My Precious Memories

2005年12月31日(土) good bye

あたしが手を伸ばした先に
誰が居るかなんて知らない

あなたかもしれないし
彼かもしれない
でもきっとあなたじゃ無い

身体中に染み込んだあなたが
あたしから抜け落ちるコトは無いでしょう
ずっと一緒は嘘じゃ無かった
あたしはこれからもあなたと生きられる
いつか出逢う誰かにもそれは打ち明けたい
それでも愛してくれる誰かと結ばれたい

だからもういいよ
今日は空が澄んで綺麗だから
泣き虫なあたしの涙も出ないんだ



2005年12月30日(金) brand-new lover

倖せになる為の別れなら
あたしは倖せになんかなれなくたって良い

もちろん倖せの為だなんて
そんなの嘘の温度でバレバレだけど

あなた新しいあの娘
どれだけ好きなの
あたしより

男って自分勝手で我侭な生き物
傷付けたく無いなんて微温湯ね

出逢いと別れが繋がって居るなら
永遠なんて何処にも存在しないの
あなたと見れなかったモノ
他の人と見れるなんて想えないわ

倖せになる為に出逢ったのに
あなたの倖せは何処へ逃げて行ったんだろう



2005年12月29日(木) the universe

惑星になりたい
あたしはあなたの衛星じゃ無いわ

太陽のように誰にも負けない唯一の輝きを放つ
月のように満ち欠けたり消えたりなんかしない

あたしだけの光を手に
今歩いていける

胸が苦しくても
涙止まらなくても

永遠では無い時を切り裂いて生きたい



2005年12月28日(水) establishment

あなたに巡り逢えて
神様も信じられる気がしてる
大気に感謝の気持ちを込めて
するりと歌い流しても消えない
次々と浮かび上がる情景に
幼心を重ねてみたりもする

あなたに辿り着けて
永遠だって見れる気がしてる
大地に平等の鼓動を高めて
さらりと踏み鳴らして震える

あたしの世界はあなたの手で構築されるの



2005年12月27日(火) ask for permission

どうしよっかな

迷って迷って
結局この指が
這う貴方の首

夢見がちだね

あの言葉を口にしてよ
そうじゃなきゃ嫌だよ
許しを請うのはやめて

最後の決断かな

ゆっくりと力を入れる
想い出に惑わされずに
きっと永遠を手にする



2005年12月26日(月) starting sound

始まりの音が聴こえた

それは凛とした空気に漂う
一筋の光になって差し込む
小さな精霊の確かな魂の声

一歩ずつが無理ならば
半歩ずつでも構わ無い
未来への歩幅は狭くても
確実に近付いて居る事実

終わりの音は無いけれど

殺伐とした世界を救う
メシアを望んだ訳じゃ無い
あたしが此処に居ても良いと
其れだけを認めてくれる
あなたが欲しかっただけ



2005年12月25日(日) unnameable

一瞬の内に急上昇
逢いたいと素直に想う
夢を現実に変える力を
あなたは持って居るのね

夕刻に告げる鐘の音が響く
いつの間にか輝く一番星
逢いたくても逢えない
その間に自分の気持ちを確かめたいの

傷はそう簡単には癒えないモノだから
全てをあなたに託して良いのか
まだ惑うコトもあるけれど
信じたい
信じて欲しい

産まれ始めたこの感情に名を付けるのは
もう暫く先でも良いよね



2005年12月24日(土) sing maniacally

夢見心地が一挙転落
右往左往と無我夢中

ああ良い様だわ

溺れ切って息さえ止まれば
あなたへ泊まるコトも無い
耽美な黎明に呼び覚まされて
博愛主義者が聞いて呆れるわ

意味なんか無くて良いの

沈み切って鼓動が止まれば
あなたにときめくコトも無い
甘美な融通に引き止められて
使者選別といきますか

もう戻りたいとも想え無いのよ



2005年12月23日(金) reincarnation

分け合った喜びは昨日の捏造を棄てて
訳あった哀しみは机上の空論を育てる

発狂しそうな満月の夜には
孤独を謳う吟遊詩人の響き
願って居ない救世主の登場

流されて闇に囚われたまま
変えられない全てを抱えて
あなたの匂いにだけは敏感
手探りで辿り着けるように
生まれ変わっても覚えてる



2005年12月22日(木) blossom

何年待っても芽が出ない
小さな花も咲きはしない
それでも水を与えては
永遠に繰り返し種を撒く

あたしはずっと種を撒く
もし花が咲かなかったとしても
後悔なんかしないくらい
