ほっこり日記
ふー



 靴を買った。

いわゆる、パンプスという種類のね。

歩きやすい靴をということでネットで調べた靴屋さんに
行ってみたら結局違う靴を勧められて、かった。

私は23半だと思っていたけど、23なのだそう。
楽だからと大き目の靴を履いていたけど、
それがかかとすっぽぬけの原因だったらしい。
23だときつめにも感じるがなるほど抜けはしない。

で、見立ててくれた友人とその後、ずっとその靴を履いて
歩き回ったのだが、履きなれない靴で歩き回り、
服がバスマットのように重い生地だったために
すっかり肩がこってしまった・・・・

でも、私にしては大進歩。
かかとのある女らしい靴をかうなんて、履くなんて。
ヒールも大して高くしてないけど、なかなかすっきりと
脚細に見える靴、だから。

ああ、大出費。

2004年11月30日(火)



 いいことしか書かない。

いいことしか書かない、と思っている。

誰だっていろんなことがある。
もちろん、私も波の激しい毎日を送っているから。

でもね、いいことしか憶えていなくていい。
いいことだけ申し送ればいい、そう思う。

かなしいことだってあるけど、
辛い辛いと、辛がってはいけないと思う。



2004年11月26日(金)



 今日はらくちん。

職場が戦いの場だと、
どこか思っていたのだけど
闘うのはやめた。

駐車場から職場までの間に
お地蔵さんがいらっしゃるのだけど
毎日必ず「ありがとうございます」
「ありがとうございました」と念じて通る。

落ち着かなかった私も、もうなんだか小さなこだわりは
捨てることができるようになってきた。

仕事を通して、しか、残せないものだけを考えて
今の場所を温めていこうと思う。





2004年11月25日(木)



 ハウルの動く城、をみてきました。

映画を見てきました。

『ハウルの動く城』。

そして、映画のサイトに行って
他の人の感想見てみると
けっこう酷評されてました。

確かに前作『千と千尋』を超えたということは
なかったのですが・・・・・・
そしていまは、宮崎アニメの成熟と混乱を感じています。

『耳をすませば』のような古典的な恋愛感情は
あまり良く思ってもらえないのかもしれません。

倍賞千恵子さんの声も設定からすると確かに
やや不自然な気もしましたが、落ち着き払ったソフィの声は
私にとってはとても心地良いものでした。

宮崎さんの描きたいものはそんなに
複雑なものではないように思います。
不思議なもの、動くもの、飛ぶもの・・・・
そして豊かな心、豊かな世界。
心惹かれるもの、温かいもの。

絶対的な信望者ではないけれど、
私にはとても易しい言葉を話す人だと思えました。





2004年11月23日(火)



 ペコなら楽しめる。

そういえば、ピンチのときって、本当のピンチは
精神的なパニックの方かもしれない。

天才の孤独がテーマといわれた原作の映画化には
原作ファンはすごく抵抗していたし、私もわかる。
でも、映画から原作を知った私には、映画を酷評できない。

『ピンポン』

いろんなことを思い出させてくれたよ。

私にも
もっと、楽しんだら?っていってくれた先輩がいたよ。
私が、苦しみながらやっている様子に見えたんだね。

あなたが楽しそうに仕事しているのがうらやましくて
ウォーキングの師匠に弟子入りしたんだった。
忘れかけていた。
私にはできない・楽しそうに…という部分を
どうしても知りたくて、始めたんだった。

痩せたくて始めたんじゃない。
楽しそうでいるその秘訣を知りたくてもっと
近づこうと、始めたんだった。

思い出したよ。






2004年11月17日(水)



 猫。

今日は免許の更新日。
日頃の行いの成果としてゴールドだった私は、
30分にて解放された。

ただ、講習会の最後の方で見せられた交通事故の記録映像が
ショックで、辛かった。
人の事故は、人のであっても事故である限り、酷なものだ。
安全講習にはこれが一番キクと分かっていても、やはり辛い。

で、ちょっと自分を甘やかそうと、スターバックスへ。
言い訳がましい? へへ。
でも寒かったこともあって、
ショックなまま一人で家に帰るのは嫌だったんよ。

スタバのふかふかソファは4つある。
いつもふさがっているんだけど、平日の10時頃だったから、
そのうちの二つを外国人のおじさんが占領しているだけで、
向いがわに陣取ることができた。

そこは、さんさんと陽射しが差し込んでいて、
紫外線が気になる人には向かない時間帯だったのさ。

で、うたた寝猫みたいな気分でソファに座って、
ノートを広げて宿題をしていた。もちろん
向かい側の席を荷物置き場にしたりはしなかったけど、
誰もこなかった。

で、、ふと見ると、
外側の窓の淵に猫がいた。

このあいだとは違って、全身ほとんど白で
耳の間にだけ、黒と茶。これも三毛というのかしらね。

その猫は、あったかい場所を探して
風当たりの少ない柱のそばで陽射しが当たる、
そして私からしか見えない場所に座りこんで
毛づくろいを始めた。

順番に舐めていくのだけど、
顎の下から脚のほうへと舐めおろすその顔が、
おかしかった。

顎の下というのが気になるのか何回も
口が裂けるんじゃないかと思うくらい大口を開けて
赤い口の中を見せながら、舐めおろしてた。

思えば、人間でも体のことをきにしたり、
服を選んで着るのも、猫の毛づくろいと同じだなあ、って思う。

動物に霊や魂ってないよねという人もいるけど、
私はそうは思わない。
私は彼らに注意を向けるとき、いつも意志だけになって
向かうのだけど、彼らの額にその意志のみなぎりを感じる。
彼らと私たちは、さほど変わらない。

