病院の待合室で、週刊誌を読んだ。 誌面は、草��逮捕事件で持ち切りである。
私はスマップのファンではないし、基本的にジャニーズ嫌いなので、ワイドショーでの過剰なまでの擁護っぷりには飽き飽きしていた。 これが公務員やNHK職員だったら、これでもかってぐらいに叩くくせに、全く民放は腐っていやがる。 だから、「最低の人間」と言ってのけた鳩山弟発言には我が意を得たりと思ったのに、翌日か翌々日にはあっさり前言撤回されて、私はとてもがっかりした。 そんなにデブとかブタとか罵られたのが傷付いたのかしら。
さて、週刊誌には、草��元容疑者の謝罪会見の様子が書かれていた。 それによると彼は、「大人のお酒」という言葉を何度も口にしたらしいが、三十路にもなって酒で失敗(しかも逮捕)するような奴には、大人のお酒は一生無理だろう。 幾らお酒が好きでも、「これ以上アルコールを摂取したら危険だ」というラインが、自分で判らないものだろうか。 30台にもなってその線引きが出来ないのでは、同じ過ちを何度も繰り返すだろう。 こういう馬鹿には、酒を飲ませちゃいけない。 酒飲みとしては、同じ酒飲みの風上にも置けないと思うのだ。
今回の騒動でつくづく感じた。 日本は、酒飲みの犯罪に甘い。甘過ぎる。 やっているうちに自分を失うようでは、薬物と何ら変わらないではないか。 蒟蒻畑よりも、酒を規制しろ!
| 2009年04月29日(水) |
黄金の羅針盤と黄金の魂 |
録り溜めていた映画を見た。 「ライラの冒険〜黄金の羅針盤」と「ルルの冒険〜黄金の魂」。 まず、ライラの感想から。 主人公の少女・ライラが、まんずめんこぐね。 終始、餓鬼の癖に大人を馬鹿にした態度を取るのだ。 小生意気で可愛げが無いため、これはニコール・キッドマンじゃなくても折檻したくなるというものだ。 最後に髭を落として漸く気付いたが、おじさん役はボンド爺だった。 そして、えっこれで終わり?という映画のラスト。 まだ続くのかよ! 「矢鱈と長い予告編を見せられた気分だ」 という主人の一言に、とっても同感してしまった。
一方、ルルの冒険。 ライラとタイトルが被っているのは、どうやら販売(配給?)元の戦略のようで。つまり、有名映画と似たような題名で売り出して、こっちにも注目して貰おうという魂胆らしい。 父と離婚した母とルルと弟の3人で新しく引っ越してきた家で、弟に死者の魂が乗り移ってしまう。 弟の体を借りた悪霊祓いと共に悪霊使いと対決するルル、彼女に協力する近所の少年と知り合いの心霊研究家の冒険物語なのだが、所々に盛り込まれた少々滑り気味のギャグが結構面白い。 自殺者は天国に行けないんじゃないのかという疑問は残るが、矢鱈と金をかけたハリウッド映画よりも、こっちのデンマーク・スウェーデン・ドイツ合作の方が楽しいとは。 期待していなかっただけに、なかなか良かった。 それにライラの方は、続編が出る前にこれまでの粗筋を忘れそうだ。 先日「ボーン・アルティメイタム」を観たのだが、前回の話を全く覚えていなかったため、最初の10分で断念したしな。
昨日の段差事件で主人に短期記憶を疑われた私だが、今日は自分で疑う事になるとは。
以下、主人が帰宅した時の会話。 「ただいまー。お腹空いたよ、晩御飯は何?」 「お刺身だからすぐ用意出来ますよ。冷蔵庫に入ってる」 「お刺身? どこ?」(主人、冷蔵庫を空けながら) 「だから冷蔵庫」
よっこいしょと台所に入り、冷蔵庫を開けて、お刺身を探した。 あれ? あれれ? 幾ら探しても見付からない。出て来たのは、明日の夕食用の挽き肉と、秋刀魚の味醂干し。 ……あっ。 思い出した!お刺身が高かったから、味醂干しに変更したんだったー! そのまま床に崩れ落ち、ごろんと転がって、主人を見上げた。 「ごめん……お刺身買わなかったんだった。今から味醂干し焼く?」 主人は、今からじゃ時間がかかるからいいよー、適当に済ませよう、と言ってくれ、食卓にはありものが並んだのだった。 「なんか、朝御飯みたいな晩御飯でごめんね……」 と謝ったが、主人は、 「そう? こういう御飯、好きだよ」 と、にこにこしていた。 煩い亭主じゃなくて本当に良かった、と思った。
| 2009年04月26日(日) |
グレート・バリアフリー |
今年も我が家に黄金週間など無い。 主人は殆ど毎日仕事だ。 政府は二酸化炭素排出量がどうのと言いながら、ETC搭載車の高速料金千円を打ち出した。何と言う矛盾。 そして、それに群がる馬鹿な国民。 こういう馬鹿共が、利己的な政治家を当選させるのだろう。 現在の選挙制度は、百害あって一利なし。 馬鹿共からは選挙権を剥奪せよ!
