昨夜家に着いたときに私のメールを受信し 電話してくれた彼
しばらく間があいたから まだ仕事中なんだと思ってた そこへ鳴ったのは メール受信音ではなく 着信音
ああ かけてくれたんだ
いつもなら携帯に飛び付くのに 昨夜は ウィンドウに光る彼の名前を 微笑みながら眺めていた
あ いけねェ 留守録に切り替わっちゃうトコだった(笑)
「昨夜は送ってくれてありがとう 2分かかったんでしょ?」
「うん」
「じゃあさ お礼に今度 2分間連続でキスしてあげるね」
あー やっぱり吹き出された
「息 出来ないよ(笑) 風邪引いちゃいけないね」
ゆっくり 落ちついて ぽつぽつと話す彼
「楽しみだなあ」なんて気の利いた言葉や 甘い言葉が言えない彼
それが彼なんだと言うことを 理解出来るようになったのは きっと 全く別の存在を持っているからだ
妻であり母である私 シングルである彼と歩む私
どちらが現実で どちらが非現実なのか 未だにわからない でも 共存していきたい
「彼が好き と言える自分も好き」
少しはこれに近付いてると思う
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