| 2001年04月28日(土) |
* ヒロクンへの愛 * |
カブのお友達、2歳半のヒロくん。(ちょうど1歳年上)
出会ったのは、カブがまだヨチヨチの頃。
どうもお互い惹かれ合うものがあったらしく、気が付くと2人は近くで遊んでいた。＜公園
子供同士がしょっちゅう近くに居るんで、ヒロくんのママとも気が付けば親しくなっていた。
“自分の気持ち”以外の要素で人と親しくなったのって、多分これが初めて。
何となく不思議な感じ。
で、それから10ヶ月。
カブのヒロクンへの愛はマスマス強まる一方なのだ。
別の用事でヒロクンの家の前を素通りすれば大暴れし、最近では公園でもヒロクンが登場しないことにはテンションが上がらないカブ。
ところが最近、カブは行動時間が2時間くらい早くなっているので、ヒロクンと会えない日が続いていたのだ。
公園に行っても1人の世界でモクモクと遊び、イマイチ盛りあがらない様子。
見かねた母は、ヒロクン宅へ電話をした。
かくして約10日ぶりくらいに再会した2人。
もう、公園の入り口にヒロクンが現れるやクルクル回って奇声を上げるカブ。
「カブトくーーーーん！」と両手を振って駆け寄るヒロクン。
もう抱きつかんばかりの勢いだ。
---実際これを境に、カブは遊んでいる最中、いきなりヒロクンに抱きついたりするようになった。
前にも親同士がリビングでお茶してる間、なんか静かに遊んでいるなーと思ったら、ソファーの上でオデコとオデコをくっ付けてニヤニヤしあっていた事もあったりして。
これはもう「愛し合ってる」としか言い様が無い！！
この10日ぶりの再会を機に、ヒロクンも少しだけ早めに公園に訪れてくれるようになった。
（ヒロクンママに感謝。)
だもんで、たいてい最初の1時間くらいは1人モクモクと石や砂や葉っぱや穴…という地味地味なアイテムに熱中して遊ぶカブ。
移動する時は「かーかん、手って。」と母の手を催促し、てんで「甘ったれの大人しい子」なのだ。
っが、ヒロクンが登場した後半の1時間はもうスパークしまくり。
テンションがグイーーーーンと上がり、ヤンチャルモンチャに大変身。
1歳やそこらで、こんな風に「個人」に執着したりするのね。
とっても不思議。
この2人1学年違うのだけど、この先いつまで「大の仲良し」でいるのかなぁ…なんて考えてしまった。
街行く幼稚園児を見ては、2人の園服姿を想像して何となくクスグッタイような気分になった母なのでした。
| 2001年04月27日(金) |
* キッパリ、とした母親 * |
昨日は雨だったんで、ウチのすぐ側にあるログハウスへ行って来た。
ここは中が小さな体育館みたいになっていて、木で作った迷路や、グルグル回るすべり台、大きな積み木なんかが置いてある。
天気が悪い日にはうってつけの遊び場なのだけど、カブは今だかつてログハウスで“はじけた“事がなかった。
外だと知らない子が居ても平気なのに、室内で知らない子がいると、どうも乗りきれない様子。
っが、昨日3ヶ月ぶりに行ってみたら、相当楽しそうに遊んでくれた。
雨の中、連れて行った甲斐があったってもんだ。
2時間くらい居たのだけど、最初の1時間くらいの間、保育園の子達が来て居た。
そのパワーに圧倒されてしまった私とカブ。
0歳から6歳までの子が10人近く。
隅っこの方で遊びつつ、観察モード。
いやぁー、スゴイね。
もう縦の関係がガッチリ出来ていて、小さな子は大きな子に従い。マネし、同じ年頃の子同士はまさに「しのぎ合い」。
先生が2人付いてはいるものの、0歳児に付きっきりで、アンヨが出来る〜上の子達は、もう子供の世界に任せてるって感じ。
余程危ない事をおっ始めると「○○！やめろっ！あぶないぞっ！」と、ゲキを飛ばすものの、基本的には「やってみてナンボ。やってみるがイイ！」というスタンスの様だ。
そんな中、カブも少し場に慣れて来て、暴走する電車キッズに近寄って行っては、弾き飛ばされて戻って来て、また近寄っては…と繰り返していたのだけど、最終的に「暴走の果て壊れた積み木電車の修復作業のみ手伝う」…という己が参加できることを見つけたようで、他の遊びをしていても、電車が壊れるやいなや近寄って行っては、リーダーとおぼしきお兄ちゃんに積み木を拾って渡していた。
その行動がいかにも「下っ端」って感じで笑ってしまった。
それにしても、そんな中に入ると普段ヤンチャボーズと思っているカブも、相当軟弱に感じる。
保育園に通う子達の両親の大半は、昼間働いているのだろうけれど、自分が見てない場所で子供がどんどん逞しくなって行くのってどんな感じなのかなーって想像してしまった。
で、ホントにアレコレと想像した果てに考えていたのは「子供を親元から離す時期」のこと。
例えば仮に「早く集団に慣れさせた方が子供にとって良い。」としよう。
