解放区

2002年06月16日(日) 今日は

父の日、ですか。

いつか祝ってもらえる日が来るのだろうか。
自分にその資格はあるのだろうか。



2002年06月08日(土) ポカホンタス

北極のオーロラ
夜に浮かぶ凍えた空
櫂(かい)は水面を切り裂く
長い 急いた航海で
白人から 緑の草原まで
そして 未だ見ぬ故郷の地へ


奴らは自分たちのティーピー(※)の中で我々をぶち殺した
女性たちまで切り裂いた
赤ん坊は取り残され 地の上でただ泣き叫ぶ
でも 火の棒とワゴンはやって来る
そして日は沈み 夜の帳が下りる

奴らはバッファローも皆殺しにした
銀行のはすかいで
タクシーが自分の足と出会う
自分の目は虚ろになってしまった
階段の上の小さな箱
インディアンのひざ掛けと 分けてもらった煙管と

ああ 自分が猟師ならば
星の数ほどぶち殴ることになるだろう
ポカホンタスと寝るために
そして 彼女がどう感じるかを知る
緑の草原で迎える朝
未だ見ぬ故郷の地で

そして 多分マーロン・ブランドが
きっと火を囲んでいるのだろう
そして 僕らはハリウッドについて語り明かす
それにふさわしい場所が欲しいな
例えばアストロドーム もしくは初めてのティーピーとか

マーロン・ブランド ポカホンタスと自分
マーロン・ブランド ポカホンタスと自分


Pocahontas : Neil young


ポカホンタスという女性についてはこちら

(※)インディアンの住んでいるテント



http://member.nifty.ne.jp/yayuyo/uso/old/archivep.htm#tax


2001/01/01より転載



2002年06月07日(金) How?

どこを向いているのかも知らないのに
どうして前に進んでいけるのだろう?

どこへ戻らなければならないのかさえ知らないのに
どうして前に進んでいけるのだろう?

自分が確信を持てないところになんて
どうして進んでいけるのだろう?


それが感情だなんてわからないのならば
どうして感じることができるのだろう?

どう感じるかも知らないのに
どうして何かを感じ取ることができるのだろう?

自分の感情がいつも否定されるようなときに
どうして感情を持つことができるのだろう?



ねえ 人生は長いんだ
で 君は強くあらなければならない
そして 世界はとってもタフなんだ
たまに自分もうんざりしてしまう



How? : John Lennon






最近はワールドカップ三昧。毎日何がしかの試合を見ている。やっぱ、思い入れがどうしてもできてしまう日本戦と違って、他国の試合は純粋に楽しめるからいい。

その中でも、昨日のフランス−ウルグアイ戦は素晴らしかった。特にウルグアイ。てめえの心をわしづかみにさせるええチームやった。ぼーっとしているのにスピードがある。フランスもええチームや。どっちも本戦に行ってほしいのだが。

暑い。っていうより熱い。食欲がまったく湧かない。


言葉が好きだ。それぞれ固有のリズムがあり、気分が良いときは言葉のリズムが溢れ、音楽になる。いろんな国の音楽を聴いていると、その国の音楽のリズムは言語に支配されていることに気付く。言葉があるから、音楽が生まれたのだろう。言語を持たない動物たちが音楽を持たないように。

言葉にはもちろん意味がある。いうなれば、音楽は、意味の込められたリズム、である。だから、他国の言語で歌われた歌を聴くとき、その意味を理解していないということは、その曲の理解に対して、相当な損をしている、ということに他ならない。


ヴォーカルは、最高の楽器だ。楽器だけだと、目と目でのみのコミュニケーションに似ている。ヴォーカルが加わることによって、それは言語を介したコミュニケーションに昇華する。






最近「知識」について考える。知識を持っているものは、それをわかりやすく理解させる「義務」があると思う。最悪なのは、知識を持つだけ持って、自己満足している阿呆だ。「そんなことくらい自分で調べろ」とか言うやつを見ると吐き気がする。ちょっと知っているからといって自惚れるな。自戒の念をこめて。


昨日は熱帯医学の勉強会の後に、友人たちを食事をし、それからだらだらといろんな話をした。頭の良い連中との会話ほど楽しいものは無い。と思う。自惚れになるかも知れんが、井の中の蛙になることは、彼らと一緒にいる限りないだろうな。






間違ったことを言うのが怖いのか、それともほんまに発想力が無いのかは知らんが、どー思う? と聞いても、わからんという答えが返ってくることが多い。いやまあ、ケースバイケースなわけで、てめえも「今年の流行のファッションについてどー思う?」と聞かれても何も答えは出てこない。ま、それはおいといて、自由な発想力がない、というのはとっても哀しい人だなあ、と思う。自分で呪縛しているしているのか、それとも日本の教育が大成功、ということなのか。

笑い、というか、ユーモアは、自由な発想からしか生じない。笑いのない人間ほど哀しいものはない。



2002年06月06日(木) Wish you were here

それで、お前は自分が語れるとでも思っているのか?
地獄から天国が生まれるのか?
痛みから青空が生まれるのか?
冷たい鋼鉄のレールから緑の草原が生じるのか?
仮面から笑顔が生じるのか?
お前はわかっていると思っているのか?

