Sparkle
by RenA



 星くず

もう 自分が何をしたいのかさえ
わからなくなってきたかもしれない
もう 自分が何を感じるのかさえ
わからなくなってきたかもしれない
ああ 自分が何を想うのか
それだけはこの指の中から逃さないで

正しい答えを丸で囲んで
選んだ結果に印をつけて
正しく無い答えを省みることなく
選ばなかった道には見向きもしないで
鉛筆を転がすように毎日を過ごすけど

銀色に光る星の影が
頬に落ちて揺れてるから
じっと動かないでいてね
うなずかなくていいよ
話さなくてもいいよ
銀色に光る星の影が
涙に消して流されるまで

もう 人が何を考えてるのかさえ
知らなくなってきたかもしれない
もう 人が何を感じるのかさえ
知らなくなってきたかもしれない
ああ 人が何を想うのか
それだけはこの心の中から逃さないで

光るのをやめた星の影が
頬に落ちて揺れてるから
じっと動かないでいてね
うなずかなくていいよ
話さなくてもいいよ
光るのをやめた星の影が
涙に消して流されるまで

2002年01月30日(水)



 ○only the moment

過去と未来が
思い出と夢が
重なる瞬間へと...

 納得のいく 評価なんて
 されたこと 無くて

 どうでもいいこと ばかり
 ほめられて いたりして

 気づいて欲しいこと ばかり
 通り過ぎられて いたりする

 そのうち 気づいた
 あたしは 評価なんて
 して欲しくは 無かったんだ

まだ過去にも未来にも
とらわれない今だからできること
まだ失敗にも成功にも
とらわれない私だからできること

 すべての人が
 YESか NOか
 KINDか MEANかで
 分けられてしまう この世界で

 優しくて 意地悪で
 馬鹿で 何でもわかっていて
 小さくて こんなに大きい
 あなたが 大好き

 そんなあたしが 欲しかったのは
 理由も 意見も 何もなしに
 ただ好きだよと 抱きしめてくれる人

忘れないでいて
過去と未来が
思い出と夢が
重なる瞬間を...

2002年01月29日(火)



 イルム


これからは僕ら二人 
 あの場所から離れ
  これからは僕ら二人 
   何も伝えられないままで

  一度も友達なんて呼ぶことなく

  別々の道を歩んでいくけれど

   それでも
  それでも貴方が大好きだった
 たった一日を境に他人同士
それでも貴方が大好きだった


ある日道ですれちがった一瞬
ふっと声をかけてくれたよね
少し変わった発音で
あたしの名前を呼ぶ貴方の声
少しも変わらない貴方の声

次の日もその声がした
振り返って人ごみの向こうに
貴方の姿を見つけて
あたしの名前を呼ぶ貴方の声
Hiとしか返せなかったけど

いまでは僕ら二人 
 あの場所から離れ
  いまでは僕ら二人 
   何も伝えられないままで

  ずっと忘れないようにと願い

  別々の道を歩んでいるけれど

   それでも
  それでも貴方が大好きだった
 たった一日を境に他人同士
それでも貴方が大好きだった

いつか同じ道を歩くときがきたら

きっと友達と呼べると信じて

いまから僕ら二人
 名前呼び合うことだけは
  いまから僕ら二人
   忘れないでいこう

2002年01月28日(月)



 影

嫌いだったはずで
その気持ちに偽りは無くて
言うなれば運命のいたずらか
いつまでも離れられずに
喜ばせた日も 傷つけた日も
すべて俺は知らないこと

また会う日が無いことを
心の底から祈るけど
君がどんな傷ついた瞳で見つめようと
もう返す言葉は尽きたけど

未来は光だって言うのかい?
過去が影だって思うのかい?
過去へ届く未来の光を
間でさえぎる奴の正体を
知らないわけじゃないくせに

いつまでも自分の影の中から
出れないんじゃなく出ないだけ?
今じゃそんな暗い影でさえ
俺には広すぎる宇宙のようさ
喜んだ日も 傷ついた日も
君はすべて葬り去って

また会う日が無いことを
心の底から祈るけど
君がどんな荒んだ瞳で見つめようと
もう返す言葉は尽きたけど

未来は光だって言うのかい?
過去が影だって思うのかい?
過去へ届く未来の光を
間でさえぎる奴の正体を
知らないわけじゃないくせに

2002年01月26日(土)



 終末

君とは長くないかもしれない
いつからか気づいていた
黙って笑っていられたのは
すこしだけ信じていた
日々があったからかもしれない

流れてく
 ときの中で
  削り取られた
   カケラが風に
  散っていった
 奪われてゆく
ものは何なのか

私には気づけなくて
私にはわからなくて
ねえ 君は知ってたの?

筆談でおしゃべりをした跡が
まだノートの隅に残ってる
君の薄い鉛筆の跡はいつか消そうね
過ごした日々は消せなくても
楽しかった思い出も
傷になった思いでも
消せなくても
君の薄い鉛筆の跡はいつか消そうね

流れてく
 ときの中で
  削り取られた
   カケラが風に
  散っていった
 奪われてゆく
ものは何なのか

私には気づけなくて
私にはわからなくて
ねえ 君は知ってたの?

2002年01月25日(金)



 1時間

切ないほどの速さですぎていく
時間に癒されるときもあって
それでも多くの人が思う
一日が25時間あればいい

多くの人が夢見てる
余分な1時間のご褒美
それでもきっと現実には
一日が長くなるだけで

あなたにとっては
1時間仕事が増える
あなたにとっては
1時間勉強が増える
あなたにとっては
1時間何が増える?

誰も大切な時間を
大切な人のために使うことは
許されていなくて

切ないほどの速さですぎていく
時間に癒されるときもあって
それだから多くの人が思う
一日が25時間あればいい

2002年01月24日(木)
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