でも「なるべく長く手元に置いて置きたい」と親が思う場合、それならば、幼児心理学的(なのか？)に“早く”が良いとされていたとしても、そんなの関係ブーだ。
6歳までのことならば(義務教育前)、親が手元へ置いておきたいと思うのなら、ずっと置いておけば良い、と思う。
逆に「小さい内はなるべく親元に居た方が良し。」と、誰かえらい人が言ったとしても、親が仕事をしたい、とか「ウチは早いうちから集団生活を体験させたい！」と思うのなら、それがその家庭の「正」なんだろうな、と。
そこまで考えて、親は子供の前では「キッパリ」としていないとイケナイのだな、と思った。
何につけ。
自分の考えで行動する。
人の意見を参考にしたとしても、決定するのは親自信で、その決定に自信を持つこと。
何となく幼稚園へ通わせるのではなく、何となく働くのではなく。
人間だから迷うことはあるかもしれないけれど、少なくとも子供の前では「キッパリした母親」で居たいな、と改めて思った。
一方カブは、私がそんな事を考えているとはツユ知らず(当たり前)、初めてグルグル滑り台を1人で滑り、縄網を渡り、何度も2階の迷路へ挑戦し。
すっかり刺激を受けてしまったらしい。
いつも帰りは「抱っこ」なのに、オニューの黄色いカッパを来て、お家まで手を繋いで歩いて帰って来た。
2人とも、なんだか刺激的な1日だった。
カゼ早く治すぞーと張り切って、カブと一緒に10:30に寝たら、1:00amにパッチリ目が覚めてしまいました。
トホホー。
結局１人コソコソとパソコンに向かってる私。
こんなんでイイのか？
っが、体はイイ感じで回復中。
油断大敵。
早く寝なくては。（眠くないー。）
2日前くらいから、なんか気持ち悪いし寒い…と思っていたら。
わたし、カゼひいているらしい。
熱計ったら37.3度だった。
微熱だけど。
是が非でも治さねば。
連休は間近なのだっ。
連休は「母の開放日」も予定してるし、ダーリンも珍しく全部休めるらしいし、そんなステキなGWにくたばっている場合じゃない。
絶対に治す。
あと4日っ。
子供のパーツはドコもかしこも可愛らしい。
スベスベのプクプクのピカピカで。
これはもう、ヨソんちの子でもマジマジと観察しているとだんだん愛着がわいてきて
「あー、その走るとブルブルするホッペがぁ！」とか
「うーっ。やたらと張り出しているポンポコポンのお腹がぁー！」とか
「毛穴が見えないのに、汗がツブツブに浮き出てる鼻の頭ー！」とか、とか、とか。
とにかく見れば見る程、子供ってのはパーツがいちいち可愛らしい。
前にも書いたと思うのだけど、子供を身篭る前の私は子供が滅法苦手だったんで、まじまじと観察したことが無かった、
そう思うと今更ながら「なんてプリチー」と思えるのも「子供苦手なおかげ」だったりするのかも。(強引なプラス思考）
特に、私は子供の腹が好きなのです。
ポンポンに張り出したお腹。
子供の体って小さいから、タクサン食べると胃のあたりがテキメンにポンポコポンになる。
更にもっと食べさせるとポンポコポンを通りすぎて「カンカン」に固くなるのだ。
破裂しそうな勢いに。
そこまで食べさせるのってホントはイケナイのかもしれないけど、私はどうも「カンカン」を目差してしまう。
カブのお腹が「カンカン」になっていると、なんだか満ち足りた気分になるんだもん。
とは言え、カブもだんだん知恵が付いてきてるんで、ものすごく「その気」になった時じゃない限り、お腹いっぱいになったら食べなくなる。
だから最近は「カンカン腹」を目撃できるチャンスは少ないのだ。
これは残念。
（って言うか、それで良いんだろうけど。)
だもんで、最近じゃー、公園でカブのお友達に会うと「○○くん（ちゃん)こんにちわー」と言うと同時に、私の視線は「腹」へ。
たまに服の上からでもソレと解る「カンカン腹」の子がいるのだ。
嬉しくなる。
そしてその子のママの目を盗んでは、そっとお腹を触ってしまう私。（迷惑なおばちゃん）
たいてい「イヤー」と逃げられてしまうんだけどね。
ほんと、子供の体って可愛いよね。
カブのお腹、いつまで触らせてくれるのかなー。
| 2001年04月23日(月) |
* 「つがい」な集団 * |
今日は天気が良かったんで、車で少し行ったトコロにある、動物が居て大きな池がある公園へ行ってきた。
いつもは午後出発なグータラ一家なのだけど、今日は朝起きるなり「朝マックしたい病」に罹った私のせいで、寝起き早々ムリクリ出動する事になったのだ。
それにしても、朝のマックと言い、午前中の公園と言い…。
みんな早起きなのねー。
すごい賑わってるし。
shonとダーリンは公園のベンチで昼間からビール。
カブは「新公園」を徘徊してはオオハシャギ。
