や生き方を選択していました。

だから、もう良いんだよ。
自分の為にだけ、生きても。

これは、誰に言われても『自分で』実感しないといけないことだから、
今は解らなくても、覚えていてね。
将来、「ああ、このことだったんだ!!」って思って貰えれば、嬉しいです。
 
  だって、私も誰の言葉も聞けなかったもん!
  そんなん、判ってるわ!!そう出来ないから辛いんやんか!!って
  すごい腹を立ててた時期が、私にもあったのだよ(笑)
  ただね、突然悟るの。ああ、このことだったのか!って。
  大丈夫!あなたもきっと 雲が晴れて青空が見えるよ!


私は嫌われるのが怖かった。
独りになるのが怖かった。
だから、好かれる為に、すっごい頑張って、頑張って、疲れちゃったの。
誰かに、誰にでも 『好かれる為にだけ』に、私の人生をかけてきた。
人生に疲れて、鬱病になって 立ち止まって 気が付きました。

私の人生は、私のもの
私が居なくても、地球は回っているから、私が全部背負わなくても良いんだ!
私が本音をさらけ出しても、さらけ出さなくても、
  私のことを好きな人は 好きでいてくれる。
  私のことを嫌いな人は、どれだけ努力しても同じなの。
なら、どうしてそんな人の為に、私の心を壊してまで頑張らなくちゃいけないの?


『今ある人生』『今までの私』を一度全部崩して、一から組み立てなくちゃけいないのは、とっても不安なことです。
まずは、背負っている重い荷物を肩から全部 降ろそうよ(*^_^*)

人に好かれることにだけ全力を傾けて生きて来て、私が今辛い思いをしてるなら、
『地』のままに 私らしく生きて、嫌われちゃったり、距離を置かれた方が、ラクだよ。

私は、私
他の誰でもなく、私がダメなものは、ダメ。
他の誰が我慢できることでも、私が我慢できないものは、我慢できないの。

今まで大切にしてあげなかった私を、まずは一番に大切にしてあげる。
良いの!甘やかしても。
今まで辛い思いをさせていた私を、
私は今だけ 思いっきり甘やかせてあげてる途中です。
私以外に、私をこれほど甘やかせてあげられる人は居ないんだもん!

あなたの一番大事な人は誰ですか?
あなたの一番大事なひと、それは、あなた自身ですよ。
あなたが一番愛して欲しい人は、あなた自身なんです。


2001年09月05日(水) 新しい日記帳\(^0^)/

最近、日記がどんどん長くなって、『きら』では不便だなぁって思っていたんだけど、過去の日記が消えてしまったお陰で(って言うのもヘンなんだけどね)やっと新しい日記を見付けることができました。(はーちゃん、どうもありがとう♪)

個人的に『バックアップ』を取ってあったものは、復活できるけど、8月の1ヶ月分が、全部パァ!
なので、好きなことを書き込めるスペースが1ヶ月分も出来ちゃった\(^^)/
『きら』で、鬱の軌跡を書いています。
でも、それ以外に書きたいことが いっぱいあるので、それを少しずつ日記に書き加えたいと思います。
どうか 長い目で見てね(*^_^*)


2001年09月03日(月) 色の効果

メジャーだけど、体験談があまりない。色の効果について 書き込みます。

私は鬱をやってた時に、努めて『赤』や『オレンジ』を周りに置いていました。これは、元気になる色で、食欲も出ます。(ダイエットには向かない −−;)落ち込む気持ちを浮上させる為に、見える場所に赤いものを置いたり、赤いものを身につけたりしていました。
赤=血液の色 で、体を温めてくれたり、精神を高揚させてくれるのだそうです。
思いっきりどん底な気分の人は、赤はキツ過ぎるので、まずはピンクから徐々に濃くしていってみると良いと思います。(ピンクは女性が身につけると、綺麗になる色だそうですよ♪)

そして、青!
今年の夏に、カーテンを青色に変えたんですけど、精神安定の為には、青が効果があります。会社で嫌なことがあった時や、嫁姑のバトルとか『腹が立った』時などに効果的です。
今そのカーテンが掛かっている部屋にいますが、海の底にいるみたいに、静かな感じがします。私は気分が沈んでいないので、とても快適なんですけど、どうも夫には合わないみたいです。

合わないって...?
それは、沈静効果があり過ぎるので、鬱傾向にある『沈んだ心』を持つ人や、体調がイマイチな人が、全面的に青が勝ってる部屋にいると、鬱が酷くなるのだそうです。
確かに夫は夏が苦手で かなり夏バテで お疲れ気味なので、青の効果(?)てき面!なので、カーテンを結んで『青』の面積を狭くしています。(カーテンしてる意味が...笑)

