よるの読書日記
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2006年10月15日(日) シュガーダーリン☆

『少女まんが文庫カタログ懐かし編』<山本文子+ぱふ編集部 編/雑草社>
子供の頃読んでいたまんがって、なんだか特別だ。
ある程度大人になっても、続きが気になって試験前なのに
古本屋さんを何軒も駆け巡ったり(『僕の地球を守って』とか)
コミックス未収録分が何年もなかなか単行本化されなくて
本を買うのを夢にまで見ちゃったり(『アーシアン』とか)
いろいろやらかしてはいるが。
あの暴力的なまでな夢中になり方は、もうしないんだろうなー。
作品の続きが気になって友達と今後の展開について熱く語り合い、
全プレやふろくを大事にしてたあの頃。うーわー。

シュガーダーリンとは、編者がよく使う「すごくめろめろに
されてしまうほど愛してしまうキャラのこと」だそうです。
21〜44歳の女性にとったアンケートで、ぶっちぎりに
ナンバーワンだったヒーローは真壁くん(by『ときめきトゥナイト』)
だそうな。そっかー。

あんまり懐かしくて久々に発掘して読んじゃったよ……。
五年ぶりってことはないと思うが、二、三年ぶり位に。
うーーわーー、なっつかすぃーー!真壁くん。かっこいい……。
いろんな好みを再発見してしまった。元ネタここか!みたいな。
「真壁くん大好きだけどカルロ様も捨てがたい」
とか思ってたあの頃……阿呆や。

少女漫画の恐ろしい所は、卒業してもきっかけがあるとすぐ
復活しちゃうこと。
真面目な文学少女だった私は、「小学校でまんがは卒業☆」
とか思ってたし、実際中学校時代はほとんど読んでなかったと思う。
高校で見事に覆され現在に到り、でも学生時代読んでた作品も
大部分が完結して最近半リタイヤ気味。
しかしこの本読んじゃったら、今まで敬遠してた大作もの
(『エロイカ』とか『王家の紋章』とか……)を手にとって
みたくなっちゃった。怖いよー。





2006年10月12日(木) イングリッシュガーデンへようこそ

恩田さんの『象と耳鳴り』に出てきたので読んでみた。
『秘密の花園』<バーネット/福音館文庫>
今までタイトルで食わず嫌いしてました。
なーんかいかにもメロウで乙女チックだったので。
子供のときにこれを読まなかった自分、バカバカバカ。

いやーやっぱりねー、名作として語り継がれる本には
それなりのパワーがあるのねぇ。
インド生まれで親の愛を知らずに育ったひねくれ者で
わがままな女の子(今で言ったら完全にネグレクトですな)が
どんどん活発でかわいくなっていくさまが生き生きと
描かれていて、読んでいてうきうきしてしまった。
あと、秘密の花園の美しいこと!極彩色が目に浮かぶ。

本当に、子供の頃読んでいればなぁ、な一冊。


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