紅い猫の落とす影
生きた記録夕方明け方


2006年05月12日(金) 楽しむというのはとても難しいことなんだろう




人は上ばかり見て自分を劣等視する



他人を見下すための向上心なんてつまらない



そんな自慢を羨む人間もつまらない



最後に行き着く先が



自分の納得できるものでなければつまらない






2006年05月10日(水) 僕だけのモノ






小さい頃は

自転車だってオモチャだって

ねだってねだって

やっと買ってもらえた

ねだってもねだっても

買ってもらえないことだってあった

買ってもらった時は嬉しくて

汚したくなくて慎重に使った

ずっとずっとそばに置いておきたかった


今は何でも自由に買うことが出来て

どんどん増えていく

「僕だけのモノ」

それと同時に薄れていく

「僕だけのモノ」の価値


欲しいモノを

欲しいと思った瞬間に買うことができる喜びも

いつの間にか忘れてしまったな


「僕だけのモノ」

あのときみたいに

もっと大切出来たらな






2006年05月08日(月) 依存







誰にでもある裏の顔

優しいフリして近づいて

在り来たりな言葉をかけてあげる


警戒しながら少しずつ裏の顔を見せていく

心の中で笑いながら

馬鹿にしながら

「大丈夫だよ」

「力になってあげる」

と囁いてあげる


簡単に信用されて

自ら裏の顔を見せはじめ

優しい言葉を求めてくる

今度は突き放して冷たくあしらう

優しくもない

何もしてあげないのに

そばに居てほしいと懇願する

だから

しょうがなくそばに居てあげる


<繰り返し>




人は弱い

何かに依存しなければ

存在価値を見いだせない


依存されることに依存している






傀儡

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