2004年11月16日(火)



 幼子

 子どもが大きくなってそれなりに手がかからなくなったせいか、人の小さな子どもが気にかかる。といっても、「最近のお母さんときたら」なんてものではなくて、ひたすら、子どもが可愛く見えるのだ。

 今日も本屋で、帰りたくない子どもが「まだ遊びたい」と叫んでいるのを、母親が手早く抱き上げながら「また、遊びたい?ね?」とわざと?聞き違えて、返すものだからいよいよ感極まって「ま、だ、あそびたいぃぃぃ」と叫んでいて、涙声になればなるほど、母親の勘違いも直らなくて・・・

 そういうときに、既に子どもに近い立場で、母親を責める意図はないんだけど、微笑んでいる自分がいる。これが年をとったということかしら。。。そういう時代を送ってきたから、余裕なのかな。今は手はかからなくても別の課題があるけど。

2004年11月14日(日)



 あんま椅子

 電器屋さんにいくのは暇つぶしが多い。中でもお奨めなのは、あんま椅子コーナーだ。今日みたいに日和のいいときはほとんど家族連れが訪れている。そして、運転手として駆り出された中年以降のお父さんが、だいたい、展示品となって、気持ちよさそうに寝ている。

 あんま椅子というのは、憧れなんだなあ。で、ごろごろ背中をもまれると気持ちいのでつい、気持ちよさそうな顔になってしまう。椅子の展示コーナーだから、当然、そこに座っている人も展示される格好になる。

 中には口をあけて寝ている人もいて、見知らぬ同士の赤の他人が、並んでみれた日にはタイトルをつけたくなる。「きもちいいぃ・・・」とか。誰かやってくれないかしら・・・・

2004年11月13日(土)



 プライドの高い、猫

 今日は予定より早く仕事が終わったので、うろうろと買物をした。朝から何も食べていなかったので、たこ焼きを買って公園で食べようと思った。

 近い店は、たれをつけないでも味がついている明石焼きのお店。でも、大阪人は、甘辛い泥ソースをなめなめ食べるたこ焼きがすきなのよ。というわけで泥ソースのないこの店から遠ざかっていた私だが、しばらくぶりに寄ってみた。

 みると泥ソースなど4種類、ゆずポン味まで出ている。やっぱり人気が落ちていたに違いない。悪いけど、あのソースなしにはたこ焼きを食べた心地がしないのだ。なるほど。

 たこ焼きを買ってから、公園に行っても自転車を止める場所がないことに気がついた。仕方が無い、堤防に向かった。人気は無い、たまに人が通る。天気はいい。温かい。・・向こうの方に猫がいた。野良か、割と細身な黒と白。かなり遠くなので、気にしないで自分の位置を決めた。

 こんなところでたこ焼きつつくのは、ちょっとはずかしい。かな?

 で、振り向くと、道の反対側に、猫がいた。お〜、きたか。猫声を出してみるけど、猫は体は私のほうに向けているものの、頭はもと、きたほうを見ていた。私の自意識過剰かぁ・・・まあ、猫はフレンドリーではないのが身上だからな。

 というわけで私は落ち着いてたこ焼きのふたを開けた。泥ソースが指についてしまったのだけど、その指を舐めるのも楽しいものだ。ふと、振り向くと、そこにいた。さっきからすると道幅半分まできていた。が、しかし、なんと、

顔だけはあっちむいたまんまだったのよ。











 私、わらいましたー。ぶわはははーーって。


 なんであっち向いて「私は知りません」てなかんじで、たこ焼きに近づいてくるわけ? 犬なら、「たこ焼きほしいのぉっ」て甘えてくるところだ。プライド高いのねえ、猫って。

 で、これ見よがしに、たこ焼きを音立てて食べて、本当は、串に刺したのを直接やりたいんだけど(犬ならすぐ来るよね)、串は一本しかないし、包み紙をちぎってそこに置いてみたんだ。が、しかし。全然、寄ってこない。どうも、笑われたのが屈辱だったのかな、失礼しましたねっ。

 どうしてもたこ焼きを食べるところをみたかったんだけど、笑った私を警戒して知らん振りしている。自転車で立ち去る時には、いったん、最初の位置まで退避してみてやんの。さっきまで誰も通らなかったのに、買物帰りの自転車が何回も通る。猫は、じっと待っている。

 橋のたもとにまで引き帰した私も見届けたくて、じっとしている。一瞬、猫が動いた、つついている。でも自転車がきたのでそのままくわえて元の位置に持って行き、そこで腰をおろした。・・・よかった、たこ置いといて。7個入りのたこを一コ分けてやった、今日のお昼ご飯でした。

 
 

2004年11月09日(火)
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