はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2012年11月24日(土) 言い方

丸い卵もきりよで四角。
ものも言いよで角が立つ。

浪曲の一節だとか?先日の講演会で聞いてきました。

本日は久しぶりの休みらしい休み。
そんなときに何をするか。
掃除洗濯、そして病院。
前回もそうだったなあ。

まあ、時間のあるときに済ませておくことってあるでしょ。
今回はがん検診に行ってきました。

知っています?胃がんの検診。
バリウム飲んで、その後
「は〜い、右回りに回って
半分とまって、今度はうつぶせ。ちょっと傾く・・」
なんて具合に、台の上をぐるぐると回ります。
あんまり面白くて
回りながらいろんな想像を。

今日は多めにまわそうかな?とか
特別ポーズしようかなと思ってはいないでしょうが、
お茶目な検査技師さんだったら
そんなことあったりして
だって、どれが正しいかなんて
台の上で右回りしていてもわからないでしょ。

その後、バリウムを出すために
下剤を飲むのですが
水のみ場へ行ってびっくり!
バリウムが唇にしっかりついていて
まるでサンタさん。

女性用診察階へ移動して行った配慮に
感心しました。

飲みなれない下剤のせいか
はたまた放射能のせいか
吐き気と腹痛で
夜に御呼ばれしていた大事な食事会をキャンセル。
息子と早々と眠ることに。

いつまで添い寝できるかな。
「もう一人で寝る」と言われるのは
いつなのかな?
楽しみでもあり、寂しくもあり
このごろは布団に入りながら
今だけのこの時間を楽しむようにしています。

というわけで、息子にがっちりくっついて眠る母
寒いし、こどもってあったかいのよね。

すると息子は足でキック
本気でキックキック。
「ちょっと、痛いよ」
といっても連続キック
「なに、一人で寝たいから、あっち行けって事?」
体調不良もあり、自分勝手な意見を3歳にぶつけました。

するとこんな答え
「違うよ、近くに来て欲しいの合図」
そんなわけないでしょ、と思いながら
合図って、どこで覚えたの?
3歳でももう、母の機嫌を損ねぬように間髪いれずフォローします。

その言葉に甘んじて
ますますくっつく母・・・すると
「ママ、邪魔だから少しだけ離れてちょうだい」
少しだけ、そういわれるとなるほど、そうだよね。

このぐらいでいい?とママもやさしくおたずね。
「うん、いいよ、そのぐらい」

こうして息子は
ママはいるけど心地よい空間を
見事確保したのでした。

日ごろから、「怒って頼んだり、泣いても人は動かない。かわいく頼むこと」と教えていますが
3歳でも結構な交渉ができるものだと
感心します。
先日お会いした言語療法士さんとも話していたのですが
わからずやだと思ったり
聞き分けがないと思っていたら
実は、言葉を知らないだけだったということ
よくあるようです。

幼稚園でも「いやだ」が口癖のお子さんに
少しずつ違う言葉を教えています。
すると「抱っこして欲しい、今やりたくない」など
言葉で言えるようになってきたとか。

大人も子供も
うまく自分の心を伝える言葉
確保しておきたいものですね。

聞く側も気持ちよく
頼むほうはお願いがとおりやすく。
どちらもうまくいく言葉。

寝際まで息子に
大切なことを指導された気分です。

それにしても
近くにきて欲しい合図!なんて
ママをいちころにさせるなあ〜
パパにも見習って欲しいよ
という一言は
余分ですね。

おしゃべりが過ぎました。

副園長 松橋でした。


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