よるの迷走日記
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| 2003年02月27日(木) |
楽観両親 悲観長女 傍観次女 |
母に犬のことを持ちかけられた父は即答でオッケー。 もうちょっと考えてくれてもいいのではなかろうか。 念のため 「ミニチュアダックスって室内犬だけど、大丈夫?」 と聞いてみたらば 「おう、俺は下のしつけさえなってれば構わんぞ。」 ねぇ、誰がすんの、生まれたばかりの犬のしつけを。 「臭いをこすりつけて、教えてやればすぐ覚えるらしいよ。」 と母は言う。そんなに簡単に行くかしら。
かくして両親の前では二人の問題ですから、 私は知らないよという立場を取りつつこっそり 愛犬のしつけだの仔犬の育て方だのマニュアル本を 読みふけっている私。我ながらお馬鹿だと思いつつ……。 そして読めば読むほど心配になり……。 電気のコードを噛む。ゴミ箱をあさる。 植木鉢をひっくり返す。じゅうたんに粗相する。 テーブルクロスを引っ張る、等のいたずらや失敗。 ニオイ。抜け毛。病気。ストレス。 大体私達は前飼っていた犬を、本当は賢くてとても いい子だったのにスーパー駄犬に育てた前科を 肝に銘じておくべきではなかろうか。 それも今度は室内とくれば、あの両親がドロッドロに 甘やかさない筈がない、心配だ…と妹に告げ口。
しかし年に数回帰ってくるだけの彼女には、 いい遊び相手ができるくらいの認識しかないようで。 味方になるどころでなかったのでした。 はぁー、心配だ、心配だ。何より一番心配なのは、 おりこうさんに育てようとしゃかりきになって 犬にプレッシャーを与えすぎたり構おうとする 両親とけんかとかしちゃいそうな自分だったりして、 あなおとろし。
部屋の蛍光管が切れたので、ちゃんと確かめて 電気屋さんで新品を買って、思い立ってしっかり 古い物の外し方を聞いてから、インテリアショップで モダンな和紙のランプシェードを買った。 前の黄色いプラスチックのそれが嫌いだったのだ。 嫌いなまま15年も住んでいたところに私の 忍耐づよさあるいはずぼらさがにじみ出ているであろう。 帰ってきてから、その口が窄まったデザインでは うちの30W+32Wの蛍光管は入らないのに気がついた。 ……………………………………………………。 開封しちゃったし、無理やり入れようとして破けたし。
そして私はランプシェードの中央、 一番円周の大きいところに切れ目を入れ、横から 蛍光管を突っ込んだ後でそこをホッチキスで止めた。 先のことは考えないことにした上での決断である。 そしてスイッチをつけたとき! 明りは灯らなかった。原因は点灯管だったのだ。 更なる努力の末に手に入れた新たな光は、 破れ目と重なってる部分が妙に気になって、 とりあえず和風なのは確かですが、 田舎の民宿のような雰囲気をかもし出しています、うひ。
| 2003年02月25日(火) |
カルビ ザーサイ 栗ご飯 |
風邪はやっと「気味」のレベルまで回復したみたい。 図書館に行くと、私が依頼した時に手配したのは まだ来ていなかったらしいですが、別のが 返却になったばかりみたいでした。 「よるさん、これでもいいですか?」 その本が『ハリー・ポッターと賢者の石』でさえあれば 何の問題もないでしょう!私に聞かないで(笑)。 そして1巻をしっかり抱いて帰ろうとする私に 司書のおばさまが一言、 「じゃ、よるさん次は2巻押さえておきますねー。」 よ、読まれている。
日中は暖かくしてずっと読書。本の感想はいつか 述べるとして、私は映画がすごくよく できていたんだなとちょっと感心してしまいました。 大筋が原作に忠実に従ってるのは当然ですが 本の中では他の脇役がやってる行動をうまく 主要人物に振り分けたりね。 それと原文で読みたくなる人の気持ちもわかった。 翻訳が悪いと言いたいんじゃないけれど、 かなりわかりやすく訳されているのでは、という気はした。 私は映画でハグリットの焼いたケーキを見てるし、 前後の文脈から推理して彼の書く手紙ってもしかして 誤字だらけなんじゃないかなとか思うわけですよ。 そういうの確かめてみたくなりますよね。 人によってはイギリスの学制とか、料理、 福祉制度に興味持っちゃう人もいるのかも。 目の付け所は無限ですよね。
