天上天下唯我独尊

2008年03月22日(土) バトルを制したのはバトル

休日の前日は夜更かし。
0時半を回って、やっと主人がTVゲームを止めた。
ゲーム機の電源を切ると、丁度フジテレビ系列で、世界フィギュア男子フリーの中継真っ最中だった……TV欄を全くチェックしていなかったので、知らなかったのだ。
「ああ、最初から観たかったなあ」
と私が言うと、ごめんねこんな時間までゲームなんかしててと一応謝る主人。
うんホントにその通りだよ。
TVゲームをやられると、番組を全く見られなくなってしまうから、困るんだよね。
んで、セーブしなきゃとか何とかで、「止めて」と言った時にすぐ終わらないし。

その後は最後まで観たのだが、ここのリンクには魔物でもいるのか?
高橋選手もランビエール選手もこけまくりで終わるという、番狂わせ。
どうしちゃったの一体〜(涙)。
男子シングルは女子と違って、パワーとスピードに溢れてバンバン跳ぶのが爽快でかっこ良くて好きなのに、この大会に限ってはまるで逆だ。
あわわわ……と観ていたが、最後のバトル選手がジュベール選手を上回る完璧な演技で、完璧な優勝を果たした。
その時のジュベールの落胆振りが、これまた可哀相だった。だって自分のフリーが終わった時点でガッツポーズして、バトルの滑りを見るまでは喜色満面だったのに。
うん、でもいいもの見させて貰った。
ライブで放送してくれたフジテレビも、有難う。
民放にしては、よくやったわ。

ところで、実況のアナウンサーが、ベルネル失敗とか言ったのが気になっていた。
トマシュ・ベルネル選手と言えば、確かNHK杯で2位だった「勇名トラ」。(因みに後姿はこんな。NHK杯で高橋選手に敗れたのは、この衣装が原因なんじゃないかと思ってしまう)

その彼の名前が、上位10人の中にも無い。何があったんだ?
失敗って?
こんな時に、ネットは便利だ。
普通なら嫌いなので絶対見ない某巨大匿名掲示板の実況に飛ぶ。
すると、絶叫のレスの数々……どうやら、自爆したらしい。
調子が悪かったのか、緊張したのか、或いは両方かで、酷い演技だった模様。
そうか……じゃあ見なくて良かった。
気の毒過ぎるもん。
やっぱり、大きな大会で演技するのって、大変な事なのだと今更ながらに思った。
それを考えると、1回目のジャンプで転んでその後完璧に滑った浅田真央選手は、凄かったんだなあと。
いやー、偉いよ。

高橋もランビもトラも、皆頑張れ。
私は滑れないけれど、TVの前で応援している。

オマケ:ラーメン虎
    ライーヨ



2008年03月18日(火) 今時の小学校ってこんななの!?

先週、ドラマ「エジソンの母」が最終回を迎えた。
番組サイトを見たところ、なんだか面白そうだった。最初から観なかった事を後悔した。
ドラマの存在を知った時には既に遅しで、最終回しか観られなかった。

いいドラマだったのだろうが、最後の最後でエエー?と思った。
先生が、
「今日はお天気がいいから、皆で外に行きましょう」
と言い、子供達がワーイと喜んで、先生の後について教室から出て行くというエンディングだったのだが、

 おい、教室の戸は開けっ放しかい!

とTVに突っ込みを入れてしまった事だよ。
ドラマでは細かい事かも知れないが、教育においては大事な事だと思う。
それに、教師というのは読んで字のごとく、教える先生である。
決して生徒と対等ではないのだ。
子供に慕われるのは結構な事だが、教師は子供の遊び相手ではない。
今の教育現場って、こんな感じなのかな……と薄ら寒い思いのするラストシーンであった。



2008年03月16日(日) アイロン欲しいな

主人が、
「今度の○日、どこかに食べに行こうか」
と言った。
突然の事に驚いて、私はカレンダーを見ながら訊いた。
「○日って、何曜日? どうしてその日? 何かあったっけ?」
と、ここまで言って、思い出した。

結婚記念日だ。

あっ……と主人の顔を見ると、横目でじと〜っと私を見ていた。
「結婚記念日、覚えていてくれたのね。ありがとう〜」
と言ってみるも、
「シオンは忘れていたんだね。ふーん」
と、冷たい返事。
「い、いや、忘れていたんじゃなくて。結婚記念日は何月何日?って訊かれれば、ちゃんと答えられるよ!」
焦る私に主人は、呆れたように言った。
「普通、こういうのって、夫よりも妻の方が覚えていそうなもんなんだがな……」
「そうね、ちゃんと覚えている貴方は偉いわ。素晴らしい夫よ! でもさ、私も、いちいち『付き合い始めた記念日』とか『初デート記念日』とか、矢鱈記念日を作りたがるウザい女よりはずっといいと思わない?」
そう私が同意を求めたのに。
「さあ……どうかな」