遠くへ行くとダーリンが見てくれたんで、私は太陽を浴びながらビールを飲んでゴキゲンさんだった。
ベンチでボンヤリと色んな家族を見てると不思議な気持ちになった。
なんかさ。
みんな「つがい」でさ。
子供を持つ前は、世の中にこんなに大勢小さい子を持つ家族連れが存在するなんて思ってもいなかったよ。
行動する場所も、時間も違っていたからなんだろうけど。
色んな家族。
色んな夫婦。
色んな子供たち。
人をまじまじと観察することはあっても、「家族」っていう単位で観察したことはなかったなぁ。
不思議な感じするよ。
勝手に色んな事想像できちゃって。
で、私もこの「つがいな集団」の中の1つなんだなーと思うと、ますます不思議な気分になった。
私は“地黒”な女。
小さい頃は、地黒な上にオテンバ娘で外でばかり遊んでいたせいで、その肌の黒さには磨きが掛かり、もう、真っ黒少女。
そして小学生の時に男子につけられたアダナが「カンボジア」。
ひでー。
更に、もう1人居た地黒の子は「ブラジル」と呼ばれ、2人合わせて「難民コンビ」。
ひでー。
大体にして
『黒い→黒人→カンボジアorブラジル→難民』
って、その思考。
あんまりじゃないか？
しかもブラジルってそんなに黒くないし。
オマケに難民じゃないし。
子供って残酷だし、あんまり色んな事知らないクセに、小学生くらいだと知らないなりに知識が増えてくるもんだから、おかしな事を普通に言っちゃうんだよねー。
そんなワケで「カンボジア」とまで呼ばれた私の肌。
24まで毎夏海でヘイチャラで焼いては真っ黒になっていたのだけど、その年、日焼けのせいで顔一面に水泡が出来て、それ以来、真夏の海には行ってない。
いちお、日焼けにも気をつけるようになった。
とは言え、肌があまり強くない私はファンデーションがダメ。
ベターっとしたサンスクリーンもダメ。
かぶれるのは目の周り限定なのだけど、目の周りだけファンデーションを付けないのは、ヘン過ぎるんで、基本的にファンデーションは付けてない。(油分なしのパウダーだけ。)
別にそれ自体はどうって事は無い。
そんな自分の顔にも慣れているし、周りの人も最初からそんな顔なんで、多分慣れてる。
ただ、日焼けが問題なのだ。
どうしたって焼ける。
赤くならずに、即日黒くなる私の肌。
この間、ヒサビサに会った知人、開口一番
「どっか行ったのー？良い色ー！」
…公園焼けです。
気が付けば、手にも指輪と時計の跡がクッキリ。
「きっついなー。30女の焼けた肌なんて。」
と思いつつも、今年は一段と「カムバック カンボジア」になりそうな予感でいっぱい。
どーせそんなに焼けてしまうのなら
「どっか行ったの？」と聞かれた時に
「ちょと南の方へ」とでも言えるような実績があれば救われるのかも…。
いや、救われないっすね。
ちょとLOWな感じからスッポリと抜け出した途端、ウソみたいに元気なわたしが帰って来た。
なんなんだろうね、気持ちって不思議。
とりたてて悩み事や心配事があったワケでもないのに気分が落ちて、そうかと思えば些細なことで元気になって。
不思議なもんで、気持ちが晴れていると見る景色もカブとの会話(?)も明るくピカピカした感じになる。
わたしの元気が無いと、カブも何となく元気が無くなる。
そしてそんな状態が続くと、カブも何となく不機嫌な感じになる。
そして不機嫌なカブと一緒にいると、わたしはもっとLOWになる。
悪循環なのだ。
頭で解っていても、LOWな時ってツボの底の方でバタバタグルグルと考えているもんだから、なかなか上の方へ浮上できないんだよね。
例えばそんな時、自力で這い上がれたら、ちょっと自分に自信を持つ。
誰かが上から引っ張ってくれたら、心底感謝する。
そして、ツボの上に顔を出して空を見上げれば世界はピカピカしていて、ツボの底の方を見下ろせば、それはそれで悪くない感じ。
元気な時はいつだって、色んな事が良く見えるモノなのだ。
だから、今週のカブはいつにも増して愛しくて可愛くるしくて、マスマス元気になるわたし。
上昇気流。
明日は天気が良いといいな。
2週間前、鯉のぼりを出した。
で、鯉のぼりを出してから初めて雨が降った。
雨を吸って、ダラーンと力無くぶら下がってるヤツラは、なんだかとっても疲れ果てているようで、本物の魚みたいな感じがして、物悲しい気持ちになった。
はやく晴れて欲しいな。
やっぱり鯉のぼりは
「高く泳ぐや 鯉のぼり。」
じゃなくちゃ。
私のおヘソはまあるい。
小さい頃デベソだった名残か、今でもまあるいおヘソ。
子供ながらにデベソとバカにされて傷ついていたのだけど、年頃になる頃にはへっこんでしまった。
凹んだら凹んだでチョット淋しくなったりして。
それが、妊娠中ヒサビサにお目見えしたのだ。
腹がドンドン突き出してくると共に、ニョキニョキとデベソ復活。
