よるの迷走日記
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『ラスト・エンペラー』 以前リアルタイムで放送されているのを観て寝てしまったので、 録画して再チャレンジ。本当言うと子供の頃観たような気もするのだが。 写真で選んだ第一夫人が阿片中毒になって、饅頭の皮が厚いとか 文句言うんだよね。 一般市民として生活するものの世間知らず極まりなくて レディーファーストのつもりで車掌さんに 「お先にどうぞ。」 と言ってバスを逃したり、蒸してある皿素手で持ってひっくり返して 料理だめにしたり。最後の玉座の場面はやっぱり印象的だったなー。
……ない。玉座のシーン以外、私の記憶の中にあった場面はなかった。 私はいったい何を観たんでしょう。
(1)ディレクターズ・カット版を観た 10% 今はともかく、昔そういう企画があるかなー。しかも地上波だったと思うし。
(2)別のドラマを観た 50% 『最後の皇帝』とか、そんな感じのやつ。有りそう。
(3)『知ってるつもり』などと記憶が混乱 35% でも歴史ものの再現映像にしてはドラマちっくな記憶だよなー。
(4)想像の産物 5% ……そんな能力あったらほめてやるわ、自分をもっと。
しかし、最初の皇帝、というのは英雄しかり傑物しかり人生切り拓いた 勢いがありますが、最後の皇帝は波乱の運命だの過酷な歴史の流れに 翻弄されるしかない生き物のようです。気の毒と言えば気の毒。 中国人が見たらきっと日本人の『ラスト・サムライ』程度には 違和感があると思われるこの映画、ついでにあの、浮世絵を元に 想像で美術さんと衣装さんが作り上げたと思われる日本女性の いでたちは何とかならんかったんだろうか。
米→モヒカン、中→皇帝、日→侍、次は何だ。 “The Last Axis of Evil”……洒落にならんて。
唯一日記の中で挫折を報告した本(その後は面倒なので沈黙を守ることに) 『飛龍伝』<つかこうへい>、広末涼子主演の舞台が放映されるというので 観てみた。実は去年やっていた『幕末純情伝』の方が興味は 高かったのだが、ビデオを録画し損ねたのだ。 その後この舞台の千秋楽直前にオメデタ発覚、という話もあり、 いやが上にも興味は増していたのですが、かなり面白かったです。 いきなり政治批判から始まるのですが(学生運動ですから) それが小泉批判なのはいいとして(フィクションですから) 妊娠6ヶ月の奥さん追い出すなんて「バカ。サイテー。ホモ。」 ってそれ同性愛者の方に超失礼だろう!
話の展開は不条理でHで血なまぐさくて過激で情熱的です。つまり とてもつかこうへい的。 男達がツバ飛ばして長い台詞をがーっと喋り、汗かいて動き回る中 主演女優は涼しい顔で長い台詞をだーっと話してアクションをこなしており、 その上これを妊娠初期でこなしてたかと思うと、この女はバケモノなんじゃ ないかとすら。凄いです。 考えてみれば高貴で知的で無邪気で騙されやすくて嘘つきで淫乱で わがままな美人、というのはとてもつかこうへい的なヒロインであり、 アイドルで優等生的美少女で有名大学にも入って品行方正な感じの一方で ボーイフレンド(複数)の噂が絶えずあり、さまざまなプッツンぶりが 一時期写真雑誌を賑わしたことも、折角入った都の西北でもほとんど 単位取らなかったこともまだ記憶に新しい広末さんは正に体現者なのでは。 美女の泣きそうな顔(泣いちゃうと醜いので必死にこらえてるのがいい) に弱いワタクシとしては、充分堪能させていただきました。 あっさり主婦には収まらないで是非スキャンダラスに復帰して いただきたいものです。
心身ともに疲れ果てて帰宅した深夜、TVをつけたら えらい古そうな映画をやっている。 すっごい若いスーザン・サランドンが20世紀初頭の格好で、 ちょっと歳離れめな妹にしか見えない美少女に 「彼には妹だって言ってあるの。いつか本当のことを話して 迎えに来るわ。」 と言っている。……てことは娘なんだな。 女系の大家族なのかと思ったら娼館で、パパと呼ばれている 若そうだけど髭面の男は、誰のヒモでも客でもなく写真家らしい。 取り残された美少女は、どうみても小学校高学年以上には 見えないが既に売れっ子のようだ。爛れてるなぁ。 しかしどこかで見たような美少女だ。特に瞳がキレイ。 大きくなったらジェニファー・コネリーみたいな美人になるに 決まってるほどの美貌ぶり。
