Distortion
--切れたくもの巣--
この指で絡めて
くもの巣を落とした
今までの努力を一瞬で終わらせた
こんなにも
人は愚かで どうしてココまで
他のものを思いやる気持ちを失ったのでしょう
やられるまえにやれ
その理由も解らなくも無いけど
相手がその気になってなかったら
貴方が加害者
正当防衛にはならないの
2001年11月30日(金)
--夢の君--
私が見ていた夢は全て現実的で
離れないだろうかといつも不安ばかり
夢の中だけで良いから
一言いって
私が居る理由
生きている理由
その口が動く間に
ねぇ 生きていける?
今までずっと一人の夜を見続けてきたから
”好かれる”なんてわからない
知らない 知らない 知りたくない
多分此の侭が一番良いから
曖昧な私
不安定な立ち位置
これがなきゃ私じゃないの...
でも...
私は好かれてるの?
優しい言葉や華奢なその手を
ずっと感じていられたから
2001年11月29日(木)
--行動--
走る
止まる
振り返る
逃げる
泣く
仰ぐ
2001年11月28日(水)
--細い腕--
寒さに震える腕は
細く衰えて
ひび割れた心は
からからに乾いて
2001年11月27日(火)
--ユメの続き--
昨日見た夢の続きは見られないから
せめて見続けてる夢は途切れさせないでおこう
嫌かどうかまだわからないけど
何れわかるでしょう
雲が又通り過ぎた
2001年11月26日(月)
--うらはら--
閉じた目の隙間から零れ出す冷たい滴
温かさは感じなくて
憂いを乗せて流れ行く
冷たい土の上を踏みしめる私の足は
沢山の傷がついてもう歩けないよ
進みたい前へと
ただそれ以外できないから
2001年11月25日(日)
--過去--
私の夢を集めてみたけど
今まで成していた形にはならなかった
ずっと夢を抱いて眠っていたあの時は
ただ嫌な過去を忘れていただけだった
記憶の種は発芽せずに埋もれたままで
さぁ これから何ができる
過去を直視して壊れましょう
前出来なかった事をもう一度してみても
大人になってないから
また同じ結果が私を待つ
夢を語る口が紡ぎ出す言葉は
想いと違ったものだった
知った私は直ぐに口を塞いだ
汚れてないのは体と夢だけ
私の夢はどうして今になって
本当の意味を求め始めた?
2001年11月24日(土)
--幸せの場所--
あの空の向こうには何が待っているのかしら
見たことの無い天国が そこにはあるのかもしれないね
もしもそこがあるならば
地の果てには何があるだろう?
行き着くことの無い場所だから
きっと幸せが待つのでしょう
でもどうして
人は見たことの無いものを想うのかしら?
希望だから 夢だから
縋ることで生きていけるのね
愛し愛されたいと願うことは
本当は一体どういうコトなのでしょう?
今の私にはわかるはずないから
時がくるまでとりあえず待ちましょう
いつでも願っているこの思考では
どんなことまで考え付く?
全てはわかりそうでわからないこと
其れは全て私が 想っていること。
2001年11月23日(金)
--揺りかご--
揺りかごは赤子を揺さぶって 大地は私を苦しめる
歩みを進める足さえ 容赦なく止めてくれる
只今は 前に進みたいのに
どうしてずっと 私の邪魔をするの?
私の日々は
幼いときに自由を失った
このことが定めだと思えたなら
きっと楽になれるだろう
地を足が踏んだ瞬間
永久の束縛を得るの
2001年11月22日(木)
--着信音--
ほら 又鳴った
ドコかで誰かがあたしを必要としてる
2001年11月21日(水)
--ゆとり--
急ぎすぎたから
少しゆっくり歩かせて
2001年11月20日(火)
--最低--
悲しみに震える手を 握り締めてくれた
なのに
あたしはどうして其れを裏切った
最低だわ
2001年11月19日(月)
--ごめんね--
「ごめんね」
って あたし言ったの
聞こえた?
伝わってない気がする
ごめんね
罪悪感でいっぱい
覚えてないけど
前も似たこと無かったっけ
謝った覚えがあるの
記憶に埋もれてしまってるけれど
少しだけ 覚えてるの
どうであろうと
ごめんね
戻らないのに...
