としょかん日記
DiaryINDEXpastwill


2004年01月30日(金) しごと。

みなさんは図書館の仕事をどう思ってますか?

カウンターで本読んでて
お客が来たら
本返してもらって
または貸して
定時で帰る
なんて楽な仕事なんでしょ〜

おい!
んなわけない!
土日に来るバイトの方だってもっと働いてるで
そんなわけで今日は知られざる図書館の仕事をちょっぴり紹介

ちなみにうちは地区館なので
職員も規模も予算も蔵書冊数も少ないです(←やけ気味)

・カウンター業務
これは当然ですね
確かに単純作業ではあります
かといってだらけてると思わず落とし穴が・・・

・配架
返って来た本をもとある棚に戻す
これは慣れないとなかなか難しい
当然ですが一定の規則がありますので(請求記号ってやつですな)
それさえ理解すると本探しも一気に楽になりますよ

・レファレンス
知的好奇心を満たしてあげるのが図書館の仕事
「しだれざくらはなぜしだれているのか?」
「平成ってもともとどういう意味?」
「市内のトンネルの数を知りたい」
「クリオネについて詳しく知りたい」
ふさわしい本を探して
できれば裏づけも取って
インターネットも駆使して
時には電話で直接聞いて
答えを探し求めるのも結構大変
でも一番図書館らしい仕事かも
わからないことがあったらまずは図書館へどうぞ
そうそう簡単には「わかりません」とは言わないはず

・選書
毎週星の数ほど出版される本の中から
どの本を図書館に入れるか会議を開きます
お客さんの質や傾向をカウンターでチェックして
どの本が借りられるか予想して買うわけですね
予算は年々少なくなっているので
見極めが大事
ちなみにうちは主婦層と年配層が多いので
料理や手芸、そして歴史ものが狙い目

・お楽しみ会
読み聞かせって大事ですね
図書館でも読み聞かせやってます
主にボランティアの方が読んでくれますが
都合の悪いとは職員が読みます
不肖ながらわたしも読んだことありますよ
けっこう緊張する〜

仕事はこんなもんではありません
事務・相互貸借・契約・装備・登録もろもろ
そして図書館にとって大事なのは
市民の窓口になることなんですね
「そこで犬が轢かれたみたい」
「鳥が死んでる」
「めがねのねじ外れた」
「鼻血出た」

もう何でも来いです
世間一般で言われるほど
図書館の仕事って楽ではないんよ


2004年01月29日(木) 若さ、そして、性

本日若い女性が「non―no」片手に予約しに来た
正直本なんて読まなさそうな子だった
予約したのは『蹴りたい背中』と『蛇にピアス』
そう、話題の本ですね

『インストール』すら読んでないので
彼女らの評価はできないんですけど
なんかちょっとかわいそうかな
「若い女性」というだけでそっちの話題のみ先行している感じ
そしてその話題のほとんどがさりげなく彼女らを否定的
「作品」をけなされるのではなく
「若い」「女性」という点で才能を疑われる

なんじゃそりゃ
だいたい芥川賞って新進・中堅どころに与える賞なんでしょ
何が不満なの?
現に私が知る限り
一人の女性はその本を読みたいと思ってるみたいだよ

しかし一番笑わせてもらったのは
二人の受賞を聞いたかなり年配のある作家は(誰かは知らんけど)
「文壇会にモー娘をつくってどうする」だってさ
「若い女性」=「モー娘」の公式しかできない
あなたの才能で文章かけますか?