ヒサビサに見るプクっとしたデベソはスゲー可愛くて、色んな人(友達とか)に見せびらかしてしまった。
私の浮かれようとはウラハラに殆どの人はひいたケド(笑)。
妊娠中、毎日デベソの観察をしていた。
オモシロイのが、お腹が張ったりして体調がちょっと悪い時、デベソはプクっと弾力を持つのだ。
普段はただの皮膚の一部として…そうだなー、耳たぶみたいな感じなのに、具合が悪くなると空気を入れたみたいに“プクッ”となる。
そうゆう時にオヘソを触るとチョット痛くて「これはお腹の赤ちゃん(現カブ)からのサインなのかもしれない。」なんて思った。
カブがお腹から出てしまった後、デベソはどうなるのかチョットだけ楽しみだった。
「もしかしてデベソが復活するのかも？」
(イヤだけど、実はソレもありかもと思ってたりして。)
「出産と同時にシュルシュルと腹の中へ格納されるのかも？」
(瞬間を見たいぞ。)
とか、とか、色々想像して。
で、結局どうなったかと言うと。
産後直後はダルダルに伸び切ったお腹の皮の先っぽに、情けない鶏のクチバシみたいにチョローンと、辛うじて“デベソ”だった。
時が経つにつれ、伸び切ったお腹の皮は弾力を回復し…その頃はデベソは出たり入ったりを繰り返す。
腹筋の存在がわかる様になる頃には、スッカリ元の位置に戻ってしまった。
元通りの、まあるいオヘソ。
カブは私のオヘソを「チンチン」と言う。
デベソじゃないのに、なんでなんだろう。
不思議。
一緒にお風呂に入ると、自分のチンチンを嬉しそうに引っ張り「チンチン！チンチン！」とアピールし、その後で必ず私のヘソを指差して「チンチン！」っと。
何度「オヘソだよ」と言っても、カブはチンチンと信じて疑わない。
カブにチンチンと連呼されている内に「デベソだったらもっとチンチンっぽかったのにな。」と、“何となく”残念な気分になったりして。
戻ってくれて良かったんだけどね。
“何となく”…ね。
週末、海へ行ってきた。
起きてベランダに出てみたら、天気が良くて、風も無くて、急に「海だよ、今日は絶対に海日和だよ。」と。
ここ数年、私にとっての海は“泳ぐ場所”ではなく“眺める場所”。
だから真夏には基本的に行かないのだけど、そのかわり、夏以外の全てのシーズンに気が向くと海を見に行く。
我が家のビーチベッドは真夏にサンオイルを塗って寝転ぶ物ではなく、シーズンオフにビールを片手に寝転ぶカウチなのだ。
シーズンオフの海は空いていて、風も柔らかくて、ゴミも落ちてなく、すごく気持ちが良い。
と言っても、カブが生まれてからこっち、海へ出向いたのは4回目。
前に行ったのは夜だったから、こんな風に太陽をタクサン浴びてノンビリ海で数時間過したのは半年ぶりくらい。
前に来た時よりも確実にカブは成長していて(当たり前だけど）、常に側に張り付いて居なくても一人でよく遊んだ。
砂をほじくったり、石を積んだり、ハトを追い掛け回したり。
ペタペタと小さな裸足の足跡をアチコチに残しながら歩き回るカブはとても気持ち良さそうで、そんなカブとキラキラ光る波を背に寝転ぶダーリンの背中を見ていたら、アっと言う間に心が満たされてしまった。
海岸沿いに住んでいるんでも無い限り、子供と一緒にこんな風に穏やかに過せる「海日和」な日に巡り合うチャンスは年に何回も無い。
そんな日にダーリンがお家に居て、私もチョット疲れていて、カブも元気で、そんなタイミングに「海に行きたい」って思いついた自分に「デカシたshon。」と自画自賛な私。
海のパワーと、カブの笑顔と、ダーリンとのノンビリした時間のおかげで、心のモヤモヤが一気に晴れちゃった。
神様からのプレゼントだったのかな。
| 2001年04月12日(木) |
* 母親のプレッシャー * |
突然、ダウーンと全部が全部「どーでもイイや。」みたいな気分に陥ってしまう事がある。
きっと、そうゆうのって、その“ダウーン”の落差はそれぞれだとしても、私だけじゃなく、殆どの人に起こってるんだと思う。
その“ダウーン”をどうやって切り抜けるか。
カブが生まれる前の私は、ひたすら自分の殻に閉じこもって風向きが良くなるのを待った。
ひとりで夜の街を徘徊したり、会社をズル休みして、海っぺりで季節はずれのサーファーなんかを見ながらワインを1本分、タラタラと何時間もかけて飲んだり、図書館へ入り浸って1日に何冊も本を読んだり、プールで手の先がシワシワになるまで何百メートルも泳いだり。
でも、今は、自分の風向きが悪い時に、どうやって修正して良いのか、その方法を探せないでいる。
今までの方法。
“ダウーン”な時は１人になる。
この方法は、今は殆ど難しい。
1歳半の子供に「今、おかーさんは1人になりたい感じだから、キミは1人で遊んでいてくれ。」と言ったって意味不明だもの。