あたしは種に総てを賭ける

毎日毎日与えた水と栄養と愛情


いつか



開け



2005年12月21日(水) profoundly

やっと見つけた
あたしの本当の運命の人

今までの気持ちが嘘のように
軽くなって消えていくわ

あなたが居れば構わない
あなたが生きてくれれば
あたしは其れだけで良い

もう惑わされ無い
もう振り返ら無い

強い足取りで前へ進んで行ける



2005年12月20日(火) trailing rose

哀しくなるのです


海が啼いて居るから
花が揺れて居るから

空が繋がって居るから
虹が架かって居るから

命が燃えて居るから
時が蠢いて居るから

君が何処にも居ないから
君が此処には居ないから

もう永遠は終わってしまったから

ヴァニラの香りを首に付けて
無理矢理作られた倖せ抱いて
涙隠して憎しみ消して笑って
乾燥した薔薇を未だ棄てずに


哀しみで満たされ切ったら
この絡み切った蔦を離さず
また微笑んで咲いてくれる?



2005年12月19日(月) fight for my ideals

可愛い女の子になろう。

夢中になって目が離せないような
永遠なんて言葉も信じられるような
心の片隅にいつでも存在出来るような


格好良い人間になろう。

尊敬と敬愛の眼差しを向けられるような
確固たる意思を持って前へ進むような
夢を現実に変えてく力を持つような


素敵な素敵なあたしになりたい。



2005年12月18日(日) swim freestyle

何をするでも無く
流される時に溺れて
助けを求めたって
皆必死にクロール

泡になって消える
泳げない人魚姫



2005年12月17日(土) do whatever is necessary

あたしなんて要らないんでしょ
誰からも必要とされて無い気がするの

居ても
居なくても
同じような

そんな気がして仕方が無いんだ
だから
あたしは今日も呟いて口角を下げっ放し

頭上を通り過ぎる流星群を見逃してる
でもぶつかってくれなきゃ判んないよ

ねえ其処に居るの?
あなたは其処に居ますか?
此処まで来てくれますか?

ねえ?
あたしなんか要らないんでしょ。



2005年12月16日(金) early-morning awakening caused by you

寒い朝目が覚めて
温もり求めても
隣には冷えたシーツ
あなたはもう何処にも居ない

白さを増してく空
あなたの影も全て
薄めて明るく染まっていく愛の形
解き放つ鍵を持てど



2005年12月15日(木) ternary

未来
見えない
現在
越えない
過去
棄てない

棄てられない過去という産物
見るはずない未来という希望
越えられない現在という絶壁



2005年12月14日(水) biting chill

移ろい変わり行くモノだと
初めから判って居たけれど
もしかしたらの永遠を見て
あたしは一人浮かれて居た
未来の話はしないあなたの
本心が今なら判る気もして
それは哀しい現実になって
今夜は雪になるでしょうね
とてもとても此処は寒いわ



2005年12月13日(火) anathematic

もう帰り道が判らない

呟きは白い息で消えた

貴方に出逢ってしまった

その運命を愛しい程にも呪う



2005年12月12日(月) welter in sin

我慢しなくちゃいけない関係
理性も飛んじゃう秘密の空間
最後とか絶対無いはずの親密
君と倖せになれ無いのは承知
輪廻転生に全てを賭ける人生

そういうのもいいんじゃない?



2005年12月11日(日) not give the slightest attention to

プラットホームで交わした約束に
なんの効力があるの
黙って二人目配せすれば
判り合えるなんて想って無い

口先だけならオウムでも言える
その向こう側にあるモンが
あたし達にはあると信じてる

だんだん意味を失くしていくのが
怖くて口を噤んだ
あの日言えなかった言葉を
このメロディに乗せて
あなたの細胞に届けば良い

どんな刃になって返って来ても
あたしは傷を受けよう
あなたにまだ意味を求めてしまうから
まだまだ終わりを認められないから

最後のプラットホーム見つめるのに
なんの意味も無いの
あなたの後姿は何も語らず
人波の中へとそっと消えていく



2005年12月10日(土) chapstick

最近は唇が乾燥してる
君と長らく
キスしてないせい?