夜は外食。仕事に昨日から復帰はしたものの まだ咳が止まらない母と元気の出そうな食べ物を食べに行く。 七輪の熱と焼肉で暖まった体は、締めの冷麺で冷え切った…。 痛恨の選択ミス。
| 2003年02月24日(月) |
ミニチュア・ダックスフント |
帰宅後、母がもじもじと 「ねーぇ、ミニチュアダックスが10匹 生まれたんだって、飼ってもい〜い?」 「……。」 どうしようか、じゃなくて。 何と言ってもわたくしは所詮パラサイト、親が更に 他にも面倒みたいというのに口をはさむ権利はない。 昨年来、二親揃ってがっくりしているのは紛れもない 事実でありまして、実は10月にも知人が拾ってしまった 仔犬を引き取る寸前までいったのです。 既に亡き愛犬よりでかいという事実に怯んで諦めた、 と知ったのは結論が出た後だったという……。
私個人としては、もう二度と動物を飼いたくないと 思ったのは嘘じゃない。でも、子供を亡くした親御さんに また赤ちゃんを産むのを誰も責められないように、 寂しくてたまらない両親を私が止めるのは筋違いだと思ってます。 とりあえず、 「私、面倒見られないからね。」 とは言っておきました。 仔犬を室内で飼うなんて、とてもとても大変だと思うのだけど。 大丈夫かなぁ。
誰もが考えることでしょうが、 「ハリーポッターの世界」をテーマパークに したら儲かるでしょうね〜〜。 というのが最近の妄想のテーマです(笑)。 できるだけ壮大に厳粛にインナースペースで建築中。 一番目にすることはもちろん著作権問題です。 最も問題がないのは原作者に考えてもらうことですが、 そんなことして6作目を遅らせたら世界中から 恨まれるので粘り強く交渉して 「ニホンにあるホグワーツの姉妹校」の想定を 認めてもらうようにしましょう。
まず、場所。外国だと想像しにくいし 本州には広い土地がないので北海道に設定。 まず首相をたらしこんで(壮大?)広大な原野を借款、 ついでに経済特区に指定してもらおう。 次にJR北海道支社長を丸め込み(厳粛?)敷地内まで 直通路線を敷く。やっぱりハリポタは列車でしょう。 外国からのお客様の利便性を考えると空港に直結して いるのが望ましいですが無理なら札幌駅で手を打ちましょう。 で、毎日は無理でも年一回開園記念日くらいは SLを走らせたいね。
開園までにすべきことと言えば環境団体対策。 これも大丈夫。敷地内にある森林にはほぼ 手をつけません。魔の森か死の森とでもつけて 番人達(ちゃんと教育を受けてるレンジャーさん達を採用) 以外は立ち入り禁止に指定。
実際に建物を建てるのは過疎化が進んで人口が 極度に減ってるとか、もっといいのはダム建設計画倒れで 廃村になった村なんかがあれば申し分ないですねー。 主要アトラクションはほぼ室内なので雪害も問題なし。
アトラクション及びその他の妄想についてはまた後日。
母、今日も休み。お誕生日なのにね。 私もあまり調子良くなくて、ケーキなし プレゼントなし。申しわけない。
午睡中亡き犬の夢を見たような気がする。 誰がやったんだかちゃんと頭と尻尾がついてる 一枚皮の立派な毛皮になってて、もみくちゃに抱きしめて 号泣する夢でした。目が覚めても哀しい気持ちが 晴れず呆然としてしまった。 この間も軍事訓練なのかな、ドロドロの崖を 這い登っていったら暗闇の中でくんくん鳴きながら 鼻先を舐めてくれたの、生前やられるとすごく 嫌だったのに勝手なものです。
兼行法師の昔から執筆中には気持ちが昂ぶるようで、 普段はもう何ともないのに犬の話題を書くと 視界がぼやけてしまう……涙腺パブロフ状態。
30分遅刻して出勤するも胸の上の方が 詰まっているように苦しい。 発注だけしてすぐに帰宅。 じゃなかった、月曜休館なので 根性で(使い方間違ってる……)図書館に行って、 手違いで別の分館にあることがわかって 余計がっかりして帰ったんだった。
午前10時を回っているのに母が寝ている。 昨日そう言えば帰ったときいないみたいだった、 夜遅かったのかな?と気にも留めず また寝て、起きたらまだ母は寝ている。 「……お母さん、風邪?休み?」 「うん。」 ひどいしわがれ声、高熱。私より深刻。 もしかして昨日も居なかったんじゃなくて寝てたのかな? 鍵、かかってたっけ?車は…覚えてない。 二人して一日をほとんどそれぞれの寝室で寝て過ごす。
