毎日なんか考えてる。

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2001年10月30日(火) * おセンチ *

妊娠するまでずっと働いていたんで、お家って言うのは夜帰ってくる場所で、
週末過ごす場所だった。
実家に居た時みたいに、家の近所の路地をクマナク知ってるとか、
近所の人の顔や名前を熟知してる…なんて環境とはずっと縁が無い生活だった。
それがカブを産んで専業主婦になってからの2年間。
特に今のお家に引越して来てからの1年半と言ったら、
当たり前かもしれないけれど、お家と近所がまさに「私の職場」だし、
テリトリーなワケで。

ここで暮し始めてたった1年半だって言うのに、
家の周りには「知ってる人だらけ」だ。
家から徒歩10分弱にあるスーパーや駅周辺に行けば必ず知ってる人に会う。
公園に行けば、何時に行こうと必ず知合いが居る。
挨拶だけするような「知ってる人」じゃなくて、
立ち話の1つも出来るような間柄の「知ってる人」。
家から自転車で20分以内で行ける範囲なら、路地裏まで知ってる。

たった2年前の生活と比べると、ほとんど脅威的。

だからたった1年半だって言うのに愛着がスゴくて。
ちょっと淋しい。

生涯引越し回数がちょうど10回。
実家ぐるみでの引越しが5回と、親元を離れてから5回。
で、今度で11回目。

大人になってからこっち、引越しと言えばウキウキするばっかりで
何年住んで居ようとも「離れがたい」感じになったコトなんて無かったから。
たった1年半しか住んでいないこの地に、
ここまで愛着を持っている自分に驚いてる。

でもまー。
前向きに考えれば、恐らく生涯暮すのであろう新しい土地のスタートを
幼稚園にも行っていない歳の子供と一緒に専業主婦で始められるってのは
ラッキーな事なんだろうね。
また2人でチャリに乗って、近所をブンブン走り回って。

…と思いつつも、やっぱり今回はなんとなく淋しい気分が拭い去れない。
うん。
きっと行ってしまえば毎日の慌しさに紛れて、
スグに新しい日常が始まるのだろうけれど。

あー、おセンチだなぁ。
あー。



2001年10月29日(月) * 煙シューのワケ *

10月24日の日記に「頭から煙シューシュー出してマス。」って書いたのだけど
チョットだけ落ちついてきたんでご報告。
年内に引越しをする事になったの。
急に。

ここに引越して来て1年半。
たった1年半で引越しをする事になるなんて思っていなかったのだけど
出会いと言うか、運命と言うか、タイミングと言うか。
結局悩みに悩んだ挙句、大きな買い物をする事になったのでした。

だいたいにして経済や金融関係や、それだけじゃなくて一般的に大人が
知ってるべきであろう知識が非常に欠落している私たち夫婦にとって
悩むって言ったって、どこからその悩みや不安感を解消して行けば良いのやら
グルグル気持ちばかり焦ってしまって、アナグマの様に2人してグルグルオタオタしていたこの1週間。

毎日3時4時まで色んな事調べたり勉強したりして。

だってさ、「なんだか解らないケド、まいっか。どうにかなるでしょ。」って
ワケにいかないものね。
サスガに。

そんなこんなで怒涛の1週間が過ぎ。
足りない知恵を絞りながらではあるけれど「自分たちで決めた」と言う
実感が持てた上の決断ができたんで、今は気分的にだいぶ落ちつきました。

私の引越し人生も、余程のことが無い限り今回が最後の引越しとなるハズ。

それにしたって突然降ってきたように1ヶ月半後には引越しなんで
これから年末にかけて今度は現実的な慌しさが襲って来るのであろう…。

年内はHPの更新も滞りがちになると思うのだけど、
新年には気持ちも新たにゴンゴンPCに向かえるハズなので
どうか暖かく見守って下さいまし。
しくにょろ。



2001年10月24日(水) * キライって言うなー *

カブのヤツめ、1ヶ月くらい前から「キライ」って言葉を覚えてしまった。
最初に「かーかんキライッ!」って言われた時は、
もうそれはそれはすごくショックを受けたんだけどね。