という訳で、私は今年もTVのニュースで渋滞の様子を見て、それを鼻で笑いながら過ごしている。 どこにも行けない僻みが多少入っているのは認めるが、どっちにしろ、うちの車にはETCを付けていないし、暫くは付けるつもりも無い。 ただ、目先の安さに飛び付いて、将来の事を考えない馬鹿がこんなにも世の中に溢れている事に、びっくり&がっかりだ。 景気よりも環境問題の方が大事だと思うんだけれどなあ。
遠出は無理だが、主人の仕事が午後から休みだったので、お昼を食べに行った。 百貨店のレストランで食事→そのままウィンドウ・ショッピングあわよくば何か買って貰える事を目論んでいたのだが、午後2時なのに満席。しかも順番待ちが長蛇の列。 じゃあ、近くのホテルのレストランにしよう!と行ってみたら、丁度2時を回ったところで、「準備中」の札がかかっていた。 「次に外したら、3回目だよ」 と、何故か主人に脅される。 「じゃ、じゃあもう少し歩いたところのレストラン!」 ここもお休みだったらどうしよう……と思ったが幸い開店中で、混んでもおらず、寧ろ空いていた。 注文を待っている間、隣りの席の客が立ち上がり、一歩踏み出して小さく声を上げていた。 席に通される時は気付かなかったが、テーブルが通路よりも1段高くなっている。隣の客は、足許を確認せずに踏み出して吃驚したのだ。 「見た? 今の」 こっそり主人に囁くと、彼はメニューから目を離さずに答えた。 「うん。シオンだったら、大声を上げて引っ繰り返って、『訴えてやる!謝罪と賠償を』って大騒ぎするだろうな」 そんな事しないよ!
美味しい料理とデザートで満腹になったので、さて出ようかと請求書を持って立ち上がり、レジに向かおうとしたところで、不意を突かれた。 そう、さっき隣りの客が引っ掛かった段差の事を、食事をしている間にすっかり忘れてしまっていたのである。 しかも、主人に話しかけている途中だったので、何やら大声を上げてしまったようで、店内の注目を思い切り浴びている……。 近くにいたウェイトレスさんが、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたが、誰よりもフォローして欲しい存在である筈の主人は、呆れたように私を見ているだけだ。 またかよ……という彼の心の声が聞こえた気がした。 私には前科がある。結婚式の打ち合わせをしたホテルのロビーでも、段差に躓いて、ふぎゃあとか何とか叫んで周囲の注目を集めた。 暫く後にそのホテルに行くと、その段差にはスロープが取り付けられていた。 私は私以外にも躓く者が続出したから改善されたのだと推理しているが、主人は私があれだけ騒いだせいだと主張する。 本当のところは判らない。ホテルの人には、恥ずかしくて訊けないからだ。 俯きつつ、支払いを済ませてレストランを出ると、主人が言った。 「あの店、今日が初めてじゃないんでしょ? なのにどうして?」 「そうだよ、あのお店に行ったのは、今日で3回か4回目だよ。でもね、今までは1人で行ったから、通されたのは別の席だったの。そこには段差は無かったの。だから、さっきの席に段差があるなんて知らなかったの!」 「でも、別の人が罠に掛かるのは見ていたでしょ。それなのに?」 恥ずかしさと悔しさで、ふるふるしながら私は答えた。 「……食べているうちに忘れるよ、そんなの。貴方もわかっていたら、立つ前に一声掛けてくれればいいものを」 「幾らシオンでも、大丈夫だろうと思ったんだよ。まさか本当に忘れているとは。それにしても凄い声だったね。キャーとかじゃなくて、ふわ!とかほわ!とか(←何れも「わ」にsfz、或いは縦型アクセント=Λ)、そんな感じだったよ。良かったねシオン、これでお店の人にも顔を覚えられたよ!」 ちっとも良くない……。 ほとぼりが冷めるまで行けなくなったよ!