2004年01月28日(水) 今週で一月もおわりですか

1月も終わりそうなのに
年末年始用に借りてきた本を結局半分も読んでないことに気づく
読んだもの
・『奪取』←真保裕一おもしろい!
・『人形幻戯』←西澤保彦おもしろい!
・『ナイフが街に降ってくる』←着々と西澤作品読破中
・『葉桜の季節に君を想うということ』←流行りなのでつい・・・
あら?こんなもんか
部屋ごとに読みかけの本があって
うちの嫁さんは「話こんがらないの?」とあきれていました

現在進行中
・『煙か土か食い物』←舞城王太郎はやっぱりおもしろいかも
・『完全無欠の名探偵』←おもしろいのになぜか進まん・・・
・『幻獣遁走曲』←短編なのになぜか進まん・・・

そろそろ東野圭吾読みたいねー


2004年01月26日(月) 持ち逃げ

実は異変には気づいていた
とりあえず、さしあたった問題はなかったので
それでも先日やっとこ調べてみた
DVDのケースが10個近く無くなっている
たぶん、盗まれたんだろうね

DVDは館内視聴用として置いてある
ケースをカウンターまで持ってきて
カウンター内にある中身と交換して
おのおのがDVDをブースで見てもらうという段取りです
なぜ、ケースだけが利用者の手の届く所にあるか
答えは簡単、盗まれるからですね

雑誌の最新号も女性誌なんかは事務室に置いてある
これも、盗まれるから
実際、何度も盗まれてんのさ
「歴史群像」って言う雑誌の紛失率はとても高い
たぶん、いい大人が盗んでいるんだよ
いい大人が、ちょっとドキドキしながら
500円前後のものを盗んでいるんだよ

親、子ども、そしているなら孫の顔も拝見させてもらいたいもんですね


2004年01月21日(水) あほ?

そうですよ。世の中にはこんな輩もいるんです。

2年間も昼間にビールを飲んでた先生がいたんだって。しかも「わたしは酒が強いからビール一杯は飲んだうちに入らない」だって。

あ、いま同じこと考えましたね。じゃあ、一緒に言っちゃう?せーの

「ばかじゃない?」

なんて視野の狭い奴なんでしょ。こんな先生の授業を受けたくありません。こんな先生に希望は持てません。こんな先生に子どもを預けたくありません。

この先生は、クラスの子どもが「おれはよく兄貴とけんかして殴られ慣れてるからクラスメイトをちょっとぐらい殴ってもいいんだ」とか「私は塾でもうすでに勉強したから今日の授業を受けません」なんて言ってきたらどう対処するんでしょ。実際こんなこという子どもいると思うんですが。

一度でも教師を目指した身で言わせてもらいますが、先生に必要な力は「完璧」だと思っております。あらゆるスキルが必要でしょ。ピアノも弾ける。ミシンも使える。跳び箱も跳べる。漢字も書ける。パソコンも使える。教育基本法をそらで言える。

これらに加えて人柄。これ大事。

それだけ教師はきつい仕事だと思うし、素晴らしい仕事だと思う。

教師のみなさん、期待してますよ。


2004年01月17日(土) NO.1

ついつい流行り物に弱くて読みました

歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』
このミスから文春から評価の高い一冊
予約が殺到する前にと読んで見ました
なるほどなるほどこりゃ騙されるわ
振り返ると伏線もびっちりだし
久々に読んでて「え?」といってしまった小説でした

このように確かにおもしろかったけど
そこまでみんなが騒ぎ立てるものか?
とちょっとひねくれてみる
個人的には大雑把に似た小説ということで
『神のロジック人間のマジック』の方が評価高いですけど
ま、そりゃ西澤保彦びいきということもありますが

ただ読んで損はなし
「個々まで騒がれたから読まん」なんていわずに
ちょっとだけ、ちょっとだけでいいから
↑だれ?