ええ〜っ。
拘り過ぎないのも駄目なのかよ。
でも、逆に言えば、それだけ日々の暮らしに満足しているって事なんだけどなあ。



2008年03月15日(土) N響in東北 その2

で、肝心の演奏。
指揮は外山雄三。
この人のトークは面白くて好きだが、今回は当然、トーク無しである。一寸残念。
主人によると、フォルテシモ等、力を入れる所で、指揮者が時々唸っていたらしい。私には全然聞こえなかったが……。
1曲目は、幻想序曲「ロメオとジュリエット」。
ジジババが煩くて集中出来ず。
2曲目は、ロココ風の主題による変奏曲 作品33。
チェロは、ウェン=シン・ヤンという人。知らん。(私が知っているチェロ弾きと言えば、ヨーヨー・マとミーシャ・マイスキーとゴーシュぐらいか。その程度の知識しか無い)
プログラムによれば、スイス生まれの台湾人で、24歳でバイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者になったという輝かしい経歴の人らしいが、本当なのか?(いや、まさかそんな経歴詐称なんてしないだろうけれど。サッチーじゃあるまいし)
でも、疑いたくなるほど酷かった。
確かに、パフォーマンスは凄い。如何にも「俺、弾いてるぜ!」みたいな。
それなのに、音が……音程が酷い。合っていないのだ。
違う! そこはもう一寸高く!と、心の中で突っ込みまくりで、疲れた。
主人も同じだったらしく、演奏が終わった途端、拍手もせず、2人で顔を見合わせてしまった(笑)。
その日偶々調子が悪かっただけで、本当は凄い人なんだろうか。ううむ。

休憩を挟んで3曲目は、交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」。
第1、第2と来て、第3楽章。
「悲愴」の中でも、ここが1番好き。わくわくする。「ニルスの不思議な旅」だ。
それなのに、ここで前述のナイロン袋ババアが(涙)。
目当ての物を取り出した後で、ナイロン袋をワシャワシャと戻すなよ……もういっその事、頭からその袋被って死んでくれとすら思った。
私が1番楽しみにしていたのにババアに邪魔された第3楽章が終わった時、疎らな拍手が。ここ重要。

(「悲愴」は4つの楽章で構成されている。クラシックでは、全楽章ひっくるめて1曲という扱いで、1曲終わるまで拍手は入れない。交響曲に限らず、ピアノ・ソナタなんかでも同じで、1楽章や2楽章がドカーンと終わったら拍手をしたくなる気持ちはやまやまだが、そこは我慢の子である。一応マナーなので。だから知らない曲でも、予め何楽章で構成されているのかプログラムでチェックして、楽章を数えながら聴くという手もある。しんどいし、数え間違ったら目も当てられないけれど)

お祭り騒ぎのような第3楽章が華々しく終わる→ブラボーの拍手 とならないといいなあ……と危惧していたので、おおっと思った。
パラパラと拍手を入れたのは、ほんの4、5人程度ではないだろうか。正確に数えてはいないけれど。
演奏会の後で、主人はこう言っていた。
「正直、あそこで『ブラボー!』ぐらいは覚悟していた(笑)。あの程度で済んで、本当に良かったよ〜」
後で聞いた話だが、同じ東北公演でも、某都市では結構な拍手があったらしい。こことどっこいどっこいの田舎なので、それで都会度が計れるとは思わないが。
因みに今回の会場ではないが、某田舎のホールは、名の通ったオーケストラを呼んで杮落としを行ったところ、第1楽章が終わった所で割れんばかりの拍手が巻き起こり、吃驚した指揮者が思わず客席を振り返ってお辞儀をしてしまったという伝説がある。

生の迫力も捨てがたいが、N響アワーで聴くのが1番いいのか?タダだし。
でもやっぱり、マナーがいい客層のホールで聴きたいなあ……。



2008年03月14日(金) N響in東北 その1

N響公演を聴いて来た。
オール・チャイコフスキー・プログラムである。
チャイコなら大好きだ。幾らN響でも、マーラーだったら絶対行かないけど(笑)。
東京は遠いので、我々のような田舎者にとって、地方公演は有難い。
しかし、田舎だからと侮るなかれ。
NHKホールよりも、音響は断然良い。
田舎のハコモノは、案外、と言うより、無駄に立派なのである。
なんたって、貴重な税金を公共事業にバカスカ投資していたからな。
大阪の橋元知事はそれを全て否定するだろうが、全くの無駄ではない物もあるのだ。