新聞読むとタイトルは『プリティ・ベビー』。 頼むからラブコメか赤ちゃんコメディかわからんタイトルを つけないでほしいなー。 同情が愛に変わるのに時間はかからず二人は結婚。おいおい。 第二次成長ギリギリ直前な美少女のヌードもばんばん出てきて 監督は絶対ロリコンに違いねぇ、って感じです。 しかしやることやってても12の少女と髭のおっさん。 子供扱いする夫と子供そのものの妻の間にはいさかいが絶えません。 最後は大地主の奥様に納まったスーザンが素敵なドレスで 赤ん坊と旦那様を連れて再登場し……。
疲れたままうっかり最後まで観たこの映画、ヒロインはなんとあの ブルック・シールズちゃんでした。今何してるんでしょう。 製作は私の生まれた年。何かすごくレアなものを観てしまった。 機会があったら前半も観てみたいです。
『イノセンス』を観た帰り、BSで『私たちが好きだったこと』を やっていて、うっかり最初から最後まで観てしまった。 宮本輝の原作<新潮文庫>は読んだものの、結局映画は 観なかったんだったかな。十年位前の映画だと思うのですが、 ファッションとかが意外に古くてびっくり。 時の流れを感じます。鷲尾いさ子だってもういいお母さんだもんなぁ。 見返りを求めない愛を描いたこの作品(たぶん)、母には小難しい アニメよりよっぽど興味深かったらしく、結構熱心に観ていたようだ。 私の好きな夏川唯衣が、やっぱり薄幸な役で出ていましたが、 母にはわりとこずるい女に見えたらしく、 「夏川唯衣はヒドイ!」 と怒っていた。仕事なんです……。 まあ私も、何もこんな売れそうにない映画で脱ぐことないじゃん、 とは思ったのだが。実際ヒットはしなかったようだ。 女優たるもの視聴率20%番組より文芸映画で脱ぐべし、 というのはまあ基本姿勢ですがな。 エンドロールを見たら野沢尚の脚本だった(後で確認したら 文庫の解説も書いていた)。 しかし考えてみれば、この作品が不幸な塊な美女の出る『青い鳥』へと 結びつくのなら、結構意義はあったかもしれん。ワタシ的には。
半期に一度の東京出張。 飛行機が横揺れして、酔い止めが効かない危機に遭いました。 しかも、こんなに気持ち悪いにもかかわらずベルト着用サインが 消えない。まるで拷問。 会場でもぐったりモード。色々勉強になりはしましたが、 帰りも飛行機かと思うだけで気がふさいでくる。がっくり。 できることなら陸路で帰りたい。それも酔わない保障はないけど。
行きの分しか薬がなかったので、求めた羽田の薬局での会話。 「酔い止めください。」 「液体、カプセルなどございますが。」 「とにかく良く効くのください。」 「じゃあ、一日効果が続くのを差し上げましょう。」 ……そういう意味じゃなかったんだけどな。もう帰るだけだし。 しかも説明書読んだら「他の薬と併用するな」と書いてあったけど 大丈夫かしら。飲んじゃったけど。 おかげでよく効きました。
母と『イノセンス』を観に行く。ナウシカのDVD特典である 予告編を観て 「かっこいい!観たい!」 と言った母ではあるが、過去『人狼』にハマり『攻殻機動隊』もDVD観て 最近では日課のように公式サイトをチェックしていた私にはほぼ確信があった。 彼女は寝るだろう。 正直自分自身の睡魔とも戦うことになるかも、と思わなかったと言えば 嘘になったり。でも一人で観に行くのは寂しいし、 好きなスタッフさん達(会ったことがあるわけではないが)が頑張った作品と なればやっぱり一人でも多く劇場で見てあげねば。 と、いうことであえて彼女には『攻殻機動隊』など事前知識を 与えておかなかった。騙したわけでなく、黙っていたのである。