昔に比べれば、ここ最近は随分“ダウーン”はやって来なくなった。
だからとりあえず、この1年半、何度か訪れた“ダウーン”は、騙し騙しやり過ごして来れたのかも。
それとも、母親になったから何かが変わって、前みたいに頻繁に「どーでも良く」なったりしなくなったのかな。
うん。
確かに、子供は「どーでもイイもの」では無いものね。
そうなのかも。
「解決策を自分で知らない」って事実が不安になる。
何も喋りたくない、何も聞きたくない、ご飯も食べたくない。みたいになってしまった時、“騙し騙し”じゃなく、カブと一緒にやり過ごせる方法を見つけなくちゃ。
こうゆう時に限り、母親である事にプレッシャーを感じたりする。
| 2001年04月11日(水) |
* カブと“お茶” * |
最近カブは早起きしてくれているんで、1日が長くて嬉しい。
日が長くなって来たってのもあるんだけど。
今日も外で遊んで帰って来て、お昼ご飯を1時半に食べた。
今までお昼ご飯、3時ごろ食べてたんだもんなぁ。
お昼寝から醒めてもまだ5時。
外は明るい。
外が明るいと、何となくまた外へ出たくなってしまう私。
どこまでも“お外好き”な私。
昨日は夕方散歩がてら図書館へ行った。
今日は買い物がてら駅前へ行った。
電車を3本分見て、さて帰ろうかなーと思った時、フと視線の先にミスドの看板を発見。
急に、ものすごく「ココナッツチョコレート」を食べたくなる私。
ミスドは駅の反対側にあるんで、グルリと踏切を渡らないとイケナイんだけど、カブもまだ元気だし、空も夕焼けモヨウでイイ感じ。
寄り道、決定。
カブと2人で“お茶”した。
カブは「オールドファッション」を半分。
私は念願の「ココナッツチョコレート」を1個。
順番こにアイスティーを飲んだ。
どうせユックリなんて出来ないんだろうなーと思っていたのだけど、カブは案外イイ子にしていてくれて、予想外に和やかに“お茶タイム”を楽しんでしまった。
ゴキゲンさんでミスドを出たは良いけれど、またグルリと迂回して踏切を渡らないとイケナイのがメンド臭いなーと思っていたら。
そう言えば「駅員さんに言うと駅の中を通らせてくれるんだよ。」と前にダーリンが言っていたのをボヨーンと思い出した。
いいかも。
南口の改札で駅員さんに聞いてみる。
「北口に行きたいんですけど、駅の中を通っても良いでしょうか。」
そしたらね。
「はい。ちょっと待って。」と、『南口⇔北口』って手書きで書いた切符を手渡されたの。
可愛くないー？
手書きの切符だよ。
カブは切符を持ってゴマンエツ。
しかもホームの中で電車も見られて更にゴマンエツ。
駅の階段を登って降りて、駅員さんに切符を手渡して大満足なカブ。
家に着く頃にはスッカリ辺りは暗くなって、なんだかチョットしたデート気分な黄昏時だった。
また気持ちが良い夕方、カブと一緒にお茶しに行こう。
| 2001年04月10日(火) |
* キャベツオバチャンのナゾ * |
駅前に４つもスーパーがあって、私はそのうちの２つのスーパーで買い物をする。
今日は特売をやっていた方のスーパーへ。
しかも珍しく午前中に。
(1歳半検診以来、カブはチョットだけ早起きするようになった。)
特売日は特に午前中が安いので、スーパーは夕方みたいにごった返していた。
スゴイ。
みんなこうやって、午前中に買い物してるんだなーと感心しながらカートを進める。
キャベツが78円。
「買いだね。」と歩み寄ると、50歳くらいのオバチャン2人が、キャベツの山の前に陣取って何やら大きな声で喋っている。
「邪魔ー。立話しならもっと端っこでやってくれよー。」と思いきや。
「このキャベツはよくないわよっ。芯ばっかりよ、ほら、このトコロがね…」
と、キャベツにケチをつけている。
相槌を打つオバチャンも50歳くらい。
「あら、そうなのー。」と親しげに話しているんで、てっきり知合いなのかと思ったら“ゆきづりの人同士”のモヨウ。
「ナンだよ。買わないんならどいてくれ。」と心の中で毒づくも、オバチャンは一向に立ち去る気配を見せない。
それどころか、またもやキャベツに手を伸ばす別のオバチャンを捕まえて「このキャベツは良くないわよっ。ほら、このトコロが…」とさっきと同じ事を言ってる。
オマケに「日に何度か入荷するから、あとで来た方がいいわよ。」なんてアドバイスまで始めてる。
キャベツの山の前には、その「キャベツおばちゃん」が陣取っているし、それでも掻き分けてキャベツをゲットしようと物色する人が集ってるし、買おうとする人も横でオバチャンが「良くなく、良くない」なんて言うもんだから、厳重にキャベツを選定したりして、キャベツの前はあれよあれよと言う間に人だかりが出来てしまった。
