はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2003年12月09日(火) 言葉のちから2

 今日は雪がふったので、お遊戯のあと、さっそくお外へ!
寒い!でも楽しい!先生と雪合戦をしたり、小さな雪だるまをつくったり、とにかく楽しみました。こんなに寒いのに(しかも、雪がちらついていました)「まだ中に入りたくなーい!」という年少さん。風邪をひかないように、ちょうど良いころを見計らってお部屋に誘うことにしました。そろそろ子供達の手も、手袋すら冷たくなった頃、「一度、中にはいって手袋を乾かしてこようよ!」との誘いに初めは「もっと遊ぶ!」というので、時間延長。でもさすがにもう寒いはずのところで声をかけると、今度はすんなり入ってくれました。満足するってこういうことなんだと、改めて感じ、お部屋のなかで「先生雪楽しかったね!」の連発に「よし、明日も遊ぶぞ!」と今から楽しみな私達。
 さて、「コツ」ですが、普段から何気ないときにいうこと。かな。幼稚園でも、廊下のすれ違いざまに「お!今日は元気だね」と声をかけます。すると元気なく登園した子どもも少しずつ元気になっていきます。うそのようですが、ほんとです。つまり、「その気になる」のだと思います。ですから、ほとんど、イタリア人のように、顔を見ると「プラスの言葉をかけ」ます。これが不思議なことに、子どもも「この人は自分にいいことをいってくれる」と思うのか、用事がなくても寄ってくるようになります。そうしているうちに、子供達は本当に素晴らしい力を発揮してくれるようになるのです。
 ここで、間違っていけないのは、怒ったときにほめることです。よく「あなたはいいこなんだから・・・」「いつでもがんばりやさんなんだから、こんなことは・・・・」というふうになると、「じゃ、がんばらない!」というふうに、ほめ言葉も台無しです。普段言っておけば、何か間違いをおかす前に「いつも、○○っていわれているよな。それなのに、反対のことはできないな・・」と自分でブレーキをかけることができるのではないでしょうか。自分もそうだった気がします。
 もちろん、多少の時間はかかりますよ。今までの呪縛から子供達が解き放たれるまでは、なかなか効果がでないかも。
 ご意見おまちしております。


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