天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2005年06月30日(木) そそ

この間、落語のCDを渡すという名目で湘南Ωさんと飲むことになり、
ならばわいわいいた方が宜しかろうということで、
さとうやさんとぴろとみにむりんと店主。にも声をかけた。

行った店は、渋谷でもほんと普段そこら辺を徘徊していたり、知り合いの紹介でないと、
アタクシの行動範囲には引っかからない場所にあったのだけど、
内装といい店で働く方々の雰囲気(女性の応対が特に素敵だった)といい、
贔屓手帳に記したい店。
湘南さんのご紹介。というより、ご子息が働いている店であった。
舞台以外で見る彼は初めてだったので、いやなんだか照れくさい。
一緒に舞台をしていた同僚?もいて、やはりなんだか照れくさい。
端から見るとみょうちきりんであっただろう。


宴楽しいころに、またしても洟垂れ小僧。
ぴろにティッシュをまるごと貰う。いい加減、エチケット袋より必要と学ばねば。
しかし、あれは何にスイッチが入ると出てくるのだろ?
日本酒?
あれでは何えらそうなことを言ってもカタナシ。

平日ということもあるので、さくさくっとその店だけでお開き。

気に入った店は裏を返したい。
出来れば貰った割引券の有効期限内に。



2005年06月28日(火) ふと・・・

子供のころ、寝る前に「明日着る服を用意して枕元に置いて寝なさい」と
みちえさんから云われたものだけど、
「明日の天気や気分で着たいものが変わるんだから用意しても無駄」と
その言いつけはあまり守らなかった。
なんとなく、本屋で何冊か読みたい本を買っても、
「今その本を読みたい気分じゃないから」と
新しい本を買ってしまうのと似てる。

ちなみに、子供のころそういう言い訳をすると
「このコは屁理屈ばっかり」と 大層しかられた。
今でも徳松(実弟)に
「こいつの屁理屈どうにかなんない?」と
云われる。


たけぞ氏がちっともクールビズではないので、
見た目も大層暑苦しく不愉快だと云ったら、
会社からの「お客さんの前でノーネクタイは失礼だから」とのお達しだそうだ。
あらまぁかわいそうに。
アタクシが客だったら、
あんたのその格好のせいで、こっちまで暑苦しいし、
わざわざ冷房を入れてあげなきゃって思っちゃうから、
ネクタイ外しなさいよ!
なんだけど。



今度、業者や銀行の営業が来たら、そう云っちゃおう!
つか、銀行の営業しててクールビズを知らないのは、
どうかと思うのだけどね。
ネクタイなしではどうしていいのかわからない
って嘆いてる場合ではないでしょ!
憧れは、あの昭和の前半まで男性がしていたあの格好。
白い麻の解禁のシャツにパナマ帽。
あれにしましょうよ!


夏になってきたってことで、
寝る前の涼に
水木しげるの憑物百怪  上・下 (小学館文庫)
を読み始めた。

今北からよい香りのする贈り物が届いた。
開けてみたら、今日のこの不快感が一気に下降。
これからお礼の電話をかけるつもり。



2005年06月27日(月) 今風のマゲ的な宴

土曜日、朝10時を過ぎた式前のちょっとした待ち時間から始まって、あたくしとぴろは深夜2時ちょっと前まで。ね〜やんに至っては朝7時ちょっと前まで。

飲んで食べて食べて飲んで飲んで飲んで笑って笑って飲んで飲んで
飲んで笑って笑って。

大変珍しいことなのだけど、
朝から途切れなく上機嫌モード。
「させぼン!ってスイッチ入った〜〜」と
ひたすら騒いで楽しんでいたアタクシ。

それでも披露宴はおとなしく目の前の料理を平らげた。
こちらも珍しいことに、旺盛な食欲をみせた。
気の利く中居さんが、我々の杯の空く速さを察知して、
スパークリングワインをテーブルにキープさせてくれた。
余興がくだらないっていうか寒いのと面白いのとの微妙な風合い、
お笑い素人芸人の体当たり芸のオンパレード。
生尻が出てない分、普段より大人しめなのだそうだ。
マゲで見る宴会風景にもよく似たり。
新郎新婦へ挨拶しに歩いていたら、見知らぬおっさんから
「あんたゲイノージン?」と声を掛けられた。
新手のナンパか?
上機嫌だったので「はぁ?」と答えたら、「あ、一般の招待客か?!」と。
上機嫌でなければ「芸人だ」と答えていたかもしれん。
その後、また似たようなことを別の場所で新郎の兄弟に聞かれたので
「今度東京公演があるから観に来て」と答えておいた。
ビバ!上機嫌。