カブをカートに乗せている私は幅を取るので、キャベツの山に近づけず、後ろの方でウロチョロしていたんで、オバチャンの“良いキャベツとは演説”を3パターンくらい聞いてしまった。
最初はイライラしていたものの、だんだんオバチャンの毒気に当てられて、キャベツなんでどーでも良くなってしまった。
退散。
一通り買い物を済ませ、行列のレジでやっとこ会計を済ませ「あ゛−、疲れた。」と出口に向かう途中、フとキャベツオバチャンのことを思い出した。
迂回。
まさかと思ったけれど、どっかで期待していた私。
いたよ、まだ。
そうまでして「良くないキャベツ(オバチャン曰く)」の販売阻止をする彼女。
いったい彼女の目的はナンなのだろう。
ナゾ過ぎる。
キャベツオバチャンのナゾ。
本日のTOPICでした。
私は基本的に「ウッカリうたた寝」をしない。
カブが新生児のころ、万年寝不足の時ですら、乳をあげながらついつい寝てしまったなんて経験は、多分数えられる位しか無いと思う。
寝る時は「寝るぞ」と決めて、枕と布団を掛けて眠る。
たとえ昼寝でも“ちゃんと”寝たいのだ。
準備が整っていない状態で眠ると、決まって体のアチコチが痛くなる。
どうかすると頭痛までしたりして。
もう、万が一こんな状態に陥った日にゃー
「あー、なんであとチョット我慢して、枕と布団を持って来なかったんだろう。」と、トホホな気分になってしまう。
同じ眠るのなら“万全”に“ちゃんと”寝たいのだ。ダンゼン。
だから「寝ない」と思っていたのに、例えばカブを寝かし付けながらウッカリ寝てしまった時。
それは「shon、疲れてるぞー。」の体からのサイン。
もしもダーリンが帰って来た時、夕飯の支度がスッカリ整っているのに私がグウスカ寝ていたとしたら彼も「shon、体の具合でも悪いのか？」と心配するだろう。
でも、世の中には「ウッカリうたた寝」が大好きな人もいる。
一番身近なところで言うと、ダーリンだ。
油断するとグウスカ寝てる。
彼はそれこそ万年寝不足なので、仕方ないと言えば仕方ないのだけど、彼の態度を見ていると、どうかすると「ウッカリうたた寝」を楽しんでるようにも見える。
この違いは「寝る」事だけにとどまらず、結局、生活のさまざまなトコロに反映されていて面白い。
まぁ、だいたいにして私とダーリンの性格は正反対だ。
でも「好きな事、嫌いな事、大切な事、不必要な事、楽しい事、つまらない事、許せる事、許せない事…。」
いわゆる“価値観”がすごく近い。
物すごく眠いのに「今やらなくてもいい事」を「やってしまわないと気持ちが悪い」と言いながら、ブスッ面でチャカチャカやる私。
「やらなくちゃイケナイ事」があるのに「あとで」とゴロリと横になったまま、グウスカ眠ってしまうダーリン。
お互い「ヘンなの。」と思いつつ、お互い、そんな相方のそんなトコロが案外好きだったりもする。
で、回りくどく、そして脱線したのだけど。
最近わたしは異様に眠い。
「ウッカリうたた寝」ラインまでは行っていないものの、このまま行ったら明日あたり「ウッカリ」寝ていそうな予感。
「明日はカブと一緒に昼寝をしようか、どうしようか…」
そんな「どーでもいい、明日考えれば良いこと」を、あー眠い眠いと言いながら今考えている私なんであった。
あー、眠い。
ある会話。
盗み聞きな私。
ママA「本、読むと頭よくなるって言うじゃない？」
shon心＞本って“頭よくなる”目的に読むンじゃないだろー。
ママB「うんうん。私のイトコも小さい頃から本をすごい読んでて、すごい頭のイイ大学に入った。」
shon心＞なんだそれー。メチャクチャな理屈だー！
しかもなんだ「頭のイイ大学」って！その表現が頭悪そうだぞ！
ママC「…私、本よく読んでたけど、別に頭のいい学校入ってないよ。」
shon心＞いや。君は正しいと思うぞ。本と大学を結びつける方がオカシイと思うぞ。
ママA「そんな、ねぇー？(笑ってごまかす）」
ママB「本なんて暫く読んでないよ。」
ママA「私も。昔は読まないことも無かったんだけど。Cさんは？」
ママC「私は本好きだから…。週に1冊くらいは図書館で。」
---ちょっと変な間---
ママB「図書館の本って、あまりにもボロイと借りる気しなくない？」
shon心＞ナ、なに？なんで、なんで？
ママC「別に気にならないけど。本って高いからねー。最近は図書館ばっかりだよ。」
shon心＞私もー。
ママA「うん。図書館は利用した方がいいよ。」
shon心＞おいっ。キミ、さっき本読まないって言ってたでしょうー。そんなキミがナゼにその発言？
ママC「そう言えば、新刊が最近レンタルビデオ屋でレンタルできるらしいよ。図書館じゃ新刊って置いてないでしょう。」
ママB「そうなんだー。新しい本の方がいいもんねー。」
shon心＞とことん噛み合ってなくないか？この会話…。
