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 旅行その後

大分 間が空いてしまった。
何故か というと・・。
帰って1週間後 ロンドンでテロ。
地下鉄とバスの爆破。

28日 エディンバラから電車に乗って 着いた場所が
キングズクロス駅。タクシーに乗った。
ロンドンに着いた次の日から 地下鉄でアチコチ移動した。
めずらしかったので デジカメで地下鉄を撮影したら、
係りの女性がとんできて「フラッシュはめをくらませるから 
だめ!」と怒られた。
「Very sorry!」としょっぱなから謝るハメに。
だが 考えてみると、フラッシュは無神経だった。
爆弾の閃光には くらぶべくもないが。

町中 観光地 至る所に カメラがあった。
Mr.Kが気づいて「やけにカメラがおおいなぁ。
日本で こんなに監視カメラを配置したら 
なんか言われるんじゃないかな?」
テロに対する危機感が 日本の比ではない。
TVで 日本では 用心のために 地下鉄のゴミ箱を
移動しているシーンを見て 平和だな、と思った。

というわけで もっぱらスコットランドの写真の整理に
精を出している。
ローモンド瑚(ロッホ ローモンド)や ネス瑚の写真を
眺めては ため息をついている。
何時間でも ネッシーと会話しながら
座っていられそうだった。
本物のネッシーは 出てきてくれなかったので
アークハート城の案内所に1個だけあったネッシーを
連れて帰ってきた。
目があってしまって 置いてこられなかった。
素材は韓国 制作は中国 販売はスコットランド と
インターナショナルなネッシー君。


”Puff, the magic dragon" の歌を思い出しませんか?




2005年07月15日(金)



 イギリス旅行・・・2

ドタバタ特集

その1・・成田空港にて

さぁ いよいよだ。
飛行機の中より成田空港の方が免税品が安い、と
常々思っていたので、Ch・・の化粧品も買ったし、
酔い止めの薬ものんだし、準備万端、と待合室で
飛行機を待っていた時 おもむろに携帯を出して
イギリスにセットしようとしたMr.Kが あっと大声。
「どうしたの?」「この携帯 イギリスはつかえないよ」
実は バンクーバーに行く前に わざわざ 海外でも
使える携帯に(○ン万円も出して)二人して 
買い換えたのだった。
今回は ホテルも最初のロンドンの2泊しか決まっていないし
B&Bに泊まるにしても 携帯があった方が絶対に安心。
しばし 思案のあと「ちょっと待ってて。すぐ来るから」
と どこやらへ。十分時間があったので 
隣りの外人さん一家の 神経衰弱ゲームなど見ていたら、
黒いビニール袋を持って帰ってきた。
「これ借りてきた」と 携帯を見せる。
「外にでられなかったでしょ?」「ウン だから
係りの人に頼んで 行ってもらった」とのこと。

結局 電話は使えたが、充電器がイギリスの差込に
合わなくて 車を借りたあと、サービス・ステーションで
シガーライターに差し込む充電器を買って 車中で充電した。

後日談・・帰って空港で返すとき おだやかに文句を言って、
充電器の代金3千なにがしかのうち2000円位 
返してもらった。・・スゴイ・・・


その2・・エディンバラ ハーツ・レンタカーにて

車は 日本でいつものようにハーツに頼んで予約した。
ロンドンの街中は 運転するのが不安なので、ヒースロー
空港で借りるように 手配した。
ナビのついたのは ありません、オートマ車は大型になります
値段が少し 高くなります、とのこと。
「1日1万2千円だけど しょうがないか」「そうね」
と どうせ自分が出すんじゃないもんで
気軽に返事してしまった。契約成立。

当日 荷物を引っ張って、地下鉄でホテルから
ヒースローまで行き、迎えの車でレンタカーやさんまで。
ロンドンに着いた時は いわゆる「成田エクスプレス」で
パディントン駅まで40分くらいだったのが 今回は
値段が高いから と各駅停車の総武線でゆっくりと。

空港から ハーツお迎えの車にのり「この車しかありません」
みたいに 強引に革張りシートのボルボをあてがわれる。
「すごーい。セレブみたいね」などと 田舎モノ丸出しで
M何号かのルートに乗るまで 空港のまわりをまわること
3回。永久にまわり続けるのか、と思った頃 やっと抜けて
無事 冒険旅行に出発。

何が ドタバタか・・というと 無事エディンバラの
ハーツにたどりついて車を返す段になって Mr.kが
青い顔で「オレ計算間違えてた。1日1万2千円かと思ったら
120ポンドのまちがいだった」・・・え?それって
£1=210円以上だから、24000円じゃない?
っていうことは 1日2万円以上の車を5日間借りたってこと?
「すごーい セレブみたいじゃなく ホントにセレブ」

でも うれしいことに イギリスもスコットランドも
高速はすべて フリーだった。
これで 日本みたいに高速代がかかったら
破産していたかも。
総走行距離690マイル kmに換算して下さい。
殆ど1日のべ8時間の運転。ケンカも出ようというもの。
でも そのお話は また別の機会に。
(夫婦ケンカの顛末なんて 聞きたくないって?
でも 読んでもらいます!)

