TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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大切な人へ

地平までのびる
まっすぐな道

ただひたすらに
歩き続けて

飛び立つ鳥を見る
水面に映る影を見る

愛は永遠
永遠は法則

陽炎は
あなたを包み込む


君へ

花の色は
君の色

空の色も
君の色

プリズムの笑顔で
心とかして

君の心は
誰がとかすの?


枝垂桜の木の下で

桜の木の幹に
寄りかかり

膝枕をした君の髪を
指で梳いて

はらはらと舞う
花弁を眺めていた

目を瞑る君の瞼が
そっと開いて

僕を見つめて
微笑む

ああ
この瞬間を
永遠といわずして


めぐる季節

何気ない仕草に
心奪われて

笑わぬ君と過ごす
さくらいろの季節


涙は拭かない

君を忘れて
生きていくことなど



author:蒼井冬星 HOME  
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