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2014年07月26日(土)
京で感じたおもてなし (56歳)

京都新聞 読者の声

祇園祭にあわせて、家族3人で京都に足を運んだ。
前祭の山鉾巡行や神幸祭など、初めて目にする
「本物」の優雅さと力強さ、それを一生懸命支えている
京都市民の「粋」な部分や「おもてなし」を実感した。
世界文化遺産の富士山のふもとに住む私たちも、
もう一度、学ばなければと思った。
京都は、外国観光客が訪れる場所として認識していたが、
八坂神社で見た光景に、驚いた。
若い露天商らが、中国語や英語を駆使して、
お好み焼きやソーセージをウリザバいていたのだ。
客が外国人なのだから当然なのだが、面倒くさがらず、笑顔で対応し、
汗を流しながら何とかコミュニケーションをとろうとする
必死さが伝わってきてうれしかった。
2020年の東京五輪が近づくにつれて、
日本には外国人観光客がもっと増えてくるのだから、
どんな職業でも語学が必要になることを意識しなければいけないと感じた。
景観政策をはじめ、看板・ちらしの外国語標記など、
京都に学ぶことが多かった家族旅行、
また近いうちに訪れたいと思わせる「おもてなし」に感謝したい。