2005年12月09日(金) stray cat

猫が丸くなるみたいに眠るあなたを
起こさないように優しく撫でる
いつまでもこんな時間が続きますように
その寝顔を見つめてあたしは
そっとささやかな願い事をしてみる

あまりに無防備なあたしとあなた
だから二人知らないうちに
傷を付け合ってしまったんだね
だから二人笑顔のままで
抱き締め合って居られたんだね

残された一人のベッドで
あなたの温もりを探すあたしは
子猫のように儚くしっかりした声で泣く



2005年12月08日(木) There isn't anything that's constant.

永遠とか一生とか絶対とか
無いんだってコト知ってしまったから
あなたを失ってからの世界は
色を抜かれた薔薇のように崩れて見える

永遠とか一生とか絶対とか
無いんだってコト言ってしまったなら
あなたを失った世界もきっと
再び色に染まる時が来るんだと想う

だって
あなたの存在があたしと繋がって居ないこの現実も
永遠でも一生でも絶対でも無いのだから



2005年12月07日(水) planetarium

目が覚めればすっかり夕刻
君はまだ眠ってる
こっそりとベッドから抜け出してみると
カーテンを少し開けてみるんだ

小さな物音で目を覚ました
君の寝ぼけ顔を
見るとつい微笑んでしまう僕は
そっと天に向かって指を差す

今語り継がれる星物語
輝く命続いていくように
この繋いだ手から生まれ落ちる
新しい二人だけの物語だから

じゃれて飛び掛る狭いキッチン
君とお揃いエプロン
包丁が苦手な君は隣でまじまじと
僕の作る山を眺めてる

そうぐつぐつと煮る換気扇から
昇っていく煙は夜空に溶け
満天の星空は僕らを包む
新しい二人の為の物語を



2005年12月06日(火) instruction booklet

あなたがあたしに手を焼くなら
もっと見て隅々まで読んで
一字一句間違え無いで
その頭にインプットしてね

哀しみも喜びも
二人なら廃棄処分

手探りで試さないで
気紛れで射止めないで
真実を見つけないで
幻想を抱かないで
「愛してる」なんて惑わさないで

小難しい分厚い本だから
根気良く読み深めてみてよ
水晶に浮かぶ笑顔眺め
その頭に確実に映す

涙とか孤独とか
二人なら臨界点

存在を作らないで
あなたを憎ませないで
恋人になどしないで
快楽に溺れないで

手探りで試さないで
気紛れで射止めないで
真実を見つけないで
幻想を抱かないで
「壊して欲しい」の躊躇わないで



2005年12月05日(月) at the end of winter

光の螺旋を描くように
水中から生じる気泡と
戯れて交わってしまえ
何の意味も無い行為も
君は雪原の大地包んだ

大好きだったのぬいぐるみ
綿中温まる為の記録と記憶
差し伸べてそれを
あたしを受け入れて欲しいのに



2005年12月04日(日) enduring memories

棄てられない過去の遺産に
まだ縋り付いてるあたしは
あなたを忘れるコトなど
きっと一生出来ないのでしょう

その一言で人生を大きく変えてしまえる程
あたしは心底あなたを信頼して慈しんでる
眠ってしまった間に何が出来たのかな?
あなたは抱けないからせめて声に包まれたい

爪を剥がすならお構いなく
あなたを想う痛みに比べたら
それくらいどうってコト無いのよ



2005年12月03日(土) hauteur

才能なんて無いモノが足掻いても無駄ならば
世の中に蔓延る人類という知的生命体は滅んでしまえば良い
高等だと自信に満ちた横柄な態度を改めずに
世の中に蔓延る人類という地球生命体は消えてしまえば良い

それでも残って良いのはあたしだけで
きっとあたしは人類の枠を超えた存在
神に最も近い哀しみの淵に浮かぶ希望

塵の徘徊する部屋に篭って一人見る夢は
日替わりの洋服に準えて移り行く消耗品
病んで壊れた人形の瞳だけが廊下で叫ぶ
愛憎に餓えたあなたへ送る唯一の鎮魂歌

これから歌って良いのはあたしだけで
きっとあたしは地上の域を越えた存在
神に最も近い愛された闇に広がる切望

さあ根から枯らす悪魔の歌を今こそ歌うべきなのです



2005年12月02日(金) Kill me

生体を保つ為に
剥製にしてしまえ

その姿をありのままに残したら
その魂も永遠になるの?

それならあたしの気持ち
今のうちに殺して
剥製にしちゃいたいな



2005年12月01日(木) between asleep and awake

誰も来ないのは淋しい
でも一人が好き
誰かに逢うのは
夢の中でだけで良い


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