で、第2段階として言われるたびに
「キライなんて言うな。とか、そんな事言うなんてカーカン悲しい。」とか
教育的指導をしていたのだけど。

第3段階の今となっては慣れてしまいました。
言われても「あー、そうですか。キライで結構。」とかね。
自分の機嫌が良い時は「カーカンはカブのこと好きなのになー。」とか。
そんな感じで。

だってさ。
何かを禁止すると必ず「キライ。かーかんキライ。」って言うんだもん。
しかも最近のヤツめは悪さばかりするから
1日のうちに禁止しなきゃイケナイ事がめじろ押しだし。

反抗期ってオモシロイから
「キライで結構。」とか「ふーん。そう。キライなんだ。」とかって
キライを肯定すると、よっぽどグズってる時以外は
「ゴメンネェ。かーかんシュキー。」ってさ、即寝返るの。

最初はこのツボがワカンナイもんだから
「キライなんて言うな」なんて言っちゃってたんだよね。
これがまた笑えるくらい逆効果なんだわー。
禁止すればするほど「キライ、キライ、かーかんキライ!」って連呼。

反抗期とはまさに「反抗」なのが、なんだかオカシイ。
反抗するのを挨拶がわりにしてるっぽい。

「ネンネするよー。」と言えば「ネンネ、しない!」。
「ぢゃー、カブはネンネしないねー。」と言えば「ネンネするー!(ダッシュ)」。
てな感じで。

まー、まだまだ所詮2歳児だよね。プププ。

そんなクソ生意気なヤツめだけど、反面グっと来る事も。
今日はね。
私が着ていたパーカーの前ファスナーが半分くらいまで下がってるのを見て
「かーかん、寒いよー。」と、キッチリ首の上までジャジャーっとファスナーを閉めてくれた。
グっと来たねー。

癒されたり、疲れさせられたり。
そんな毎日。



2001年10月23日(火) * 煙シューシュー *

あー。週末も昨日も今日も、怒涛の様に色んなコトがあったのに。
心身ともにアタフタワタワタしてて、落ちついて日記書く感じじゃありません。
ぐへー。
この3日間、もう近年無いくらい頭を悩ませていて、グルグルジコジコ考えてます。
夫婦そろって頭から煙シューシュー言わせて。

…って何が?!
と突っ込まれそうですが。

イロイロ書くパワーが無いので、また心身ともに落ちついたら
「煙シューシュー」の原因には触れるとして。

そんな中、今日はスゴク良い天気だったんで
やっとカゼが完治したカブとヒサビサに公園へ行って来ました。
ポカポカ陽気の中、チビッコがワラワラ集っている図ってのは気分が和むね。
気分も和むし調子も出るんだな、これが。
お外大好きなワタシ&カブとしては、やっぱり家でウダウダしてちゃーダメなんだなー。

明日も張り切ってチャリで出動するのだ!

が。
当面は、頭の煙の消化活動も…。
そんなワケなので、1週間くらい充電してる「かも」しれません。

あー、ねむーい。



2001年10月18日(木) * 散髪 *

カブがクリクリの天パなのをイイ事に、いつも散髪は超超テキトウ。
クシすら使わず、子供用の爪きりバサミで毛束をつまみチョキンチョキン。
だって、ザンバラだろうが多少トラ刈りになろうが、
毛先がクリクリと散ってしまうから解らないんだもん。
だからいいのだ。
これでいいのだ。

が、前回いつもの様に風呂場でチョキチョキやっていたら、
その散髪の様子を見たテルクン(夫)からクレームが。
「いつもそんなテキトーに切ってるの?」
「そーだよ。」と平然と答える私に
「せめてクシくらい使ってあげたほうが…。」と。
どうやら出来あがりの問題ではなく、その散髪にかける意気込みとして
「せめてクシくらいは…」と言うことらしい。