結論としては、私は寝ませんでした。もう一回映画館で観てもいいと思ったし、 DVDも買っちゃうかもしれない。映像がすっばらしいです。ハイ。 音楽も75人の民謡歌手のハーモニーに魅せられます。 で、予想通りだった人は 「難解な言葉が多すぎる」 「何言いたいのか意味わからん」 「マトリックスみたい」(←これはさすがにこっちが前だ!と説明したけど) と予想通りの苦情を言いたい放題でした。(^_^;) 『ブレードランナー』みたい、とは言われなかったけど、観てたら絶対 言ってたに違いない。少なくとも私は思ったぞ。 だけど、大きな身体して荒っぽいこと平気でがんがんやるくせに、 センチメンタルでちょっと女々しくてフェミニストで寂しがり屋な バトーに惹かれます。素子との再会のシーンが何だか後でジーンと 来たぞ。こういう愛もありなのね……。
先日、WOWOWで『二つの塔』を途中からやってたので 観ました。途中で寝ちゃったんだけど。 今日、ビデオを整理してたら『旅の仲間』が途中から 残ってたのでそれも観ました。これで大分疑問は解消されました。 なるほど、あそこでまで行かないと指輪は破壊できないのね。 フロドに指輪が渡った経緯も何となくわかったぞ。 ちなみに『1』は結構引き込まれて観ていたのですが、 終盤主要登場人物に危機が迫ったところでブチッ。残り時間が 足りなかったらしい。そっかー、それで上書きしちゃったのね。
ところでここ数ヶ月、「テレビをつけたら、『犬神家の一族』 の後半だった。」という事態を4度も経験してるのですが これは何かの暗示なんでしょうか。
よくココに父の悪口を書かせてもらってますが、きっと 不愉快に思われてる方もいらっしゃると思う。 ここまで育ててもらって何を言ってる、と。それはもっともです。 私だって父を嫌いなわけじゃない、正確に言えば嫌いに なりたくないと思ってる。でもいつも、肝腎の本人が私や、 母のすがるような気持ちを軽々と裏切ってくれるので。 思えばこの間から、不穏な動きはあったし、はっきり言って 不審な行動はもっと前からあった。ああ。
今日の午前中、休憩中。 「ちょっとこれ、書いて。」 と渡されたのは、略歴だのサインだのの紙。 「何、これ。」(反応速度――アナログ回線並) 「いや、ちょっと、××に要るから。」 「は?(バッファ中です。しばらくお待ちください。)
私にこれ書けって言うの?嫌よ!」 あはは。この文を書いてる時点で思うけど私、ここまで即答で 父の頼み断ったの、初めてかも。 いつもだと 「今日、夜2時間ほど残業してくれや。」 「え〜〜。(死ぬほど嫌そうな声。だって帰る直前だったりするんだよ)。」 「(逆ギレ)ならいいよ!」 「(ため息)いいよ。2時間だけだからね。」 って感じで、明らかに父に非がある場合でも私が折れてたのね。 何でこんな気を使ってるんだろういつもいつも。言動が乱暴で 怒ってなくても怖いしあんまり家にいないし家族サービスもしないし たまに家族で出かけりゃお店の中で母と口論になって大声出すような 父親だったからな、うちのおとん。幼少期の刷り込みって恐ろしい。 そしてやっぱり一応気を使ってみる。 「こんな大事なこと私一人で決められないよ、お母さんに相談するから。」 「いや、お母さんにはもう言ってあるから。」 ……もう、はっきり光フレッツ並の速度でわかる嘘。仮に万が一 母が知ってたら、私は両親を向こうに回して戦わなくちゃいけなくなる。
「大体何で今、こんなの必要なわけ?」 そこでごにょごにょ父として夫としての責任がどうのこうの、 みたいなことを言い出したんですが、これがもう笑止千万な理由で。 本末転倒もいいところなの。もうとうの昔に母も私もそういう期待は 父にしてない。そりゃいい年したおぢさんなら本来果たすべき義務だけど、 実際彼がそれを本当にきちんとしたのって、この三年間で一回しか ないんだってば。それを錦の御旗みたいに振りかざして欲しくない。 「そんなの今までだって全然してないじゃない。」 「だから今までも色々大変で、これからちゃんとしたいと、」 だからそれが本末転倒なんだっつうの。 「とにかくもう一回お母さんと話してから決めるから。今、こんなもの 書きたくない。」
