どこまで素で書けるかな?

2002年05月22日(水) 受容。


「オレになんかできることある?」

遠慮がちにダンナが言った。

受け入れてくれた。
こんなにどうしようもない妻なのに。

数日前までは目を背けた私の状況を、
ポツリポツリと質問しつつ、
ゆっくりと理解しているようだった。

「側にいてくれたら嬉しい」

私がそう言うと、

「それは、難しいなぁ」

……と笑い飛ばしてくれた。

どうもありがとう。

あなたと結婚できた私という人間は、
本当に幸せだと思った。



2002年05月20日(月) きっと普通。


先日、結婚一周年記念の食事に行った。

食事は楽しくできた。

こんなにゆっくりと会話をしながらの食事なんて、
ダンナがテレビ好きなために滅多にない。

本当は食事中のテレビは辞めて欲しいのだが、
まったく取り合ってもらえない。

それで良い機会だからと思い、
主治医に勧められていたせいもあって、
ダンナに心の病院に行っていることを打ち明けた。

夜、上手に眠れないこと。

彼は私が働いていないので、
疲れていないから眠れないんだと感じたようだ。

「仕事すれば?」

もう一つ話した。

一人で電車に乗るのが怖いこと。

そうすると彼は顔をしかめた。

「食材の買い物は平気なの?」
「うん、ぎりぎり」

私の答えを聞いて、彼は鼻で笑ってこう言い放った。

「勘弁してくれよ……」

やってしまったと思った。
やはり、言うべきじゃなかったと思った。

この反応はきっと多くの人がするいたって正常な態度だと思う。

でも私はこれが怖くて黙ってたのに。
彼の口からだけは聞きたくない言葉だったから黙ってたのに。

私は『彼に隠し事がある』という重たい荷物を降ろして、
自分だけすっきりしてその荷物を全て彼に背負わせてしまった。

その話をしてから、
彼は私の目を正視せずため息を何度もついてタバコをふかした。

やってしまった。
やってしまった。

出来そこないの烙印だけが、
私の底に彼の脳裏に増えていく。




2002年05月14日(火) 考えすぎなのか。


同い年のイトコのおなかに、
二人目がいるそうだ。

出来てしまえばなんとかなるものなのか。

どう前向きに考えても、
子どもを育てていけるだけの経済力が、
私たちにあるとは思えない。

お金で全ての物事が解決するとは思ってない。

でもお金があれば、
悩まなくて済む問題は、

数知れなく存在する。




2002年05月01日(水) だれにってわけではなく。

傷の舐め合いだって、
思いたければ思えばいい。

舐め合える相手がいることだって、
私には必要なことで、

自分一人で治癒する方法なんて、
私は知らない。



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