2002年04月29日(月)
そう、この感触。



背後からギュッと抱きしめられる
私の髪に顔をうずめる彼





「唇が荒れて切れちゃったんだ
 だから今日はキスなし」
逢うなりそう言われた


「じゃあ抱きしめて」
帰途に着こうとする彼にそう言った
今夜はそこで終わりと思ってた





彼の鼓動が背中伝いに聞こえる
私の前で組まれている彼の手を握る
「逢えてよかった」
すでにもう胸がいっぱい
それだけで充分だった


彼は私の手を握り
向きを返させた
きつくきつく抱きしめられる
そう、この感触
この息苦しさ


ホントに逢えたんだと実感する瞬間



身体を離し私を見つめる
「あ・・・ダメだ」
彼はそう言ってまた抱きしめる

えっ?何がダメ?

再び離されて目が合った瞬間
唇が重なった
何度も

何度も




「唇痛い?」

      「ちょっとね」

「あと何回キス出来る?」

      「うーん・・・あと1回」








どこかへドライブすることにはなっていたけど
まさか富士山五合目だとはね
それも軽く
「今から行ってみる?」
往復で150キロくらいかな

五合目は今夜で3回目
星も月も見えなかったけど
雪をかぶった富士山は見ることが出来たから
それだけでもうれしかった



これでしばらくがんばれるよ






2002年04月27日(土)
思惑。



例えば携帯のウィンドウを見る
メール受信のマークがある

「あ、彼かな」
思った時点でその思惑はまんまとはずれる



何も考えずに開くと
不思議に彼であることが多い
「あ!メールくれたんだ」と
狂喜乱舞(は大袈裟か)

今日なんて珍しく2通も来て
その2通とも無心だった


だったらいつも無心でありたいと思うけれど
そう都合よくはいかないものよね





今夜は満月
「見た?」
思わずメールした

かなり経ってから
「帰り道に見たよ、真横から」

つながった





2002年04月25日(木)
枯れちゃった。



1年間ともに戦ってきた仲間との
ちょっとしたお別れ会があった今日


その席では出なかった涙が
去ってゆくメンバーから届いたメールを読んだ途端
涙が滝のように・・・



やっとのことで
滝が涌き水くらいになった
泣き尽した気がする
もう今夜は彼のことなんてどうでもいい
昨夜電話したときにでなかったんだから
「ゴメンね」の一言くらい言ってくれてもいいいんでないのと言うわがままも
今日は閉まっておける


そのくらい今日の別れは寂しいことだから






2002年04月23日(火)
フリーズドライ。



昨日私が送ったデートお誘いメールに対して
彼の返信は
「今○○にいるからムリ」
ものすごく冷たーい表現

ムッとした私
当然即刻削除

カチンコチンに凍ってしまったこの心





彼からのPCメールが
わりとコンスタントに届くようになった

今夜も受信
それには
「昨夜は冷たいメールでゴメン」

なぜそんな内容になってしまったかという
経緯が書いてあった
だったらあの書き方も仕方ないね

みるみるうちに解け出す心








2002年04月22日(月)
こっぱ微塵。



今日も踏んだり蹴ったりの1日でございました



逢えるはずだったのに逢えなかった昨夜
じゃあ今夜なら?
聞いてみようか迷っていた
これはお昼頃の話



ひとつ家事を片付けてはメールするかどうか迷い
じゃあこれを終えてから・・・
でもそこでまた迷う
しつこいかな
迷惑かな


私は結構ゲンを担ぐ方
この前これ使ってダメだったから
今日は違うものにしようとか
あの道を通ったらいいことがあったから
今日もそこを通って行こうとか
いろいろとね



おとといの日記書くときも
ふと考えた

「ここに書いてしまったことで
デート出来なくなるかも・・・」


だから
「明日逢えるかも」とは書かなかった
ま、どちらにしても逢えませんでしたが(爆)
あてにはならないってことだ


で、結局6時過ぎにメール送信
それも考えに考え抜いたしつこくなくさりげないメッセージ
これでどーだ!





・・・あえなく玉砕(笑)
こっぱ微塵です
彼にはご用がありました


こんなことなら昼間にさっさか送って
逢えないことを早々に知っておけばよかった
考えに考え抜いた時間がもったいなく感じた



こう立て続けに断られてしまうと
言い出しづらくなるね


「人生楽ありゃ苦もあるさ」か?(笑)





2002年04月21日(日)
やっぱりボツ。



ただ今やけ酒ならぬやけビール中です


昨日の日記に書こうか迷って
結局書かないでおいたこと
それは
今夜デートの予定だったのです


がぁ!
急遽彼の仕事が延びてあえなくキャンセル(泣)
22時過ぎまで待って待って
その結果がこれよ
飲まずにいられるかってーの


だったら昨夜の残りの餃子も
夕食のビールもガマンせず飲んでおくんでした
ってこれは結果論ですが





あ〜あ
これでまたデートできる日が遠のいちゃったかなぁ







2002年04月20日(土)
レポート。



「3/3を受信しています・・・」
このまま動かない
あれ〜
いったい何が送られてくるのだ

も、もしや・・・
あたり!彼でした(笑)