寒い。寒い。体に力が入らない。 喉が痛くてとにかく寒い。 ろくに食べずにいたら夕方に入って 胃も具合悪くなりそうになる。 今日は夕方から二人いる日なので、いつも 夕方からする仕事を午後から始めてとっとと 帰ろう、と思っていたのに思考力も低下していて はかどらず、結局いつも以上に時間がかかったことになる。 父に断って早めに帰宅。 ほとんどベッドに直行の勢いで就寝。
「図書館から電話があったよ。ハリーポッタが 入ったから取りに来てほしいって。」(原文のまま) というタイトルのメールが母から届く。 仕事の休憩時に行ってみたら、閉まっている。 扉の前で立ちすくむ私に通りすがりのおじさんが 「日曜は12時まで。」 と言いながら去っていった…親切な解説をありがとう。
夕方から激しい頭痛。 昔「無人島に一冊だけ本を持っていけるとしたら?」 と聞かれると「本棚単位じゃないと無理。」 と答えるような私でしたが今この瞬間は 確信を持って言える、 「『家庭の医学』の中をくりぬいて頭痛薬を 詰めたモノ!」と。
肩こりの本なんかによると貧血も原因になることあるそうです。 貧血って言うのは血の成分が薄いわけで、その分 運べる酸素の量も少ないから心臓に負担かかって 血行が悪くなる、=肩こりの原因なんだとか。 肩こりで頭痛、と訴えると父は一言、 「変なところばっかりお母さんに似とるのー!」 余計なお世話である。
母が特に肩こりひどかったのって私くらいの頃、 実はバリバリ現役の妊産婦だったわけで、 上の理屈はわかりやすいよね、と言うと本人は不可解そう。 「だって若い女の人の貧血の原因って妊娠中は止まるよ?」 「その分胎児に取られちゃうでしょ。」 「あーそう言えば私貧血だった、鉄分注射までされてた。」 ――妊娠するのが怖くなるようなこと言わんで下さい、お母様(笑)。
2/16
昨夜のうちに電光石火の早業で『ハリー・ポッターと 賢者の石』DVDをレンタルし、憑かれたように 観ている私です…おかしい。おかしすぎる。 何故に面白いのだ。画質のせい?それとも昨日山ほど 「映画には出てこないけど原作を読んだ人なら知っている」 うんちくを聞かされたせいでしょうか……。 「読んだあと、これに今まで手につけなかったことを後悔した。」 とまで言われては……しかしハードカバーの本ってあまり 買いたくない……でも映画は面白いし……。 そして今日の午前中のうちに月光仮面のように 密やかに図書館に予約申請をした私。 司書のおねえさんの失笑に(←被害妄想気味) 「あの、慌てませんから!」 と、言いわけしながら帰宅。そのままDVDエンドレス再生状態。 英語の音声を英語の字幕で見るのが一番楽しいようです。
愛人に逢いに金沢まで行ってきました。 電話で打ち合わせした時は早く行っちゃうかも〜 なんて余裕をかましていた私ですが―― うんと早起きできるようなら待ち合わせの前に昔 住んでた町をそぞろ歩こうとまで思っていた、とんでもない 向こう見ずですよね――計画倒れに終わりました。 しかし祝日だからいつもに増して混んでいるだろうと うんざりしていたら、雨天のせいか道路はガラガラ。 知らない間に新しく近道ができちゃったのかと思いました。
いろいろとストレスに責め苛まれている毎日で やつれていたらどうしようと心配してたけど、 久々に逢った彼女は相変わらずチャーミングでした。 ちなみに格好は白のコート、黒のセーター、 グレーでフロントプリーツのミニスカート。 私はジップアップパーカの形に仕立てた 白のセーターに(うまい表現がみつからない)、 黒のTシャツ、短めの茶色いフロントプリーツスカート。 彼女の言葉を借りるなら「相思相愛」 ここに極まれりって感じでした。 もちろん事前に何の相談もありません。 グリフィンドールのマフラーをするかもとは聞いてたけどね(笑)。
デートコースはごくごくオーソドックス。 食事して映画観てお茶。 ちなみに今日は『ハリー・ポッターと秘密の部屋』、 横にいた人の熱気に当てられたのか、素直にとても 面白かったです。おかしいなぁ。 まー映画館で観るとやっぱり評価が高めになりますよね。 「私3回目だから」 と見やすい席を譲ってくれた(前の人が頭一つでかかった) 彼女の心遣いが嬉しかったのもありますし。 告白ついでに前回ビデオで観た時は 「はっ、子供の冒険モノなんてイマサラ〜。」 と思っていたのですが、今回はちょっとお年頃めいてて 私好みでしたわ。(でなきゃ少女漫画なんか読まないって!)