あらそーお?
ぢゃぁ次回はそうしてみるわ。

ってなワケで、今回クシを使って散髪してみました。

カブはオデコがスゲー広い上にデコッパチなんで
いつも前髪を長めにしてるんだけどさ。
まったくもう、クシなんか使ったせいで目測を誤ったよ。
前髪、すごい短くなっちゃった。
失敗だー、ちくしょう。
…と思いきや、頭洗って乾かしてみたら意外とイイかも。

顔がデカクなった感じがするものの。
急にお兄ちゃんぽくなったような。
どう、どう?!
…って言われても、その違いが解るのは親くらいだったりするんだよねー。
グハハ。

ところで子供の散髪って、イクツくらいから床屋さんに行くのかなー。
最近の子供はマセてるから、小学校入ったくらいになると
カーチャンに切ってもらうなんて断固拒否しそうだなー。

今回のカブのショートカット、テルクン(夫)には好評でした。
良かった良かった。



2001年10月17日(水) * 匂いと記憶 *

匂いにとても敏感なわたし。
俗に「鼻が良い」とも言う。

オマケに・・・なのか、そのせいか…なのか、
初めて手にした物や、初めて足を踏み入れる場所へ入った時
クンクンと匂いを嗅いでしまうクセがある。

だから世の中にあるイロイロな物の匂いを知っている。
おおかたの人はあえて匂いを嗅いでみよう、と思わないものも
わたしはクセで嗅いでしまっているので、
必然的に「匂いを知っている」物が増えていくのだ。

良い匂いのものも、悪い匂いのものも。

例えば「これは恐らくイヤな匂いがするであろう」と推測できるものでも
それが嗅いだことのないものであれば、やめようやめよう。やめておけ。
と思っても、やっぱり嗅いでしまうのだ。

前世は野生に生きる獣だったのかもしれない。

匂いって不思議なもので、時として記憶のスイッチになるんだよね。
これは鼻が特に利く人じゃなくても経験があると思うのだけど、
例えば前に付合っていた人の香水の匂いを嗅ぐと
ブワーっとその人との思い出が溢れ出して来たり。
思い出だけじゃなく、その時に感じていた自分の心の色まで思い出したり。

写真を見たり思い出の場所へ行ったりするよりも、よっぽど鮮明に蘇る。

今日、雨の様子を見ようとベランダに出た時に
雨の匂いと、道路の匂いと、多分何かの植物の匂い、
それとどこかのウチが作っているご飯の匂い…
それが混ざった匂いを嗅いだ時、
ある情景がドドドっと蘇って来てドキドキしてしまった。

後からいくら考えても、その思い出とその匂いのどこに関連があるのか
意識の中から探し出すことが出来なかった。
でも、無意識の中にある記憶ではキチンと連結点があるのだろう。

わたしの記憶力の良さは、
もしかしたら鼻の良さと関係してるのかもしれないな。
と。今更ながらフト思った。

実際どうなんだろう。
匂いと記憶って深い関係があるのかな。
うーむ。
きっと「脳」の分野なんでしょうなぁ。
とっても難しそうだ。(笑)



2001年10月16日(火) * 「大」家族旅行 *

この間の土日、テルクン(夫)一家と共に伊豆へ行ってきた。
1泊2日の温泉旅行。

この企画は“頑固一徹でお家大好き!”の義父が、
意外にも「オレはみんなで温泉かなんかに行くのが夢なんだー」と
還暦の時呟いていたのがキッカケ。
そんな簡単な夢ならば、早いトコ現実にしちゃいましょう!って。

テルクン家は男3人兄弟の5人家族。
3兄弟それぞれに相方がいるんで、総勢8人。
プラス、同級生コンビの孫が2人。(カブと蓮)