とりあえず、状況を伝えるメールをお昼休みに読めるよう 母に送って、後は一日中どうやって父を説教するかを考え続けた。 本当に頭が痛くなるほど。ひたすら諄々と現状を説いて、 データを検討して、追い詰めて、決まり文句は 「違う?私間違ったこといってる?」 ……これじゃまるっきり母の言い方だよなぁ。なんて。 夕方、従業員さんと打ち合わせをしていて、 「今年は卒業や入学が重なって、ちょっと店長にはハードですね。 すみません。無理して倒れないでくださいね、困るのは私たちですから。」 話し相手がとても母性的で、結構聴き上手な人なのでつい、 「オーナーはちょっと困った方がいいと思うんですけどね。 ……今、ちょっとけんかしなくちゃいけないんですよ。」 まともに向き合おうとしても、自分が不利だと声を荒げたり するんだよなぁ。まず手が出ないのが救いだけど。沈んでいたら 相手は苦笑しながら、 「オーナー、今度は何やったんだか。」 ……お見通し。ていうか。普通二十代の娘と五十路の父親で揉めるって 言ったら彼と結婚させてそんな男は許さんとか、そういうネタだよなぁ。 「オーナーって、末っ子だからかわがままなところありますよねっ。」 「……わがままなところしかないんです。」
結局。私と話す前に彼は母にみっちりしぼられたらしい。 意外にも、今まで甘く見ていた娘にきっぱり断られたのがかなりの ショックだったらしく、いつもは起こられないと起きず上げ膳下げ膳の 暴君が自分で起きてきて御飯までよそって殊勝なふりをしたと言うのが 笑えます。どうせ今日だけだろうけど。 「よるに断られた。」 「当たり前でしょ!」 から始まったと言う母の説教は、やっぱり私のシュミレーションに似てました。 もっとも私の想定は「今後」にポイントが置かれていたのに対し、 付き合った歴史が長い分だけ「過去」の罪状についても言及が加わって いたようです。そして決め台詞も、 「違う?私間違ったこと言ってる?」 「きつい?私きついこと言ってる?」 と2段構えになっていた模様。 この問題は、まだ未決ですが。本当に、お父さんこれ以上娘を あきれさせないでね。あなたがしようとしたこと、してきたことは、 家族が父親の自分達への愛情を疑うには、充分すぎるくらいだって、 そろそろ自覚してね。
| 2004年03月07日(日) |
新撰組!の、裏を読む。 |
「当たらない」ジンクスがあると言う幕末ものですが、 今回は面白いぞ、大河ドラマ。 橋田ファミリーって言葉があるくらいドラマに脚本家の「色」って 出やすいのに、未だ三谷ファミリーって言われないのは 人徳(?)の賜物でしょうか。でもついついキャスティングに ついて考えちゃいます。人脈広いよなぁ。 私がわかる範囲で書くと、(先に謝っておきます。間違ってたらごめん。)
近藤勇――『HR』『合い言葉は勇気』 土方歳三――『オケピ!』初演 近藤周斎――『みんなのいえ』 桂小五郎――『振り返れば奴がいる』 佐々木只三郎――『彦馬がゆく』 お梅――『竜馬の妻とその夫と愛人』(竜馬の妻役)『合い言葉は勇気』 江口洋介――『竜馬の妻とその夫と愛人』(竜馬にそっくりな愛人役) お登勢――『HR』『オケピ!』『You Are The Top』 この人は伊丹作品における宮本信子並に重要な女優さんである。 清河八郎――『オケピ!』『HR』『王様のレストラン』 松平容保――『彦馬がゆく』『王様のレストラン』 武田観柳斎――『古畑任三郎』 殿内義雄――『HR』『バッドニュース☆グッドタイミング』 井上源三郎――『オケピ!』 沖田みつ――『バッドニュース☆グッドタイミング』 佐藤彦五郎――『HR』『オケピ!』『彦馬がゆく』 児島鹿之助――『HR』 宮川音五郎――『彦馬がゆく』近藤勇役。口に(酒井美紀の)拳固も入れてた。 滝本捨助――『HR』 八木ひで――『彦馬がゆく』 八木源之丞――』『バッドニュース☆グッドタイミング』 ヘンリー・ヒュースケン――『HR』『オケピ!』 昔、『なにさまっ!』と言うドラマで生粋の イタリア人役もやっていた。
