::KEiMOの世界::



ランナー  2003年07月14日(月)
今日もハニーニャとエルトリートでメキった。
その時聞いたんだけど、奴は今朝殺されかけたらしい(笑
あまりにもおもしろかったので暴露しちゃおう。

ハニーニャは昔から朝が弱い。
いや、昔は朝だけでなくいつだって時間を守ったことがなかったな。
ま、とにかく今朝も寝坊したらしい。


  次の電車でも仕事には間に合う、けどいつもの電車に乗りたい


ハニーニャもしっかりとA型人間に成長していた。
子供の頃から長距離走が、嫌いなくせに得意だった彼女は、
家から駅まで徒歩10分くらいの所を鬼ダッシュすることにした。
道を渡ろうとしたとき車が1台...でもハニーニャは強引に飛び出した。


  (車が)止まろうと思えば止まれる距離だったから


とのこと。たしかに彼女は道を無事に(?)渡ることができた。
そしてそのまま走り続けた。
すると、さっきの車が追いかけてきた。


  ○×φ☆...!!


なんかその車を運転しているオヤジが叫んでる。
けど、気にせずそのまま走り続けるハニーニャ。 タッタッタ=3


  ぉ○ぇ×φ☆...!!




なんだぁ〜? スタタタタッ=3=3






  おまぇ死にたいなら殺してやるゾ〜!!



?!
どうやら、そのオヤジはさっきのことに腹を立てて追いかけてきたらしい。
しかも幅寄せまでしてくる始末。
でもそこはハニーニャ、ひるまず走り続けた。タッタカター=33
普通ならそこで終わるとこだけど、そのオヤジもちょっとイカれてる。



  死にたいなら殺してやる〜!!!



なおも追い続け幅寄せし、ハニーニャの前に回り込んで停まった。


  ぅ、やべぇ


なんてちょっと考えながらも走る走る。
げ、どうやらオヤジは降りてくるらしい。
ドアを開いたその時、TAXYが通過。律儀なオヤジはうっかりドアを閉めた。
そうそう、教習所でもドアを開けるときは後方確認って習ったでしょ?
ま、とにかくその隙にハニーニャは、その横を走り抜けた。
あぁ今日は駅までがなんて遠いのだろう...彼女はそう思ったに違いない。
そして、まだまだあきらめないオヤジ。だけど、駅はもうすぐそこ。
オヤジは2台のTAXYに挟まれてしまった。
思うように追いかけられない。


  こ、殺してやる"〜!!


それしか言えないのか?
その時、ハニーニャの前を歩いていた女性2人が


  キャッ、こわぁーい♪何あれ?


と振り向いた。
ハニーニャは自分のせいにもかかわらず、


  ほんと危ないですよね〜


と他人事のように言葉を交わし、駅へ入っていったそうだ。
中学の時、部活や体育で長距離を走った後に必ず


  喉が血の味する (気管が乾燥してそう感じるんだと思う)


と言っていたハニーニャ。
今日も朝から血を味わったのだろうか???


poor みっち  2003年07月09日(水)
順子は、末っ子の弟を「かわいいみっち」と呼ぶ。
日曜のこと、そのみっちが


  おれ、火曜と水曜いないから


と突然言った。
これは、「その間、東紅苑の手伝いはおまえがやれよ」の意味である。
どうやら苦労して入った会社の旅行に行くらしい。<みっち参照>
今週は英会話も木曜にしてもらっていたし問題はなかった。

そして昨日、のんびり順子と火曜サスペンスなんてうっかり見ていたら、
いないはずのみっちが帰ってきた。あたしはてっきり、

 
  ハッハァーン、彼女でも出来て旅行するはずが喧嘩してキャンセルかぁ?


と思い、順子に帰ってきた理由を聞くよう促した。
何度聞いても、要領を得ない。こういったところがアリッサとよく似てる。
絶対に何かをかくしている。


  急に社員旅行取りやめなんてあり得ない、
  理由を200字以内で簡潔に述べよ...


とは言わなかったけど、問いつめた。


  実は、会社辞めろって言われた・・・


  ぁんだってぇ〜!?(最近こればっかり)


  「なぜ・どうして・WHY?」


子供のころに良く順子に言われたものだ。
どうやら、きのう急に宣告されたらしい。
しかも4日に出るはずのボーナスが7日に延期になり、
さらにみっちの口座には振り込まれていなかったとのこと。
退職金1ヶ月分は出してやるから、もう来なくて良いと言われたと...
そりゃ、社員旅行どころじゃないわな。と思ったら、
どうやらこの旅行は新入社員歓迎会の一環だったのだが、
その新入社員も辞めたので旅行も取りやめとなったのだとか。
それにしても、いくらクビだからって当日になって賞与無しなんて酷くない?

ここの社長、一度東紅苑にもやってきたけど、
あたしの大嫌いな類のオヤジだった。
コデブで威張っててうんちくたれ、おまけにイヤらしく人を目で追いかけちゃ、ネチネチトークに相づちを強要する。
それでも、「かわいいみっち」の仕える社長だからと、
ひきつった笑顔で接客したもんだ。

入社して1ヶ月も経たないうちから、みっちは辞めたいと言い出した。
カチンときたあたしは、

  
  2浪の3ダブでやっとこ早大出て、なんの資格もないのに
  入社1ヶ月で辞める奴に次の職が見つかるわけないだろ!
  それに紹介してくれた人に顔向けできないじゃんか!!
  最低でも3年はいてもらわなきゃ困る!!