二次会もあまりにも上機嫌だったので、
隣に座った見知らぬ「うじきつよし」似に、ばんばんホラ吹きまくり。
ね〜やんから「それうそ」とチェックがはいると
「うそじゃないもん!ホラだもん!!」と反抗。
その後も、うじき似やその周りの人々にホラを吹きまくるも、すでにピーター。
その二次会、案の定ね〜やんもぴろも人気者。
二人の目の前にはお持ち帰りを希望する数年前の若者たちが群れをなしていた。
暑かったので、バーボンのロックもピッチが早く、
ぴろからセーブするよう注意される。
それでも上機嫌。
ビンゴ大会でもらった商品は、見知らぬオトコの直筆サインと四葉のクローバー入りブロマイド。
上機嫌だったので、その本人と握手して写真を撮ってもらった。

三次会は、記憶を飛ばされたら大変とウーロン茶を飲まされたのだが、
はじけたいからと途中でコーラに変更。
ほとんど酔いはさめたのに、タンバリンの乱れ打ちで遊んだり、
むち打ち症になるぐらいにヘッドバッキングして踊った。

四次会で、佐世保の別のネットの友達と落ち合い、ようやく禁が解け再びビール。
今回初のイカの活き造りを食べる。
しばらくして日本酒。
エンジンがかかってしまって、
五次会では、その友人がボトルキープしている店に行き、他の友人を呼び出して、
メーカーズマークのブラックラベルを惜しげもなく飲みまくった。

よい加減に酔ったので、ぴろと二人で戦線離脱。

ね。マゲっぽい宴会だったでしょ。



2005年06月24日(金) おめでとう!

今日こそ ほんとに。

1日間違えて、昨日プレゼントを贈ったり、おめでとうコールしてみたり。
すみませんでした。
どうにも覚えられないのだよね。数字は。
それとも、これはDNAのなせる業なのか?



今日はほとんど半ドン状態で、
日吉に寄った後、空港へ行き、ねえやんやぴろと一緒に長崎へ。
明日、友達の結婚式に出席。

この友達は、ネットで知り合って以後数年間、
まるで同級生のようなそんな感じで付き合いを重ねてきた。
付き合いの中で多少のトラブルもあったけど、
それが逆に彼女の人としての素敵なところを再発見するきっかけになり、
会う頻度、ネットなどでチャットする頻度こそ少なくはなったけど、
いい距離でお付き合いをさせてもらっていると思っている。

今、彼女の幸せを心から喜んで、
その祝福の宴に参列できることがとても嬉しい。
忙しいのに太っちゃって・・・って云ってたけど、
きっと、明日は今まで見たなかで、
一番きれいで輝いている彼女に会えるんだろうなぁ。

おめでとおめでと。



2005年06月22日(水) 次ぎいってみよう

Musical Batonですって。
ここ1週間、色々なところで見かけたから、ブログではないけど、うちにもいつか来るかとは思っていたりして。
頂いたのは、この方
ブログ代わりにリンク貼ってみようと珍しく頑張ってる。


* Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

iTunes Music ってとこで 6.94GB。なんだけど、落語が5.58GBだって。
だから 1.36GB。


* Song playing right now (今聞いている曲)

明治大正はやりうた
ストトン節、最高



この間の上げ浚いのCD
陶酔と反省を繰り返す。



志ん朝落語



おっしょさんが演奏してるCD


それこそiTunesでプレイリストの順に。


* The last CD I bought (最後に買ったCD)

先出の
明治大正はやりうた(気になったので)、
長唄 初子の日/末広がり(次に習う曲なので)、
山口百恵トリビュート Thank You For...(勢いで)、
HOME(おまけで)。

音楽じゃないけど、たけぞ氏が一緒にこれ買ってた。

今回は長唄のCDを探していたので、銀座の山野楽器で買った。
大概、ネットでも店でも2枚以上買う。


* Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

よく聞くのは、
出囃子の「老松」
毎日何回となく。先出の志ん朝の出囃子。長唄なので是非弾けるようになりたい。
http://www.liveblitz.com/liveblitz/cgi/mlist2.cgi?genre=8 
こちらで聴けます。

思い入れがあるのは、
ルイ・アームストロングハロー・ドーリー!