とは言え、所詮田舎である。
ホールが良くても、客層が……。
着席すると、まず、年齢層が高いのに驚いた。
普通のクラシック・コンサートで、ここまでジジババ率が高い事も珍しい。
入場券の値段にもよるが、お稽古事で音楽を習っている子供や、吹奏楽部の生徒や多かったりするのだ。
ああ、そうか、NHKがあれほど夕方の地方番組で宣伝していたから、家で暇そうにしている老人が、冥土の土産に聴きに来たのだろうな、と私は推測した。
しかも、入場券は、かなり早い段階で売り切れたらしい。
我々夫婦が買いに行った時は残席僅かで、知人の何人かは買えなかったそうである。

勿論、音楽に年齢は関係無い。
でも、嫌な予感がした。
上品な老人ならいいのだが、田舎なので、明らかに上品な雰囲気がしない人が多い。
老人→体力的に不安→風邪→咳、くしゃみ という連想が容易に出来る。
案の定、演奏が始まると、所々で咳払いが聞こえた。
しかも何故ピアニッシモのところで……? 嫌がらせか?
特に、2列前のジジイ。何故わざわざでかい声で咳払いをするのだ?
咳と咳払いは違う。咳は自然に出てしまうが、咳払いは出すもの。自動詞と他動詞の違いだ。
つまり、咳払いというのは、したくなったとしても、我慢出来る筈のものである。
迷惑なのはジジイだけではない。
後ろで「ジジィ〜……」という音がした。でもババアの仕業である。
演奏中にハンドバッグのチャック開けんな!ボケが!!
本人は一応周囲に気を遣っているらしく、そーっとゆっくり開けている様だが、その音は確実に聞こえるのだ。
やっと音が止まってホッとしたら、また「ジジィ〜」……。
閉めんなボケが!! 開けっ放しにしとけ!
そして今度は、咳払いジジイと同じく2列前のババアが、これまたハンドバッグを弄り始めた。
しかもナイロン袋が入っているらしく、ワシャワシャという音が……もう勘弁してくれ(涙)。
ほんとにね、あれはね、演奏の邪魔。
どうして隣りの人が注意してくれないかな……頼むよ。
前の席のババアには注意したけどね。演奏中にプログラムをガサゴソさせるから、超低音で「煩い」と一言。

でも、そういう私も、全く無音では過ごせなかったのだった。
休憩時間に主人に言われた。
「シオン、お腹鳴ってたよね。キュルキュルキュル……って☆」
ごめんね!
だってお腹の調子が悪かったんだよう。
お昼頃にお腹下したから、演奏会のチケットは誰かお友達に上げて、って連絡したら、「えーもう今更無理だよ。急に言われても」って貴方が言ったんじゃない。
後でわかった事だが、急でもチケット欲しかったと言う人はいた……。



2008年03月12日(水) チェコ人

髪を染めて2箇月。
伸びた髪の根元の黒さが目立つようになって来た。

美容院で、根元だけ染めるという手もあるらしい。
しかし、あのピリピリ感はもう御免だ。
そう言えば、以前使ったヘナの残りがあった。
夕食後、材料と道具を揃え、ケホケホしないように息を吸う時は顔を背けて、静かに混ぜ合わせる。
よーし今回はケホケホしなかったぞ。学習能力万歳。
髪の根元によく馴染ませて、シャワーキャップを被って、待つ事2時間。

お風呂に入って洗い流して、すっきりさっぱりした。
パジャマを着て、さあてどんな具合かなーと鏡を見ると、

あ、あれ……?
何か赤いんですけれど(汗)。
洗面所の明かりのせいかと思い、タオルドライもそこそこに居間に突入する。
PCで遊んでいた主人に
「ねえねえ、この髪の色、明る過ぎない?」
と訊くと、
「そうだね。チェコ人みたいだ」
との答えが。
ガーン……。

赤毛と言ってもブリー・バン=デ=カンプほどではない。
それでも結構明るめの色になってしまった。
近々出かける予定があるのに、着物に合うのか?この頭……。



2008年03月10日(月) ヘビちゃん

「ネプリーグ」を見ていると、
「エビちゃん(蛯原友里)とエビスちゃん(蛭子能収)、どちらが背が高い?」
という問題があった。
答えは蛭子ちゃん。
身長171cmだそうだ。てっきり、170無いと思っていたよ。
因みにエビちゃんは168cm。
「私と同じだ! ねえねえ、私、エビちゃんと同じ身長だよ!」
と「同じ」を強調して主人に言ってみた。
初めは「それが何か?」と言いたげな顔をしていた主人だが、途中で気が変わったらしい。
「そうだね同じだね(←棒読み)。じゃあ、シオンの事は、『ヘビちゃん』と呼んであげよう!」
え……それは微妙。
「どうしてヘビなの?」
と訊くと、速攻でこんな答えが返って来た。

「だってヘビのように執念深いから! イテテテテ」

ムカついたので、ほっぺた齧ってやった。


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