わたし、プライベートでこんな大勢で旅行に行ったのは初めてで。
10人だもん。スゴイよ。
しかもチビッコまで居てさ。
今まで私の中では「旅行=寛ぐ」だったはずなんだけど
サスガにこのメンバーぢゃね。(笑)

でも当日はコレでもか!ってくらい晴れてくれて
ヒサビサの伊豆ドライブを満喫!
イベントと思えば、寛ぐとか寛げないとか関係ないもんね。

翌日は朝からみんなで海に繰出して、チビッコは磯遊び。
ジイジとバアバは孫を構いつつ、浜辺でノンビリ。
私以外の若モン軍団は代わる代わる防波堤で釣り。
釣りに興味が無い私は砂浜でひたすらボンヤリしつつビール。
10月とは思えないくらいの日差しで、カブも蓮君も裸になっちゃって
大ハシャギだった。

最近のカブは反抗期真っ只中で、オモチャの奪い合いになったりすると
“即”手が出る。
半年下の蓮君にひどく当たるんじゃないかと、出発前はかなり心配して
いたのだけど、温厚な蓮君のお陰で思ったより仲良くしてくれて助かった。

とは言え、ナンだかんだとカブは蓮にマウンティングしてたんだけどね。
初日のしょっぱなからバンバンやっちゃって。
蓮君ごめんようー。

それでも温厚な蓮君のお陰で、後半は蓮君の姿が見えないと
「蓮君どこー?」って探したりして「蓮君好き好き」になっていた。
一緒に追いかけっこしたり、旅館の中のゲームセンターで一緒に遊んだり。
ホント思ったよりも仲良くしてくれて一安心。

今のところ蓮君はカブにとって唯一の従弟。
仲良くして欲しいものね。

旅行の間ずっと思っていたのが
子供にとって親戚がたくさん居るって幸せなことだなーって。
私のウチは親戚付合いが一切無かったんで、
イトコとかジーチャンバーチャンとか、オジサンオバサンとか
家族以外の「血が繋がった人達」との係わり合いが全然無かった。
だから結婚した当初戸惑ったこともあったのだけど、
子供が出来てつくづく思う。
子供にとって、そうゆう人たちに囲まれて可愛がられて育つのって
ホントに幸せな事なんだなーって。

私も私で、夜カブが寝てから義妹と一緒にお風呂へ行って
その後部屋に戻らずにビール飲みながらベチャクチャと女喋りを
延々としたりして。
そうゆうのを友達じゃない人としてるのも、なんか不思議な感じがした。
友達じゃないのに、気負いなく出来る関係ってのもまたスゴイな、と。

今だ「親戚の感じ」が肌に染み込んでない私にとって(結婚して7年も経つのに!)
今回の旅行は不思議な体験だった。

夜カブが寝なかったり、私も夜お家に帰りたくなっちゃったり。
そんなこんなで疲れたには疲れた2日間だったけど、
なかなか楽しい旅行でした。



↑テルクン(夫)ブラザーズと従弟同士コンビ。


↑2日目は真っ裸ー。



2001年10月11日(木) * フリーズぅ *

あ゛ーっ。
長々と書いた日記がさー。
カブ寝かし付けてる間にパソコンがフリーズして水の泡になってしまったよう。
ちくしょう。
脱力だよなぁ。

最近パソコンの調子がイマイチ。
買って1年もしてないのに。SONYめっ。(ヤツアタリ気味)
マウスは右クリック使えなくなるしよう。
仕方ないから前使ってたFMVのマウス繋げて使ってるよ。
可愛らしかった紫の小ぶりのマウスから、無骨な形の白くて大きなマウス。
うーむ。
マウスのデザインもたった5年でこんなに変わるものなのね。
と実感しつつ、大きなマウスでカチカチやってます。
使えるからイイんだけどね。
文句言っちゃイカンね。
ヘソ曲げてこれまで壊れちゃったら目も当てられないし。