2001年11月18日(日)
--この時、この瞬間--
この日々が
この時間が
長く続けば良いのにね
楽しいトキ
ずっとこのままが良い
2001年11月17日(土)
--糸--
ぴんと張った糸が切れた
あたしとそっちを繋いでいた糸
もうお別れかしら
目を背けないで
今ならまだ修復できるかも
落ちる前なら
2001年11月16日(金)
--自由--
使えない羽根なんて
切り捨ててしまえば良いのに
無駄なんだから
ありもしないもの
2001年11月15日(木)
--裸足--
裸足で地面を踏む
生きてる感触
生きてる感触
これが生きてるってコトなんだね
冷たさとか
温かさとか
沢山の感覚と
土の感触
2001年11月14日(水)
--世界--
空気は鋭く 薔薇の棘のよう
まだ明けない夜が静けさを運んで
吐く息は白く
それはいつも見ない景色
黒い空に尋ねてみた「私は誰?」
応えてはくれなかった
私は小さい 小さな一人の人間 私以外の私は居るの?
私も世界も 全て夢なら良かったのに
私の部屋は暖かすぎて
四季感なんて感じられない
何時の間にか明けた夜は愚かだと囁いて
ココは間違った空間
応えは返る訳が無かった
その必要はないから
私は弱い 弱い一人の人間 早く認めていれば...
私の理由は今のところ何処にもない
いつかどこかで見付かる日まで 私の夜が明けるまで
私を犠牲にはしない
とりあえず今は ココに居てもいい
2001年11月13日(火)
--君--
君が居てくれれば
寂しくなんか無い。
2001年11月12日(月)
--影--
立ち尽くす貴方の影を見て
大きな寂しさを覚えた
あたしに間違いを教えてくれたのに
その影はあたしの影
もう境目が無いの
解けて 無くなって
2001年11月11日(日)
--赤い雨--
もう他に無いから
腕を切りつけた
「あたしはココにイル」
そう思えた だけど
間違いには気付けなかった
自分を確かめたくて
2001年11月10日(土)
--虹--
存在することに
理由なんて要らない
生きてることが理由
それでも理由を求めるのなら
この橋の向こうにあるよ
『明日』と言われるその場所に
2001年11月09日(金)
--好きなもの--
あたしは全てのものが好き
全ての音が好き
綺麗な音も
只の雑音みたいな音も
みんなみんな大好き
2001年11月08日(木)
--傷痕--
そうやって 治りかけの傷に触る
奥まで入ってこないで
あたしの領域なの
2001年11月07日(水)
--スケジュール--
あの日書き込んだ
スケジュールは果されず
互いに気付かぬうちに
すれ違ってた
自分のした事が
とても大きな事と解ったときには
ずっと遠くに居た
もう一度とは言わない
償いきれない罪
2001年11月06日(火)
--祝福--
1年に一度
祝われるのは嬉しい?
生きる喜び
2001年11月05日(月)
--青空--
壊れた青空
失った色は取り戻せない
過去を振り返ったときには涙を流すだけでしょう
あの日見た青空
もう一度見たいね
澄み切った青
すてきな青
2001年11月04日(日)
--言葉--
言葉は大変使用が難しい上
思わぬ副作用を起す可能性が有りますので
使う際は
状況を選んで正しくお使い下さい
*使用時の注意を読まなかった場合に起こった
あらゆる問題の責任は
全てが使用者の責任となります
2001年11月03日(土)
--新しい月--
昨日まで夜空に綺麗に輝いていた月は
今日輝いてる月とは違う月
昨日の月をもう一度見ようと思ってももう見られないの
時は止まらないカラ
2001年11月02日(金)
--歪み--
これだけ広い世界が
単純なものとわかったときにはもう
全てが変わってた
意識が無かったら存在できないあたし達は
互いの意識化にひたすら自分の種を埋め込みあう
消えるのが怖いカラ
忘れられるのが怖いカラ
事実と異なるここで
どう生きれば良い
いける場所は只一つ...
2001年11月01日(木)
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