「Fates」SS　　ザクトの絃楼殿レポート






　朝６時起床。
　ドアの向こうではすでに女官たちが働く気配がする。身支度を整えてから部屋を出ると、絃楼殿女官長のパトスさんに会った。見事に真っ白な髪を振り乱し、今日も朝から元気に新人指導に勤しんでいる。齢536。絃楼殿勤続520年の超古株で、当然、天界での長者番付堂々の第一位である。参考までに、天界の女性の平均寿命は460年であることを記しておく。



　執務室で朝刊を読んでいると、何やら部屋の外が騒がしくなる。おそらく女官たちがラディを起こしにかかったのだろう。
　低血圧の彼は寝起きがすこぶる悪い。朝の彼を「悪い」などという形容詞で表現するとその形容詞が可哀相なぐらいだ。どこがどう「悪い」のか、そんなことを説明するのもバカバカしくなるぐらい、とにかく「手に負えない」という言葉を具現化した状態なのである。
　アレを女だけで起こそうということ自体がそもそもの間違いだと思うのだが、我が身内は果敢にも毎朝挑戦し、玉砕している。「学習」という言葉を知らないような年でもないので忠告するのを止めて放ってあるのだが、砕け散った女官たちが必ず私に助けを求めてくるのが日課となってきているので、そろそろこの辺で手を打つべきかと思案している最中だ。
　彼女らは今日も予想を裏切らず私の元へやってきたので、仕方なくとっておきの方法で起こして差し上げた。

　その方法？それは秘密です。真似されても困りますからね。



　首をさすりながら私を睨むラディと朝っぱらから綺麗に着飾ったミルディと合流して朝食を終え、それぞれの仕事に入った。
　私は正殿からのお呼びがかかるまで別の仕事をすることにする。パトス女官長に頼み、絃楼殿内を隅から隅までしらみ潰しに調べさせた。隠しカメラや盗聴器を仕掛けられたかもしれない疑惑が浮上したためである。首謀者は絃楼殿監査のクロベル殿であると思われた。ラディとミルディのお守りだけでも大変だというのに、禿げ茶瓶（ラディ命名）のくせにこの私の仕事を増やすなど文句の一つも言ってやりたいものだが、確たる証拠はないので黙っておくことにした。
　ほどなくしてパトス女官長から連絡が入る。どうやら屋敷内にはそれらしき物体はないとのことだった。発見されれば動かぬ証拠として、それを盾に日頃の鬱憤まで撒き散らすことが出来たのに、少し残念だ。



　執務室に戻ると、ミルディが眉を寄せて舌を出している。どうしたのか訊ねると、あまりにもラディがガバガバと珈琲を飲むので、美味しいのかと思って一口貰ったのだそうだ。ラディは外見に似合わず（というと彼は怒るのだが）ブラック派なので、どちらかというと甘党であるミルディには少々苦かったようである。
　当のラディはというと、図面を前に頭を抱えている。傍から見ると真剣に仕事に取り組んでいるようで感動ものだが、その頭の中に仕事のしの字もないことを私は知っている。また何やら企んでいるようだ。そんなことに頭を使うならばさっさと割り振られた仕事を終わらせればいいものを。

　ラディにそう言おうとしたとき、室内に女官が入ってきた。正殿からお呼びがかかったらしい。期待するだけ無駄だとわかってはいるが、帰ってくるまでに少しでもラディの仕事が進んでいることを祈ってしまう自分に呆れながら、私はその場をあとにした。



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　気が付けばカウンターは1300台後半まで進んでいた…
　えっと、遅くなりましたが、1234Hitsのお祝い＆御礼品として、Alto様に捧げます。

　かなり減ってそうですよ、私の体内。
　ストレス溜まりすぎて。
　ストレスを軽減するにはビタミンＣが有効だというんで、半ばやけくそにレモンを絞ってそのまま飲んでみたら、これがまあ酸っぱい酸っぱい。
　余計にストレスが溜まるわ。
　――誰ですか、馬鹿だコイツだなんて思った奴は。

　近頃ワタクシ、なんだか呪われているような気がしてきました。
　トラブル三昧です。
　昨日は実習で私たちを過労死させようと企んでいるんじゃないかとさえ思えるような課題を出され。
　今日は駐輪場の定期を買おうとしたら機械の故障というトラブルに巻き込まれて電車乗り遅れるし。
　おまけに今日の実習では確実に定刻通りに終わるはずが、いきなりパソコンがブラックアウトしてデータが消えたために最初から打ち直して、一時間半延長せざるを得ない状況に。

　今朝の某テレビ局の星座占い、私は２位だったんですけど？
　そりゃあ、占いを真っ向から信じてるわけじゃないけど、やっぱり恨み言の一つも言いたくなるのが人間ってやつだろう…

　いかん、何だか最近グチが多いぞ、この日記。
　なんとか方向転換せねば！

　色々と重なり合って、非常に気分が重いです。
　学祭の準備で帰宅が連日午後１０時。
　この私が８時に家にいないなんて泊まりに行ったときぐらいしかないのに。
　まあ、飲み会なんかで遅くなることはありますが、月に一回あるかないかですからねぇ。
　それに加えて相変わらずのレポ三昧。しかもそのレポが、何回やり方を説明されても解らないというシロモノです。ウチの班員なんか全員キレてましたからね(笑)。
　そんなレポと提出日が重なるもう一つのレポ。どうよ、コレ。
　ホントは重ならないはずなのに、わけわからんレポが強引に提出日を繰り上げやがった…(怒)。
　そんな忙しい中、貴重な休日である土日にバイトを入れられてしまっている友人が、日頃の疲労も溜まりに溜まってちょっとイライラしてましてね。
　何もかも嫌になったんでしょうね。彼氏に対する不満を言い始めまして。
　私はその場にはいなかったのですが、どうやらかなり毒を吐いた模様。
　人の恋愛事情に口を挟む気はサラサラないんですが、一緒にいるのが自然になっていた二人なので、忙しさがマシになる学祭後まで、なんとか持ちこたえて欲しいなぁ…なんて。
　んで、さらに私はトラブルに巻き込まれました。
　とにかく腹が立つ、腹が立つ、腹が立つ〜〜っっ！！！！！
　珍しいこともあるもんだ、この温厚な私が。