同じ内容をまた書くのってスゴーク疲労感あるんだよねー。
まー、別に仕事じゃないからまた同じ事なんて書かないケドさ。
これが仕事だったら頭グシャグシャと掻き毟りたい衝動に駆られるんだよな。
私、ほんとウッカリ者だから、OL時代はよくやっちゃってたんだよな。
何時間もかけて作った資料が一瞬にしてパー!って。
祈るような気持ちでアレコレとパソコンちゃんの機嫌を取るものの
パソコンってさ、1度固まっちゃうと大抵ダメなんだよね。
もう頭の後ろが「ゴーン」っていう、あの感じ。
で、私もパソコンと一緒に固まっると、隣りの席のコが
「んもー。マメにSAVEしなきゃーダメだよー。」と呆れていたモンでした。

うん。書いていたら懐かしい気分になって来たぞ。
そうだ。
仕事じゃないんだから、そんなに凹むことも無いんだった。
こんなことで凹んでいたら、全国の今日資料を台無しにしてしまった
働くみなさんに申し訳ないわ。

よっし。
立ち直りました。
日記もこうやって結局ソレをネタに長々書いてるし。グフフ。

話しはガラっと変わって。
今週わたくしは風邪っぴきです。
ヒサビサの風邪で、この喉のイガイガとダルさったらもう。
カブもチョコっと洟出してるものの、早くも山を越えたらしくまぁまぁ元気。
もしかしたらカブからもらっちゃったのかも。
それか月曜に大井競馬場行った時、姉にうつされたか。
ヤツメも先週あたり寝込んでたって言ってたからなー。

どちらにしても、子供が元気なのに自分が体調悪いのってクるんだよね。
まーホントは子供が元気なのが何よりなんだけどさ。
そうは思ってもさー。
こっちがダルダルなのに、パワー全開のヤツメを追いかけ回すのはやっぱり結構キます。

今週末1泊でテルクン(夫)の実家軍団で
伊豆へ旅行に行く事になっているのだけどね。
大人4組8人+チビッコ2人で。(テルクン家は3人兄弟なのだ)
このまま体調悪かったらスッゲー疲れそうだなぁ。
不安だ。
カゼ、治さないとー。
治ってくれー。

今日はもう寝よ。
おやすみなさい。



2001年10月08日(月) * 競馬場でモテモテ夫 *

3連休の初日、姉夫婦と一緒に大井競馬場のトゥウィンクルレースに行ってきた。
競馬場に行ったことが無い人に「子連れで競馬に行ってきた」なんて言うと
廃退した家族…みたいに思われてしまいそうだけど、これがどうして。
ずっと昔と違って、最近の競馬場はファミリーやカップルでも
気兼ね無く楽しめるムードになっているのだ。うひ。

ゴール前やスタンドエリアは競馬新聞に赤鉛筆、そして手にはワンカップ…
の競馬オジサンがたくさんいるのだけど、馬場の内側は完全にファミリーエリア。
結構大きな公園や芝生エリアがあって、ファーストフードのスタンドもある。
動物や花火をかたどったイルミネーション、軽やかなBGM。
そして外側では本物の馬が30分に1回くらいの間隔で走り去る。(レース)
しかもビールも飲める。

そう。
競馬場は大人も子供も楽しめるなかなか楽しいプレイスポットなのだ!
(独断で言いきる。)

私と姉は100円単位のお遊びギャンブルを楽しみつつ、砂場で遊ぶカブを
見ながらビール片手にお喋り。
男どもはスタンド付近で勝負を楽しんでいたらしい。
後半は男子チームも内側に移動してきた…
のだけど、その後、この公園でスゴイ笑った出来事が。

