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2005年02月18日(金) 真実の池


ある庭園へいった時、冬が近いと言うのに
それはもう見事な紅葉が綺麗に染めていて
見とれてしまいました。
私は何も言わずに入場券を購入して
園内を散策したのです。


迷いがなかったわけではなく
また寂しくないと言い張るほど強くなく
ただただ池を眺めていたのでした。


日が翳るその日本庭園の池に
自分の姿を写すことができなかったのは、
言えない心も隠すことなく
映し出されてしまいそうで
覗きこんで見ることを
躊躇する他なかった。


池の中央の小島から
猫が顔をひょっこり現したのを見逃さずに、
遠くから眺めていました。
やりきれない想いと涙と向き合わず
しばし猫を眺めていたかったのです。


2005年02月12日(土) チョコレートの味の行方


この時期になると
義理チョコを買わなければいけないと
考える時期になるのだが
今の会社に入って
解放されてほっとしている。

会社自身がというか
部署自体がそう言う事を禁止したのだ。
個人的なレベルは会社外で
やっているのかもしれないけれど。

お世話になっているのであれば
義理ではないのだ。
ちゃんと感謝の気持ちを
伝えることがとても大事なことなのだから。

***

バレンタインに近い誕生日の主人には
チョコレートが
プレゼントに添えてあり彼に感謝の贈り物をする。

デートの時にウエイトレスが
注文したパフェと紅茶を
主人と私の前に間違えておくほど
彼は甘党なのだ。
目の前で彼が幸せに口に運ぶ姿を
まだ記憶の写真に思い写す事が出来る。
特にチョコレートが好きな人。
彼の一人暮らしの冷蔵庫に常備されていた。

あのころと同じ想いの
チョコレートの味は難しい。
時には甘いスィートな
時には苦いビターな
そんな味がする。
いろんな味のチョコレートは
私達のいろんな思い出の味がする。

美味しいチョコレートを
口にする度贈る度に
主人を思わない日はないだろう。
これからもずっと。


2005年02月10日(木) 熱情が足りなくて


新聞がまだこないまだこないと
うろついている居間の私は
なんだかお腹が空いてきました。

そうなると食べたくなるのはホットサンド。
出来ればハムとチーズ、
あればトマトのスライスも挟み込んで
外側はぱりっと歯ごたえ良く、
中は熱々がこれまたいいのです。

いつも私に足りないものと言えば
「人間の熱さ」だと思うのです。

例えば、テレビでサッカー観戦し
大声を張り上げるような主人の熱さや
自転車に挑戦していて
お昼ごはんを食べ損ねても
気にならない子供の入れ込みに
時々戸惑ってうろたえてしまいます。


こんなに熱情をもって
物事に接した事があるのかどうか


考えすぎ、考えるから手足が出ないんだ、
そう仕事の場で言われた事がありました。
何も考えず思いのままに動けばいいのさ
そういう風な事を言われる度
頑なになっていく心がもどかしかった。
そんな夜はいつもよりとても長く感じていました。


雁字搦めにしているのは
誰のせいでもなく
たぶん私自身。


かっこ悪くても誰かに罵られても
好きということを堂々と表現できる奴に私がなる、
それは考えすぎな熱い脳を外して
思いのまま身を委ねる事が必要なのです。


2005年02月04日(金) 立春





今朝の駅の改札付近では
制服姿の子達が集まって
どこかへ行く様子、
そう願書提出日


じーっと地面を見ていられないほど
光が眩しいね
こんなに輝いていた?
まだ寒波が襲ってくると言うのに


同じ夕刻に最寄の駅に降り立つとき
昨日と違う季節を感じるときがある


恵方巻きをほおばりながら
豆まきをする家族を眺め
黙々と考える事は
一握りの幸せのみ


節目はその都度ココロをくすぐる
私はそして
また一つ節の頁を書き綴っていく


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