通販で、流しの角に設置出来るスポンジ台を頼んだ。 今使っている物は浅く、しょっちゅうスポンジが転がり出て、ムキーとなるのだ。(私ががさつだという話もあるが) その品物が、先日届いた。 ワーイ、と開封してみると、何だかイメージと違う。 私が頼んだ物と姿形は似ているが、これでは大き過ぎて、流しのスペースの半分が塞がれてしまう。 箱の表示を検めると、
ペットボトルホルダー冷蔵庫用 ……あれ? そんなの注文した覚えが無いのだが。 注文表を確認すると、やはり同じ。スポンジのスの字も無い。 間違った? 私が間違えたの? うわーん、返品するー!と主人に泣き付くと、 「別にいいじゃん、返品するったって、そんなに高い物じゃないでしょ。数百円なんだし使ってみれば?」 と言う。 使い方わかんないもん……と私がぶつぶつ言っているうちに、主人はさっさとホルダーを冷蔵庫に取り付け、そこに自分のコーラをセットしていた。
それから数日経つが、これが結構便利(笑)。 冷蔵庫の無駄なスペースを有効活用する、いいアイテムだった。 肝心のスポンジ台は、また今度。
| 2009年04月19日(日) |
1.2万円×2人分じゃ足りねーよ |
サントリー・ホールに行って来た。 好きな演奏家なので、聴きに行けて幸せだったのだけれど、
周囲の客がハズレ。
良い席が獲れずに2階席だったのだが、後ろの女はチラシの入った袋を落とすし、何より隣のジジイが最悪だった。
加齢臭がくせえんだよ! 曲の記憶に残ったらどーすんだよ(涙)
しかも煩い。 じっとしていられない性質らしく、終始ガサゴソと体を動かしている。 斜め前に座っている小学生(両親に挟まれて座っていたが、大層賢そうな顔立ちをしていた。育ちもいいんだろうなあ)の方が、よっぽど行儀良く聴いているではないか。爪の垢でも煎じて飲めばいいのに。 ジジイがとうとう蝿のようにしょりしょりと両手を擦り合わせ始めたので(それでも結構音がするものだよ)、堪り兼ねてウルサイって言っちゃったよ。 年だから何かの病気かも知れないが、だからと言って許される事ではない。周りの客の迷惑にならないように、大人しくして貰わないと困る。 あーあ、横浜に行けば良かったかなあ。 サントリーの客層なら大丈夫だと思ったのに、質が落ちたなー。がっかりだよ。
でも、思い出したら、10年ほど前にもいたのだった。演奏中にチラシ落とす馬鹿。 東京のコンサート・ホールでは、大量の演奏会広告チラシが渡される(多分)。 田舎ではパンフレットに挟まってせいぜい数枚程度なのに、袋入りでドドーンと渡されるので、最初に行った時には吃驚した。 東京なんてそうそう来られないし、邪魔になるのは判り切っていたので今回は受け取らなかったが、以前素直に貰った時は「演奏中は座席の下に置いておいて下さい」と書かれていた。 どうして椅子の下?膝の上じゃ駄目なの?と疑問に思ったが、その謎は演奏会中に解けた。膝の上じゃ駄目だったのだ。 ビニールの摩擦係数は小さいので、袋が膝の上から滑り落ちるのだ。 気を付けていれば落とさないが、油断すると危険だ。こっくり舟を漕いだりすると(今回は私もやりました。一応予習したけれど、プロコは合わないわ〜)、チラシ入りの袋はバサリと音を立てて床に落ちる。 今回の馬鹿女は、幸いmf〜fぐらいだったからそんなに目立たなかったが、10年前の演奏会での馬鹿は、ppの場面だった。 演奏家もちらりと正面の2階席を見上げたほどで、大顰蹙を買っていた。私などは、死ねと思ったぐらいだ。 だから、広告チラシを配るなら、徹底させて欲しい。 こういう事が起きるから、チラシは絶対に膝の上に置くな、座席の下に置けと。 というか……演奏会終わってから配れよサントリー!