その3・・インバネスにて

出かける寸前に「ネス瑚まで行こうか?」と
言ってくれたおかげで、かねてから念願のスコットランドの
湖とお城を見られることになって、大喜び。
アークハート城とネス瑚の写真を 思う存分撮り、眺め
その雄大さに 圧倒される思いで いつまで見ていても
キリがない とエディンバラに 出発。

興奮さめやらぬ車中、インバネスの街中を通り抜け
「これ警察じゃない?ポリスってかいてある」
その先の十字路の信号が変わっていて、縦に細長い
信号が2個並んでいて、左側は赤 右は青になっている。
Mr.Kは 迷わず「A9は左折だ」と 曲がってしまった。
「ん?パトカーだ」後ろから 青灯を点灯させたパトカー。
「Something trable?]
「あんた 赤なのに進んだだろ?」と 素敵な制服の
若いおまわりさん。腰をかがめて 運転席からのぞき込む。
「ウワッ ドアップ!」(写真とりたい!)

Mr.Kは 必死で「アナタの言うことは 正しい。
信号は世界共通で赤はとまらなくちゃいけない。
でも 私たちは旅行者で ここの信号に慣れていない」
「慣れていなくても アカはとまるんだ!」と
おまわりさんも 癇癪をおこしそう。
私は なだめるつもりで「左が赤で 右が青だから
左折はいけないんですよ、ネ?」と言ったが
通じたかどうか。ついには テキもあきらめて
「赤ではとまりなさい」と子供にいうようなことを言って
「気をつけて」と 無罪放免してくれた。

「最悪 罰金をはらわされるか、と思った!」とMr.K。
それにしても 彼の言い訳は おかしかった。
あれじゃ おこれないだろうな。

その4・・帰国の日 ヒースロー空港に向かうタクシーで

なにもかも 自分で管理しないと 気が済まないMr.K。
「帰りは9時の飛行機だから、十分時間があるから
テームズ川のルクーズに行こう」と 船でグリニッジ
天文台へ。カティ・サークの本物を見たりして
シャーロック・ホームズのパブで昼食。
「5時半に車を頼んであるから ゆっくり帰ろう」と
ピカデリーサーカス、中華街、ソーホーなどをまわって
足を棒にして ホテルに帰る。
5時半にタクシーで 空港に向かう途中、念のためと
航空券をバッグから取りだして眺めたMr.K.
顔色を変えて「19時45分だった!!?」「ナヌ?」
言葉も出ない。運転手さんに言うと すっ飛ばしてくれて
1時間と少し前に滑り込み。
荷物を引っ張ったり 持ち上げたり「Sorry,sorry..」と
大声で叫びながら 人混みをかき分けてJalのカウンターへ。
ものすごい行列。やっとの思いで税関へ。ここもすごい
行列。「チェックインしてるから大丈夫。置いては
いかないから」と変な慰めをいうMr.K。
ヒースロー空港は 狭くてゴチャゴチャしていて
全然良くない。
教訓・・ヒースロー空港へは 早めに(少なくとも3時間前)
いきましょう!

買うつもりだったおみやげも買えず、
酔い止めの薬ものめず、難聴の薬も飲めず、
やっとの思いで席に座って、
「終わり良ければ すべて良し」なのになぁ。




ドタバタ編でした。又思い出したら 特集します。



2005年07月05日(火)



 イギリス旅行・・1

うれしいことに 難聴は耳鳴りもなくなり、
聞こえ方も普通になった。
5月に予約してあったイギリス旅行に 不安もなく
(薬だけはしっかり持って)無事出発することができた。
日頃の行いがよかった というか、治らぬなら 
なおしてみしょう 難聴め の意気込みに負けたのか。
今回ほど 祈るような気持ちで 真面目に薬を飲んだことは
今までなかった。

事前に用意した本は(ちゃんと読んだかどうかは別として)
「イギリスの歴史」河出書房新社 指 昭博著 と
「スコットランド 歴史を歩く」岩波新書 高橋 哲雄著の
2冊。

最初は イギリスが主で スコットランドはグラスゴーと
エディンバラの境の都市だけの予定だったのが、出発直前に
ロンドンの2泊を1泊にして その分ハイランド ネス瑚
インバネスまで 行ってくれることになった。
ネス瑚に行くのが 昔からの夢だったから 
これは嬉しかった。

日程は ロンドン2泊 
ストラトフォード・アポン・エイボン泊
ウインダミア泊
ラナーク泊
フォート・オーガスタス泊
エディンバラ泊
ロンドン泊
の8泊10日。

ドイツで何百年前の建物の保存にショックを受けたが、
イギリスも同じく 古い建物の保存に関しては 
素晴らしい。というか ヨーロッパ中どこでも 
それはいえるのだろう。

今回は ハイランドの自然に 圧倒された。
何百年前のハイランダーが 今そこで羊を追っていても
全く不思議ではない、と思わせる自然。
もっと荒々しい、と想像していたのだが、
道の両側に広がるのは なだらかな緑に覆われた丘で、
羊が何頭も草をはんでいる。
後ろに岩肌を露出した山が重なり、岩の間の
わずかな緑の場所に 羊がすがりつくようにして 
座っていたりする。
時がとまっているようだ。
あの丘にねっころがって 目が覚めたら何百年前だった、
なんてことも 起こりかねないと 思わされてしまう。

ドタバタ騒ぎも わたし達のこと 無いわけがない。
あとで考えると 良い経験だった、これを教訓に等と
きいたふうなことを 言えるのだが・・・。

おいおい 写真と一緒に旅行記をupしていこうと
思っていますので ぜひ 読んでみてください。



2005年07月02日(土)
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