よるの迷走日記
DiaryINDEXpastwill


2002年12月31日(火) お父さんといっしょ

大晦日も仕事。
休憩時間に年賀状印刷。プリンタの不調に
怒り狂って奇声をあげていたら父を起こし、
「どうしたんだ?」
と聞かれて
「お父さんは黙っててっ!言ったって
どうせわかんないんだからっ!!」
と怒鳴った私は年の終わりまでひどい奴。
でも私の短気といい癇癪持ちといい口の悪さといい
全部彼譲りだと10人に聞いたら10人が答えるので
諦めていただきましょう。
て言うか日ごろの鬱憤晴らしなのか?

バチが当たったのか帰宅は紅白の中島みゆきに
ギリギリ間に合わず。
そこだけは見たかったのに。富山県ではたぶん
(長野もかな)彼女の出番の視聴率は他地域より
高いと思われます。新聞に出てたもん、
「中島さん11時頃黒四から中継」って。


2002年12月30日(月) ああ富山平野



修身にない孝行で淫売婦  鶴彬

売り飛ばされなかっただけマシと思えと言うことなのか、
実父にこき使われる私に呆れた妹がつけたあだ名が
「女工さん」。
彼女の帰省初日、雪だったため帰宅がいつもより
遅く(3時頃)出勤が早かった(6時頃)せいか
「あんたさー『あー帰ってきたな、あれっトイレかな?
ええっ何で玄関開く音がするの?』と思ったよ、
何やってんの?」
「(何って仕事だよ)午前中帰ってきてまた寝るし。」
「馬鹿じゃない?」
ちなみに現在のお店では母と妹には手伝わせないように
私が止めてます。前のお店の時は家族総出だったけどね、
母なんか私が少しでも楽になるなら手伝うよと
言ってくれますが、賭けてもいいがその分父が休もうとする
に決まってるので気持ちだけ貰ってる。
ちゃんと休息するならいいけどその分遊びに
行っちゃうので腹が立つんだよねーー。

でも年末年始はいつもより暇なので少し楽できそう。
箱根の往路見るなんて5年ぶりくらいじゃなかろうか…
嬉しい。ささやか過ぎ?


2002年12月25日(水) NOISY DAY HOLY DAY

聖なる日に延期さんと昼からカラオケ熱唱。
暗い歌ばっかり大好きでごめん。
歌ってる本人は楽しいのだ。(大迷惑)


2002年12月24日(火) 聖夜のトラウマ

今年もまた仕事のクリスマスでございます。
まぁもともとクリスチャンじゃないので
ケーキ食べる口実でしかない罰当たりなのですが。
最近思い出しましたが私、キリスト教にはっきり
畏怖を感じていた時期があるのですよ。
ここからの文はたぶんとような気がするの連続ですが、
なるべく思い出さないようにしていたので
仕方ないとあきらめてください(笑)。

ちょうどこの季節、たぶん小学校に入った年。
題は「聖書物語」だったような気がするんだけど、
イエス・キリストの生涯を記した本を
図書館で見つけて読んだのがまずかった。
正確に言うと最初と最後しか読まなかったのが
まずかった。(←布教活動に興味なかったらしい)。
話は当然のごとく処女懐胎から始まって、
いきなりどっかの王様の赤子虐殺からの逃避行に
続くのですがこれが結構ハードで。
子供向け(だったと思うのよね)の平易な文章で
マリアのサンダルに血がにじみました、みたいな感じで
淡々と書かれるので余計怖くなり、でも気になるので
最後のほうを読んだらこれまた周知のごとく処刑の
シーンだったのだ(本当の最後は復活だったかもしれない)。
――これがやたら詳しかったのね。
刑地までを半裸で茨の冠を被らされて、十字架を
担いで歩かされ、釘で打たれて……みたいな。
描写が生々しいのだ。

子供の頃は近所の一見普通の民家の壁に
キリストのは罪を清める
という看板があるのも怖かった。
今思うと不思議なくらいに。
そこまでして罪びとを助けようとするイエス様に、
尊敬の念を抱けたら洗礼を受けてたかもしれませんが、
そういう風に思えるには幼すぎたのかも。
書いていて気づきましたが私の恐怖小説好きって
この衝撃読書体験から来てるのかも。おお。

ちなみにその前年、何故か私は妹のおでき切開手術を
見学しているのですが、(心配でついていったらしい。
誰か止めろよ!)別にそれは何ともなかった。
二人分の通園かばん持って涙目で
「そんなに血がいっぱい出て、大丈夫?」
と聞いた私に、医者は朗らかに
「大丈夫、足の方からちゃんと上がってくるから。」
と答えたのだった。子供心にこのおっさん今かなーり
適当なこと言わなかったか、とは思いましたが。


