はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2003年12月08日(月) 言葉のちから

 言葉のちからを侮ってはいけません。
口から出た言葉は確実に何かの形であらわれます。
それがよく現れるのが「育児」かもしれません。
 例えば、「あんたって、本当にぐずね」といえば、
「ぐずになりますように」と願いをかけているのと同じこと。
 反対に「本当に優しい心をもっているのね」といえば
優しい心を持った子どもになるでしょう。心からの言葉であれば。
 これは、別にオカルトなことではなくて、教育の研究の中でも
「ピグマリオン効果」として、随分前から言われていることです。
 ですから、言った言葉が子どもの未来という形になって表れるのは、すごく当然のことです。
 実際、自分を振り返ってみましょう。親や先生からいわれた言葉が、随分心に残って、今の自分を形成しているということが見つかりませんか?
 昔の人も、「ことだま」といって、いいことも悪いことも口に出すと形になると思っていたようで、古典をよむと、「あれ」がくるので、子どもを隠せなどと、直接に表現しないこともしばしばです。(ちなみに、鬼とか、魔物とか)
 というわけで、幼稚園の先生は、日々子どもに言葉の栄養を送ります。
たまに「先生ほめすぎよ!」などという保護者の方もいらっしゃいますが、わけがあるのです。しかも、このほめ方には、コツがあるのです。
 そのこつは、・・・・また次回に。


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