衛澤のどーでもよさげ。
2010年08月21日(土) 貰う。

いろはす」の蓋を開けるとき、いつもボトルを握りつぶしてしまいそうで不安になる衛澤です。

隔週に一度、私は長患いの持病のために通院します。私が御世話になっている御医者は個人医で小さな雑居ビルの一階、待合室も狭いです。なのに朝早くから受診したいみなさんがひしめき合うように集まっていて、診察開始時間より一〇分ほど早く受付して貰っても、一四人待ちだったり一八人待ちだったりします。
そうするとだいたい九〇分〜一二〇分、長いと一五〇分くらい待つことになります。

狭くて人がぎゅうぎゅうに詰まった待合室で二時間前後もすわっていますと、パニック障碍を持っています私はそれだけで具合いが悪くなってしまいますので、病院の受付で何人待ちかを聞いたらそのまま病院の外に出てしまいます。何人待つかでだいたいの待ち時間の見当をつけて病院に戻ればきちんと診て貰えます。
さいわい、通っている病院は駅前にありますので、近辺にいろいろな商業施設が集まっています。病院の待ち時間を利用して理髪店で調髪して貰うこともあります。別の病院で診て貰うこともあります。書店で買いものをすることもあります。そういった用事を済ませたら、朝食を摂らずに家を出てきた私はドーナツ専門店に入ります。



現在減量中の私ですが、このようにドーナツ一ツだけとコーヒー一杯なら摂取カロリーも朝食として許容範囲内です。この日は「白いまぼろし」のマンゴークリームを頂きました。
さて、隔週に一度ずつ通っていますと、ポイントカードのポイントもじわじわと貯まってきます。レジカウンタのお姉さんも一〇〇ポイントを越えるとグッズと交換するようにと教えてくれます。そこで私も貰ってきました。D-CLIPS



ドーナツ専門店のキャラクタのかたちをした変形クリップです。二種類ありましたが、私が択んだのは勿論、ポン・デ・ライオンのかたちをしたもの。一〇〇ポイントで貰えます。
なかなかかわいいじゃありませんかとケースをひっくり返してみると。



入っているポン・デさんは割りと少ない感じ。数えてみると一〇個入りでした。変形クリップなんて沢山あっても使いづらいかな、なんて失礼なような妥当なようなことを考えました。
紙を挟んでみるとこんな感じ。



ああっ、紙に付けたらポン・デさんだと判らなくなったよ! 付けてなくても言われないとポン・デさんだって判らないけど!(禁句)
さてさて、貰ってきたものの、私はこのクリップを実際に使うのでしょうか。重要書類を送るときに使ってみたいとか思いました。

余談になりますが、先日この頁に書きました寒天の話。
賽の目に切るのが面倒なのでところてん突きを買ってきましたということを書きましたが、実際にところてん突きを使ってみますと、ところてん突きに入るように寒天を切る方が賽の目切りよりも面倒なことが判りました。
そんな訳で、写真のように結局賽の目で食べております。


2010年08月09日(月) てんつく。

私が学生だった頃は、家庭科の授業は女子だけが受けるものだった。そして私は家庭科の調理実習で棒寒天を煮とろかして寒天だかところてんだかをつくった記憶がある。
つくった記憶はあるのだが、つくり方は憶えていない。
そういう訳でクックパッドの御世話になりつつ、先日私は寒天をつくった。何故だか急に黒みつ寒天が食べたくなったからだ。もともとは寒天を好んで食べる人間ではなかった。

棒寒天は安価だが戻したりちぎったりが面倒なので粉寒天をつかった。実は以前にも粉寒天を使って寒天をつくろうとしたことがあったのだが、そのときは巧く固まらなかった。粉寒天はよーく水(湯)に溶かし込まないときちんと固まってくれないのだそうだ。こんなことまで教えてくれるクックパッドって素敵。
余談だが、Twitterの世界には「レシピッター」というbot(プログラムで自動的に発言するもの)がいて、レシピッター宛てに食材名を呟くとその食材を使用したメニューをクックパッドを検索して返信してくれる。なかなか便利だ。

