:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2003年01月31日(金)  ポイズン

くだらねぇから 表情を投げ捨てた
つまらねぇから 毒舌になった
たまらねぇから 涙が出ても
なさけねぇから 知らん振り
 
毒薬 毒舌 芥子の花
息をする度思い出す
俺はいつから泣いていた?


2003年01月30日(木)  口笛

こんなに簡単なことだったと
総てが終わってから
気付いた
 
雪が溶けて 春がくる頃に
不器用な笑顔が消えた日を
口笛吹いて ただ見送った
 
総ては単純明快な事だった
日々は儚く流れ去り
夢はことごとく忘れ去っても
消えない傷と 記憶を僕らは背負ってく
 
口笛なんて吹きながら
ずっとずっと遠い空まで。


2003年01月29日(水)  こじ開けて

罰するために
罪の十字架を忘れないために
あたしのとる行動を
君が戒める
「自分の体、いたわれよ」
 
泣くという行為自体に
無理矢理した 其の蓋を
君は一言でこじ開ける
「泣けよ」
 
笑うことすらままならない
そんなあたしに
温もりを 与える
「ちゃんと償うから」
 
希望も絶望もなくなって
路頭に迷う日に 終止符を打って下さい
自分の手で
終止符を与えて下さい
「ごめんな」


2003年01月28日(火)  自由

此の手を離れていった
強い力で、握り合っていたはずなのに
何時の間にか、離れていった
 
臆病になって 消えていった
忘れていった
涙が出た
 
泣いてはいなかった
ただ、涙が溢れた


2003年01月27日(月)  最後の夜

短い間だったけれど
此処に こうして居てくれて
本当に ありがとう
 
一生 あなたのこと 忘れないよ
絶対に 忘れるわけがない
 
ごめんなさい
ふがいなくて
其れでも あなたを深く深く
愛していたことは
紛れもない 事実だと
知っていて欲しいの
 
ごめんなさい
謝って済むような事ではないのだけれども
 
最後の夜に
声が枯れるほど泣いた日を
覚えていて


2003年01月26日(日)  バクチ

其れ等の総ては 賭けでした
君が 泣くか笑うか
其れは 然して問題でもなく
 
心地良いか 悪いか
其の方が 大きな問題でもありました
 
自身に対して 責任を放棄することと
塵を 積もらせる事は
どちらがはた迷惑な 事なのですか?
 
嗚呼 もう
何も云わずに此処から立ち去って戴きたいのです
もう此れ以上 汚れなくて済むように


2003年01月25日(土)  息のしかた

吸って はいて 吸って 吸って 吸って
 
上手に 呼吸が出来ない。
 
そんなあたしを みかねてか
優しく背中を撫でたあなた
 
吸って 吐いて 吸って 吐いて…
 
少し何かを 思い出した。


2003年01月23日(木)  感受性を

粗野に投げ出した
生き抜く そんなことは
考えても なかった
 
号泣する そんなことは
思いつきも しなかった
 
ただ
気付かないうちに
あたしはいつも
思いもよらない 行動に
頼ってしまって
いたりして
 
存外其れが 普通だと
思えてくるから
 
また 不思議
そう だけど
それもまた 不思議な 事実だと
君はもう 気付いたかい?
 
忘れ得ぬ 日々が
暴力という恋愛沙汰に
甘味を加えていたことを
君は もう気付けたかい?


2003年01月21日(火)  都合のいい答えは知ってるけど

だって あなたがいったんじゃん?
何?
忘れたっていうの?
 
だから、いつもあなたは都合がいいだけだって、
いわれるのよ
 
少しは自分のこと 見つめなおした方がいいんじゃない?


2003年01月20日(月)  現実と虚構の間

生命エネルギーを加工しましょう
 
君は フェイクな人型さ
 
忘れもしない 3年前の五月の初めの土曜日に
階段から落ちて 無傷だった君のこと
 
君は パンクな 蝋人形
 
隠れもしない 傷だらけのソノ身体を
ずたずたにしてしまいたいと嘆いた 君のこと
 
生命エネルギーを加工しましょう


2003年01月18日(土)  ただ…

ただちょっと 疲れているだけなんだ
 
少し横になって 少しの愚痴をこぼしたら
 
ああ、きっと 僕は大丈夫だと思う。
(ああ、少しの睡眠も忘れないでくれ)
 
だから 心配しないで欲しい
 
大丈夫さ
それだけだよ


2003年01月11日(土)  何を求め

行く先は決めなかった
 
あてもなく歩いただけだった
 
だから うまくいけば 何か見つかるかもしれないと思った
 
そう、うまくいけば
 
現実は厳しかった
 
うまくいかないかもしれないと思う


2003年01月05日(日)  役立たず

君は無能だ
まったく役に立たない
さっさと消えてくれないか
 
聞こえない声で いわれた気がして
僕は 逃げ出したい衝動に戦いを挑む
 
僕はそんなに無能なのかと
自問して見ても
自答は出来ない
 
わからないから
 
僕はそんなに役に立たないのかと
やはり自問して見たが
自答は不可能
 
聞こえない声が いちばんこわい
あながち妄想かもしれないが
いいや、現実かもしれない
 
正しいところは不明のままで


2003年01月04日(土)  コンバットブーツのつま先から

溢れた
 
其れだけはわかっていた。
イライラする 母親。
其れだけは 好きになれない。
 
愚痴ばかりを口に出す母親。
頭痛がする。
 
溢れた
 
其れだけはわかっていた。


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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