2002年12月23日(月) そして夜が更ける、ていうか明ける

これまでスパイダソリティアのためだけに
2時間も3時間も私のデスクトップを占領し続け
マウスの左クリック部分の塗装を
すり減らしてきた母がノートパソコンを買いました。

これでもう解放される!と思っていたのだが
解放されたのは私のパソコンだけであった。
今まで教えるから、と言ってんのにゲームばっかり
やって書類はワープロで作ってた彼女、
完璧なのはクリックだけ。
ダブルクリック、‘っ’の入力、ファイルの保存……。
一度に聞かないで〜〜。
それに一度にできると思わないでっ。
何でそんなにいろいろ仕事を持ってくるの!?

ちょっとしたことでも教えながらやるので
すごい時間がかかるのです。
向こうは夢中だから気にならないみたいだけど
夕食後に毎晩2時間も3時間もつき合わされる
こっちはたまらん。
どうして人が朝早いって分かってて
察してくれないのかなとか大人気ないことも考えるし、
同じ事を何度も聞かれたりするといらいらして
ついつい声が荒くなって自己嫌悪するし。

本人悪気はないし一生懸命やっているのだから
私にわかることなら教えてあげたいとは
思っているのです。が、前作った書類を
修正して再印刷したいと言うので
フロッピーを渡しておいた日の深夜、
仕事から帰ると母が起きていて、
「あーごめん印刷がわからなかったんだね?」
「ううん。フロッピーの開き方がわからなかったの。」
とあっさり言われたときはさすがに参りました。
プリンタの動作音に紛れて泣いちゃったわ。


2002年12月20日(金) じっと手を見る(ガサガサ)

またシフトが変わって(いろいろあったのさ、ふー)。
早朝勤務の回数が増えました。
その代わり深夜の勤務が週5日から2日に減って、
休日は完全になくなってしまった。
何か日に日に不条理なシフトになっていくなー、もう。


2002年12月17日(火) 魔性の逆襲(嘘)

「店長一つお姑さんと同居するつもりで片付けようよ。」
まだ言うか。
ここまで言われて反省するより反発しちゃうところが
私の至らなさなんでしょうが、
何ならあんた(中学生男子二人の父親)を
舅にしてやってもいいんだよと心の中で毒づく私。
なあに中坊の一人くらい道聞く振りして
車に連れ込んじゃえばこっちのもの(←危険思想)。

もちろん言える訳ないので(する気もないし)
「――最近の若い夫婦ってー、お嫁さんの実家を
頼るケースが多いんですってねー。男の子の親なんて
つまんないもんだってよく聞きますよねー。」
急にしゅんとなる話し相手(しつこいようだが男子二人の父)。
そしてそのまま片付かない店内。


2002年12月16日(月) 論点ずれまくり

私は片付けが苦手です。(威張ってどうする)
職場も散らかし放題。
見るに見かねてなんだろうけど
来る度に忠告していく人がいる。
それはいいけど今時
「そんなんじゃお姑さんに叱られるよ。」
って何だよその言い草は。それとこれとは違うだろ。

ムッカーときたので
「いいですあんたの息子がかたづけりゃいいじゃんって
言うからっ。」
と言っておいたがこれもなんか違うよな。


2002年12月14日(土) 女の寝姿

冬の私は、毛布、綿毛布、布団、ベッドカバーに
オプションで布団乾燥機がつく重装備ぶり。
起きるとどれかなくなっていることがあるので
パジャマの上には
腰まですっぽり隠れるメンズMサイズのセーター。
人間玉葱と呼んでください。


2002年12月09日(月) 仁義なきゴッドファーザーの呪い

お断りするまでもありませんが前回の「あらすじ」は
構想ウン十年の超大作がキャスティングと
時代設定の再現のみが出色の出来でストーリがそれはもう
『タイタニック』のように凡庸だったら笑ってやるぜ、
という私の妄想です。

しかし血みどろの銃撃戦なんか繰り返し思い浮かべてたせいか
「店長、雪みたいのが降ってますよぉ。」
というバイトちゃんの声に
「指?」
と聞き返す私がいたりするのだった、怖い怖い。