その後ママCは口数がメキメキ少なくなり、場を離れてしまったのであった。
聞いてる分にはオモシロイけど、当事者Cさんの徒労感を考えると他人事じゃない気分になったわたし。
でも子供同士は仲良し風でした。
あー、フクザツな親同士の付合い…。
| 2001年04月06日(金) |
* 1歳半検診で、また… * |
本日はカブの1歳半検診だった。
私が住んでいる区では、1歳半検診の受付時間はナンと朝の8時50分〜9時20分。
早い。早すぎる。
だってカブはいつも9時に起きてるのよ。
この時間設定には、保健所の魂胆があるのだろう。
「子供を早寝早起きさせるのは、親の義務！8時50分の受付に来られないようではダメなのだ！ブーブー言ってる朝寝坊な人は、これを機に生活習慣を正しましょう。」
ってなトコロなんだろうね。きっと。
まーねー。
確かに「まっとうな生活リズム」で動いてる人からすれば、昼過ぎてもチンタラ検診が終わらないようだったら、昼ご飯とか昼寝とかの時間に差しかかっちゃって“大迷惑なのよっ！”とクレームを付けそうな気もするし。
でもね、でもね。
結局、検診は10時半の終わったのよ。
だったら10時くらいから受付にしてお昼くらいに終わるって感じでも良いじゃないのさ。
…と思ったものの、そんな事を“無敵の保健婦さま”に言ったりしたら「ズルズルと子供を夜更かしさせているダメ母」として説教された上にマークされるのがオチなんで、言えないんだけどね。ヘヘ。ヨワイ。
と、ブツブツ文句を言ったけど。
1歳半検診は結構楽しかったです。
ここ数日の「時間調整」や、昨日の「早く寝るのだ！」の気合と言ったら、まさに「遠足の前」状態。
しかも本日は朝から風もなくとっても良い天気！
早起きしてハイになってるついでに、隣り駅にある保健所までチャリンコで行ってしまいました。
しかも私らしからぬ「先着10番目」。
ウフフフ。
検診自体は聞いていた通りの事をやったんで、別にまー、どうって事も無いのだけど。
でも、お医者さんに診てもらって「異常なし。順調に育っています。」と言われれば、それはそれでとっても嬉しい気分になるものなのよね。
ただ、今回も。
ヤツは「頭囲を再測定」いたしました！
プププ。
胎児の頃から「頭がデカイ」と言われ、母の骨盤を通過できるかレントゲンを撮られ、生まれてからも検診の度に「デカイ」事を指摘され続け、そして1歳半になった今。
彼の頭囲は51.5�僂發△襪里任△辰拭�
ちなみに胸囲が52�僉�
キミはドラエモンかっ！？
医者が看護婦に「頭囲、もう一回測って。」と言うや否や「生まれた時からデカイんですよ。検診の度に測りなおしで。」と聞かれもしないのに言い訳する私。
するとペラペラと母子手帳をめくり、カブの履歴を見るや「そう････みたいですね（笑)」と医者。
結局いつも通り、急にデカクなった訳でもなく、ましてや遺伝の要素大(ダーリンの頭がデカイ)…などの事を踏まえ『とりあえず異常無し、と言う事で、様子を見ましょうか。』みたいな感じで終わったのでした。
ちなみに32歳のダーリン。
頭囲は限りなく60�僂剖瓩ぁ�
（彼の名誉のために。“ハチ”はデカイけど、顔は小さいのよ。)
さて。
カブ、どこまで父に迫るか。
『要観察』。
図書館で借りてきた本の裏表紙に「図書カード」が貼り付けられていた。
あの、昔スタイルの手書きの図書カード。
最近では図書の貸出しはシステム化されているので、バーコードでピっとやって済んでしまう。
多分、剥がすのを忘れられているのだろう。
そう言えば、昔むかし、学校の図書室で本を借りると、必ず図書カードを見たんだったな。
知ってる人の名前を見つけたりすると妙に嬉しかったりして。
それとか、前に借りた本に書いてあった名前と同じ名前を見つけると「同じ本、読んでる人」なんて思ったり。
何のお話しだっけ。
前に読んだ物語に「図書カードに書かれている、“ある名前”探し」が、ある学校でヒソカな流行りになっている…ってのがあったな。
その“名前”はその図書館にある本のかなりの冊数に記名されていて、例えば、10年とか、すごい長い期間に2人くらいしか貸出されていないような本にも差し込まれている。
その“名前”を見つけると「良いことがあるらしい」的な遊び。
なんの物語だったっけなぁ。
物語のストーリーは忘れてしまったのに、その事だけ妙に覚えてるのは、きっと自分も図書カードの名前をよく見ていたからなんだろうな。
それにしても、図書カードの存在なんてスッカリ忘れていた。
便利になる代わりに無くなったものなんてアっと言う間に忘れちゃう。
忘れていると言う事は、別に忘れていても何の問題も無いと言うことなんだろうけど、そうゆう「どうでもいい事」を思い出すと、ちょっと得した気分になる。
使われてない図書カードの一番最後に名前を書いた。
