::体位::　しおの日記


体位

		しお

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■　一秒もないのに。

わたしの体や声や手や舌が
その人を気持ちよくしてあげられてるか
とっても不安で
いろんなことをされたり、
いろんなものをみちゃうと、
想像だけで、その人の過去に圧倒されてしまう。

だからわたしは他のことでその人の一番になりたいとおもう。

欲しいと言われたら、わたしの手に入るもの、
なんでもあげてしまうかもしれない。
わたしはその人をいつも笑わせられないし、
ごはんだってうまく作れない。

ただ、"幸せだよ"って空気を届ける。

このまえ、ほんの一瞬、
上唇にキスされて、
胸がいっぱいになったんだよ。

2004年08月31日(火)

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■　思うこと

冷淡なオトコとのセックスは満たされない。
頭がわるいオトコとのセックスはつまらない。

オンナもやっぱりそうなのかな。　

2004年08月27日(金)

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■　きもちいいとこ

わたしのおしりの形が好きだと言ってくれた。
白くてつるりとしていて、きちんと水をはじく。
その人はわたしをうつぶせにすると、
おしりを浮かせて、
ゆるく噛んだ。
あそこにもおしりの穴にもたくさんキスをしてくれて、
あまりにも気持ちよくて
わたしは、次は？次は？
って期待した。
何年か前に、
おしりの穴にでかいバイブを突っ込まれて
がんばって我慢したことがあった。
だけど今日はその人の指の動きを
脳がきちんと追っていて、
抜き差しされる感覚は本当に心地よくて、
その昔の怖かった気持ちがどこかへいった。
また今度もおしりの穴に舌を入れてください。

2004年08月26日(木)

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■　不可能

携帯のバイブのかすかな音が　体の力を抜いたときに部屋の隅から聞こえていました。
きのうも　そのまえの日も　頭の隅でバイブ音が聞こえていました。　
はるちゃんの苛立ちが　目にうかびました。　

鏡のまえで、わたしは、享とキスしたり、抱き合ったりしていました。
自分の姿を見ることで、わたしは何かをわかりたかった。

わたしははるちゃんを傷つけたいのか、
自分を最低な人間にしたいのか、
うざったいくらいの愛情を欲しいのか、
さみしいからこうしているのか、
この人と離れたくないのか、
この先どうするのか、
どうなってしまうのか、
友人を失うのか、
どうしたいのか。

鏡の中の自分を見たってわかるわけもなくて、

素直に生きていくことと、
誰かを悲しませないことは、
私にはいっぺんにできないのかもしれない。

2004年08月23日(月)

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■　体と一緒に心は奪われますか？

結局あの日から、
深夜におたがいの部屋を行き来しては
セックスをしている。

まだ昼間の享を見たことはない。

享がどんな人物であるかということより、
髭の堅さ、
胸の厚さ、
あそこのカタチ、
指の節、
汗のにおい、
そういう部分ばかり。知ってしまった。

力強く抱いてくれる、
私のあそこを、音をたてて吸ってくれる、
一番深いところを突いてくれる、
私の子宮も、脚も、唇も、
ぜんぶが震えてとまらない。

がまんしようと思ってもできないくらい、
私は享のカラダにはまっている。
おやすみなさいを
言ったあとも、
わたしは寝つけず享にキスし、
信じられないくらいあそこを濡らし、
入れて。っておねがいして、
それからじゃないと眠れなくなってしまった。

きっと、
なんの約束もないから、
いずれ終わってしまうとおもうの。
セックスの最中に、
好きだとか言ってしまいそうになって
実際、そうかもしれなくて、
名前を呼ぶだけにとどめている。

今日もわたしのおなかは
今朝の余韻を残してどんよりと重たくて、
けだるい。

2004年08月19日(木)

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■　敏感

私は突然自分を裏切って
セックスをした。
誰も傷つかないから別にいいって思った。

数ヶ月で私の体が変わってしまったのか、
享のせいなのか。
たぶん両方なんだろう。
体が壊れてしまいそうだった。
その血と痛みが消えるまで三日もかかった。

きっと自分のこと裏切ったから、
かくしごとをつくってしまったから、その罰。
って思ったし、痛い思いはしたくなかったのに
また会って、そーして意外にも
享の前で笑ったりする自分を気に入っていた。

いやらしいね　しおは
って言われると喜んで体を反応させ、
とおくなる意識も
痙攣する足のつけ根も
今まで自分のなかで眠っていた感覚に没頭した。

だめみたいだ。
気持ちも体も持っていかれたみたいだ。

享はあんな風だけど、
わたしの目の奥から、
迷う心を見つけた。
私が迷うことで享はちょっとづつ傷ついて
きっと離れていってしまうんだろう。

敏感の種類がおんなじ私達。

2004年08月01日(日)

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