私と姉が、回るジャングルジムにカブや数人の子供を乗せてグルグル回していた時のこと。
そのジャングルジムは錆びてるのかナンなのか、すごく重い。
大人2人で回してるのに全然加速が付かないのだ。
だんだん疲れて来るわ、肝心のカブはスグに「降りる」って言い出すわで
スグにリタイアしたくなった私。(多分姉も。)
が、子供たちは大喜びだ。
自分のママであろうと無かろうと、グルグル早く回してくれる獲物を逃したくない!
とばかり「もっとー。」とか言ってる。

そしてその様子を遠くで見ていた我が夫。
「オレの出番か?」とばかりに登場し、交代すると言うではないか。
しめしめ。
カブを連れて遠くへ移動する姉妹。

そして彼は物凄い勢いでジャングルジムを回し出した。
スゴイ重いそのジャングルジムを、彼のプライドを掛けて渾身の力で回したのだ。
女子供が回すスピードとは段違いに速い。
もう子供たちは「キャー!こわいー!もっとー!」とかナンとか大騒ぎの大喜び。
<ちなみに子供は全員“知らない子”。

すると、その様子を見ていた周りの子供たちが
ジャングルジムを目掛けてワラワラと走ってきた。
「ワー!」とか言いながら。
まるでマンガの様に。

が。
テルクン(夫)はその1回でヘトヘトにへばった。
だって普段の彼は圧倒的に運動不足なんだもの。
当たり前っちゃー当たり前の結果。

しかーし。
ジャングルジムには期待の目をランランと輝かせている大勢の子供。
芝生に倒れ込みゼーゼーしてるテルクンに
「もっとー。もっとー!」と叫んでいるではないか。

そして再度回す。グルグル回す。夫へたばる。子供たち「もっともっと」…
これを3度くらい繰り返した後、ついにテルクンは脱走した!
ものスゴイ勢いで。
逃げる大人と、その後を追いかけて行く幼稚園〜小学生くらいの子供たち。
「おじさーん!もっとー!逃げるなー!」とか叫ばれながら、アっと言う間に
私たちの視界から見えなくなって行ったのであった。

まるでマンガのようなその絵に姉妹でゲラゲラ笑ってしまったよ。
だってさ。
テルクンって普段はぜんぜん子供に懐かれないんだもん。
ホントはすごい子供好きなのに、子供の方が怖がっちゃって。
(さすがにカブは懐いてるよ。彼の名誉の為に一応書いておくわ。)
それが、このモテモテ様ったらどうよ。

ほとぼりが醒めた頃、
「いやー。参ったー。」とか言いながらプラプラと戻ってきたテルクン(夫)。
その顔は結構マンザラでも無い様子でした。
ククク。良かったね。



2001年10月05日(金) * 芋掘り *

昨日は「チビッコ体操」のみんなとお芋掘りに行った。

わたし、芋掘りってナゼか今までやったこと無かったのよね。
幼稚園とか子供会とか…経験するチャンスはあっただろうに。
想像するに、何らかの都合でコトゴトク逃していたんだろうなー。

で、32にして初芋掘り体験!

芋掘りさー。
たのしいね。
芋を傷つけないように、クリクリと周りをシャベルで掘っていく感じが
ナンとも私好みだったわー。

カブはあまり芋掘り自体には食いつかなかったものの、
「畑」をスゴーーク満喫してた。
いつも行く公園のそばに大きな畑があって、通るたびに
「イモー。キューリン。トマトー。」ってね。
すごく興味を示していたから。
中に入れたのが嬉しかったらしい。

夜ごはんは天ぷら。
さつま芋を泥のついた状態から洗って切って、揚げる過程をカブに見せた。
さっき掘ったイモが食卓に上がっている…を理解したらしく
「イモー、ガリガリ(掘る)ってー。」と嬉しそうに言いながら
芋天ばかりモリモリと食べていた。