映画以外の時間はひたすらおしゃべりしてました。 楽しくて楽しくて仕方ない一日でありましたが、 話の流れからするともしかしたらこの人と来年 この場所で『3』を一緒に観ることはできないのかも、 とちらりと思ってこっそり寂しくなってしまったり。 これって愛人の悲哀でしょうか。
| 2003年02月10日(月) |
貴族風ヘビメタルバンド ~>゚)〜〜〜 |
・和洋を問わず昔の装束 ・古今を問わず物狂おしさ ・老若を問わず陰陽師様
な、私ですがどうも陰陽座は曲を聞いてもぴんと来ないわ。 ツボ押されすぎて血行障害って感じ。
いつの間にやら第2弾が出てるゴクミ&アレジのCM。 ジャン・アレ寺ってアナタタチどうしちゃったの? 自家用ジェットで日仏を飛び回りシロガネーゼなんざ 鼻で笑ってたようなお高いイメージの二人はどこに? アレジ氏、副業に失敗でもしたんだろうか。 意外性やギャップを楽しむコンセプトのCMでも なさそうだしなぁ。 世界経済ってここまで逼迫してるのかな。 それでもこうやって起用してもらえるだけまだいいか。
CMと言えば昔後藤久美子と宮沢りえって 少女時代に共演してましたよね。一時期お宝映像みたい 企画には必ずと言っていいほど取り上げられてた。 片や家庭クラッシャーとして暗躍した後さっさと 玉の輿に乗って悠悠自適の奥様ライフ ⇒夫婦で出稼ぎ(?) 片やヘアヌード、婚約、破談、激ヤセ、自殺未遂報道 ⇒時代劇映画で高評価、女優として地位確立
いやぁ女の人生ってわからないもんですね、ホント。
「ごめんなさい…私、もうダメみたいだわ。」 「何を言うんだ!君は大丈夫さ!!」 「いいの…自分の体のことは自分が一番良くわかるわ。」 と、よく病気のヒロインが言ったりしますが、 当たることもあるんですねー。 血液検査の結果は軽度の貧血、鉄剤一か月分の投与。 予想したまんまの結果。ビンゴ。 しまったこれを診断の前にアップしておけば〜〜。 最初「一日一回、一週間分」の予定が、 副作用の説明聞いているときに 「前(七年前)も同じこと言われました。」 と言ったら「一日二回、一か月分」になったのは 驚きましたが…先生、大雑把過ぎ。 「食事療法でもいい程度だけど、症状があるみたいだから。」 と先生。ま、私の場合自己の既往症として 鉄欠乏性貧血を認識してるわけで、ちょっとした 症状でも大げさに考えすぎちゃってたのかもしれません。
しかし別の意味で食事に気をつけなきゃいけない私。 総コレステロール値、基準値上限ギリギリギリ。 先生は何も言わなかったけど(やっぱり大雑把)。 当分、てか一生揚げ物もスナック菓子も控えなきゃ…… 環境から言ってすごく難しいぞそれ。 カフェインもやっぱりセーブしなきゃよね。 た、食べられるものがない。
病院に行ってきました。 頭痛、かたこり、だるさ、息苦しさ等、 一つ一つはたいしたことないけど重なると 結構しんどい症状を訴えた後、 私の眼底を診てリンパ、脈の次に肩を触った先生は 「ほっほー。」 ――先生、そこは笑うところじゃないです……。
とりあえず今回は血液検査。 肩こりについては「湿布してみてください。」 「温湿布と冷湿布どちらがいいでしょうか?」 「気持ちよければどっちでもいいです。」 なんだか穏やかーな態度にだまされがちだけど、 先生、結構大雑把?
坂の多い町で、大叔母が亡くなりました。 母の実家からお嫁に行った方なので、数回しか お会いしたことはないのですが、 姑にいびられて、夫は戦死、義理の弟と 再婚させられたけど愛はなくよそに女を作られ、 娘は若死にし長男の嫁にいじめられ、痴呆になって 最期は誰にも看取られずベッドから落ちているところを 発見されて検死にかけられたそうです。 亡くなってから初めて聞いた話ばかりで、 驚きを隠せません。 でもとてもほがらかな印象の方だったのだけれど。 辛い人が辛そうにしているとは限らないのですね。 ご冥福をお祈りいたします。
何か、ここ数日ヤバーイ感じがひしひしとしています。 だるい。頭が痛い。肩が張る。 寝ても寝ても寝足りない。 症状としては夏の不調によく似ています。 風邪かな?とも思いますが…。 労働時間は夏より短いし、精神的にはずっと 冷静なのですが、変に息苦しい感じと言いますか、 これって動悸?息切れ?と思うことがあるので、 病院、行った方がいいのかなぁ。 しかし明らかに顔中吹き出物!とか熱38℃!とか 具体的に他者にも説明できる状態じゃないと、 どうも病院って行きにくい性格なようで。
朝、車の内側の窓ガラスが凍ってました。 シートを踏んだらバリッと音がして、 よく見たらドアの開閉で落ちたらしい雪が 融けて凍ってました。 寒いとどうにも気が滅入って仕方ありません。
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