で、やつらはお前と取引をしたのか?
お前のヒーローを幽霊にしたのか?
熱い灰を樹にしたのか?
熱気が冷たい風になるのか?
冷めた快感は変化するのか?
それでお前は戦いの中で歩き続けるのをやめて
井の中の蛙で良いとしたのか?


ああ、お前がここにいてくれたなら
俺たちはただの二つの失われた魂でしかない
金魚鉢の中で彷徨い続け あふれ出した

俺たちは何を見つけたのだろう
同じ ずっと持っていた恐れだ

お前がここにいてほしい


Wish you were here : Pink Floyd


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6月5日 夕刻

試験が終わった後の、この気だるさはいったいどこから来るのだろう。いっつも、夕方からひどい鬱になってしまう。出来が悪かったから、とか、そういうのは一切関係ない。ちなみに、今日の試験はほぼ満点に近い内容が書けたと自負している。

飯でも食おうか、と食堂に向かったが何も食べる気が起こらず、本屋で立ち読みを試みてもまったく内容が頭の中を素通りしていく。そのまま下宿まで帰ってきてしまったが、さらに何もする気が起きない。テストのたびにこんなんだ。一種の脱力感、か。開放感はまるで無く、ただ気だるい。


最近、過去について考える。あんまり考えても仕方のないことだとは思うのだが、自分の中で咀嚼し切れなかったあんなことやこんなことが心の澱となって沈殿し積み重なっている。考えすぎは負の部分が多すぎる。

ぐるぐるしているうちに、自分のどろどろとした、腐りきった部分が次第にあらわになっていく。いっそ消えてしまったらどれだけに楽になるだろう。いや、生きて苦しむのがてめえには最も似合っているのだ、きっと。


書けばすっきりするかと思ったが、よけい気持ち悪くなった。明日になったらちったーましになっているだろう。

優しい人間になりたい。でも、きっともう遅い。思っているだけでもずいぶんと違う、と信じて、てめえは今ここにいる。



2002年06月05日(水)

学校のPC部屋で、自分のPCに回線つなげて勉強。いやー、はじめのうちは勉強なんかしないで医学関係のフリーソフトをバンバン落としてた。「医学関係」ってのがポイントやな。ほかのことには基本的には興味がなくなってきたらしい。しかし動かないな。もうええわ。

やっぱインターネットできる、というのはいいことですな。パソコンだけあってネットにつながない、というのは、現代情報社会で相当間違っているな。この便利さは、一度経験したらもう元には戻れんな。なんせ世界中から最新情報を得れるのやから。


接続してわかったこと。Media Playerのラジオ、世界中のラジオ局とつなげるのね。語学の勉強に持ってこいやんけ。BGMにいろんな国のラジオが聞けるってわけか。これはいいね。


今日は何も食べてない。朝にコンビニでおにぎりを買ったけど、どうも食う気がしない。最近は「一人で飯を食う時間というものは、無駄な時間に過ぎない」という認識をしているような気がする。食う時間が惜しい。もう光合成で十分。たまに誰かと食事、というスタイルで良いらしい。


食う気がしない、という理由のひとつは上記の通り。哀しい人間だこと。もうひとつは、早くも始まった「夏バテ」。早く秋になってほしい。自分が生まれた季節である「秋」に。


一瞬の出国、まあ面白かった。パスポートを持たずに「出国」することは、もう今後の人生の中ではないだろうな。



はい、愚痴(逃避?)終了。


今日の言葉:"... every junkie's like a setting sun."
今日のBGM With this affection : Port of Notes



2002年06月04日(火) BAD

もしもあなたが身をよじり、逃げ出してしまいたいのならば
もしもあなたが自分の体を真っ二つに引き裂こうというのならば
僕に出来るのならば、いや出来るはずだ

やってみよう

降参するんだ 位置を変えてみるんだ


もしも僕が この死に絶えた生命線を風に流すことが出来るのならば
この粘土のような心臓を取り去って
あなたが去っていくのを見よう
夜の中へ 雨に打たれて
薄明かりの中 炎の向こうへ

もしも僕が あなたの精神を解き放つことが出来るのならば
あなたの心を遠くまで解き放ってみよう
光の中へ そしてあの日へ

やってみるんだ そして消えていく
僕はしっかり起きている 目をぱっちりあけて起きている
僕は眠ってなんかいない


もしもあなたが誰かに尋ねたとしたら 
彼らは僕が言うようなことを言うだろう

本物の色は 破れ傷ついた青や黒のシルクの空に舞い
燃え盛る国旗の色は破れ 血塗られた目に飛び込む

もしも僕に出来るのならば いや出来るはずだ
出来るのならば やってみよう

この絶望
混乱
隔絶
非難
暴露
衝動
孤独
荒廃


やってみるんだ そして消えていく
僕はきっちり起きている しっかり目を開けている

僕は眠ってなんかいない


BAD  by BONO -U2


訳してみるとまったくの意味不明。てめえの語力の無さを嘆く。


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