周囲の客(特に隣のジジイ)には恵まれなかったが、約10年振りに好きな人の演奏を生で聴けたので、幸せなひと時だった。 アンコールもいっぱい弾いてくれたし、相変わらずサービスがいいのう。お辞儀は普通になっちゃってて、一寸寂しかったけれど。 会場を出てすぐに、主人に感謝の電話をかけると、 「お酒飲んでるの?」 と言われた。 興奮状態だったらしい。でも素面ですよ!
やっぱり音楽はいいね〜という事で、家に帰ってから、またチケットを買ってしまった。 2人分なのに、サントリー・ホールに比べると随分安く感じられるマジック(笑)。 次はツィマーマンよ!
サイレンの音が聞こえた。 窓から外を見ると、そう遠くない所で黒い煙が立ち昇っていた。 天気は悪くない。降りそうという程ではなく適度に曇っていて、時折陽が差すぐらいなのでカンカン照りでもない。 決心して、トイレを済ませてから、財布と携帯の入った鞄を持って出かけた。
暫く歩いて気が付いた。今にも膝が抜けそうなぐらいに穿き古した部屋着ズボンで出て来てしまったではないの。 しかし戻ったら、そのままやーめた!になってしまいそうなので、歩き続ける。ハナからお洒落なんてしていないし、ただの散歩だ。 また暫く歩くと、目標にしていた煙が消えてしまった。 あれ、確かこの辺りだった筈だが……と周りの空を見渡しながら歩くと、もう少し先に薄くなった黒煙が見えた。 自分を励ましながら尚も進むと、橋の袂まで来てしまった。確か、家から2kmぐらいある筈……車生活に慣れ切って、日頃全く運動しない私の脚は、もうガタガタである。 火事は? 大橋の上から探すと、煙は何と、ターミナル駅の裏手から上がっている。遠いよ! 火事場見物は諦めて、お家に帰る事にした。 しかし、もと来た道を引き返すのではつまらぬ。 大橋を渡って、川の向こう岸からぐるりと回って帰ろう。 てくてく歩いて暫くすると、和菓子屋さんがあった。 駅ビルにも入っている評判のお菓子屋さんなので、立ち寄って、2種類のお菓子を2つずつ買ってみた。 しかし和菓子って高いのね。こんなに小さいのに。 本当に軽い散歩のつもりだったので所持金が少なく、会計で焦った。 ぎりぎり支払えたが、残金僅か数十円。これではバスにも乗れない。 バスカード(田舎なので、スイカとかパスモとか無い)も家に置いて来たし、何よりバスは20〜30分おきだ。次のバス停までと思って歩いているうちに、肝心のバスに追い抜かれる有様である。 そして途中で気付いたが、
次の橋、まだ……?
一級河川といっても様々だが、結構川幅がある。河原も広いので、橋も大きい。 そして、橋と橋の間が非常に長い。 考えてみると我が家は、その橋と橋の丁度中間辺りに位置していたのだった。 もと来た道を戻るんだ! 振り返ったが、時既に遅し。このまま進むにしても戻るにしても、同じぐらいかかりそうである。 足を棒にしながらとぼとぼ歩いていると、頭の中であの歌が流れた。
あの町この町 日が暮れる 日が暮れる 今来たこの道 帰りゃんせ 帰りゃんせ
お家がだんだん 遠くなる 遠くなる 今来たこの道 帰りゃんせ 帰りゃんせ
うん、でもね、もう遅いの。 何故もっと早く気付かない、自分……。
ヘロヘロになりながらも、何とか、夜空に夕べの星が出る前に帰り着く事が出来た。 河原の叢に雉がいたのに、遠過ぎて、携帯電話のカメラでは上手く捉えられなかったのが残念。 夕方のニュースで判ったが、窓から見た最初の火事は、私が付近に到着する前に鎮火していたらしい。すると、駅裏の火事は別物だったのか。 乾燥注意報が出ている。火の元には用心を。
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