　というわけで最近ご機嫌が地下を掘ってます。
　そして、目立たないようにHP改装してみました(笑)。小説ページをちょこっと変えて、あとはキリ番の説明を追加。

　あ〜今日は眠れるのかしら…(泣)

＋＋本日の更新＋＋

　「Fates」３−３　アップ。

＋＋＋＋＋＋＋＋＋




　やっとこさ、です。
　最後まで題名が決まらず…そして最後になっても決まらなかった(笑)。
　なんとも納得のいかない題名をつけてしまいましたが、まあ内容的には嘘はついていないかな、と。
　ひ〜、許してください(涙)。
　次章で終了の予定です。ええ、やっと。
　で、ここまで来たからには次の話も考えなくては、と思ったわけですよ。
　学校始まったらそんなもの考えてる暇なくなるんで。
　舞台はどうしようかとか人物の名前を書き出してみたりとかしてたわけなんですけれども、私事で色々心配の種がありまして、悠長に考えていられなかったんですね。
　面倒になった私は、「いっそのことファンタジーの王道を突っ走ってやろうか？」と思いました。
　ほら、勇者、竜、剣士、モンスター、魔法使い・・・などなど。
　それらを全部放り込んでしまえ！などと考えて、断念。
　だって登場人物(生物)だけで10人超えたんです。
　私にはそんなにたくさんの人をまとめる能力はありません。
　やっぱり地道にコツコツと考えるしかないか〜…(溜め息)。

＋＋本日の更新＋＋


　頂き物イラストアップ。


＋＋＋＋＋＋＋＋＋




　そのうちこのサイト、頂き物で埋め尽くされてしまうぞ…
　頑張れ、美蘭！！(笑)

　またまたAlto様から絵を頂いてしまいましたよ〜♪♪
　今回はミルディ姐がピンでご登場です！
　何なんだ何なんだ、その悩ましげなセクスィーポーズはっ！？
　しかもこいつ、この表情は、(イマサラだが)自分の美しさをわかってやがるな…くそう(笑)。
　Alto様はまだまだの出来だと謙遜しておられますが、一般ピーポー(people)の中にはそんなこと思う人はまずいないでしょう。
　あー、私もこの素敵な絵に見合うだけの話を書かなきゃなぁ…(汗)。
　こんなにイラストを頂いておいて当の管理人が怠けてるんじゃお話にならないので、ちょっと頑張ってみました。

　明日、小説を更新いたします！たぶん。

　パソが壊れたりしなければね(笑)。

　っつーわけで、今から打ち込み開始します。

＋＋本日の更新＋＋

　頂き物小説アップ。

＋＋＋＋＋＋＋＋＋




　相互リンクの記念として、水無月綾那様から頂きました。
　素敵なお話でしょう？
　これを読みながら、そう言えばト○ロも大人には見えないんじゃなかったかなーなどと思っていました。いや、アレが妖精かどうかは私は知りませんがね。



　最近ようやくウイルス対策のソフトを導入したんですが、色々と不都合が生じまして。
　もともとパソコンについての知識なんかさほどない私にとっては、どう対処したらいいのか分からず、今日のアップなんか２時間もかかりました。色々触ってたらなんとかアップ出来たんですが。
　設定を変えようにも解らないもの押して後で壊れると困るし。
　単語の意味からしてよくわかっていない私に説明書を理解することは不可能です(汗)。

　あう〜、前途多難だ…。

　大学の友人・先輩たちと、今年初の鍋パーティをしました。
　場所は先輩宅。
　いろんな食材を買出しに行ったんですが、良い物を見つけたんですよ。
　とらふぐ。
　そう、あの、ちょっと高級感を醸し出そうと頑張っている発泡スチロールの皿の模様が透けて見えるほど薄く薄く削がれたとらふぐちゃん。
　値段一皿９８０円。
　
私「○○さん、私、すっごく食べたいものがあるんです！」

　私の不自然なほどの笑顔に不安を覚えたのか、少し顔がこわばる先輩。

先輩「なんだよ？」
私「これ！」

　差し出されたモノを見て一言。

先輩「アホか、お前は」

　綺麗に着飾りすぎて敬遠されるとらふぐ。




　パーティが始まり、鍋の中には色々投入されましたが、その中で私が驚いたのはロールキャベツ。
　美味しかったんですけどね。
　なんて言うか、キャベツがワシャワシャ。
　水分全部飛んで繊維しか残ってませんよ〜と主張しているかのような固さなのですよ、そのキャベツ。
　美味しかったんですが。

　そしてもっとも印象に残ったのは特製ダレ。
　酔ったみんながお好みソースとドレッシングを混ぜ合わせて作ったんです。
　これがまたまずいのなんのって。
　友人曰く、メルヘンな味。
　それもそのはず、何がすごいって、材料に使われたドレッシング、賞味期限が２年半前。
　
　みんな、お腹壊さなくって良かったねぇ。

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