またいつか、その本を図書館で見かけたらコッソリ裏表紙を開いてしまう自分を想像して、ニンマリしてしまった。
| 2001年04月04日(水) |
* アッチ側とコッチ側 * |
ここ数日なんとなーくピリっとしないんで、今日は電車に乗って１駅分、お出かけしてみた。
カブは電車が好き。
いつも駅前に行くと、グイグイと「あっちへ行こう」と電車の見える場所まで手を引いていく。
カンカンと踏切の音がすると、もうタカタカと走り出して大慌てだ。
昼間のホームは空いていて、駅のベンチに2人で腰かけてボンヤリとする。
特に急いでる訳でもないので、のぼり2本と下り1本分、電車に乗らずに通過するのを見た。
いつも「見てるだけ」の電車に「乗る」と言うのはどうゆう感じなんだろう。
カブは電車に乗ると、まずキョロキョロとする。
前に乗った時もそうだった。
知らないタクサンの人。
ユラユラ揺れる手すり。
長い椅子。
流れていく景色。
何を思っているのかしら。と、カブを観察していたらアっと言う間に隣り駅に着いた。
今日カブが一番興味を持っていたのは「自動改札」。
改札もガラガラに空いていたので、切符を自動改札機に入れさせてあげた。
“シュッ！”と切符が吸い込まれ、“ガバッ！”とゲートが開く様子に、目がまん丸になっていて可笑しかった。
改札を出てからも、暫く自動改札機の傍らで“シュッ！”“ガバッ！”を見ていたカブ。
確かに初めて見たら「オモシロイ図」なのかもしれない。
実際、自分も初めて自動改札を通った時はビックリしたもんな。
大人なのに。
つい2年前まで私にとっての電車は「通勤の手段」そのもので、「電車＝ラッシュ」だった。
毎日片道1時間以上もの、ギューギューで臭くて長い道のり。
10年以上もの間、ほとんど毎日、毎日毎日電車に乗ったのに、結局「通勤電車」に慣れる事は無かったな。
それが今では、電車と言えばカブと2人で眺める「乗り物」だ。
切羽詰って乗るような物体では無い。
「暇つぶし」に乗ったりする程だ。
そんな視線で見てみると、電車ってなんだか可愛いな、なんて思ってしまう。
何年経っても変わらない、あの形も見様によってはレトロな感じ。
長方形で連なっていて、ドアが何枚かついていて、線路の上を走る。
踏切だって2本(もしくは1本)の棒きれがノロノロとドン臭い感じで降りてきて。
立場が変わると視線の位置が変わる。
昼間のスーパー。
昼間の電車。
昼間の駅。
昼間の公園。
昼間の住宅街。
そう考えると、会社を辞めた所を境(妊娠)にアッチ側とコッチ側くらい、見える世界が変わったって事だ。
だから「ナニ？」って事かもしれないけど。
でも「そうか。そうなんだ。」と妙に現実感を持って納得してしまう「1駅分のお出かけ」だった。
| 2001年04月02日(月) |
* お助けアイテム * |
生まれてからずっと「大食漢」だったカブ。
それが1歳を過ぎた辺りから様子が変わってきた。
ものすごくタクサン食べる時と、全然食べない時。
同じものばっかり食べて、他の物には見向きもしない事もある。
この間バカ食いした食材を、次に出しても全然食べなかったり。
1日のトータルでは平均して食べてるんで「まー、いっか。」と思っているものの･･･。
いったい「カブの食のツボ」はドコにあるのだろうー。
ナゾなのだ。
そんな気まぐれなカブの嗜好にも、一貫して好きな物がある。
「白い米」と「納豆」だ。
特に納豆は「母のお助けアイテム」と化している。
野菜を全然食べてくれなかった日。
そんな日の夕食は、満を持して納豆が登場！
そう。
「何でも混ぜちゃえ！納豆ゴハン攻撃」だっ。
細かく切った野菜やシラスを混ぜて、納豆と混ぜ混ぜすればアラ不思議。
ワシワシ食べる。
もう、野菜の存在なんて気が付きもせず。
それはもうワシワシと。
お出かけする時も、念のため「納豆巻」を持って行く。
もしも出先でカブの食べられる物が無かった時、必殺納豆巻でしのぐのだ。
っが、例えば外のチョットしたベンチで。
コーヒーをすする両親に挟まれて、ネバネバーーと小汚い様子で納豆巻を貪る子供。
この光景をヨソサマが見たら、きっと思うに違いない。
ナゼにあえて納豆巻？と。
ククク。
まさに「あえて」なんだもの。
仕方ないのだ。
その他にも「うどん」とか「塩抜きフライドポテト」とか、カブの好物はあるけれど、やっぱり納豆には勝てない。
ダンゼン納豆だ。
食べ物のことってヤッパリ気になるし、育ち盛りなだけに適当にはしたくない。
そう思うと、食が細い子のママは相当頭を悩ませるのだろうなぁ…。
ヨソんちのご飯の事ってあんまり聞いてみたことがないのだけど、聞いてみたら「お助けアイテム」を案外みんな持っているのかも。
ちょっと聞いてみたいかも。
どう？
| 
