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メロディの無い詩集        by  MeLONSWiNG


メロディの無い詩集        by  MeLONSWiNG
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嵐のあと 2016年02月28日(日)


誰か、昔話でいいから
優しくなれた時のことを教えて
ざらついた心が
丸くなれたときの話を

嵐が過ぎたら
作り笑いで、約束の日までを数えてみた
自分で蒔いた種なのさ
自分で決めたことなのさ

君の強さには何も言えない
心を殺して上手に切り抜けた
このプライドが愚かすぎて
君の涙にさえ勝てない

嵐のあとの歌は
風しか歌ってくれないのさ
ささくれだった心の隙間に
砂が挟まってゆく
砂が挟まってゆく


Suddenly 2016年02月12日(金)


突然で
唐突で
一瞬で
攻撃的な意志
絶対的な決断

何を守る
何を急ぐ
何が遅い
何が大事

波が襲い
風が吹き
荒れて荒れて
夜の闇に迷う

あれほど素敵に
絡んだ音がほぐれる

時間はもらえないのか
時間はもうないのか


出発の時 2016年02月01日(月)


時間だよ
さあ
もう行かなくちゃ


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