と頭ごなしに怒ったものの、確かに話を聞くととんでもない会社だった。
あたしは順子から又聞きしただけなんだけど、


  1.自宅に呼びつけ靴を磨かせる
  2.自閉症の娘の卒業論文を書かせる
  3.部下を夜の街に夜中までつきあわせながら夕食抜き
  4.有休が何日与えられているのか誰も知らない


などなど、これじゃ確かになんのために就職したのかわからなくなるな。
オバQ設備の担当営業マンは仕事熱心でとてもしっかりしてるのに、
なぜこんな社長の下でがんばれるのだろう?
しかも社長は、彼が疣痔であることを社内に暴露してしまったため、
男女兼用のトイレに女性社員が入らなくなった。
と、満足気に、いちおう客先に勤めるあたしに言っていた。
すげー、不愉快だった。あんなに頑張ってる山○さんを愚弄するなんて。
とか言いつつあたしもその後クールな表情で入ってくる山○さんを見る目が変わってしまったんだけど...

とにかく、そんなわけでみっちは職を失った。
でもって今日、あたしは紹介してくれた上司に報告した。
上司も寝耳に水だったようだ。でも、その後でこうも言った。


  そういえば、1ヶ月くらい前に社長と会ったとき
  「彼は考えすぎなところがある。そっち系の検査はしたのか?」
  って言われたんだよ


と。そっち系って精神科ってことかい?
たしかにみっちは、かなりネガティブなやつだけど、
それは一般的なレベルでの話だ。
真面目すぎるからあの社長の会話についていけないだけだったんだと思う。
だいたいここのとこ社長とは話しもしていないっていうじゃないか。
さすがにこれは頭に来た。
人の弟つかまえて、精神異常者扱いかよ!ざけんなコラ!だ。

みっち、良く1年近く耐えましたね。
そんなとこ早く縁切れて良かったよ。
次の職見つけるの大変だろうけど頑張ってね。
あ、でもあたしの借したお金はちゃんと返してね♪


制服  2003年07月01日(火)
朝、会議室から出てきた新次長に


  ミドリ安全に事務服たのんでおけ!大きいサイズ...なんてな(笑


と言われた。
てっきり、どこかの現場事務所に事務員を派遣するのだと思った。
なぜなら、我が社は去年、アメリカから10kg近く太って戻って
スカートの入らなくなったあたしを救うように制服が廃止になったから。
でも、最後の一言が気になる。。。


  冗談だよ でもカタログみて2人分決めておけ
  他部署にばれないように、違う服にしろよ!


ん?制服なのに別々の服・・・?
あぁ、なるほどね。
前々から、なんどかあたし&同部署所属のマメちゃんは、
服装に気をつけるようにと言われてたんだ。
ようするに注意しても聞かないから、強制的に模範服を与えようってことか。

でもいったいどこを直せというのだ?
最初に言われたとき、ダボパンがきっといけなかったんだねと納得し、
今は大人しいストレッチパンツにカットソーやカーディガンを着てるし。
色だって、たいていモノトーン。全身真っ黒の時もあるくらい。
これ以上地味になんてどうしたって出来ないぞ。
だいたい、他の部署には、ケニア柄の真っ黄色なシャツや、
真っ赤なニット、いかにもニッセン的カジュアル服の人達がいるってのに。
ブヒブヒだってショッキングピンクのセーター着てたんだぞ!
それなのに、なぜかあたし達二人だけがいつも注意を受ける。。。
なんど考えても、彼女たちとあたし達の違い、
それはスカートorパンツ。それしか分からなかった。

まぁ、服を買ってくれるってんだから買ってもらいましょ♪
と、指定された『ミドリ安全』のカタログをひろげてみた。



・・・・・



作業着しか載ってない。
その旨、次長に報告、またスカートは社内が寒すぎるので辛いと伝え、
あたしは自分の仕事にもどった。
しばらくすると、マメちゃんがやってきて、


  次長がカタログに付箋つけてますけど、見ました?


とやや怯えながら小声で言った。


  やばいっすよ。あれだけは勘弁して欲しいっす。


なにがそんなにやばいのか?
さっきあたしが見た限りじゃ、事務服なんて1枚も載ってなかったけど?
とりあえず、付箋してあるところを2人で見に行った。




最初の付箋部分・・・・・













なんじゃこりゃ〜?


ヤクルトおばさんにでもなれというのか?
軽いめまいを覚えつつ、もうひとつの付箋部分をめくってみた。














目の前が真っ暗になった。
さっきのマメちゃんの怯え方もこれなら納得できる。
スカートがダメだと言ったから、キュロットですか?
こんな白人モデルが着たってさりげなく変なのに。
あたし達が着たら...考えただけでも恐ろすぃ〜。

意を決し、そのカタログをもって新部長を会議室に呼び出し泣きついた。
最初に事務服を与えるように指示したのは部長だったから。
カタログをみせると部長も失笑していた。


  これじゃ、掃除のおばさんだよなぁ
  オレが言ったのはこういうのじゃないんだよ。
  

このさいだから、どこがいけないのか聞いてみた。
どうやら、あたしやマメちゃんがたま〜に着ているトップスが、
肩や胸が開きすぎていると言うのだ。
なぁんだ、パンツがいけないんじゃなかったのね。
そういえば、たまに襟ぐりの開いたカットソー着ることもあったわ。
でもさ、それっていわゆるOLブランドの服だったんだけど。。。?
ま、いっか。それなら上にカーディガン羽織ればOKじゃん。

てことで、一件落着




のはずだった。




というのも、出先から戻った次長に部長が


   作業服みたいだから嫌だって♪


なんて言い方で伝えたもんだから、



   ぬにぃ〜?!
   おれの選んだのにケチつけるのか?


と、次長に火をつけてしまったのだ。
そして彼は、『ミドリ安全』に
事務服用のカタログがあるか問い合わせ&取り寄せてしまったのだった。


てなわけで、こんごの展開が気になるところです...








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