ツーリングの出かけた彼は
本日めでたくデジカメデビュー
そのお作品を送ってくださったという訳で

きれいな八重桜と山吹
山が好きな彼らしいアングル



送信時間を見ると15分前
昨日話したばかりだけどいいや
かけてしまえ〜


「あ・・・・もしかして寝てた?
 (またやっちゃったかな)

          「うん、今部屋の中真っ暗」


ゴメン切る切る!と焦る私に
彼は笑いながら「いいよ、いいよ」


雨に降られたらしいけど楽しかったのこと
いい息抜きになったみたいだね






2002年04月19日(金)
ほんの少しいい気分。



電話が来た
元気そうな声で良かった



昨夜
「今から電話してもいい?」
そう送ったメールに返事がなかった
やっぱりいきなり電話すればよかったかな・・・
悔しくていっぱいの私
いつもは入れたままにしておく携帯の電源を
0時前に切った


「昨夜ごめん
 メールに気付いたのが遅くて
 すぐ電話したんだけど
 『電源が入っていません』だったよ」

し、しまった(苦笑)




歯を抜いた時の痛〜い痛〜い話を散々聞かされ
明日はバイクで出かけるとかで
うかうかモードの彼


おかしかったのは
「歯医者に行ける時間が作れるくらい
仕事は落ち着いたの?」

          「知らない(笑)
           会社がなくなっても食べていく方法はあるけど
           歯がなくなったら食べていけないじゃない?  
           だから会社に何と言われようが
           歯医者には絶対行く」
 
そうそう、こういう人なんだよね




ではちょいとここらで
早く逢いたいのよ〜と
釘さして差し上げましょうか



「あなたが
 『すぐにでも痛みを止めてください!
  何でもします!!』
 って歯医者に駆けこんだ時の気持ちと
 あなたに逢いたいと思う私の気持ちは同じだと思って」



恐縮してましたわ(笑)








2002年04月17日(水)
ドタバタな毎日。



今週に入ってから
全くと言っていいくらい
余裕がない
今年もちょっとした「仕事」をすることになりまして


昨夜なんて頭がガンガンしてきたから
メールチェックとこれの更新は夜中にすることにして
22時に寝た


気付いたら朝(笑)