ジュリー・アンドリュース私のお気に入り
と映画のサントラが続くかと思いきや

伊那節
日本の心・民謡に流れて
蘇州夜曲
という、日本語も旋律も綺麗な曲に落ち着いた・・・
ってなところ。

何がどう思い入れてるのかは内緒。


* Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)

川底を流れる小石のように。のしまさん

いれぎゅりゃ!のお三方、あゆさん、るるさん、おやびん

目口覚書のめぐっち姐さん


ってことで次ぎいってみよう!

あぁ〜遊び過ぎ?



2005年06月21日(火) 鑑賞2作

週末を挟んで東西の舞台を鑑賞。
前にも書いたけど、友人が行く予定だったのが仕事のせいで時間が取れず、譲り受けたアタクシにしたらタナボタな鑑賞だった。

まずは、青山劇場でミュージカル。
『ボーイ・フロム・オズ』

坂本昌行主演のショービズ世界に実在の人物の半生を描いたもの。
だから登場人物名も有名人だったりする。
「オズ」というのは、主人公のピーター・アレンを見い出したジュディー・ガーランド主演の有名な映画「オズの魔法使い」とピーター・アレンの出身地であるオーストラリアの呼び方を掛けているらしい。

想像以上に坂本が上手くて楽しんでしまった。
ってか 殆ど彼の芸能活動を知らないからかも。
出ずっぱり歌いっぱなし踊りっぱなしでも、声は最後までつやつやのまま。
客席をからかって、お客さんを舞台にあげちゃったりするようなお楽しみもあり。
脇を固めた鳳蘭、紫吹淳、今陽子、団時朗、IZAM もそれぞれの役にぴったり。なかでも紫吹淳はライザそっくりだった!!
子役たちのタップダンスがまた見事。体中で楽しくてしょうがないさ!って踊ってた。
ピアノの上で物おじせずにタップを踊り、ひょいと側転をしてピアノから降りた時には、ドキリとしたけど。
話題のキスシーンは、「そういうのあるよね」ってなぐあいの、どちらもそのシーンでは自然で、綺麗だった。
恋人のグレック(IZAM)がエイズになり亡くなって、
自身が空になってしまったピーターのそれまで見せていた軽さも明るさもなくて、うちひしがれている様子、父親の過去絡みの落ちぶれにはぐっときたけど、感動ってトコロまではいかず・・・。
でも飽きさせない展開だったし、レビューを見ているような楽しさあり、ロケットも見られたしで、充分に楽しめた。


そして国立劇場 社会人のための歌舞伎教室。
歌舞伎十八番の内『毛抜』小野春道館の場

題の通り社会人のためなので、開演時間が19時と遅めで、
教室なので初心者のための歌舞伎講座あり、
さらに一等席でも5000円以内でリーズナブル!!(今回は3800円、パンフ付き)
まずは見てみたいと思う人にはいい企画。

この芝居は、主人の使いで主人公が訪れた家の難問(お家乗っ取り・奇病・ゆすりたかり)を解決して、いい返事をもらって意気揚々と帰ると云う単純にいえばそんな話。
悪巧みあり、笑いあり、推理あり、とんちありで、小道具が特に面白い。
それこそ、江戸時代の小道具方のとんちが利いているって。

大名跡がいないせいか、全体に華がなかったのだけど、所謂名脇役でしている芝居って感じで、脇目も振らずに話にのめり込む。
中村信二郎・坂東亀三郎の立役は改めてみるととても二枚目でかっこいい!
声も通るし、顔が小さい(のは欠点かも)
姫君錦の前じた坂東巳之助が、低音はかすれ高音は声が裏返ってキンキンで、喉をつぶしたの?って思うぐらい台詞が聞きずらかった。姿がとても綺麗だったので殊更に残念。