2002年12月07日(土) 最愛とは。

私はあまり格闘技系のマンガが好きじゃありません。
と言うかまずほとんど読んだことがない。
しかし先日商品として並べてたコミックスの
煽り文句は凄かった。何かどうも作品の番外編的な
本らしく、ぶっちゃけて言えば初体験を記念したものらしい。
「男(ヒーロー)と女(ヒロイン)、愛の一騎打ち!」
……正確じゃないかもしれないけどたぶんこんな感じ。
あ、あいのいっきうち。その言い回しに圧倒される私。
よくわからないけどそのマンガって高校生の格闘家が
「最強」を目指して「最凶」の男達と戦ったりするらしい。
そんな野獣みたいな連中のお相手してる男に
立ち向かえる女の子なんているの?(←言葉づかいが
絶妙に違う気がするが当時は気づかず)
だ、誰か田村亮子か神取忍を呼んでこいっ(完全に混乱してます)。

私だったらそんな恐ろしい人と付き合えないわ(誰も頼んでないがな)。
しかも若いし。そんなんF1ドライバーにトラクター
運転させるようなものではなかろうか(多方面に失礼)。
勇気あるよなー、そいつの彼女。
――愛の力って偉大だよな〜〜。


2002年12月04日(水) セルフ拷問

最近編物をしています。
しかしもともとうまくなる前に飽きてしまい
5年のブランクがある私の編み目は
鍋敷きや鍋つかみにしかならなそうな頑丈さ。
しかもちゃんと数えないものだからすぐ目が増減する。
しょうがないのでまず細い針で編んではほどき編んではほどき、
余裕のある編み方を心掛け、しかしちゃんと数えると
今度は編み初めと終わりで糸の引き加減が違うものだから
幅に違いが出てしまってまたほどき、
ついに一玉編んでまたほどいてしまいました。
ふと思ったのだけどこれ、罪人に坂の上まで岩を運ばせて
その岩を蹴り落としてまた下から運ばせる刑罰に
似てるなー……なんてね、ふふふ。


2002年12月03日(火) よこしまな女

また服の話。そう、私はボーダー好きです。
半そでも合わせるとTシャツだけで10種類近くは
持っているのではなかろうか。
縞の幅とか色の組み合わせによってやっぱり
次々欲しくなるのですがこれはさすがに3回に2回位は
自重しています(笑)。
しかし持ってる服のほとんどが無地で柄物や
ロゴの入ってるデザインの方が少ない私にはむしろ
必要な刺激なのかも。(←今迷っているのがあるらしい)


2002年12月02日(月) 黒い一人の女

私の服は黒、紺、ベージュ、カーキにグレーがほとんどです。
こう書くととてもベーシックなものを選んでしまう人のようですが
他は黄色、オレンジ、赤、緑、紫のそれもはっきり濃い色が多い。
地黒だから淡い色は似合わないと思ってるのか、
すぐ汚すから目立たない色を選んでいるのか。
……どうだろう。でも黒ってデザインや素材違いで
どんどん欲しくなるのでやっぱり単に好きなんでしょうか。
本当の本当は痩せて見えそうだからか?


2002年12月01日(日) 仁義なきゴッドファーザー

『ギャング・オブ・ニューヨーク』のキャッチコピー、
「この復習が終わったら、愛だけに生きると誓う」
CMでは超渋い声(うっとり)がこれを語るのですが、
私の推理が正しければそんなこと言ってる奴はまず死ぬね。
それも結局願いは遂げられるけど相打ちになって
重症を負い(相手は即死)、彼女のもとに戻って
その温かい腕の中で両親の思い出――釣りに連れて行ってもらった
とか野球習ったとか子守唄とか得意料理の話――
を息も絶え絶えになりながら話して自分もそんな
家庭を作りたかったとか何とかが最期の言葉に。
エンディングでは墓石に赤いバラとキスを捧げる喪服の女。
そして傍には父親そっくりの幼い息子。
重厚なテーマソングをバックに手をつないで帰る母子――。

そして三十年後血は争えずギャングになった息子(二役)。
かつて父の親友で今は大組織のボスになっている男に
気に入られその娘と恋仲になり順風満帆かと思いきや
ある日父の死は仲間の裏切りによるものだと知ってしまう。
愛を捨て復讐を誓う男。
激しい銃撃戦の後、返り血を浴びながら
廃墟のように静まり返った早朝の町を一人の男が
悠然と歩いていく――。

更に三十年後。裏社会のトップに登りつめた男は
自分がボロボロにして捨てたかつての恋人の娘と息子が
愛し合っていると知り激怒する。
つつましい幸せを求める息子とその対極にある父。
些細な親子げんかであった筈のそれはニューヨーク中を巻き込んで
醜い後継者争いにまでエスカレートしていく。

あっという間に三部作の出来上がり。構想5分。


よる |MAILHomePage