あと、この人三谷作品では見たことないけど何で出たのかわかる気がするわー編。 根拠としては、『HR』の國村隼さんの起用は、その直前小林聡美と共演してて いい役者さんだと聞いたから、と本人が雑誌で語ってたことです。
そうすると、
芹沢鴨――「忠臣蔵1/47」で共演。 沖田総司――『オイル』で共演。 勝海舟――『オイル』演出家。
考えすぎですかね、やっぱり。あ、あと役名忘れたけど 今日出てた羽場裕一さんは『You Are The Top』の 浅野一之氏の大親友だとかで、そっち経由で知り合った模様。
ついでに私も知らなかったけど「香取大明神」。これって 「鹿島大明神」と並んでちゃんと根拠のあるもんだそうです。 皇族ともゆかりが深いらしいぞ、香取神宮。 一度エンディングで流れるゆかりの地紹介で取り上げて欲しい。 ゆかりの地と言えば、資料館か何かになってる土方の生家の回で、 子孫(直系じゃなくて兄弟の子孫ね)の方が 「歳ちゃん……歳三さんは、」と言い直していたのがすごく 印象的じゃなかったですか?呼んでるんだ、歳ちゃんって。 本当に知ってる親戚の子みたいで何だかほのぼのしちゃいました。
タイヤは結局パンクしており、注文することに。 でも中は大丈夫だったみたいで一安心。 昨日の雪が日中であっさり融けちゃうあたりがもう春ね。
| 2004年03月04日(木) |
雪道なんか大嫌いだ! |
事故った。と言っても大袈裟なものではなく、思い切り自損。 新雪でつるっと滑って溝に左前輪が落っこちたってだけ。 でも結構深い用水路だったので右後輪が浮いちゃっており、 自力脱出は無理だったので日本自動車連盟様に救助依頼。 何と二時間待ちで自宅待機。母と二人風雪に凍えながら救出を待ち、 会員なのでお金はかからないというありがたいお言葉も頂き、 感謝しながら家に向かい……車が途中で動かない。 そして車内に漂う危険な臭い。降りてみるとタイヤが ホイールからはがれかけちゃってる。 フ…フフ。1日に2度も救援コールする人も珍しいだろう。 案の定さっきのお兄さんが来てくれて、スペアと交換してくれました。 無事帰宅したら二時間は屋外で寒風に吹かれてたことになる。 エンジニアのお兄さんは、気は良さそうだったが利かなかった。 「何か手伝いましょうか?」 と聞けば 「いいですよー。」 とは言ってくれる。どうか続けて 「(母の)車の中で待っててください。」と言ってくれ……。 いや確かにこんな雪の中呼びつけて仕事させて悪いとは思ってるけどさ、 何もしないで立ってるのって、余計辛いのよぉ。凍るかと思った。
延期さんと映画を観に行った。中井貴一が出てる 『ヘブン・アンド・アース』。 原題は『天地英雄』。……ヒーローはどこに。 要約的な感想としては「『敦煌』に似てる(観てないけど)」 でしょうか。すみません。中井貴一は格好良かった。 それは間違いないです。そういう風に宣伝してるだけで、 実はそれほど重要な役じゃなかったら正直ヤダな、と思ったけど しっかり充分主要登場人物だったし。 スクリーンで観る西域の風景も大迫力だった。NHKスペシャル みたい、とか思ってしまう自分が情けないだけで。衣装やら髪型も 延期さんに描いてもらいたいな〜とか、ヒロインの子も瞳に力が あって幼さと色気が同居してる感じで(でも後で調べたら 私より2つ年上だった。)好みだな〜とか。それは楽しかった。
だがしかし。私、人の顔覚えるのって苦手で、『シュリ』でさえ 半分過ぎるまで主人公と相棒の区別がつかなかったのね。 今回はおじさんが皆髭のロン毛。中井さん以外誰が誰やら。 しかもあんまり誰が誰でどういう人物で何をしたがってるか という説明がないもんで、「事情通の宿屋のおやじ」かと 思ってたら「盗賊の親玉」だったり(私だけだろうか……)。 わ、わかりません!というわけで途中でチョットだけ寝てしまいました。 それとも途中で寝たからわからなかったのかしら。
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