一幕をみるのには 何もかもが丁度いいので、今度は自分でチケットを買ってみようかと。


ちょんとなって
お終い



2005年06月17日(金) ショウライハ・・・

あるところで紹介されていたファンタジージョブ占いをしてみたら
「旅芸人」
って出た。その職業に大うけ。

10年ぐらい前、
海外(その時はロンドン)に行ったら、日本独自の大道芸をして、道々小遣いを稼ぎながら旅行するのもいいかもしれない
と、東急ハンズで南京玉簾を買ってきて、会社のビルの屋上で練習したことがある。
もちろん、2日程度で挫折してしまったけど。
但し、ロンドンではパブで笑っていたら知らないおじさんから「笑い方がいい」と褒められ、ビールを奢ってもらい、そのお礼に似顔絵を描いたらまたビールを奢ってくれたことがある。

今、三味線があるからあまり浮気はよろしくないかもしれないけど、
南京玉簾だったらジャンルも違うし、機会があったら習いに行くのもいい。

こういう世界に生きていくんだったら、一芸あったほうが潤いがあっていいと思うのだけど。

落語の「あくび指南」のように、「笑い指南」の家元として、
看板を掲げ、宴々で面白い講釈を披露伝授して酒代を稼ぐってのもいいかも。

な〜んか、そういうのって男性がやるほうがハマるような気がする。
ちぇ〜。


流れ現場事務員 か 家政婦 を目指していたほうが無難か。
或いはおっしょさんところでマネージャーとして働かせてもらうか。

一気に現実っぽ過ぎ。

アタクシもこじんまりしたもんだわね・・・。




2005年06月13日(月) 三色モナカ

昔、そんなアイスがあって、わりと気に入って食べていた気がする。
バニラとチョコとイチゴ味。
そのころ、アイス界にあずきとか抹茶なんてのは存在していなかった。


土曜日、その前々日に思い当たって
横浜は市民会館関内ホールで開催された『京極噺』という興行を見てきた。
京極夏彦が原作・新作・改作したものを
講談(神田山陽)
狂言(茂山千五郎家)
落語(春風亭小朝)
でそれぞれに演じるというもの。

講談は初めてだし、小朝の生高座も初めて。
茂山家は、他の門弟の方々をこの間司会をしているのは見ているけど、
狂言としてここの流派を見るのは初めて。
初めてづくし。

観客は、中高年の男性も結構多く、着物姿の女性もわりと見かけた。
最近多いのね、着物を着てる人。

好きな作家の一人ではあるし、このところ特に浸ってる芸能系でもあるので、
期待大で臨んだところ、終始笑わせてもらって満足満足。
古典ではあるものの、そういうことを知らなくても判り易く、
話が見えないこともなし。

色は違えど匂いは同じ ってな感じで、
上手くいえないけど、それぞれがそれぞれに京極風。
なかなか面白い企画だったので、是非今後も企てていただきたいもので。

それこそ、好き嫌いの話になるのだけど、
山陽の講談もマクラが特に面白かったし、
小朝の高座は、聞きやすくて面白かったので、
これからの贔屓に入れておこうと思った。
茂山さんのところも、東京に来たのならば・・・と
欲は尽きない。


最近、予定に入ってくるものは、鑑賞系のものが多い。
しかもバラエティー。

アフターファイブをしっかり確保できる今の仕事の状態も、
たけぞ氏がアタクシの外出に関して、反対よりむしろ賛同していることも、
子供や介護の必要な家族と共に暮らしていないことも、
突然のこういうことにはOKべいべーなんだけど、
わりと周知されているらしく、
行きたかったのにどうしても仕事で都合がつかなくて・・・
なんて可哀想な友人の代打に指名していただき、
彼女の分もしっかりと楽しませてもらって、アリガタイアリガタイ。

今度、しっかりと機会を作って一緒に楽しみましょうぞ。



2005年06月08日(水) うひ

昔っから、美味しいものや商品を頂いたり、
代価以上のサービスをしてもらったりすることが多い。
道を尋ねられることが多いっていうのと同じことなのか、
はたまた、アタクシの周りにはそういう気前のいい人が多いのか。

昔、日記に頂いたものを書いていたけれど、あまりにも多く、
仕事を勘違いしそうなのでので止めた。

尾籠さん ってのも将来の選択肢になるのだろうか?