2004年01月13日(火) 新時代

先日成人式のお手伝いに行ってまいりました
企画団体とかではなく
ただの受付ですよ
いやいるわいるわ
新成人(←当たり前)

ほんとに20?と思える人
背広がやけに似合ってる男性
どこぞの小料理屋のママのような女性
多分妊娠6ヶ月あたりなのにヒールの高い靴はいている女性
仕事に疲れているような人
まだまだ親のすねをかじり足りなさそうな人
まあいろいろいますわな

だれもかれもが携帯いじっているし
禁煙と書いているのに普通にタバコ吸ってるし
だいたいその人ごみの中でタバコを吸おうとする気が知れん
解禁とばかりにビールやら一升瓶やらを持ってるのもいる
だいたい昼間っから酒をあおっているのは
競馬場にいるおっさんぐらいやで
おっと、これはおっさんに失礼だね
人のことはいえませんが
いろいろと努力しましょうね

とはいえやっぱり「若い」って武器だよね
ちょっと思慮の足りないどこぞの新成人代表ではありませんが
これからはあなたがかの時代であるのは確かです
がんばってね
そのとき上の人もすこしは敬ってね


2004年01月11日(日) 人生は上々なり

先日研修へ行っていい話を聞いてきたので一席
「楽しい人生を過ごしたい」と
「楽しく人生を過ごしたい」の違い

なんとなくわかりますよね?
結果として楽しい人生になるのか
自ら楽しく過ごす人生にするのか
気の持ちよう
「おいしいご飯を食べる」と
「おいしくご飯を食べる」の違いと同じ

どうせなら楽しく過ごす人生がいいね


2004年01月08日(木) 衣食足りて

本日は午後から研修があるので
仕事場へスーツ姿へ
先輩方の拍手で迎えられる
「ちゃんとした服も着れるんだね」
いったいあなた方はどういった目でわたしを見てきたの?
それともわたしの服装がやばいから?
↑わたしを知りすぎている人は多分後者だと言う

ちゃんと普通の服着て仕事してまっせ
一応襟付きのシャツに
きちんとしたズボンはいてますよ
間違ってもジャージでなんて行ってませんよー
あ、でも一回行ってみたい・・・


2004年01月07日(水) 結晶

子どもが冬休みで忙しいよ
今日もばんばん子ども来た
そのうち70パーセントは「雪の結晶の本」と聞いてくる
「残念、二分前に貸出しました」と言ってやりたいけど
そうもいかんしね

あと10日ほどしたら
「明日から学校始まるんですけど雪の結晶載ってる本みたい」
て来るんだよね
しかも母親が
そんなんじゃダメな大人になるぞ

自分の小さいときは置いといて


2004年01月05日(月) 親戚巡り

今日は月曜なので正月休み最後の日
なぜなら休館日だからです

そんなわけで朝10時から何気にテレビを見てた
正月にどんなことがあったか街頭インタビューしてた
おばちゃんが15人も家に来て大変だったと言ってたけど
そんなもんじゃ足りません
うちの父方の祖母の家では
祖母が去年亡くなったにもかかわらず
40人近くの親戚が集まった
そしてこれがまたみんな酒飲む呑む
そして正月恒例(?)賭け事コーナー
おいちょかぶにちんちろりん
ちょびちょび勝っても結局その辺で遊んでいる子どもにあげるんだけどね

このように正月に4,50人集まるのが普通だと思っていた
嫁さんは行くたびに驚くけど


2004年01月03日(土) 日は落ちて、また昇る

2日ほどおくれですが
あけましておめでとうございます

やっぱり正月はこうじゃなくっちゃね
別に1日から初売りなんぞしなくても
それぞれの家でゆっくりと家族で過ごしてもらいたいものですが
そうもいかないみたいやね
正月早々働いている方、お疲れ様です
あなた方のおかげで正月を堪能することが
または安心してすごせる人がたくさんいます

大晦日、実家で父、母、兄、嫁とわたしで年越し
乾杯時に母が感慨深げに
「本当に今年はいろいろあったねぇ」と
子ども二人の結婚、妊娠、そして片方出産
さらには母の死
たくさんあったけど
母はもう一言つけ加えました
「でもいいことがたくさんあったからいいか」
そうだねぇ

では今年もよろしくおねがします


信々 |MAIL

My追加