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しもさんの「新聞・書籍掲載文」
しもさん
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2015年05月04日(月)
桜と桃の競演 (56歳)

山梨日日新聞 朝刊(ひとこと)  

4月の初めから中旬にかけて、わが家の家族は山梨を訪れる機会が多かった。
もちろん目的はいろいろあったのだが、帰宅後の夕食での話題は、
なぜか決まって、桜の「ピンク」と桃の「ピンク」の競演に感動した話だった。
桜の名所は全国各地に存在し、その風景を誰かがデジタルカメラで撮影して
インターネットにアップするので、最近では驚くことが少ない。
しかし、甲府盆地に入ったとたんに広がる桜と桃の花の光景は、
山梨でしか出合うことができない。
7〜9月の「桃狩り」の主役である桃の木は、
桜に負けじと、
この時期、精いっぱいのピンク色で輝いていて、

これだけで十分な「おもてなし」を受けた気になった。
山梨の人にとっては、当たり前の景色なのかもしれないが、
全国に向けて情報発信できる要素であるし、
日本人なら一度は見ておきたい景色として紹介してもおかしくない。
来年もぜひ、家族で訪れてみたい。



2015年05月02日(土)
魅力の企画展 美術館楽しみ (56歳)

静岡新聞 朝刊(ひろば)

静岡県東部に在住する私は、静岡市に足を運ぶたびに、
県立美術館・市美術館・駿府博物館を中心に企画展の内容を確認し、
今度は、どんな作品に出会えるだろうか、と楽しみに訪れる。
今回は、どれも魅力的で迷ってしまった。
県立美術館は篠山紀信さんの写真、
市美術館は大原美術館所蔵の西洋画、日本画、陶器など。
そして駿府博物館は川瀬巴水さんの木版画。
まったく違ったジャンルの日本を代表する芸術作品が、
同時期に集まっているだけで、ワクワクしてしまうのは、
私だけではないだろう。
本物の芸術作品に触れ、何かを感じて、
明日からの行動のヒントになれば、こんなすてきなことはないと思う。
時間があれば、春の陽気に包まれながら、
大きな公園を散歩する気分で、3館を訪れてみるのはいかがか。
「今、静岡市内の美術館が面白い」と声を上げて宣伝したい。