| 2004年04月29日(木) ++RIDDLE++ 好き |
初デート翌日。メール
「毒吐き美人に惚れちゃいそう」
「毒牙にガッツリやられてくれ。」
「もうヤラれてるがな。」
翌日から私達は遠まわしに「スキ」って感情をぶつけ合った。
ゴリは相変わらず私をシカトしていて・・・
そしてリュウの事もシカトしていた。
「来週の日曜予約入れさせて」
ゴリとの約束も守らなくて済みそう。
気付けばゴリとの約束の日はホワイトデーで・・・。
「お前、行くの?」
「いや、行かなくていいでしょ。行く気ないし。」
「じゃ、俺が時間潰してやるから空けとけ」
「分かった。空けといてやるわ。」
リュウの一言で、憂鬱な日曜日は一気に天国へと化した。
毎日毎日電話して、一日何十回とメールして
どんどんどんどん好きになった頃、リュウから長いメールが届いた。
私はリュウの言葉に焦りだした。
やっぱり別れた奥さんと籍を入れるから?
だから私の気持ちを悟って先手を打った?
返信「私もリュウが好き。だけど、リュウの気持ちが分からない。」
返信「何て言うのかな。我侭かもしれんけど
今こうしてメールしたり電話したりしてるやんか?
このドキドキ感が純ぽくて心地いい。」
リュウの返信を見て私は嬉しくなった。
同じ事を思っていた。
大人になってからの恋愛は、「いいな。」と思ったら即行動。
即ゲット。キスしたらそのまま最後まで。
そんなスピード恋愛しかしてなかった。
だけど、リュウとは半年以上ずっと友達をしてて、
少しずつ彼を知って、少しずつ好きになって・・・。
付き合うのは簡単。
だけど、それまでの時間てのは今しかない。
今しかないこの感覚、感情を大事にしたい。
同じ事をリュウも思っててくれた。
それが嬉しくて
嬉しくて
嬉しくて
嬉しくて
でも、不安だった。
「別れた奥さんと籍を入れる」
いつまでも心に引っかかる。
多分「付き合う。」という安心要素ができるまでは・・・。
私は焦っていた。
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