また機会があったらゼヒやりたいな。お芋掘り。

そうそう。今年の冬はイチゴ狩にも行こう。
イチゴ大好きなカブ。
どんな反応をするのかスゴク楽しみ。


カブ、なんだかヤンキー座り。ケケ。



2001年10月03日(水) * カブにはナイショ *

おととい『ベビースター』のことを書いたのだけど
書きながら自分のお菓子を食べる時の習性を思い出した。

「お菓子の封をひとたび開けてしまうと、一気に最後まで食べ尽くさないと気が済まない」

たいした事では無いのだけど、絶対そうなの。
途中でやめられない。

子供の頃は得てしてそんなモンなのかもしれないけれど
今だにこの習性が抜けない私。

例の「ベビースターをザザッ!」とやってしまったのだって結局はソレ。
残り少なくなったベビースターを、どうやってもチャリを走らせながら
食べることが出来なくなって、で、その行動に及んだのだ。
…まー、あれは小学生だったから大目に見たとしても。

例えばOL時代。
朝自宅の最寄駅の売店でハイチュウとか、マイルドチョコとか…
棒状に包装されたお菓子を買う。
電車の中でもヒッソリと食べられる丁度良いサイズの、例のアレだ。

それらは例外無く、会社に辿り着く前に無くなってしまうのだ。

買う時点ではいつだって「ちょっと食べて、残りは帰りに」と思っているのに
ひとたび封を切ってしまうと止まらない。
全てが無くなるまで立て続けに食べてしまう。
例えそれが飴でも。
ガリガリと。
無くなっては口に入れ、口に入れてはガリガリと噛み砕き。
アッと言う間に無くなる。

ハイチュウにハマっていた時期、
毎日行きと帰りに1本づつのハイチュウを消化し続けた結果
10年近く虫歯とは縁が無かった私の頑丈な歯に穴が空いた。

で、ハイチュウ禁止令を自分に下す。
あれから5年近く経つけれど、今だにハイチュウを口にしていない。

思い返せばお菓子に限らず、そうゆう性格なのだ。
「1かゼロ」…。

そんな訳で、普段お菓子をあまり食べないのだけど、
買ったら最後、開けたら最後、それがジャンボサイズのポテチだろうとナンだろうと、とにかく無くなるまで食い尽くす。
で、後で気持ち悪くなって吐いたりするんだからさ。
自分でも情けなくなるのだけど、その習性は全然学習されないのであった。

そうそう。
最近は「小分け包装」されてるお菓子が増えたよね。
例えばプリッツとかポッキーとか、クッキーやビスケットなんかでも見かけるけど、あれはイイねー。
私に優しい包装なのだわー。

封を切ってモシャモシャ食っても、適量で空になるからさ。
やめるキッカケが出来るもの。
…って「まるで子供とおんなじぢゃん。」
と自分に突っ込みを入れたくなって来たぞ…。

カブには食べ歩きも、食べすぎも規制してる母親時間の私。
が、ひとたび1人になれば実はこんなにダメな女なのでした。
カブにはナイショ…。
(いつバレるのだろう。)



2001年10月02日(火) * おつみしゃん *

夜7時半ごろ、ちょっと遠くのドラッグストアーまでサイクリングに出掛けた。
チャリで15分くらいのトコ。
マンションのエントランスを出るとコウコウと光る月がさ。
ニッコリと見下ろしていたよ。
まん丸で、それはもう見事にまん丸で。
思わず見とれてしまうほど。
カブもスグに発見して
「おつみしゃん。おつみしゃん。(お月さんって言えない)
 ピカーって。ピカーって。」
だって。かわいー。

チャリンコで走っても走っても、どこまでも追いかけてくる「おつみしゃん」。
カブは建物の影になって月が見えなくなるたびに
「おつみしゃん、どこー?いっちゃったねー。」と寂しがり
また視界が開けると現れる月を発見しては
「あった!待て待てだねー。(追いかけっこ)」とはしゃいでいた。