こういうときに限って
携帯に迷惑メールが立て続けに来るし
後回しにしてるアドレス変更
そろそろ本気で検討しなきゃかな




腰が痛いと言っていた彼
今度は歯だって
あーそうですかそうですか

ひねくれたくもなるってものだわ







2002年04月14日(日)
答え。



私の「逃げ場」は
どうして夫ではないのだろう
時々そう考える


今日わかった


私を逃げたくさせるのが夫なのだ
ということを








2002年04月12日(金)
もっと強いはず。



彼に言えないわがままがどんどん増えていく


今日の彼の日記
更新時間は20時台
あーそんなに早く終わっても声かからないのか・・・


いっそ
彼の日記を読むことをやめてしまった方が
ラクなのかもしれない




逃げることばかり考えてる
避けようとしてばかりいる









2002年04月11日(木)
終わったわけじゃない。



あんなに楽しみにしていたPCメール
催促しないと来ないのね
それに・・・


ダメ やめた
ここでそのメールのことを書けば書くほど
自分がみじめになるだけだ
あまりに自己チューの私に腹も立つし






♪あの頃信じてた未来も
 君と選んだカーテンも
 ゆっくりと色褪せて
 このまま錆びてゆくのならば
 everything for you

          たったひとつでよかった
          あなたがいればよかった
          抱きしめてもう一度だけ

 愛してる 過去形で
 だからもうこれ以上
 抱きしめられないよ
 あんなふうに・・・



   
「ゆっくりと色褪せて」に
はっとした
私が表現した「平熱」と
意味が変わらないから



終わったわけじゃない


決して終わったわけじゃないよね と泣いた
自分で自分に言い聞かせながら泣いた
大泣きしたかったのに
出てくる涙はほんの少しだけだった







2002年04月10日(水)
願い 夢 希望。



今日からうるさいギャラリーも片付いたので
昼間
少しだけひとりの時間が出来る



お弁当作って公園に行ったよね
公園デートは彼の憧れだったんだって

「願いが叶って思ったのは
こんなに楽しいんだ・・・ということ」
そう言っていた

私の場合はドライブ
それも私が全然知らないところへ行くという
ドライバー任せのデート

その願いを彼が叶えてくれた

「叶ってどう思った?」
彼が尋ねる
私もたぶん
彼と似たようなことを答えたと思う


昨日
「また公園デートしたいね」
とかいろいろ書いて携帯に送った
それについての返答はなかったけど
珍しく返事が来た




願い 夢 希望

叶えることが出来るものと
叶わないものがある

願いつづけてその思いが叶うと
「もっともっと」
更に上を望む

叶わずに願っているうちならば
衰退してしまったりするけれど
願いが叶うその日まで
ずっと思っていられる

よく言うじゃない?
しあわせって 
不幸なことを経験するから実感できるんだって


今の私
不幸続きだとは思わないよ
墜ちるところまで墜ちたら
あとは前向きになって上昇するだけ





2002年04月09日(火)
そろそろ限界。



そう私が思ったところで
こればっかりはどうにもならない
たとえ限界を超えたとしても
ひとりでじたばたあがいてるしかない



こういうときに考えてしまう

「位置付け」
「想いの度合い」

まだ忙しい日が続いてるとか
体力を復活させるには1日休んだくらいじゃダメだったとか
そういう言葉を彼の口から直接聞いてるのに
もう自分勝手なわがまましか出て来ない
今の私


今日なんて最低
朝から彼のことが頭に浮かぶ
何度も振り払って
ガンガン曲かけて
何とか増幅しないよう歯止めをかけるのに精一杯




なにやってるんだろう・・・
虚しくなるのはあたりまえよ











2002年04月07日(日)
しまった二日酔い・・・



になりかけたけど
復活できたのでひと安心

年と共に弱くなってきてるのがわかる
勢いで飲むのではなく
たしなむようにならないといけないのかもね




ちょっと気分晴らしたくて
2時間ほどドライブしてきた
雨の中だったけどたいした降りではなかったから
ちょっといいカンジ
雨 好きだから


「花水木に目がとまるようになったね」
携帯に送ったけど返事はなし
毎度のことね





2002年04月05日(金)
久しぶりの声。



日記更新が22時だった

時計を見たら23時
今日から始まったモトGPのこととか
いくつか聞きたかったのもあったし
もちろん声が聞きたいし
よっしゃ、思いきってかけてしまえ!



いつもはすぐに出る彼
なのに何回も続く呼び出し音
これはまさか・・・


「もしかして起こしちゃった?」

                「うん、寝かけてた」

「ゴメン!じゃあ切るよ
 いつかまた改めてかけるから」

         「いいよいいよ(このまま話そう)」


よかった、そう言ってもらえて




彼の声を聞くのは何日ぶりかなんて
数える気もない
毎日思い出してはいるけれど
逢いたいとも思うけれど
「数える」ことはしなくなった

だって
数字が大きくなっていくほど
どうにかなってしまいそうだから
知らずにいる方がいいんだ




基礎を知らないくせにあれこれ質問する私に
わかりやすく説明してくれる
今日の講義はタイヤとタイムの関係
1秒違うって言うのはすごいことだ


やっぱり睡魔には勝てない彼
どんどん下がるテンション
物足りない気持ちいっぱいで電話を切った

切る前に
「来週絶対逢いたい」
笑いながら言ってみた
「絶対・・・とは言えないけど・・・」

以前のようなデートは
まだまだ遠そう




彼の忙しさのせいで、とはいえ
デートの間隔がこんなに開くようになったら
3日4日逢えなかっただけでへこんでいた自分が
おかしくて
でも懐かしくて


メールも1週間は平気で来なくなったし
かなり前にも書いたように
「平熱」になったんだろうな
お互いに







2002年04月02日(火)
追えば逃げて 逃げれば追う。



むかーしむかーしあったよね
そんな歌が



「逢いたい」と送ったメールには
必ずと言っていいくらい返事が来ないのは
やっぱそういうことかな


春休み中と言うこともあって
現実逃避したい気持ちでいっぱいなんです
だから余計にブルーになってしまうのかも


そううまくはいきませんね





2002年04月01日(月)
思い出す「相手」。



すごい!何日ぶりだろう
携帯メールに返事がきた
そして

PCの受信トレイに何やら見慣れない名前
あらま!返信が届いてるでないの

・・・明日、雨?(笑)
でもホントよ
そう思えるくらいビックリしたんだから



なんでも忙しさはひと段落したらしい
結構早く帰宅できたとか

こんなときに電話くれたらいいのに
メールとかで私の名前を見なければ
思い出さないのかな


こうやって
「ああ今日も返事が来なかったなぁ」と
ガッカリしながらも待っていたメールの返事がきたのに
それ以上のことを望んで
その願いは当然叶わなくて
勝手にブルーになる

「都合」ってモノがあるんだよ
誰にでも



ふっと気を抜いたときに思い出す「相手」
それは人間であったり
モノであったりするけれど
彼にとって私は
たくさんあるであろう思い出す「相手」のひとつであってほしい

彼は私にとって「相手」のひとつであるように