赤・・・体温を上昇させる。血圧を上げる。交感神経に作用するので、目を覚ます作用がある。食欲を出す。気分を浮上させてくれる。やる気を呼び起こしてくれる。

青・・・体温を低下させる。血圧を下げる。副交感神経に作用するので、安眠に効果がある。食欲を抑える。気分を落ち着かせる。怒りなどを静める。


2001年09月02日(日) お見舞い

6月に手術をした伯父のお見舞いに行って来ました。(そう、あの帰りに事故に合った、あの時の伯父です −−;)

昏睡状態だと聞いて、痙攣まであると聞いて、ショックを受け、先々週に目が開いたという話を聞きました。でも回復する望みはなく、急変する危険がなくなっただけで、この世からフェードアウトしていく感じで死に向かって行っている...そう聞かされて、生きているうちに!とお見舞いに行きました。でも、母がお見舞いしてから2週間たっていたので、覚悟はしていたんです。

行って良かった〜!(*^_^*)!
4日ほど前から意識がはっきりして来たらしく、私が言うことをちゃんと理解し、首を振って返事まで出来たのです。(喉に呼吸器を入れているので、声は出せません)目の光りもしっかりして、生きる気力が見えました。
それまで『危篤状態』扱いだったので、面会時間の設定が24時間いつでもOKだったのが、1日に1時間ずつ2回だけになりました。(面会は疲れるので)
1時間の間、ずーっと手を握っていました。私のパワーを受け取ってくれないかなぁって思って。会えない間も、手のぬくもりを覚えていて欲しい。私を思いだして頑張って生きて欲しい。そう願って。泣かないように、絶えず微笑んでいるように頑張りました。伯父も微笑んでくれました。
家に帰って早速母に連絡すると、最後の輝きじゃ、ないでしょうねぇ...って言いながら、でもホッとして喜んでいました。

呼吸器とのタイミングが合わなくて、苦しい思いをしていると思います。
『すぐ済む手術』さえすれば、すぐに家に帰れると思っていたのに、こんな苦しい思いをいっぱいさせられて、騙されたって思いをしているんでしょう。
怒っても良い!生き延びてさえくれれば。まだサヨナラしたくないんです。
頑張れ!頑張れ!どうか頑張って下さい。毎日、遠く離れているけどパワーを送り続けています。


2001年09月01日(土) 大好きだから

甥っ子とプールに行く途中で、お昼ご飯に牛丼弁当を買って、プールの駐車場に到着後、車の中で食べていた時のことです。

甥っ子が、食べるのに失敗して、お肉の固まりを1つ落としてしまいました。お肉が好きなことを知っていた私は、「これ、食べる?」って甥っ子に自分のお肉を渡そうとしました。甥っ子は「いらない」と言います。そこで、『遠慮は、いらない』と 話をしようとしました。

本当は そうして欲しいのに、『いらない』っていうのを『遠慮』と言うの。タクは子供、私は大人。タクは子供だから、大人の私に遠慮なんて、しなくて良いんだよ。で、改めて聞くけど、本当はどうなの?

重ねて「いらない」と言われました。
現在のお腹の空き具合や、日頃食べる量の加減が判らないので、その言葉に納得して「じゃぁ、止めておくね」って あげるのを止めました。

で、ふと気が付いたことがあったので、甥っ子に こう言い直しました。

タクが子供で、私が大人だから『遠慮』が いらないんじゃなくて、
私が、タクのことを大好きだから、私に対して遠慮は しなくて良いんだよ(*^_^*)

嬉しそうに ニッコリと笑っていました。(相変わらず「お肉はいらない」って)
その後、何気なく「私は、お肉が沢山あるから、少し分けてあげるよ!」って言ったら、嬉しそうに貰ってくれました。

私は愛情を感じさせられずに育ったので、自分の存在を愛することができなかった。なので、甥っ子には『大好き』だってことを、できるだけ言葉で伝える努力をしています。(私以外にも、『ばぁば(ママ・パパ)』は、タクのことが大好きだから♪とか 母達をサポートしています)

言葉は、魂を持っていて、口から出してしまえば『本当』になる気がします。(言霊と言いますし...)
傷つけたり、人格を否定するような言葉って、心に深い傷を植え付けます。
でも反対に、心地良い言葉や愛情を持った言葉は、心の栄養になりますよね!

私は、私が与えられなかった分の言葉を甥っ子にたっぷり与えて、その言葉が生きる栄養になって、将来傷ついた時に 自分で立ち直る為の底力になれば良いなって思います。


夏海@夏海のお部屋 |★お手紙★夏海のお部屋★

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