ってことで、昨日のことである。
食材調達のために、ハンスという名のショッピングカートを連れて買い物をした。
資源回収機で、またしても「あたり」券が出た。
八百屋さんで、春菊とズッキーニをおまけで貰った。
コーヒー豆屋さんで、コーヒーを試飲させてもらった。
豆腐屋さんで、揚げを1枚おまけで貰った。

行くとこ行くとこでおまけがあって、今日は運がいいねぇなんて思っていたら、

インターネットで注文して届いた落語のCD。
荷を解くと、そこの店のご亭主さんから筆書きでのお手紙とともに、
非販売品のCD(噺家のインタビューを収録してあるもの)と
演芸かわら版という雑誌をも頂戴した。

手紙の内容も、ありきたりのテンプレートな文面ではなく、
アタクシが今まで注文している商品もご存知で、
頂いた二つの品物もこちらの嗜好ぴったりのもの。

素敵素敵。

とてもいい気分で、早速注文したCDと頂いたCDを聞きながら、
おまけで貰ってきた食材も含め、お弁当のおかずと晩のつまみを作った。

今日の弁当は笑いと粋がこもってるはず






2005年06月06日(月) てくてく

土曜日、予てからたけぞ氏より「散歩をしよう」とお誘いがあったので、
午前中に落語を聴きながら、
各々家事(概ねたけぞ氏が台所と洗濯、あたくしが部屋の片付け&掃き掃除)を済ませ、
出掛けた。

川沿いに作られた遊歩道をてくてく。
途中で食事中の野良猫をひやかしたり、
ぽつんとある木戸を発見したり、
何の建物か判らないものを見つけて、門扉まで回ってみたり、
木陰を歩くとひんやりして気持ちがいいと改めて感じたり。
幾つかの駅を通り越して、井の頭公園へたどり着いた。

伊勢屋にココロを動かされて、
フリーマーケットを素通りして、
アジア雑貨屋をひやかして、
ラーメン屋を探して、訪ねて食べて、
たけぞ氏のシャツなどを買い求めて、
電車に乗って帰った。


なかなかどうして歩くだけでも十分に面白かったので、
今度は(うちの)ブームにもちなんで、
堀の内あたりを歩いてみようということになった。
どこが目的なのか忘れないように
「南妙法蓮華異郷、南妙法蓮華異郷」と唱えながら。



2005年06月03日(金) うくくく

先だって読了した「傾く滝」(杉本苑子著:講談社文庫)
初めて読む作家でしかも長編だったのだけど、
話の内容のせいなのか、文章が肌に合ったのか、一気に読んでしまった。

この本は、しまさんが薦め貸してくださったもの(結局頂いてしまったのだが)で、
「(あたくしの)おっしょさんが出てるから」が、その理由。

もちろん、今の本人が出ているわけではない。

この本は、
大名題の家に生まれ、類まれな美貌で「江戸の飾り海老」「江戸の華」と云われ、
絶大な人気のうちに謎の自害をした八代目市川団十郎が主人公。
水野忠邦の天保の改革あたりのお話。
遠山の金さんや妖怪鳥居忠輝など、まげではおなじみの名前もさることながら、
歌舞伎がメインだけに、主役はもちろん今活躍している歌舞伎役者がずらりと登場している。

もちろん、今ご活躍中のご本人ではない。

が、しかし「団十郎」だの「玉三郎」だの「勘三郎」だの書かれていると、
脳内映像では、今の当人の顔が浮かび、
「松本幸四郎」と書かれて、先代を思い浮かんでしまったり、
吉右衛門がいないのは残念と思ったりするも、
書かれていることが今の様と合致するから驚き。

うちのおっしょさんなんざ、正に本人出演か?!
と思わんばかり。

嬉しいやら驚いたやらで、そのページをコピーして先日お渡したら、
本人も驚いて喜んでいた。

芸風をもあらわす名前が百年以上も脈々と続く日本独特の芸能の楽しみ方、
こんなのもありにする。




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