よるの迷走日記
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2005年08月19日(金) 山口県の方ごめんなさい

たまたま準々決勝の駒大苫小牧―鳴門工の試合に夢中になってしまい、
にわか甲子園ファンになった今日この頃。
何故かうちのお母様も夢中。私よりも野球知らない人なのに。
「ファーボール」と「フォアボール」の違いもよくわかってない
人なのに。どの試合も逆転に次ぐ逆転ですごい。すごいよ球児達。

今日も素晴らしい試合を2つも見せてもらって、心臓はバクバク言うわ
遅刻しかけるわ、大変でした。
ところで予選から一人で勝ち抜いてきた宇部商のエースで四番♪の
好永君、頑張ったね。偉かったぞ。
余談ですが中国地方における山口県の位置がぴんと来ず、
私「……どこだっけ。」
母「下関の所だよ。」
私「ああ、長州か〜。」
と言ったのはやっぱり21世紀人として問題ありますか。
だってだって、こっちの方が馴染み深いんですもの〜。



2005年08月08日(月) 結構なご身分

今日、着付け教室の先生との会話。
「結婚されるの?」
「いえ、全然予定もないです。」
「学生さんなのよね?」
「……いえ、全然社会人です。」

「学生?」でも「学生なの?」でもなく「学生だよね?」と
念押すように聞かれるのはどうしてなの〜〜。
花嫁修業中の女子学生ってまた、クラシカルな。
しかも着付け。
現代日本にまだ生息しているのであろうか……。


2005年08月06日(土) 内輪

スポンサーになったご縁で、某M高校吹奏楽部から
定演の招待状を貰ったので延期さんを誘って行く。
昔、コネがあったのか縁があったのか、よく2人で
出かけたもんです。S高校の演奏(全国レベル)は
良かったなぁ。T高校のアンコールがルパン(コーラス付)
だったのは、頭の良いガッコの余裕を感じました。

演奏会は土砂降り。おまけに市街地でのお祭に
重なり、会場下ののロビーは避難民よろしくよさこいの
衣装をまとった人々がつかの間の休息を。
親、M高生、各部員の中学生時代の友人でぎっしりの会場。
招待席は余裕があったのでまだ良かった。
校長先生の挨拶って久しぶりに聞いたなぁー。
これがまた話下手なティーチャーで。そこへ飛ぶ声援。
……今時の教育現場ってフレンドリーなのね。
ちなみにざっと見たとこ女子が95%の部。パンフレットの
文章も☆とか♪とか記号多様。メールか。若いなー。
うっかり若く見られがちなので忘れてたけど卒業して
ずーーっと経つよ。

30分のお休みタイム(クラシック)を経て、ジャズ、
ポピュラーとジャンルは多彩。
しかし時々「あーこの音。中学校の放課後よく聞いたなー。」
という感じに外れた音が混じってました。素人耳にもはっきりと。
一年一度の晴れ舞台ですから、盛り上がりたい気持ちは
わかるけど、ソロ演奏が多過ぎ。で、いちいち下っ端が
その子の名前を舞台袖からコールする。ええい拍手を強要するな。
んで曲が終わってからソロ演奏者を司会がいちいち紹介する。
さっき聞いたよ。
3年生なのか、上手なのか、ソロが当たる子って重複してる
わけだし……。それより「時代劇メドレー(本当にあった)」
で済ませず曲目紹介の方を充実させて欲しい。
パンフレットにも書いてないし。
新選組!…大江戸捜査網…銭形平次…あとなんだっけ?!てな人、
多かったと思われる。
まあ頑張ってる姿には好感持てました。メデタシメデタシ。

その後雨上がりの街でお祭の雰囲気を楽しみ、老舗喫茶の
洋食を食べる。茄子とベーコンのパスタ美味しかった。
次回『妖怪大戦争』を観に行くことを約束。来週も映画だー。


2005年08月03日(水) 空疎な危機

『亡国のイージス』を観る。
率直な感想を言わせてもらうと、「松竹、宣伝下手だなー。」
寺尾、真田、佐藤、中井アカデミー賞主演男優賞級の競演を
全面的にアピール。あるいは勝地君(この子ドラマ『永遠の子』で
椎名桔平の少年時代役をやってた。ちなみに渡部篤郎の方は
『今、逢いにゆきます』『新選組』にも出てた浅利陽介君。
中谷美紀の少女時代役の子はどうしてるのかなー。)
や紅一点の韓国女優さんのフレッシュさをプッシュ。
……も大事だけど他にも隅々まで豪華出演陣が出てるのに
活用しきれてなくてもったいない。
寺尾さんの妻は『半落ち』の原田さんだし。いそかぜの
幹部に吉田栄作やら谷原章介、亡国工作員に安藤政信とか。
あたしならもっと派手な予告編作るぞ。