黒みつ寒天が食べたくて寒天をつくったので、容器で冷やし固めた後は包丁で細かく切り分けた。これがやたら面倒くさかった。たいした作業ではないのだが、持病の調子が芳しくないこともあって、この上なく面倒だった。
寒天自体は巧くできていたので食べて旨かったが、寒天を包丁で賽の目に刻む工程はもういいやという気になった。でもまだ寒天は食べたいので、私は一〇〇円ショップに走った。



近頃の一〇〇円ショップには何でも置いている。ところてん突きが、小さいものだが、何と一〇〇円で手に入ってしまうのである。有難いものだ。これがあれば細かく刻まなくても一ト突きすればちゅるんとところてんができる。
先に刻んだ寒天は先程御三時に頂いてしまったので、また新たに粉寒天を煮て冷やした。これが固まったら、ところてん突きで突こう。
「ところてん突きで突く」という行為を、私はまだ一度もやったことがない。寒天をところてんとして食べることとともに、これもただいまの愉しみなのである。

2010年08月03日(火) 自転車。

真夏の一ト月、八月に入ったばかりですが、今年は早くも夏に飽きてしまった衛澤です。もう秋でいいです。

自転車に興味を持っています。学生時代、通学に買いものに遊びに乗りまわした「あの」自転車とはちょっと違って、スポーツ自転車です。ギヤとか付いてたりスタンドが付いてなかったり車体がとても軽くて担いで歩けたりする自転車です。
少し以前に高千穂遙さんの「自転車で痩せた人」という本を読んだ、ということをこの頁に書いたと思うのですが、それ以来自転車に興味津々なのです。痩せるか痩せないかはこの際どうでもいいです。「自転車に乗って走る」ということがとても愉しそうで、直ぐにもスポーツ自転車を購入してガンガン走りたい気持ちであります。

しかし、そうはいかないのであります。スポーツ自転車というのは高価なものでありまして、安価な方で一〇万円前後もしたりするのです。それだけに、気安くはじめて直ぐに飽きてやめてしまう、ということは避けねばなりません。
だから事前に勉強を……といろいろ自転車に関する本を選んでいるのですが、「初心者向け」と示されていても大抵は初心者には難しい内容。わたくし初心者も初心者、ようやく「クロモリ」と言われて「どちらさまですか?」と訊ね返さずに済むようになったところです。脳が勝手に漢字変換して人名化してしまうんですね「黒森」さんって。
「クロモリ」というのは自転車のフレームの素材で、クロームモリブデン鋼のことらしいです。

あんまり初心者なのでTarzan誌のバックナンバー(自転車特集号)を取り寄せて寝っ転がりながら読んだりしています。これくらいの気軽さがないとズブの初心者は取っ付きづらい。よく読んで初心者から初心者に毛が生えた程度の人になりたいものです。
特集のお終いにくっついているスポーツ自転車二〇一〇年モデルカタログなんぞ見て「うおー、これ恰好いい!」、「うおー、とても買えねえ!」と唸っています。ちょっといい自転車は、平気で三〇万円くらいします。私がいま乗っている単車はその一〇分の一程度の値段で買いました。吃驚しますね。

記録として、いま私が一番恰好いいなあと思っている自転車を。
トレック社のベルビル。御値段も六万八〇〇〇円と手頃と言えば手頃です。いざ、乗るという段になってこの自転車を実際に購入するかは判りません。実際に購入するのは、まだ控えています性同一性障碍の手術の最終段階を終えてからです。そうでないと、手術費用を使い込んでしまうことになるので。全部終わって、改めて貯金をして、私の自転車ライフがはじまる(かもしれない)のはそれからです。三〜五年くらい後かなあ。
ベルビルは、シルエットといい、前後のラック(荷台)といい、私好みです。泊まり用品など積んで遠乗りとか、愉しそうだなあ。などと可能不可能判らぬままに夢想しています。
本を読んで新しい智識を得たりカタログ見てどきどきしたりしている時期が、実は一番愉しいのかもしれませんな。


エンピツユニオン


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