掛かってきた電話に呼び出され すっかり忘れていた件を片付けた後 それまで作業していたブースに戻る
途中 何気に横を見る かなり向こうの ドアが閉まりかけたエレベーターにいるのはGさん・・・? 3〜4枚並んでるあるボードの隙間からなので よくわからない
次の隙間で見えたのもの
それは閉まりかけたドアが開き その中にいる笑顔のGさん まるで『乗りなよ』と言ってるかのよう
他に乗る人はいない?周りを気にしつつ駆け出す 私が行く方向とは逆 しかも用もないのに
いつもは これから運ぶための荷物類がふたりの間にあるのに 今日は私の前に回りこんで立っている なんていい顔してるのよ
『よしよしは?』
えええと言いつつ すぐにポンポンと私の頭を
『こういうことしちゃうから いけないんだ』
またいつもの台詞
『じゃあやめよっか(笑) あ!今日は私もしてあげる!!!』
手をかなり上にあげて やっと届く
『うわっ!こんなコト初めてだ〜』
柔らかい髪に触れる でももうこの頃には着いてしまっている
『全部積めるかなあ』
『気をつけてね』
このあとに
『気付いてくれてありがとう』
視界のはずれから聞こえるGさんのこんな照れ笑い 初めてじゃないかな
夜勤のときは ホントに意識して見ていないと遊べない 今日だって危うく逃すところだったし
背中にふわっと触れるものが・・・ ドキッとして振り返るとそこに立っていたり ピピピピと電子音が鳴る方を見ると 私に向けて発射(?)していたりとか 少しは遊べたほうか
明日 私は出勤 Gさんは連休
『来週は?』
『ずっと休みなんだ』
そんなぁ! でも私も来週は2日だけ出勤だから まだいい・・・かな メールは出来るだろうし
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