あと、WOWOWでほとんどネタばれな最新映画情報も
やってた。あれもどうかと。
原作読んでる人はともかく、映画館でどきどきしたい人には
過剰なサービス。

テロリストに乗っ取られたイージス艦が新型兵器で東京を狙う。
新型云々はともかく、同じ原作者の話のはずなのに、破天荒な
設定『ローレライ』より、リアルに怖くあるべき『イージス』が
ぴんとこないってのがどうも。
どうもウェット気味な演出なところもどうも。
個人的に妙に気になったのが、洗面所使った後佐藤浩市が
自分のハンカチで洗面台を拭いてたところ。
ぼんぼんっぽい仕草。てか政府高官が使うトイレってお金
かかってそうだよねー。


2005年08月02日(火) 突っ込みパラダイス

『天国の本屋 恋火』をビデオで頑張って観る。
何故「頑張って」かというと途中で何度も寝てしまい
慌てて巻き戻したから。
そこまで頑張らなくてもと自分でも思ったが、
eiga.comが『四日間の奇蹟』の初週に
「ベストセラーを映画化して大コケ。松竹の失敗の二の舞か。」
と辛らつなコメントを寄せていたのでかえって気になって。
何やら東宝ばっかりヒット作に恵まれてる昨今である。
負けるな!他の映画会社!!
キャストはきちんと豪華。竹内結子を主演に迎え、
男優だって獅童よりはイケメン(だと思う)。
脇を原田芳雄、香川照之など渋ーいメンツが支えてる。
花火の映像も綺麗だった。
が、いかんせん面白みに欠ける。
つーか「オーケストラをくびになったピアニストが生きてるのに
天国の本屋でバイト」っていうあらすじ紹介がどうだろう。
これで「へー、面白そう!」って思うか?どんな話なのって
興味持つ人はいるかもしれないけど。
『天国の本屋 恋火』って並列なタイトルもどうかと思う。
どっちがメインなのよ。題名の訴求力をなめちゃいけません。
「死んだ恋人を想って世界の中心で愛を叫ぶ」
「死んだ妻が雨の季節に今、あいにゆきます」
「電車で出会った女に恋をする男」
「皇帝ペンギンの子育て」……ほーらわかりやすい。

作中の説明が大雑把なんだこれがまた。
人間の寿命は百年きっかり、死んだ年のまま残りの寿命を天国で
過ごす。天国はお金もなく妙にのんびりした世界。
恋愛もできるが子供はできない。
主人公は「わけわからん」と呟くばかり。追求しろよ!
「俺の祖父ちゃん102で死んだ。どうなってるんだ。」
というもっともな疑問も、ごにょごにょと説明されて流されちゃうし。
人口とか経済状況とかどうなってるんだろう。
やたら子供や若い人が多いのも気になる。小さい子供達は誰が面倒
見てる訳?赤ん坊は百年おしめしてるのか。
死んだ年のままなら本当はもっと爺婆の比率の方が高い筈。
ついでにヒロインが事故による耳の後遺症を引きずってるってことは、
ボケ老人はボケたまま天国で暮らすのか。誰が介護すんの。
病気を苦にして自殺した人はまた病気と戦うのか。
ご飯食べたりコーヒー飲んだりしてるけど、生産者がいるのか?
みんなプラプラしてるように見えるが。
もしかして神様が汗水たらしてやってるのか。

大のおっさん達が「この設定わかりにくくないですかね。」
「大丈夫でしょう。ファンタジーですから。」
で片付けちゃったんでしょうかねぇ。おとぎ話すぎる。
「で、本屋はこれで置いといて、このままじゃちょっと薄いなぁ。」
「じゃあこっちの花火のエピソードも入れましょうか。」
「おっ、いいねぇ。」
かくしてシリーズ物の1話と3話をミックスした映画の出来上がり。
『天国の本屋 恋火』という、何が言いたいのかよくわからない
タイトルの完成につながったのですね。


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