和んじゃうよなぁ。
まったく。

空気がキリっとしまってくる、この秋の感じが好き。
って言うか、会社を辞めて、カブが産まれて、で、
カブと一緒に外へ出るようになってからどの季節も好きになった。
前はあまり好きじゃなかった春でさえも。

目線とか感覚が知らないウチに子供に近くなってるのかもね。

もうすぐ冬。
冬はもともと大好きな季節。
楽しみだなー。
冬も。



2001年10月01日(月) * ベビースター *

今日はジャンジャン雨でカブと2人、1日中ウチにこもってた。
雨の日は車で近所をフラフラしたり、
同じマンションの人と遊んだりする事が多いのだけど、
今日はもう完全に「月曜病」。
起きてスグにダラダラを決行すべく、
リビングに布団まで持ち出してカブと2人ゴロゴロ。
ひたすらゴロゴロ。

外遊びにも買い物にも行かない日は、何となく「仮病で会社を休んだ日」みたいな気分だ。
別にナンにも特してるワケじゃないんだけどさ。
ナゼか「サボリでウシシ」の得した気分になるのだ。
これも2日、3日と家にこもっていたら「ウヲーー!」って感じになるんだろうけどね。

カブもカブで週末引きまわした疲れが残っていたのか、
外に出てないのによく寝た。
夜も11時前には陥落。
マスマスお徳気分。
うしし。

カブが寝た後、ベランダから外を覗いたら雨がスッカリ上がっていたんで
歩いて3分くらいのトコにあるコンビニまでチョロっと散歩に行って来た。
ムショウにベビースターラーメンが食べたくなったのだ!

普段おやつってモンをあまり食べない私。
したがって買い置きのお菓子が我が家には無い。
なにかしょっぱくてポリポリしたものがあればベビースターじゃなくても
良かったんだけど、棚を漁ってみるも何も無い。
タマゴボーロがあるのみ…。食えん。

ダッシュでコンビニまで行ってベビースターを購入。
コンビニを出るやいなや、ベビースターの封を切ってボリボリと食べながら帰って来た。
ベビースターの歩き食い。
たまらん。

さかのぼる事小学校2年生からのベビースターファン。
昔はオレンジのペナペナした袋に入ってたんだよなー。
袋に描いてあるキャラクターも、今みたいに可愛らしいのじゃなくて
なんかヘンにリアルな子供の絵だったよなー。
20円だったよな。確か。

ベビースターの歩き食いと言えば恥ずかしい思い出が…。
それは小5の時。
ポケットにベビースターを入れてチャリに乗りながらボリボリと食べていた私。
快調に「走り食べ」をしていたのだけど、いよいよ残り少なくなって
ポケットに入れたままじゃ底にあるベビースターを取れなくなってしまった。
イライラした私は、自転車を急停車するとポケットから残り少なくなった
ベビースターの袋を取り出し、天を仰ぎつつ、
一気にザザザーとベビースターを口の中へ流し込んだ。
満足感イッパイで空袋をポケットにしまっていると
反対側の歩道から笑い声が。

ハっとそっちを見てみると、そこはバスの停留所だった。
高校生くらいのカップルが1組、バスを待っていた。
そんな事とはツユ知らず、
『キーッ!(停車)ザザー!(食う)ハフゥー。(満足)』
の図を目の前でやってしまったのだ。

それにしたって、すごい笑ってた。
こっちが子供だと言うのをいい事に、もう遠慮のカケラもない爆笑具合だった。

もう恥ずかしくて恥ずかしくて、ダッシュでチャリにまたがって急発進すると
更に大きな笑い声が背中に突き刺さって来たのだった。

今でもベビースターを歩き食いすると思い出す出来事…。

でもまー。
後から冷静に考えてみれば、確かに笑える図だわよね。
そんな切羽詰った子供。

…とまぁ。
そんな事も思い出しつつ、夜道をミニ散歩しつつ。
相変わらず美味かったぜ、ベビースターよ。


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